自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ドラマ「ホタル」

2013-06-10 09:28:20 | Weblog
カラスが暇そうに夜ホタルが舞う山寄せの斜面で遊んでいる。


昼間じっと見ると黒も綺麗


「手伝ってくれないかなー!1晩でこんなに煙草を捨てられているんだよ」



「私は鳥目で夜何があったかわからないからパス!」と
わけのわからない言いわけがあり、結局一人で拾うはめになった。

蝶が飛んでくればやはり追いかける。
若いころからの習慣か?その頃は夜の蝶だったかもわからない。





16日総会で審議してもらう内容の段取りは完了。
お年寄りや子供たちが質問してくるだろうホタルのQ&Aもほぼダイジョウブの所まで準備は進んだ。

怖い夜がまた来た。19時40分頃から車が多数山へ向かう。
金曜日、土曜日ほどではないがホタル撮影者には気の毒な光の帯。


渓谷を飛ぶホタル
車の光で浮かぶ谷も綺麗


下流の1番砂留脇から2番砂留下
ほとんどの車は無視してさらに上に行く。


5番砂留川原のホタル


多くの人が腰かけてホタルを見ているのに
若い子供連れの夫婦、ちょっとやりすぎ!注意するべきか悩む。
川岸まで入り携帯で写真をとる。



しばらくしてまたその場所へ帰ると虫駕籠にホタルがいる。
1匹だけではない。ここでも虫駕籠からホタルを出し撮影。
そして帰り支度?
ついに注意。「1匹なら良いけれど数が多すぎない」
子供がいるからこれ以上は言えないが好き勝手の人たちだった。


これ以上の証拠は
プライバシー違反故やめる


この場所150匹以上はいるから少々は大目に見るが彼ら以外はすべて
手に取りたい、持ち帰りたい気持ちがあるのに見るだけの人になっている。
人の迷惑になることはやめてほしい。

持ち帰れなかった人たちに源氏ボタルの姿を見てもらう



堂々川でも菖蒲が咲きはじめた。
猪に掘られても生き残った株
昨年50株500芽は植えたのに今年はわずかが生き残っただけだ。



昨年もホタルが止まり、飛び立つ姿を期待して10数分待ったが・・今年も待つ。


キリギリスの子供1匹


菖蒲の花を食べていた。

ホタルの見守り、自然の探索、楽ではないがボランティアで奉仕しているから
今のところこの場は数が多い分喜びがある。
次期副会長候補の役員がご婦人数人を案内、
このグループの大喜びの歓声も嬉しいドラマの1ページだ。

イモリ

2013-06-08 11:27:33 | Weblog
最近多い日は堂々川を2回も見守りに歩くことがある。
ホタルが沢山飛んだ翌日は煙草の吸殻を拾う仕事が増えている。
考えてみれば我が人生30代までは車の窓から煙草のポイをやっていたナァー!
遅ればせながら今頃その償いをしていると思えば気が休まる。
堂々公園の真ん中あたりでもホタルが光りはじめた。
現場を昼間に確認


蝶遊びは休んでいるはずだが
見つけると追いかける

巣箱を小学生がかけている


この巣箱にはシジュウガラが入った形跡とコゲラ?がいたづらした跡が残る。

堂々川ホタル情報
6月7日現在229匹(昨年289匹)よく見える場所は昨年より光る数は多い。
車が100台以上と来訪者も多い。金曜日だからあたり前といえばそれまでだが!


1番砂留東30匹弱だが


車が時間をあけることなく通るから
ライトの光が入りバックが赤くなる。それでも昨年以上の光には満足。
よく飛ぶ5番砂留の光





時間帯によって光りの数は異なる。
少ないという人もいるがその方には服部を薦める。
小学生がホタルを見たことが無いというから手に取ってこれが源氏と教えた。



なに!母親の方がはまってどこに源氏のマークがあるの・・とのぞきこむ。
これだけの光りが入れば記録写真はとれない。
少し怖いが人のいないお寺の入り口から山へ入る。






薄みどり色の翅が片方残っている


カスミサンショウウオ見つけた!



しかしよく見るとカスミではない。立派な両生類だ。
河豚と同じようなテトロドトキシンという毒をもつイモリだ。
興味がわいたので落ちていた木の枝で背中を触った。
びっくりしたのかイモリは身体の裏側を見せた。
オレンジ色だ。
赤い色が毒を持つている証拠、食べては危険と威嚇しているらしい。



この両生類ニホンイモリで準絶滅危惧種らしい。
がこのイモリカスミサンショウウオや、日本赤蛙、シリューゲルアオガエルにとっては
天敵の部類になるらしいからこの両生類の出現は厄介な問題を投げかけてくれた。

堂々川のホタル2

2013-06-06 21:43:40 | Weblog
堂々川のホタルはほとんどのチェックポイントで昨年比少ない。
最下流の平家ボタルは早くから水がなくなった為
昨日で確認作業をあきらめた。(約200匹が0匹に)

ホタルで環境の指標をみている人間から見ると悔しい判断だ。
我が地はトータル的に昨年比、数が少ないので他のホタルの里がどんな状況か気になる。
役員を誘い福山地方NO1.の服部川を視察に出かけた。


服部川祭り会場の近く


例年より多い気がする。このような数で飛ぶ場所が他に4~5箇所はある。
卵から育てて放流している価値はある数だ。
ショックを受け堂々川に帰る。
下流から確認していく。前日から見ると倍増しているが数は少ない。
急に明るい光景を見た。
5番砂留が作る川原。


あっと驚くホタルの光


疲れが吹き飛んだホタルの飛翔
しかし1時間も経過すると光りは減ってくる。



ホタルも生き物、たち替わりいれ変わりしていても疲れるらしく葉の裏側に隠れる。
草にとどまり飛翔せず小さい範囲を這いまわる数が増える。


源氏♂


さて、1夜明けホタル光祭典のその後は


沢山光った場所の昼間

落し物が多いこと


煙草の吸殻捨てる阿呆、それを黙って見る阿呆、同じ事なら拾うわにゃソンソン
環境保全をうたって活動するが拾う側は苦しい仕事

ところで上流に特別養護老人ホームがある。そこからホタル恋のラブコールがやってきた。


昨年も喜んでもらった


施設長がいわれるには寝たきりで認知症、
普通は何もわからないのにホタルが光ると目を開く。
昔、見たホタルの光は90才を超えて世の中が分からなくても意識が認識するらしい。
ホタル泥棒をしてはいけないのだが3日間の約束でお貸しした。
これって事務局長の独断と偏見だが悪いこと! 良いこと! 罪になるでしょうか。

やってしまった行動を反省しながら近くを車で進むと
道路に約50匹のテングチョウ





数匹が交通事故にあったと思う。
100mほど進むと今度はたては蝶?


ちょっとだけよと翅を開く


しばらく待つと「あなただけよ」と翅を全開



反省、うれし恋せよ昔の少女
少し「ちょう」しが良すぎたが全開を見られたのでよしとする。

堂々川のホタル

2013-06-05 10:29:14 | Weblog
6月5日環境の日 平成5年からできた記念日のようだが
環境・環境と口ではいうが庶民もマスコミも認識は少なく祝日ではない。
環境の日の前の日曜日6月2日に堂々川ホタル同好会は
「ひろしま環境賞」をいただいた。


県知事の名前と押印がある
今年は団体2、個人1が表彰


梅雨の晴れ間にしては自然さん!少しやり過ぎですよ、気温30度にもして!
昨日、時間がないのにあちこちを渡り歩いた。


養蜂家を尋ね密蜂見学
蜂も少なくなっている?


蛹が光っているという会員の家を訪問、確かに光っていた。
この画像は6月16日の同好会総会の後の「ホタル談義」で披露の予定。(当日の案内は後日)
源氏ボタルは卵、幼虫、さなぎ、成虫すべての変態過程で光ると本には書いてあるが
これで未確認の残りは卵だけ。

6月4日の堂々川のホタル情報
合計93匹、前年271匹
前年に比べれば1/3だが下流2個所の飛翔、光りが全くなくその157匹と
土砂災害が放置してある場所25匹が光る場所の0匹が影響している。
要因は天候と人災が関与している。
ただ、光りの数は源氏が集中している5番砂留川原が目立つから昨年より綺麗。
以下順次見ていただく。


1番砂留脇15匹



4番砂留付近を飛ぶホタル
6匹


もう車で家族連れが来訪、この場はホタルの数は少ない



ここからは5番砂留が作る河川敷


前回6月1日より光りは綺麗


日本1の6番砂留をバックに舞うホタル


公園の光りが明るすぎてホタルも下流へ避難か
6匹


5番砂留河川敷は49匹
オスが1匹舞いあがると多くのオスも舞いあがり
同時点滅が見られた。メスは下の草の中。



時間が経過して22時を過ぎるとホタルは一休み
飛翔は少なく
草に止まって点滅するだけの時間が多くなる。



環境の日、前日の出来事を報告した。
源氏ボタルの最適生環境は以前にも書いたが人間が住む快適環境に近い。
今回要因を調べていたら人的影響が多いのにはびっくりした。

ひろしま環境賞

2013-06-02 20:36:56 | Weblog
堂々川ただいまのホタル6月1日現在 40匹
昨年は5月31日現在で65匹だから40%も少ないが光りは昨年よりはるかに多く感じる。
最下流の新迫山砂留で昨年は平家ボタルが50匹も飛んでいたが今年は0匹
平家ボタルの光りは源氏より暗く見えるので人の目につきにくい。
6月1日20時小雨、公民館の方とホタル撮影に出かけた。



雨の為か、時間帯が悪いのか飛翔が少なく絵になりにくい狭間川
それでもはじめてのホタル撮影とかで、光る数も多くて喜ばれた。
堂々川へ帰り定点観測を始める。
昨年より源氏ボタルが早く多く飛んでいるから
飛翔のタイミングとカメラのタイミングや焦点が合えば光りの軌跡は綺麗に撮れる。
5番砂留下流の2匹の舞い


今年も前半は期待出来そうな場


今年は今のところ量が多い5番砂留の川原下流


この画像には18匹の光が見えた

ヘビトンボ成虫


今の予想では今年はこの川原が最大の観賞場
里山では珍しいといわれるヘビトンボの羽化、蜘蛛の糸に邪魔され苦戦している。

6月2日堂々川ホタル同好会にとってうれしいニュース
お昼から広島県庁で「ひろしま環境賞」表彰式がある。
嬉しいことだから偉いさん5人が車で広島へ(会長・副会長・御供の事務局)


広島鯉城が車窓から見える
余談だが広島カープは大負した


そして間もなく広島県庁、小雨が続く


会場は雨で観客は少ない


アンケートに答えればエコバックや花の種、他環境関連グッツが貰えた。
10分ほどでバックが半分くらい詰まった。
本題の表彰
今年度は団体2チーム、個人1チームが県知事表彰をうけた。
くわしくは広島県のホームページ又はひろしま環境賞で検索すればわかる。


各代表が並ぶ


我が会長、司会者に呼ばれて舞台に上がる



司会者美人。おみ足綺麗でそちらに目が行く

表彰状の披露


交通費を支給いただいたのでガソリン&高速代はクリアー。
大変名誉な賞をいただき堂々川ホタル同好会は又箔がつき・格があがった。
いう必要はないが副賞が素晴らしかった。宮島の伝統工芸の木彫りだ。
誰が貰うのでしょうか。
ありがとうございました。