自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

昼間のホタル

2010-05-29 23:34:01 | Weblog
28、29日と二日続けて草を刈ると若くない身体が痛み出す!


2番砂留川原

3番砂留川原堤防斜面

ジャーマンアイリスは終わり
数日後ホタルが飛翔するころ花アヤメが咲くだろう


草を刈れば色々な生き物が顔を出す


草刈機にやってきたテントウ虫

走り蜘蛛の仲間とバッタ
危険な関係だがまだ距離がある

花にハチ


午前中の草刈の成果を写真に収めるべき現場へ着くと
広島ナンバーの車が止まり、カメラがある。
「おおーい、そこにはヤマカガシがいるよ」
と小さい声で言ってみたが聞こえなかったようだ。


広島テレビの記者さんと撮影の責任者


後でそのことを話すと驚いておられたが結果オーライだから驚きは少ない。
そんなことから話をしていると会長が車から降りてこられ
ホタルが飛ぶところを撮りたいそうだと!
昼間なのに!
それで、草の中を探していた男女がいたのかと納得。

昼間のホタル、見つけるのは難しいが、要望にこたえて
昨日飛んだ場所へ案内


昨晩初めて飛んだ源氏の飛翔 1匹の残像


かなり経験のある自然を尋ねる人でも探せないのに?
真面目に探す二人を笑いたいが笑うわけにはいかない。
さて、夜になり19時50分
月がおぼろでホタル見物にはよい。
光発見


平家ボタルの飛翔
直線的な光の残像

源氏ボタルの飛翔
輪を描くような光の残像


ホタル恋の見せ場の光
♂が♀の光を見つけて急降下する光
今日の場合ホタルは別の光と勘違いしたようだ。



すこし難しい問題を出す人もいれば6km以上離れた場所から応援に来てくれる人もいる。
ホタルには源氏もいれば平家もいる。
色々あるけれどそんなのホタルの光を見れば忘れてしまうさ!


みになる

2010-05-27 12:08:26 | Weblog
世の通り相場は努力した結果が実になるわけだが
今年のホタルはどうもそうは問屋がおろさないようだ
昨晩で初光りから3日目
昨年並みの光にははるかに及ばない最大7匹の発見に終わっている


この場面で4匹が光る
気に入らないのか後2匹は2分の間には光らなかった

オスのホタル
少しの距離だが飛び始めた

メスのホタル
上のホタルと比べると大きさが違う
ホタルはメスのほうが大きい
前回ほとんどメスと報告したのは間違いでしたので訂正します


ホタルから離れて
雨に打たれている果実や木の実
広島県東部の現状を探ってみた


アーモンド





ソメイヨシノのサクランボ
多くの実は落下し、ここまで成長するのは珍しい

すもも




ここらで一息入れて
暑くなったり、寒くなったりのお天気
暑い日には汗をかくことが多い、汗をかけば幼児は「アセモ」を出す。
アセモができたら桃の葉を熱湯に入れて水が緑色になったら火を止める
そのお湯を冷ましてから幼児の体を拭く
アーラ不思議、市販の薬よりよく効く魔法の水です
(薬草教室4年の経験と生徒さんが教えてくれた成果より)

元にかえって雨に打たれた実の数々


ブルーりー

グミ

ユスラウメ

ブドウ


まだまだあるけれど時間の都合でおしまいにしたいが
どうしてもご挨拶をしたいと八朔が言う


スパーのお店でも顔を見なくなったと思うが
私はホタルの顔を見るまではどうしても落下するわけにはいかないのでがんばったと


その話を聞いていた梨のみが
長くなるのでそれから先はなしよと言葉を遮った



実になる話をおしまいにします

平家の初光

2010-05-25 13:46:42 | Weblog
5月24日
堂々川の平家ボタルが2010年初めて光った夜でした。
まさか以前に5月24日に光り始めると広報を出したがその通りになるとは!
初めての光はこのようなものでした。


さなぎから羽化してまだ多くの時間は経っていないだろう

まだ光りは弱いが這いながら移動をしている

本日の発見ホタルは7匹
うち3匹はメス、他は確認できていないが多分メス
お尻の1節が黄色、その下は赤と黒
オスとメスの見分け方だ
ちなみにオスは2節が光る


23日から24日午前中までかなりの雨が降っていた。


雨の中幟を立てたが風邪をひいたら損
と言うことで4本でやめた。


平家ボタルはこんな滝のような砂留の下流100m弱の所で光を放った。


明治13年建設の砂留
黄色の菖蒲が泥水の中冴える


以下は雨による出水が砂留をまたぐ光景


鳶が迫砂留
一番上から流れ出すのは珍しい



前回彼岸花を植えた5番砂留

日本一の6番砂留
会員が泥を除去し始めたから数十年ぶりに現れた下部の石崖

正面からみる
どこかのカメラマンが撮影に来ていた


その側の電柱の穴からミツバチが出入りしている
こんなところに巣がある


かなり近づいても襲ってくる可能性は少ないが
誰かがいたづらしたら大変になるから静かに見守ってほしい。


最近多くの方のご協力で堂々川の我々が整備している場所は綺麗だ。
お願いだからいたずらでごみは捨てないでくださいね。


5月21日

2010-05-22 20:59:53 | Weblog
晴れ渡った空、朝から気温が高く、今日の一日はきつそう!そんな予感がする。
9時 堂々川ホタルの飛ぶ場所でテレビのインタビューから始まった。


広島テレビ5人 広島県1人
同好会2名、数からして負けているが副会長が頑張る
ちなみに放映6月13日 20:54から
アダプトのPR,あっという間に終わる番組、だが一番初めに顔を出す予定


カメラが回っていても本日の予定の彼岸花の植栽は続いている


赤、白、黄、ピンク合計で550本を植える

白色の球根


自慢じゃないが約50mの距離、斜面に彩りをつけて彼岸花が咲くのは
全国的にも珍しいと思う。すでに赤色は分球しているから2000本を超えていると思う。
2000本の彼岸花が咲くと言ってもまだマイナーだが4色カラーだと話は変わるはずだ。
「白、黄色の花を植えたことを内緒にしろ、盗掘されるぞ」とアドバイスする人がいた。
「黙っていたら道路の斜面だから盗掘されても文句が言えないから我々が植えたものだ取るな!」
と宣言するのだと説明した。

そして同時進行の草刈りで、渓谷がよく見えだした。


これでも不法投棄やごみを捨てるか!
まだもポイ捨ては続いている


花のおかげで、朝昼晩それぞれに散歩する人が増え、つまり監視人が増えている。
やはり人の目が多いとごみは捨てにくいみたい!
おまけだが日本一の砂留、
数十年間未整備で堆積していた砂を今除去している。


このような活動をしているボランティアは全国的にも類を見ないと思うのは自分たちだけかな!


お昼前には会の作業は終了、しかし一休みした午後からは幟を出して虫干ししてみた。


幟を立てたいところはヨモギが繁茂しているからそれを刈る。


ホタルが飛ぶと予言した日に備えて現地の下見もしておく。


堂々川の川の中


川の中も危険に見えるところは草を少しだけ刈っておいた。
さて、昼間30度を超えたから、もしかして、もしかしてと思い、夜の川へ
色々な生き物が明かりに照らしだされた。


タガメ、葉によく似た保護色だから判別しにくいが足が見えるからよく見て!

沼エビ


そして川の側面から光が!
平家ボタルの初光り見つけた。
残念でした。
平家の幼虫が陸へ光りながら登っていた。


平家ボタルの幼虫


本日の報告はこれでお終いだ。
ここから先は見ないほうがよいと思うけれど、興味があればどうぞ!




全長1.66mの青大将の抜け殻だ。
(この皮、財布に入れておくとお金がたまるそうだが!希望者があるかな)
さすがに頭の部分をUPするのは気が引けた。
今日も有難いこと蛇で終われた。

ホタルの季節へ

2010-05-19 11:58:19 | Weblog
庭のカラタネオガタマが昨日は昼から香り、


カラタネオガタマの白


そして昨晩からの雨で堂々川もそろそろ蛍の季節に入る。
昨年のホタルの美を振り返ってもらうと


日本一の砂留をバックに舞う源氏ボタル

菖蒲と美を競う源氏


群れから離れて一休み
一つの線の美しさ


今年はイノシシ過や
昨年7月21、25日の連続大雨で大量の砂が流れた影響は大きいが


イノシシが上陸したホタルの住みかを掘り上げて
5番砂留の河原の下流は全滅に近いが!
それでもホタルは強いから期待をしている

50mm、80mmの雨量が推定される大雨は砂留効果で
下流の町の影響は少なかったがホタルにとっては大変なことだ 


堂々川、今年初めてのホタルは
5月24日この川で、平家ボタルが黄色い光を魅せるはずだ



自然は我々に色々な試練を与えてくれたが
それでももうすぐホタルは黄色い光の飛翔を見せてくれる。


蟻=アリ

蛾=ガ

鯛=タイ

琴=コト

蛇=ジャ


「有難いことじゃ」

たとえホタルの数は少なくても
同好会のみなさんと一緒に迎えられるホタルの季節
ありがたいことです。        感謝

美の世界に余分のこととは知りながら{ゴミを捨てないでね}

がいちゅう

2010-05-16 22:12:01 | Weblog
桃の袋かけをしていると
鳩山氏とか小沢氏の民主党やもぞもぞしている自民党のセイジとは関係ない世界にいるようだ。


ハーブのセイジ
長生きしたければセイジを庭に植えろ
欧州のことわざみたいなもの


桃の袋かけ


一本の枝に果実を1個に間引く

近所の大きな木は1本で500個以上袋をかけるそうだ


真面目に仕事をしたいけれど
あーだーこうだと外野がうるさくて、どうしてもそちらに気がぶれる

桃の実に注射をする害虫がいる


モモチョッキリゾウムシ

この桃はここで成長ストップし10日もすれば落下s


隣では臭い匂いの虫が子孫を残す行動を見せつける
また毛虫の仲間もいる


カメムシ

尺取り虫も顔をだす


毛虫を退治する外虫、つまり害虫の外の世界は益虫だ。


毛虫を食べる虫、脱皮を済ませたばかりのようだ
私の世界ではまだ名前はない

1日経つと色が赤から黒に変わる


虫だけではない鳥も虫を食べにくる


今日のチュンは行儀がよい

ムクドリは何かを食べているのだがそれは秘密らしく見せてはくれない


忙しい旅なのかほとんどじっとしない蝶



拝み倒して休んでもらった

こんな調子だから桃の袋かけもスムーズには進まない。
後何本残っているのか数えるのをやめたいくらい残っている。

桃の世界にも多くの悪い奴がいる。

最初に戻り
政治家を選ぶのは我々だ。
よーく考えないと後からつけがまわってくるよ!




にせもの

2010-05-13 20:52:22 | Weblog
イカリ草はすでに花をつけてその花はかなり前に散ったという。
だが、我が家のイカリ草は今頃新たな芽を出し昨年の1本が7本になっている。


イカリ草


なぜ花が咲かないかとの問いには


シラン


隣の花がシランと答えてきた。
シランに聞いてもいないのにシランとは怒りソウになったが小さなことだと我慢した。
堂々川の下流ではニセアカシアが白い花をつけ、
1mほどの高さの枝ではカラスの幼鳥が逃げるべきか留まるべきか考えていた。
ところで前回のカケスの話に戻るが
恥ずかしながらご指摘通りカラスとカケスが違うことが判りました。
カケスはスズメ目カラス科で烏とは似ても似つかない鳥でした。


ニセアカシア

くちばしが黄色


「アカシアの花の下であの子がそっと・・裕次郎」や
「アカシアの雨がやんだ・・西田佐知子」の歌うアカシアの花は
どちらもニセアカシアの花がモデルだそうだ。
ところで先日の雨の日、かなり強い雨だった。






スズメが雨宿りをしていた


ブログの仲間が最近川柳!俳句!を多く取り入れられている。
私も負けずに
「こすずめよ私は貴方のチュンが好き」
こんな雨の夜、約束だからとあきらめてホタルの勉強会に講師として参加した。


13km南の地

18時30分~21時過ぎまで
学ぼうとして参加された人の熱心さに負けてと言うか
もともとホタルが好きだからか講師のほうも炎上した。
座学が終わった後から昨年も跳んだという川へ雨の中散策に行く



驚いた。
パワーポイントで説明した通りのどんどんがあり、ホタルが隠れる木もそして苔もたくさんある。
聴講者曰く
「ホタルは綺麗な水が最良と思ってあきらめていたが、やや汚い水のほうがたくさん飛ぶとは気がつかなかった」
多くのことをお互い学んで別れたが
次の朝、木に白い唾のような塊が付いていた。
それ見た人が「ホタルの幼虫見つけた」



「それってホタルとは関係ない虫だよ、ムシしていいよ」
それだけ答えた。
もう一声名前はと聞かれたら、我が学習知識は嘴が黄色の偽物だとばれるところだった。

花色

2010-05-11 21:44:45 | Weblog
砂留の下方で餌取りをしていたカケスが
我が顔を見るなりピョコと跳んで砂留越しに




ジャーマンアイリスの比較を始めた
堂々川4番砂留川原では7種200本を超える花が咲き始めた
アイリスの西側では花アヤメが
ジャーマンになったらいつでも後が控えるているとつぼみをつけた



比べられたら逃げるわけにはいかない
見てくれと咲いた花を自慢げに見てもらう











白が絡んだ花
少し濃いめの花色模様












この花たち繁殖力が旺盛な品種が多く
歌を忘れたカナリアではないが来年あたりどこへ捨てようかな!
昨年はブログを見られた方数名が所望されて送りました。
比べることは良くないのでどちらが綺麗か審判は下さない



お断りします
カケス色に近い濃い紫は今しばらく待っていただかないと花が咲いてくれないようです

初夏が来た

2010-05-09 20:59:20 | Weblog
花に、華に追われて春が行く。
桜が満開だとか葉桜になったと言っている間に季節はずいぶん進んで
サクランボが色づく頃になる



少し前に説明した24節季の季節を5日毎に3等分した72侯では
5月16日に竹勢生(タケノコしょうず)とあるが
中国で使われてきたものを明治時代に日本の季節に合わせて改定されている。
タケノコが生え始めてもう一ケ月になるが遅く生え出す淡竹や五三竹が生え出した。
日本の季節も桜前線とかホタル前線と呼ばれるものがあり、南と北ではずいぶん時差がある。


五三竹のタケノコ
エグミが少なく蒸し焼きしてサシミで食べる人もいる


芽が出るのが遅く夏にならないと緑の芽を出さないから
夏目と名がつけられた




さて、ここからは春を追っ払った花たちを見てみよう


高いところで桐の花が咲く

藤の花が滝のような形をして垂れている


つつじの仲間が今を盛りと謳歌している


塀の屋根を超えて綺麗だろうとPRする種もあれば

鮮やかに咲きて散り始めたレンゲつつじもある


他所の畑では麦が綺麗に実をつけて後20日もすれば黄色い色を見せてくれる
そして刈り取りされて味噌になるのだろう
我が家のジャーマンアイリスはふえすぎて今年はどこへ行くのだろうか
そろそろ堂々川も植える場所が減ってきた




ジーマンアイリス


ようするに引き取り手を探しているというわけです

明日の天気を占うには
カラタネオガタマの花がバナナのような香りをたくさんばらまいているから雨



72侯の季節はずいぶん遅れた季節を表しているが
バナナツリーは明日のお天気をよくあててくれる

カゲロウ

2010-05-05 09:29:43 | Weblog
古い時代トンボのことをカゲロウと呼んでいた


先日修理した堂々川のロープで休む
トンボ


古い時代のその昔、源氏物語の54帖第52帖に蜻蛉なる言葉が出てくる
「ありと見て手には取られず見ればまた
ゆくえも知らず消えし蜻蛉」
くわしいことはわからないがどうせ源氏物語だから恋に落ちて
きったはったの結果の悲しい出来事だろう

今、カゲロウの多くの仲間が羽化を始めている


川の石の下にはカゲロウやトビケラの仲間がうごめく


これらの幼虫が水面に出て羽化し風のない場所で一休みして飛び始める
(文献によればカゲロウの成虫の仲間の1部は数時間しか生きられないとか)








ここからはトビケラの仲間と推定する





堂々川の綺麗な水には


へびトンボ


川のせせらぎがはぐくむ自然には
名前「が」わからない蛾も飛んでいた



この話今月の終わりにはホタル恋に続くことになるが
人はそれなりに好みがあり、ある人は源氏物語より面白いと思うだろう
特に川原でしゃがんで見ると良く分かる


堂々川に咲いたシャガの花


忘れては困るとジャーマンアイリスも咲き始めたから
時間と暇のある方は堂々川を散策して不法投棄の番人になってください