自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

梅雨が明けた

2019-07-27 15:33:18 | Weblog
23日堂々川をPRしてくれる高校生が取材に来てくれた。
新聞記事になるという。

高齢化した会員とは違い元気はつらつ。
堂々川最大の砂留6番の基礎部を踏破する為石崖を登る。




登って甌穴や古墳の石らしきものを確認
但し会の副会長がどこまで説明したか?は聞いていない


そして次の質疑応答の場所迄先生はキリギリスを頭につけてアクセサリーに!



そんな出来事もあってすぐの25日、中国地方も梅雨明けした。
もちろんその日はニイニイゼミが初鳴きし、姿を見せた。



蝉の鳴く百日紅の花が咲いていた木の下ではツマグロヒョウモンの幼虫が
食草のすみれを食べ、大きな糞をしていた。



このチョウはツマグロではない。アゲハ蝶。



梅雨明けとは関係ないが夏の花、センノウ2種が咲いた。


センノウゲとフシグロセンノウ


長年同じ場所だから花が少なくなっている。

梅雨が開けたと堂々川ではナツズイセンが草の中から花穂を立ち上げた。
水仙といっても彼岸花の一種で今年のはサフランモドキに続いて2種目である。

これは大変と草刈り機の出動を促した。


草の中に見えた1本



刈り始めると5本も

これから11月まで咲く彼岸花の里
花色だけなら日本一になるようだ


もう1種、某大手種苗社から買った「キツネノカミソリ」
植えて3年目で開花
ネットで調べると200~400円もする。
又の名をリコリスサンギニアと呼ぶらしい。


7月30日現在4本が咲いた


3年も咲かないからこんな花植えた記憶がないと怒ってみたが
咲けば綺麗と今は大切にしている。
UPした時とは事情が大幅に変わってきた。
訂正して謝ります。

アナグマ退治

2019-07-23 21:34:21 | Weblog
半世紀前、江戸を離れて西へ190里福山へ帰ってきた。
その後ブログを始めて5136日経った今、


一里塚

道標が作られていた


私の住んでいる地はこんな田舎町です。
21日ホタル同好会は「ホタルと花と砂留と」のテーマで活動。
7月の定例会を行った。
今回の活動でも不法投棄を無くすなめに活動
①道路脇の草が伸びているところの草刈り
②綺麗なところに人はごみを捨てない心理を利用した施策の花を植える


道路の脇の草刈り


長靴と机と飲み干したコーヒーカップが綺麗に置いてあった。


まだ使えると思うが捨てられている
不法投棄にしては洒落ている


川の中の草刈りは8月1日堂々公園で水浴びする家族の為の安全確認
川に住む水生昆虫を採取して指標生物の数で水質を判断する
このイベントの準備

綺麗な場所にするために彼岸花を植える。
白系200球、紫系250球、ダイヤモンドリリー系300球の750球
堂々川の花色が24色、花の咲く時期が7月下旬から11月初めまで
咲くと期待している。






この中に福山観光アシスタントの「ローズ福山」人がいるとのうわさ


堂々川ホタル同好会が全国レベルの知名度と活動内容があるにしても
事実であればこれは大変なことで重大ニュースものである。

話題は360度変わって我が家の周囲をうろつきトウモロコシ35本を
全滅させ、桃の実も食べている害獣の写真が撮れた。


アナグマのようだ。又の名をムジナという人も居る


トウモロコシ


食い荒らされた現状


福山市にお願いに行き、ハコ罠を借りることになった。
この罠には資格を持った人が必要である。



わなを仕掛けて10日目、罠にかかったアナグマ。



少なくてもあと2匹は住んでいるようだ。
再度仕掛けをすることにした。

アブという昆虫が周囲を飛ぶ。


アブ


危ない、アブないところで捕まえることができた。
捕獲できてよかった。これで被害は減るだろう。

ところで
「ローズ福山」の人をどのようにして確認したらよいでしょうか。

蝉と梅雨明け

2019-07-16 17:27:26 | Weblog
梅雨の合間、キンカンの花が咲き、


花と実が同時に見られる
そういえばお茶もそうだ


カタツムリがゆっくり横へ進む




根元ではカミキリムシが動く


先日の晴れた日、砂留の整備をしていたら
ノカンゾウがこの場は「のかんぞー」と宣言した。

一寸待って、のかんぞうの花は一重咲き(ノカンゾウ別名わすれなぐさ)
この花のような八重咲はヤブカンゾウだよ。


ヤブカンゾウの花


自分を間違ってPRする為、のかんとは失礼な忘れ者。

本日、16日梅雨とは思えない晴れの空


スズランの木の花に虫が集まる


今年の気候では自然が混乱しているの仕方がないか。
遅くに梅雨入り、もうセミも鳴きだした。


遅まきながらオグラセンノウが咲き

ねじ花も20本は咲いている


今の時期、梅雨明け前
普通ならニイニイゼミが鳴くはずなのに
アブラゼミが鳴いたり、クマゼミが鳴く

蝉の幼虫は地中温度が25℃を超えると地上へ出て脱皮するそうだが


アブラゼミの脱皮の殻と蝉



私の家の近くではニイニイゼミ、そして梅雨明けしてから
アブラゼミが鳴きだし8月を迎えるころクマゼミが鳴きだすのが例年だ。

昨日、17時過ぎ我が家の石畳を蝉の幼虫が這っている。
結構早いので座り込んで見ていたら5m以上早足!で動き、木に登る。




ツバキに登る


そして小枝迄行き、先がないところで転回して動かなくなった。
このまま脱皮には付き合えない。・・・

時間が経過した21時ごろ


脱皮成功


クマゼミかと思ったがアブラゼミの雌と認定!

総括すると
天気予報的にはまだ梅雨明けは先のようだ。

早くニイニイゼミよ土から出てきて鳴いてくれ。

砂留 環境連鎖

2019-07-13 17:13:12 | Weblog
堂々川には8基の国登録有形登録文化財の砂留がある。
江戸時代に造られ、砂を下流へ流さないように工夫をしてある石積堰堤。
古いものは住民が300年以上前からこの場で修理や嵩上げを行い
江戸期・明治・大正・昭和・平成・令和の現在もその機能は続き、
周囲の環境を守っている。

この川の最も大きい6番砂留(下流国分寺傍が1番で上2、3番と続く)


高さ13m強、幅55m以上
江戸期からすでに4回以上嵩上げされている


下から上を見ると確かに大きい。
最下段の基礎部には古墳の石が使われていたという。
この地の東の山には古墳が800基を超えてあったが
今は200基程しか見つかっていない。


基礎部には古墳を構成した石の形状のものが沢山ある


1673年5月梅雨時期、上流の池が決壊した後から作られだす。
或る時は住民が川ざらえをして砂を掻き出す。
そしてこの砂留が周囲の環境を育み貴重な生き物が多数生息する。


珍しくはないが殿様バッタ


蝶も2種見られた。黄色やひかげは今回除いた。


ルリタテハ このチョウ飛び立っても時間が経てばこの場に戻る


赤いのを見つけた。


ヒメアカタテハ


相変わらず名前が覚えられない爺様になりました。(応援感謝)

川の中には川エビが3種見つかっているが
(手長エビ・ヤマトヌマエビ・スジエビ)どれだろう。


ここではヌマエビとしておく


8月1日にはこの上に堂々公園があるが梅雨が明けると休みの日には
数十人の家族連れが水浴びにやってくる。
この人たちの安心安全を確認しておくために福山市の出前教育を利用し
この川に住む水生生物を捕まえ指標生物から水質を判定する。
今年で13年連続15回目になる。
ちなみに過去はややきれいな水判定で遊びには問題はない。

見るほう、遊ぶ方は楽しみがあるけれど
来ていただく側は草刈り、ごみや瓶・缶がないか数回にわたり拾う。

まず草刈り



そしてごみを拾う




遊びに来ていた大学生も気楽に手伝だってくれる
堂々川へ来れば誰だってごみを拾うことを楽しくやる


川の草刈りを行っていたら
今では貴重な生き物「かやねずみ」の巣を見つけた。
一寸暇つぶし
今年ここではホタルが福山地区最大の数が光り舞った。
川の流れは見てわかるように変わっているのに!
会員とコンサルの指導のおかげと思っている。


葦の葉を上手に丸めて巣を作る


基本的にはイネ科の植物
堂々川では葦の葉を使う。
ここで蘊蓄
「よしあし」という言葉の発祥はこの植物
関東ではヨシと読み、関西ではアシという。


親指大のネズミが巣を作る


この生き物たちを守っている砂留
そしてこれらを守る人間がいる。
上手いこと環境保護の連鎖が出来ている。

花とばん

2019-07-10 20:16:46 | Weblog
平地では半夏生が目立った白色を見せる。


福山市でも北部ではマタタビが白い葉を見せているだろう


ナツアカネが群れている。トンボの世界も名ずけは難しい。


ノシメトンボの気もするがここはナツアカネで通そう


7月も半ば、8月1日にはこの川で水質調査を行い
夏に家族連れが水遊びを安心して行えるように水質を調べる。
そのための草刈りや遊歩道に堆積した砂を除去する。
15cm堆積で50mx2mの面積。結構きつい仕事である。
遊歩道の砂除去は昨年の豪雨の土砂崩れの後始末だが
1年経った今でも誰も行動しない。
結局ホタルが沢山飛んだのでそのお礼に同好会が行動した。




土砂を捨てるところがないのでトラックを使う



草刈りも実施したが貴重な生き物の巣が見つかったのでこれは次回へ。

話しは変わって堂々川の会長さんは世のため人の為と大忙し。
たまには息抜きと愛媛県まで旅をさせてもらった。





海の世界を堪能して息抜きは完了。

話しは変わって近隣の田んぼではジャンボタニシが大繁殖。


川の両岸はピンク 稲の葉にまで卵を産んでいる



稲の根本はタニシが食べる


頭きたが、結局タニシの繁殖活動を見て仕方がないわと納得。


増えるはずだは!


先日紹介した害草ホテイアオイ、相変わらず綺麗な花を咲かせている。
夕方通りかかった。
ふと見るとバンがいる。
夕日が沈みだしている時間だ。
晩になるのにこの鳥、子供の面倒見をしている。


警戒心が薄れているようだ



餌を口移しに与えている


見えなくなったので探したら
島のようなこんもりした草の中


親が2羽 子が3羽


しばらく眺めてみた。
道路脇で車がスモールランプをつけだしたので眺めるのを止めた。

やっぱりこの鳥はバンが似合うのだろう。


梅雨末期の堂々川

2019-07-03 21:14:08 | Weblog
九州南部にお住いの方には謹んでお見舞い申し上げます。
当方も昨年の今頃6日には同じような雲が次々現れ大きな被害が出ているので
他人事とは思われません。想像以上に降りました。
避難は早めにしてください。
 昨年の豪雨で堂々川も川の景色が変わったところがいくつかある。
江戸時代の呼び名「百瀬川」が現れた渓谷。


日本有形文化財の5番砂留下方の岩盤
水の流れが速い瀬の部分が沢山現れた


雨が降っていない午後、そのまま自然を訪ねてみた。
秋の花桔梗が咲いている。



コオニヤンマも飛んでいる。


オニヤンマとの比較では複眼の間が広い


名前はわからない蛾、多分シャク蛾の仲間


10㎜程の小さな姿


ツマグロヒョウモンも結構たくさん飛んでいる。



私が眼の敵としている外来の害草オオキンケイギク
彼岸花の球根の増殖を邪魔する。
もう一つ害草タンポポモドキも増えている。


小さな虫


この虫も花が嫌いであるから名前などムシ無視。虫。

ところで1673年の昔、旧暦5月中頃

江戸期の初めに作られた最上流の大原の池について

現名前は大原池、時々話題としてブログに載る鵜
今日は彼、やけに頑張っている。婚姻色表示の羽をもってポーズ


潜った後に羽を乾かす姿 


この池が決壊して、下方の下御領村の国分寺地区の
63名の方が土石流で亡くなった。

その後地元民や福山藩は土砂留を作り始めた。
私的には日本最古の砂留堂々川1番砂留


案内には「堰堤両岸は土盛してあり、すでに土はない」とある

先日、この周辺の草刈りをしてよく分かるようにした


この川、雨が降れば土砂が流れ下流の住民は砂の流れを止めるために作った。
要するに砂を止める堰堤。この砂留が機能して今では下流でコメや麦が
作られる。昔は〇〇のコメはまずくて食えないと悪評があった村である。


そこでこんな立派な小麦が出来ていた、砂留のおかげ。


実は今日は別のテーマを考えていた。


ウサギ 御野小の児童飼育係の担当がカギを開けて
撮影を許可してくれた

堂々川にはガマの花が咲いていた


ここへ作者が大国主命になった気分で通りかかる物語を考えていた。
しかし、恐れ多くもかしこくもこれは役者が違うことに気づいて止めた。