自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

紅葉

2007-11-27 21:27:20 | Weblog
 広葉樹の紅葉が今を盛りと色づいている。
風が吹くたび木の葉が3枚4枚と散る。
終い(4枚)なのにパラパラと舞っている。


四季の森のいろはもみじ

堂々公園のかえで

堂々公園の砂留、
雨が降らないから川は砂留まで流れずに水が消える



1番砂留のもみじ



母校小学校のこの木何の木


日立さんハワイの木に多くのお金を支払わなくても
日本でも負けない大きなケヤキがあるから
こちらの木をPRに使ってくれませんか。
ケヤキとわかるからだめ!残念!


松ノ木の紅葉もどき、沢山かれている。




山の中で120年暮らした松。
この松は太平洋戦争の頃、松脂(まつやに)を採取した痕がある。
この木を森林組合の理事をしているから
山の木を伐採販売した業者さんから貰った。
何にするのか。「よく聞いてくれました」
この木をどこかの学校に寄付して教育に使ってもらうのが目的だ。
しかし150kgぐらいあるから貰い手が今のところない。
よって我が家まで持って帰り保管することにした。
参考までにこの松脂は船などの錆止め塗料の原料として使われていたし、
原油が不足したことからこの脂から飛行機の燃料を取ることを考えたらしい。

今、穀物燃料としてコーン(とうもろこし)からエタノールを作っているが
山の松ノ木を枯らさないように保護し、松脂を取る方が効率が良いと思うけれど。
この話バレルと困るのです。
もうすぐ原油は1バレル=150ドルになるのですから。


収穫

2007-11-23 22:04:05 | Weblog
 勤労感謝の日
最近我が家の事をほっているから収穫するものが沢山ある。
身の回りのものから採っていく。

香りマッタケ、味シメジ、それより旨いヒラタケ、舞茸。
そのヒラタケが大きくなっている。



栗より美味い13里も霜が降ったから茎が緑黒くなっている。
手前が種子島紫のサツマイモ芋、奥は鳴門金時種。
我が家の芋は作るのを失敗したおかげで逆に食べるためには良くなった。
友達は皆、大きくなりすぎて困っている。



芋を掘っていたら百舌鳥君が飛んできてあたりを見回していた。
急降下して虫を加えて近くの木に止った。


私に気づいて少し先へ飛んでいく。


しばらく見ているとどうも餌を落としたらしい。
何もなかったようにすました顔をしているのがいい。



お昼からは仲間の5人とそばの収穫をした。
よく熟しているから触ると実が落ちる。




軽トラックの上でたたくと実が落ちる。


今年はトウミを自前で調達した。


60坪で約1斗の収穫であった。


残りはまた近日中に収穫する。
今年も蛙君には悪いことをした。



かえるところを早く探さないと今朝のように霜が降ると
明日は冷たくなっているよ。
また早く隠れないと百舌鳥君が餌にしてしまうよ。
このように今日の晴天も楽しく遊べました。

明日はホタルの子供たちと焼き芋を食べ
カワニナの住む場所の観察をする。
その後彼らがカワニナを放流する場所まで付き合うことにしている。

おつかれさん

2007-11-19 21:41:00 | Weblog
11月は「西向く侍」の最後のサムライの月だそうだ。
つまり今月は30日で1ヶ月になる。後10日もすれば師走だ。
先生が走る月といわれ忙しい月だ。
自分のことだが忙しかった日々がようやく落ちつく事になった。
少しだけ振り返ってみると
「エフエムふくやまレディオBINGO」=FM福山放送
に出演してこれから始まる物語のPRをしたことから始まった。
 


あがるつもりはなかったが言葉をかむことが多かった。
11月15日は登場舞台の製作を手伝い
16日から始まる3日間の内容を再検討した。



最初の日は金曜日の平日ということもあり入場者は5000人強とか
福山の物産を展示しコンテストをしている会場はその10%程度の投票参加があった。



2日目は10時から始まるので、9時過ぎまで気になる堂々川を観察した。


最近作ったビオトープの水が赤く染まっている

JFEのOBの方約10名が清掃作業をしてくださっている。

5番砂留の川の中ではかえるが帰る(冬眠)準備をしている


土曜日なので出足は少なかったが急にお客様が増え始めた。





紹介が遅れたが
このイベントは「びんご産業市場2007年」
毎年恒例の催しで、備後地方の企業の独自技術や伝統産業の製品を一堂に集めたもので福山商工会議所、備後地域地場産業振興センター、福山大学が主催している。
このイベントは物産販売、食文化を楽しむ、企業展示、ミニSL運転や物産コンテスト(これのみ第1回目)そして研究の発表の場などがある。
商工会議所の方も方も言っておられたがここまで複合したイベントは全国でも珍しい物産展である。
3日目は日曜日で来場者の数は多い。多分1日で15000人近くは入場されるであろう。
特に人気はポニーに乗馬することやミニSLに乗る小学生以下の子供たちを両親やおじいちゃんおばちゃんが連れてくることだ。



私の職場はこのミニSLの線路の中にある。
備後の物産の展示品を見てコンテスト1次審査に参加して投票してもらうことだ。
お昼で締切って2次審査に入るのも今回の仕事である。
16人の審査委員の皆様に
福山市長賞、福山商工会議所会頭賞、福山市観光協会長、福山物産協会会長賞外5点の賞を公平な審査をしてもらうために審査要領書を作ったりして苦労した。
少し審査時間をオーバーしたが福山で収穫する「くわい」や「保命酒」「瀬戸内の小魚を使ったちくわてんぷら」などが選ばれた。
明日には新聞発表もあるだろうから後は内緒の世界にして
きついながらも楽しみ、人生いろいろを体験したイベントの報告をお開きにします。

2007-11-13 22:34:47 | Weblog
 北島三郎なら
「流れる雲の移り気よりも・・・」と歌う。
自然を尋ねる見方なら
「季節の変わる彩りは青から黄色、赤の葉が風に舞って飛んでいく・・」となる。
9日から下御領生産森林組合が緑の機構から助成を受けるために作った
「自然と歴史を守る同好会」の会員が集まり、
山の歴史的自然石を世に出す作業をした。
その仕掛け人がサボるわけには行かないのできつい1週間であった。
みるのはいやだと思う人もありましょう。
いやだいやだといいながら、見ているうちになるほど成果がでているね。
そうなることを期待しています。



10年前までは道であり、地肌が見えてマツタケも
顔を出していたが今は藪になっている。



倒木が道をふさいでいる。


この山の中には文化5年(1805年)に管茶山先生が
福山藩へ提出した「福山志料」に記載されている名石がある。


硯岩(奥の四角い岩)墨壺石(右の石)筆置石(手前)
硯岩はすずりを入れる箱の形をしている

現在地元の人は重ね岩と呼ぶ
正式には乗物岩(駕篭の形をしている)

これらの岩は林道の一番高い場所から山の曽根を約200m南へ下る。
次に狐岩へ行くには林道を転げるように500m下ったところから
今度は約200m北へ入る


小狐岩(見る角度では狐の顔に見える)
12時頃の光線がわかりやすい)

小狐岩から約50m北
小狐が小さくてこの岩が大きいから狐としてみるには
少し無理があるが大狐となずけた様だ。


大狐岩の東には
御野村郷土史によると
分村、御領村を上下御領二ケ村とある
村界確定元和8年(1622年)隣村境
1622年は神辺城が福山城に移設された年である
この年からどのくらいたったか境村と刻印した人がいる




入り口はわかりやすく道を整備した


以上5つの石を多くの人に知ってもらいたくて仕掛けたが
何とか格好が付いた。
これから山歩き散策シーズン絶好期だから時間があれば見て欲しい





ジョウビタキのさえずりも赤い夕日が沈むのも
目に入らない日が続いたが目的が完遂すれば
別のやったという気持ちも手伝って綺麗に感じて涙が出てくる。
しかし一難去ってまた一難
明日はレディオビンゴのラジオ収録、
16~18日までの間ビックローズ地場産フェアの中で
福山物産協会58社の備後の物産コンテストの審査準備と
審査の企画担当をしているからこれまた大変!
「お暇なら着てね」とお願いもしなくては。
1次審査は来訪者全員に権利があり
幹事会社や協賛企業から商品の提供があり全員何か商品がもらえる。
こっそりあの商品が欲しいと私に行ってもらえれば
案外ルール破りをしてくれるかもわかりませんよ。
2次審査は秘密ですが18日のおやつ時頃には
福山市長賞や福山商工会議所会頭賞、福山市観光協会長賞等が決まるはず。
そんなわけで訪問できていません。



堂々川4

2007-11-09 21:43:08 | Weblog
 適期より少し早めのくわい堀をしていると携帯がなる。



近くの駐在さんが
堂々川に不法投棄したゴミがあるから処理してと依頼の電話だった。
こちらが助けてというのが正しくて、反対の気がする。



キンレンカの葉に含まれているツーンとした味と香りの返事を考えたが



なんとなくOKしてしまった。
断りを入れておくが堂々川ホタル同好会の管理範囲外の場所である。
今回の4回目で堂々川の解説はしまいにする。


3番砂留登録有形文化財のモニュメント

うそのように綺麗になっている。


川をせき止めて

石垣の間を水をながす

今回発見したのであるが砂との境に土管が石垣に埋めてある

大正時代以降にここは嵩上げされていることがわかる。
ビオトープを作るために不法投棄の石をそこにならべて
その中に水路を作る。


ヘビトンボの幼虫

コオニヤンマの幼虫


が見える。比較的水はきれいだ。
この石崖の間に沢蟹を取り戻したい、そしてホタルもと考えている。
2番砂留を飛ばして1番砂留の姿



砂留を初めとした堂々川を説明してきたが
さすがにこれだけの作業をすると疲れる。

しかし、神辺は夕日の町、夕日の美がどこからでも描かれる。



その言葉にだまされて働いたが睡魔にはかなわない。
今日はお休みなさい。


堂々川3

2007-11-06 21:41:47 | Weblog
 今年の冬は寒いと予測する。
なぜなのか。
カマキリが1間(1.8m)以上の高いところに卵を生むことが多い。
ツツジが11月に咲いている。
この現象を気象的に探ってみると
今年の夏が暑かった。ラニーニャ現象が起きている。
ラニーニャ現象は太平洋赤道域の南米ペルー沿岸の
広い地域で海面水温が平年より低い。
つまり、エルニーニョ現象の逆がおきていて
貿易風がおかしな動きをしている。
こんな年は統計的にも冬が寒い。



冬が寒くなる確率が高くても、北極の氷が少なくなっているから
北から吹き出す寒さの元がどこまで続くか心配である。
架空の世界で悩んでも仕方がない。
堂々川ホタルの仲間の活動と砂留を見て欲しい。


1番奥が鳶ケ迫砂留(標高110m)
堂々川2番目の大きさ提高10.7m 提長39.3m
享保17年ごろの築

鳶ケ迫砂留の奥に平成11年に作られた砂留


続いてホタルが多く飛んでいる5番砂留上流の砂堆積地


世界3大紅葉樹のニシキギが色づいた

同好会の会員が草を刈った後を福山市の方が清掃してくださった
福山市と堂々川ホタル同好会は協働で堂々川を綺麗にしている



福山市庁舎 
この市は市民と協働で作業をする
市民を大切にしているから左には傾いていない
右向きというより前向きだ


続いて4番砂留
5番砂留以下は7月29日のこのブログ「守る」で
砂留の紹介をしているからここでは詳しくは載せない


我が家を初め3軒の家で
ジャーマンになったアイリス200本を植えた


ここにはビオトープを作っており
今年の夏は予想外の500匹以上のホタルが飛んでくれた。
ここの今の姿は猪にすき放題に荒らされている。




アケビをたらふく食べているのは糞でわかる。
ふん、それならここでカワニナやカナブンの幼虫を食べなくてもよいのに!


続いて3番砂留上流砂堆積地
11月1日から毎日、ここに日参している。


草を刈り、重機を入れ

笹竹の林が川によみがえった


来年の次ぎの年、ここにホタルを1000匹以上
飛ばすことをことを夢見ている。
年賀状も売り出されたが、
来年のことを言うと鬼が笑う。
再来年のことを言うと何が笑うのだろうか。
現在は疲れでひざががくがく笑っている。

堂々川2

2007-11-03 00:13:03 | Weblog
 歩いて健康 見て観光
食べて薬効 素敵な微香
山には木々の産(三)があり
川には水の流(りゅう)がある。
何だかんだと言いながらたどり着いたブログ300回。
三流の流れのブログでも皆様のおかげでがんばれました。
三流でも堂々川には国の登録有形文化財が8つある。
今日は堂々公園から見ていただく。


1番奥には昭和の50年代に完成した砂留が見える
これは文化財ではない


川の水はチョロチョロと遠慮気味に流れている。


このあたりでは毎日グランドゴルフをする人が多い


ここからすぐに水は滝になる。

文化財の6番砂留(標高100m 提高13.3m 提長55.8m)
8つの砂留の最大規模のもの。

残念ながら水量が少ないから最上部からではなく
途中の石垣から水は落ちる。



堂々公園の入り口には潼々谷餘滴の石碑がある。
江戸時代1700年代に砂留を作る歴史は始まり
現在までかさ上げ改修が続いていると刻まれ。
安那の川云々の詩が寂しく感じられる。
7月までアオアオと緑の葉を風になびかせた幹周り
1mの松は無残にも葉を黄色くしたので伐採された。



堂々公園の中間部から西側の山には
内廣砂留がある。(標高135m 提高3.8m 提長6.2m)



この砂留の北側に東山を見ることが出来る。



次の砂留紹介からホタルがからむ展開になり
我々ホタル同好会ががんばる秘密が隠されているのです。