自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

せんかい

2013-02-27 21:13:49 | Weblog
今回でブログは1000回になるというと
「また嘘800を並べて」いう輩に対して
真顔で2005年の七夕の日から遅咲きだがせんかいだと答える。
「ハヨウセンカイ。おせえけーからかわれるんよー」と
助けた備後弁も真の味方ではないような気がする。
今回は1000回故、
冬のホタルは様にならないがあえてホタルの一生を掲載する。
2012年「堂々川を究める」というテーマで御野小6年生と
ホタルも学んだのは記憶に新しいとこころだ
この学校の先生は綺麗で優しいという色恋はホタル来いの声で消えてしまった

ホタルの一生の始まり
ホタルは舞う



急降下したオスはメスを見つけて



交尾する(オスは相手にされないことも多い)



そして岸辺の苔に産卵する(この絵はイメージ)



卵は幼虫になり水の中で7月から翌年の4月まで暮らす。
4月中旬(備後地方の事例)の雨の夜、幼虫は水の中を出て陸上を這い


道路を這う幼虫もいる

光りながら住みよい土を探す


土にもぐる
幼虫はさなぎにさまがわりする



蛹になった幼虫は外敵の侵入にきずくと光を発する


中央の下あたりの丸い黄色の光


5月の下旬になると土から出て地上をうかがう
オスが早めに地上に出てメスが光り出すのを待つ
以上がホタルの一生のサイクルである

これだけなら別にホタルは綺麗でもなく味気ないが
メスが卵を産んだ後飛び始めると
優雅な舞が見られるのである
堂々川はその時期が時の記念日を過ぎた数日だ


砂留をバックに飛ぶ源氏ボタル


中には花と遊ぶやさしいホタルもいれば



メスに相手にされずあぶれたおす同士の不純な行為もある



またある時は網を持った変なおばさんに追いかけられることもある



が、このおばさんも孫にねだられるとついつい暴徒になる
というか孫に気に入られたい為に奮戦する
その最中ホタル監視団に見つかり怒られる
たかがホタル狩りでも勇気がいる
堂々川ではこの場がホタルの舞が最高の所である



一匹のオスが舞いあがると数十匹のオスが続いて舞いあがりせんかいを始める
電気の50、60ヘルツ地域では光り方は違うが4秒か2秒サイクルだ
休んでいるとき下方の草の中でメスが光る
がこの時にはほとんどのメスは卵を産んで身が軽くなっている
オスの何にもならないセンカイは見た目は綺麗でも悲恋を含んでいる物語なのである
せんかいも読み方一つで変わってくるのがわかった
遅くても頑張ったかいがある千回日記の1ページが終わるのである


活動資金

2013-02-24 20:22:24 | Weblog
昔の武士は腹が減ったら戦はできないといったとか
今のボランティア、活動資金が無いと多くは途中でやめることが多い
ということもあり、NPO、ボランティア団体、町おこし任意団体等
助成金を確保するため募集要項片手に応募申請でがんばるそうだ
NPO団体を設立するような団体は頭の良い人がおり、作文も上手
仕事の内容はさておいて、大口の助成金はかっさらう
堂々川ホタル同好会も設立して7年、任意のボランティア団体だが毎年
助成金を貰って活動をしている。
今年も活動助成金を申請して1件目が採択された。
そこで先日、井原市まで目録を貰いに行った。
井原市(人口約44000人、我が神辺約43000人)
普通30分程の工程だが余裕を見て60分前に家を出発、
早く着き過ぎたので井原の街をウロウロ探す喫茶店



何、田中苑(たなか)!
親戚がこのあたりにあり、名は田中といったはず、いつこんなに大きな公園を作った!





ふと右を見ると田中美術館





井原市西荏原の田中家に生まれ、福山市松永町へ養子に出て平櫛となった


田中美術館


美術館の隣に中国地方の子守唄の碑がある






ヒマつぶしが時間を無駄に使ったせいか目的の会社へ行くまでに残り15分
コーヒ―を急がせて、急いで飲んで、あわてて車を走らせる
やってきたのがホームセンター
一こと二言挨拶をして
早速会長が目録を貰われた



昨年の6月就任の会長の初仕事となった


新潟本社の会社
コメリ緑育成財団


この場にテレビカメラがついてきた。
会長の良く知った局で何かの時に出た話がそのまま現実になったらしい
瓢箪から駒とはこのことか。ただのPRありがたい


帰りにテレビ局へよりお礼を言って帰った

かえりに会長より和菓子の差し入れをしてもらった
このお菓子、美智子妃殿下が井原に来訪された時
その時は食べられなくてお昼に食べられたそうだ
それから「美味しいお菓子ですね」といわれたそうで
御つきの人は慌てて御菓子が欲しいと連絡された
連絡を貰った「古月堂」はすでに材料はなく、慌てて山芋の加工から始め
出来た時は岡山空港を立たれる1時間前だったとか!
急いで車を飛ばしようやく間に合ったとか!
「あーおかし」では済まされないほどの忙しさだったという落ちがついていた

ヒワの独り言

2013-02-21 17:55:14 | Weblog
かなり忙しい時期に入った。
ホタルや自然保護の活動をする為の資金を稼ぐために
助成金の公募に応募する申請書作成、貰った物には報告書を書かねばならない時期。
こんな時に限って、電話が入りちょっと云々があるから出てこないとお誘いがかかる。
どれもお世話になっている人や趣味の歴史講座だからしぶしぶながら喜んで出かける。
同好会の監事をお願いしている人から
庭の梅を切った。菅茶山記念館へ持って行くのを手伝ってほしいと。





軽4トラック2台分、花が咲いたら見事だろう。だからイベントに使ってもらうのだ。
納得。
次の日は隣の村の公民館で歴史の話





「堂々川今昔」の資料を集める時お世話になった人が講師。
こいと呼ぶのは今度、鬼伝説の挿絵を書いてくれる予定の人。



この人不思議な人だ。鳥人=超人か鳥と話が出来るようだ。
窓の外でヒワが並んで講義を受けている。
ここで習った歴史の1ページ
夕日の里八尋と御野の境にかかる橋、厩往還の新道、
新唐橋の欄干が見ものだ。






昭和33年広島県の有形文化財に指定された竹田ボタルが刻まれている。
すでに絶滅している約1寸(3cm)の源氏ボタル。
20年ほど前、地域の青年団や小学校が復活努力したが
結局戻ったのはどこにでもいる源氏ボタル。
県に指定を解除したらと言ったらいないという証拠が無いからダメと!
あっしにはかかわりが無いから「あそう」とほっておいた。
余談だが
桃は御領から竹田へ移り変わって行った。
ホタルは竹田ボタルから堂々川ボタルに有名度は変わった。
これがお互い平等の姿だ。
そして、昨日神辺町おこし座談会のお誘いが入る。


40年神辺町政に尽力された人の基調講演


目的は



どこまで本気でかかわるか。これからの時間割を組むが難しいだろうなー。
なー秘話君、空ヌケだけど載せた許せ。



そこからの信号だとまたゴミが捨ててあるようだな!



ゴミを捨てない話が出るなら喜んで参加するのだが。

雨の朝

2013-02-19 16:45:43 | Weblog
今朝は雪交じりの雨
通りかう人はみんな「寒い」の言葉が挨拶だ。





水滴がおりなす木の実は梅一輪の暖かさをを示す。
「ヘイジャガサミー」=備後弁
今の時期、ボランテァを経営しようとすると団体は活動資金を確保するのが大変で
任意団体、NPO法人が助成金を出す財団法人・企業・公共団体等に殺到している。
大きな金額はNPO法人が上手い作文を書く人がいるからかっさらっていく。
任意の団体は大まかに50万円以下を狙う。
その申請作業で忙しくしているホタルの事務局です。
そんな理由で現在過去未来がどうなっているのかうとくなり
このフォトがいつのものか分らない。


国分寺に参拝している団体
朝8時過ぎに来ている


参道の厩往還沿いにある水準点標高約17m、もし地震が来たら高屋川、
堂々川を経由して津波が来る可能性のある高さ、自信はないが0ではない。
話題が無いからそんな御託を並べていたら近くで町内会の有志が作業をしている。
この作業もボランティア
同好会へ入れというと黙る人もいた。
でも堂々川へ曲がる道の安全を確保するために木を切る。









ここ1年間で3~4回交通事故が起きている交差点。
見通しが良くなったので事故は減るだろう。
こんな人達が表彰されなくて、自分の為のゴルフ練習場を草刈りした人を
表彰対象者として推薦した馬鹿がいる。
それをすんなり通すお役所もどうかしている。昔の地位がものを云うのだろうか。
こんな外野の話で頭に来るのだから周りの人はかわいそうだ。
早めに頭を冷やすために近くの池の鳥を見に行く。





良い鴨が泳いでいた。
いつもならピーと警報声を上げて逃げるのだが今日は何もないようにじっとしている。
あれ―
1月からこの地に滞留し2月8日過ぎから福山市の駅前にいたはずの
ヒレンジャク?が電線に止まっている。


連雀


なんだかんだといっても
堂々川周辺は住みよくて、良い人、良い鳥が一杯の町だ。

春近し

2013-02-16 10:36:59 | Weblog
1月12日に起きた山林火災
春が近づけば焼けた後の茶色が目立つ。
まだ不審火からの進展はない。



焼け跡から500mほど下った堂々川の1番砂留のすぐ下
数人で始めた川の整備、笹刈りは少しづつだが前に進んでいる
ホタルが住める環境であることがわかり整備のピッチは進むはずだ


刈り取った笹を取り除く作業

歴史的にも意義のある場所
2つの地域へ平等に水を分ける水路の起点

明治34年7月5日に堂々川は溪流指定されている
その標識


この場の石積みも歴史評価が出来そう。調査しなくては!
作業途中に明治15年に造られた砂留を振り返る



今回笹狩りをしている場所は岩盤が露出している



堂々川は多くの場所に岩盤があり、下流の地域を湯野という
多分岩盤を通る水にラドンをはじめとした温泉物質があり、
湯にしたら冷泉が温泉になったのだろう。
昔の人はその辺を知り名前をつけたのだろう。?

1月から2月にかけて川の整備のため、草木を伐採すると
ルリビタキやジョウビタキが現れるのは経験で知っている。
(昨年は鳥インフルエンザの影響か出没0であった)




ルリビタキが近くで遊ぶ


ジョウビタキもやってくる


この個体は茶色が目立つ


少し先には


ビンズイも出てくる


これら冬鳥は堂々川を離れて何処かへ行く
すでにその兆候が出ている
春近し
ネコ柳が咲きはじめた
(川の中に生えていた為バッサリ、伐採、許せ)
砂留の脇には10月桜が花をつけている
(堂々川には10月櫻を7本ほど植えている)





これから一雨ごとに春が近づき、3寒4温を経験して春分の日を迎える。
暑さ寒さも彼岸まで、あと1カ月少し
ただし3月初めには雪が舞う日もあるはずだが「待」という字を楽しもう。


自然栽培

2013-02-14 20:11:07 | Weblog
漫談しし物語を終えて
次の会場へ急いだが13時開始だった為30分遅刻した。
すでに議事は進み第2号議案の途中だった。


会長=議長
自然を誘いこんだ人


会場へ入り、座るか座らないかの内に、2号議案を承認する人は拍手をしてください。
よくわからないが手をたたいた。
これでいいのか?これが自然流!
設立総会の一幕である。

実は10日ほど前、会長予定の人から声がかかり、
家に行く。そこには無口な人が10人ほど。
この会の役員予定者つまり発起人の集まり見たい。
『こんにちは』 「良いところへ来た。幹事になってくれ」
『はあー、幹事は何をする!会へのかかわりは?』
「何もしなくてもよい。アドバイスをしてもらえばよい」
お世話になっている人からいわれれば帰りますと言えず。もぞもぞ!
これで決まってしまった。

この会は「無農薬・無肥料」を究めるための実践をするのが目的で
青森のリンゴ木村式農法を手本に野菜や果樹を作るそうだ。
一部の人はもう3年も実施している。
そう言われれば我が身も「黒大豆、黒大根、ネギ、八朔」は無農薬
肥料を与えるのも忘れているが食べれた。
考えることはない。ホタルにかまけて農薬も、肥料もしなかった。
それがまかり通るのだから良い会に誘われたものだ!







実際にそんな農業の実践者の経験談の講演会。
岡山にある団体。
回転すしチエーンの会長、
100円すしに無農薬のお米を使っている。高いコメを使って安く売る。
これはすごいことだ。よく聞けば契約栽培だから中間マージンが無い?
実践農家も5町の田んぼを一人で経営?
無農薬、無肥料栽培、深く考えずに実際にやってみることだと話されるが・・・・・

一夜明けて、無農薬の話は忘れて堂々川へ
サクラとモミジについたカイガラムシ退治にマシン油を散布する。





ここ三年で85本もの木を植樹していた。
30分ぐらいで終わると高をくくっていたが3倍もかかった。
サクラ・モミジのオーナーさんホタルの会も支援していますから
自分の桜は自分でも管理もしてくださいね。

当日の目的は別にあり、
会発足以来一度も草刈りや整備をしていない堂々川本流の一部の草刈り。
来年の事を云えば鬼が笑うが、来年ここでホタルを飛ばす試みを始めた。



此処を刈るのだと仕掛けをしたのである。



一日目はわずかの範囲だったが9年間何にもしていない場所。
野棘、ニセアカシアの木の刺、岩盤が多い為足元が滑る等苦戦した。
刈り始めたらルリビタキがやってきた。
その話は次回に続く。

晴れで気温が上がるとマスクは必需品。
杉花粉が飛ぶのも近い。



花粉症の方、
無農薬、無肥料の植物は身体の改善が進むから
昔のように花粉症にはかからなくなるそうです。

しし物語

2013-02-11 21:08:10 | Weblog
ニュースでは本日のお昼、埼玉県ふじみ野市で猪が小学生を襲ったとか!
当ブログでも昨日、猪の話題の発表をしていた。
イノシシは食べられる時をのぞくと悪い奴になってしまった。


今日の主賓しし様


2月10日ホタルの発表日
一張羅の背広を来て若干緊張気味で神辺文化会館へ向かう途中
煙がたつ川辺で同級生と会う。


徳田地区総出で川の清掃をしている


消防車も警戒している。川の中では火をつける人が忙しく動いている。
もう6年も前同じような行動を起こし、消防団員と車も準備して野焼きをしたが
ひどく消防から叱られた。なのにこの地区は約500mに渡り、
しかもJR線路をまたいでいるのにOKとはおかしい仕組みだ。
良く考えたらこれだけでも今日のブログ記事になる。
愚痴はよそう時間が無い。
神辺文化会館


文化会館の入り口にある
夕日のモニュメント

文化会館入り口
お昼から落語寄席があるらしい
これを今日のネタに使おうとひらめいた


本日のテーマはまちづくりの発表会
旧神辺町5つの地域と公民館そして4つのボランテァ民間団体の事例発表会のようだ。



本当の趣旨を理解して居なかったのでドキドキすることはなかった。
ただ時間を5分厳守だけは聞いていたが他所の団体は10分は当たり前のように話す。
昼からの設立総会にも役員に推薦されて、出ることになっていたが
そこから電話が入り、交代の合間を見て廊下へ。
電話をしながら壁を見るとそれぞれ自慢の展示をしている。


地域の展示

観光協会の展示

堂々川ホタル同好会の展示


誰も褒めてくれないが堂々川ホタル同好会の展示は知ってもらいたいことを
6枚の写真と活動目的、活動項目を表示しているだけだが
「ホタルと花と砂留と」の活動テーマに合致した簡潔明快な表現にしている。
これを作った女性は素晴らしいセンスを持っている。ありがたい人が味方になってくれた。


夕日の作詩の葛原しげる先生
生家、成果を保存している団体


受けを狙って法被姿で出てこられた団体


面白くて迫力もあった


とりは堂々川ホタル同好会
誰が話すか決めかねたが副会長の猪を使う案を貰って事務局長が演壇にはたった。



背広姿の客員講師風だがこの人ネクタイを締めるの忘れていた。
「堂々川のホタルが此処へなんで来た」『車に乗ってきた』
時間が無いから落語の悪のりはやめて先に急ぐと断ってプレゼン11枚を5分で収めた。
そのつもりだが、ストップウオッチを途中で切ったから時間はわからなくなった。
山火事の写真では山の穴―といったかどうか
小学生との勉強会のシーンでは何をしゃべったか覚えていない。
最後のシーンでは広島県一の彼岸花の里を目指す、それを荒らす猪を
昨年は5頭捕獲、今年は掛け算を勉強しているから16匹を目標にしていると話した。
ししは16とおちが整いましたのでこれで終わりにします。
此処までしゃべってようやく4x4=16は理解してもらったようだ。

最後の好評というか講評は福山市立大学の教授がされた。



前出の法被姿の団体はこの教授に指導を受けていたらしくそれなりの評価をされていた。
我が団体の評価は
会長は猪の話が◎、副会長は今日のNO.1だったと!
前出の教授は話した内容の補足をしてもらったようだ。
だが、次のローズコム会場へ行く車までは良い大人がスキップを
踏んでいたから気分がよい評価はしてもらえたようだ。猪効果はあったと思う。

猪をコテンパテンにこきおろす時間はなかったので、そこのところを報告して締めにします。


猪騒ぎ

2013-02-08 22:19:13 | Weblog
しばらくおとなしくしていた猪がまたそぞろ歩きを始めた。
目撃情報や畑を荒らす状況証拠が山ほど出てきている。
雪もちらつく寒い朝


チラチラと雪が

白くなり始めたらもうやんだ


南天を食い荒らしてしまった犯人は


南天の実が無い

叱られたのかふくれている


そんな朝ワンずれの散歩中
途中で会った人が昨晩は堂々川の車が通る堤防を猪3匹が
ぶーぶーと鼻息荒く走っていたといわれた。
車道をぶうぶうとは幼児がいう言葉だが状況証拠は沢山あった。


堂々公園の中の川沿い

国分寺参道

築山の木の根元


やるー、好きなだけ掘り返している。
下流の313号線沿いの畑もやられた。


これなら耕運機はいらぬ


だけれど不思議
彼岸花を植えている所は避けて掘っている。



やはり毒があることを知ったのだろう。

「なんとかして」という人が一人や二人ではないが
今は狩猟期で免許が無い人は手は出せない。
しし檻罠はしかけてあるが管理は別の人。
困ったがししの勝手の世界である。

10日文化会館で福山市のイベントがあり、5分程話をするが
その際4x4=16の悪口をいっぱいすることにした。
これが現在の精いっぱいの抵抗である。

橋を撤去

2013-02-06 11:49:22 | Weblog
誰に言われたわけではないがほっておけずに行動を始めた。
調査すると今から10年以上前この橋の西側には老人施設があった。
その橋が有形文化財に登録されて赤いみじめな姿をあらわしても
誰も撤去する等の行動を起こす人はいない。
今年になって各方面に聞いて回り、所有者がいないことが判明したので
県にも報告して、撤去資金集めに奔走した。
おかげで3万円の予算に対して4万円を超えるご寄付をいただき行動を開始した。
暇人と笑う人もいたがそれは事実だから文句も言えない。
鉄橋撤去の一部始終を報告する。
橋が錆の腐食で穴があいたり西側の橋げたが欠けていたのでホタル同好会の役員は
通れないように柵を作っていた。ヤマモモの実が沢山なるのでこれを取りに来る人もいた。


柵の撤去


橋の手すりを切り離す。


見た目はまだ5年ぐらいは大丈夫か


4人が監視して居る中で作業は進む。



鉄を熔断、火の子が飛ぶ。もちろんバケツに水を入れて待機している。
切進むとクレーンで吊りながら安全を配慮して行動。





会員の中には慣れた人がいる。
切落としてトラックに載せる段取り。




四つに切ってトラックへ載せる。
業者に引き取りに来てもらえばスクラップとほぼ相殺らしい。
が予算が無いのでスクラップも金にしたい。

橋を解体している時のこと、安全が脅かされていることが確認できた。


西側の橋の端


かなり腐食しており、橋の上での行動しだいでは2~3年後事故の可能性も残っていた。
そのような不安を誰も感じず放置されていた鉄の橋
無くなって風が吹けば何事もなかったような音がした。





おせっかいといえばおせっかい、善幸といえば善幸
ボランテァで作業してくださった皆さんありがとう。
特に昭和陸運さん運転手付きでユニック貸与は助かりました。
予算以内で収まり感謝しております。

神辺の鬼伝説

2013-02-03 21:14:15 | Weblog
続八丈岩の鬼伝説

この物語は1994年当時の青年部長さんが案を作り
神辺トップの本屋や印刷屋の社長さんが
猿と犬を部下にした青鬼・赤鬼の物語を作りだされました。
今、世の中は彦ニャンだとか熊モンのユルキャラがもてはやされていますが
発表時期が早すぎたため時流には乗れなかったがもったいない発想だと思います。

この鬼伝説「全国鬼サミットに参加」先日書いた井原鉄道の車両の中に全国の鬼が集まった。
もう覚えている人は少ないだろうが10年前イベントとして行われている。
また、神辺の堂々公園では千人分の広島風お好み焼きが焼かれて参加者にふるまわれていた。

この物語は「神辺町商工会青年部」ホームページを開くと見ることが出来る。
アドレスはhttp://www.gon-hachi.com/minwa.html

節分の日の今日、「鬼は外、鬼は外」といじめられているが本当は違うという話をする。

昔々、ゴンとハチが喧嘩して石や野棘を投げ合った後



仲直りをして一諸に暮らすようになって長い年月が過ぎた。
この頃になると弥生とかという時代になっていた。
穴の海は海の水が引いて安那の里と呼ばれていた。
神辺平野ではコメ作りが始まり人の数は増えてきた。
村人がキノコや燃料の薪をとりに山へ入るようになった。





ゴンとハチは兎やタヌキや雉等と仲良く遊んでいたが人間の子供とも遊びたいと思い子供たちとも遊び始めた。

村人は山へ入り、ゴンとハチの住みかを荒らしていたがゴンとハチは我慢した。


鬼の門

千人隠れ岩


がよりによって村人は鬼が子供たちを誘拐した。角があり悪い奴だ。
鎌や鍬をかざして騒いだ。
ゴンは我慢できないので怒りだしたがハチが止めたから村人との喧嘩は起こらなかった。
鬼たちは山奥へ隠れてしまった。

その後神辺平野はどんどん人が増え、備後1番のにぎわいの市が立つようになった。
人はどんどん増え、山の木は切られ炭や薪になり、木はなくなった。
山奥で暮らしていたゴンとハチは犬と猿から人間たちの様子を聞いて八丈岩まで出てきた。
何、この禿山は・・・。
ハチは堪え切れずに泣きだしました。ゴンももらい泣きをしました。
空が急に暗くなり大粒の雨が降り、雷さんも起こりだし、嵐は何日も続いたのです。
神辺平野は水浸しで多くの人が逃げまどいました。
堂々川や箱田川は土石流が起こり下流の村は全滅しました。

少し遅いけれど木を切りすぎたむくいだと村人は思うようになり木を植え始めました。
ゴンとハチは村人の改心を認め助けることにし、砂留を作ることにしました。
作る場所を堂々川に決めゴンとハチが協力して1晩で今でいう6番砂留を作りました。


この砂留は現在修理中です


村人は驚きました。
鬼が自分たちを助けてくれた。
多分神様が鬼の姿に変わり砂留を作ってくださった。
ありがたい、ありがたい。と口々にお礼を言いました。
ゴンとハチは苦笑しましたがだまってまた山奥へ帰って行きました。
このことから村人はお礼だといって秋の収穫が終わると祭りを開きました。
創作民話八丈岩の鬼伝説第2部を終わります。

この民話は神辺商工会青年部の方々が19年前につくられた内容を
若干変更して物語にしました。くわしくは前記ホームページを見てください。
ただいま第3部は自然流で原稿を温めています。