自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

山中で蝶を追う

2012-06-28 11:01:23 | Weblog
ホタルで夢中になっていたが蝶も気になる。
思い切って神石高原町まで出かけることにした。
そこは田舎の世界がまだ残っていた。
いや残そうと努力して居る人がいた。
昭和の香りがぷんぷんする学校校舎跡。
此処で学校食堂を経営する友人を訪ねた。


50年前のインスタントカレー

水戸黄門でがんばっていた由美かおる

虎さん彼は大好きでした


その校庭でヒョウモンを見つけて追いかけた。



ヒヨウモンモドキが撮れた。と喜んで見たが先生に聞いたら
ミドリヒョウモンの♂とか。



本日の目的はモリアオガエルを見つけることだが
計画変更してオオムラサキを見に行くことにした。


前回訪問したが早すぎた場所


そこにはかなり羽化した蝶がいた。


網の中

うまく撮影できない


九州の人ならはらかいたと怒るかも!



夕闇せまるところでオオムラサキがが2匹
私ってこんなシーンばかり撮っている。
見る人をシーンとさせてごめんなさい。

帰り際にこの場所の管理人で後藤建設の社長さんが
カメラ腕が良いのだろうが綺麗な色を撮るなら
晴れた日の午前中よ。
7月1日網の囲いを開いて放蝶するからそれまでに
晴れた朝を選んで来たらと教えてくださった。
そしてカタログを渡してもらえた。
リベンジを誓ってその場を離れた。

ありがとう

2012-06-26 10:17:09 | Weblog
長い間お付き合い戴いた堂々川ホタルシリーズも光るホタルの数が
2桁になったのでそろそろお終いにしたい。
ホタルが上陸を始めた櫻ソメイヨシノが満開になった後の4月の雨の夜から
約2ヶ月半「ありがとう」


蟻蛾10
アリガトウ


数えてみましたか。蟻が十。

6月25日の夜、定期見回りでは最後のホタル観測を行った。
蛍の光は何となく元気がなくなったがそれでもまだ光る。


今年5月14日1番ボタルが光ったところ


ホタルの光を何回も紹介した場所だが一応けじめのホタルの光


堂々川の渓谷を飛ぶ源氏

菖蒲の花も咲いている


そして2番目のありがとう。蛾蝶を紹介する。
蛾だけでは十として満足出来ないので我が家で飛ぶ蝶も含めた。


羽化してまだ時間が立っていないのか
並みアゲハ


山椒木の葉の下でじっとしていたが写真を撮ると云うとポーズを作るアゲハ。


ヒメアカタテハ


何をしているのか椿の枝にぶら下がっている蛾


キイロスズメ


かなり追いかけた後止まってくれた蝶


ありがと ちょ さん(アリガトチョサン)
ホシミスジ


堂々川の夜出会った蛾達


前に紹介した蛾


ドラマを作った橋の下の蛾






光を浴びてきらりと光ると怖い蛾達
蜘蛛が餌を網から処分した後落ちた亡骸に群がっているようだ。

ホタルの正規観測もこれで終わる。
来年の為に例年通り総括の準備に入る。(まだ来年もやるのはつらい蛾)
堂々川ではまだ平家ボタルが今月一杯見られそうだが
一般の人が道路から見るのは困難だ。
又、川へ入れば長い奴がいるから入らない方がよい。


ホタルの生態

2012-06-23 21:31:56 | Weblog
堂々川のホタルは半減期を迎え22日の夜は100匹強の光まで減ってきた。

20時からの約1時間、見学者の車の光で撮影などは不可能に近い。
100台近くの車が坂道を登りそして帰って行く。
交通整理をした方が良いのだろうが最下流の駐車場へ案内すると怒る人がいる。
草刈りや餌やり等の管理をしたうえで飛んだホタル、喜んでもらうためにしているのに
怒られてはいそうですかというサービスをなぜしないといけないのかと思う一瞬である。
その上、翌朝は煙草の吸い殻を拾っている。
人生いろいろそんな考えの人もいるから怪我の無いようにだけ見守りは気をつけている。
多くの人が帰る頃まで遊ぶことにした。


飛行機の軌跡


ホタルの撮影と同じやり方で空を撮る。
車が少し減った合間を縫ってホタルの軌跡を。
少し長めで2分少しの軌跡だが終わろうとした時車の光が入る。
見られる程度のもので今日最高の飛翔だから載せて見る。


13匹の舞い


ホタルが飛びさえすれば長めにレンズを開放すると飛翔は多く見える。


約30秒
3匹の舞い


これからも源氏ボタルはどんどん減って行くが平家ボタルはまだ見ることが出来る。
(光りが小さく点滅が早いから見るのは難しい)
平家ボタルの幼虫はまだ上陸をしている。


成虫と幼虫


話は変わって源氏ボタルの生態を同好会の会員が研究している。
その状況を写真を撮ることが出来たので紹介する。

先ほど幼虫の上陸を載せたが
上陸した幼虫は土にもぐり、又は苔の下などで蛹になる。


白いのがさなぎ
こげ茶に見えるのが幼虫からさなぎになる前の姿


そのさなぎが発光する。
卵やさなぎが光ると言われているが現実に見たのは初めてである。



中央やや下の薄い黄色が光である


土の中で羽化してもうすぐ地上へ出るだろう成虫
外の様子を眺めている。



同好会の会員は
自分でビオトープを作っている。
これだけのものでも買えば25万円から30万円もする。



ホタルの生態はこのようなビオトープを造ればひかく的簡単に見ることが出来る。
このような研究をしながらホタルを保護するのである。
お願い
ここ数日煙草の吸殻が非常に多いので捨てないように協力お願いします。

約束を破る

2012-06-21 15:03:20 | Weblog
6月20日夕焼けが見えた。
もうこのブログでは云いつくされたが、梅雨時の夕焼けは明日は雨。



この時点で気象予報士はお昼ぐらいから雨と予想していた。
が朝起きたら外は雨、
中条小学校との約束では小雨決行だがどうするか。
子供が絡むから健康問題も含めてホタルが決める問題ではない。
20日朝から小学校の父兄や同好会の役員が穴を掘り、土を準備した。
もし土が足りなかったらと気を利かし、草を刈り土を取れるようにした。
草刈り現場がやけに騒がしい。


事故らしい


草刈りが終わるころ事故処理も終わった。



ところでなんで事故をのせるの!以下説明する。
新聞で言う3面記事とは現実を知り、
同じことが起こらないように啓蒙することだそうだ。

すべてが終わり明日21日を待つ。
GOがかかった。


約4kmの道を1時間かけて堂々川へ
顔がわからないように少しぼかした


植える前に校長先生、同好会の副会長が挨拶と作業の注意をする。






白い球根300球、赤い球根200球一人当たり約10球。
今回の企画はカタカナでホタル文字をヒガンバナでなぞること。
これに校長先生のアイディアでハートマークを書くことになった。
ヒガンバナは白の花、ハートは赤の花の球根である。
3年先が見ごろかな! その頃堂々川のヒガンバナは広島県トップレベルの里になっているはずだ。
今でも総天然色の花色だけなら広島県でも上位につけている。
秋が楽しみ! 9月28日頃からが見ごろか?


ルの文字


皆が帰った後は堂々川の役員が清掃を行う。
何もなかったように川原は雨にぬれていた。



ホタル情報
堂々川のホタルは一昨日を境に半減期を迎えたようだ。
つまり1日経過する度にホタルの舞が半分になる時期だ。


20日のピーク


実際はもう少し多いが多く舞う時間帯に限り
見物客の車のライト光で撮影が不可になる。
半減期を迎えている場所は光りが少ない。


此処では3匹の芸術


半減期を迎えているのは源氏ボタルで
平家ボタルはもうすこし先まで見られると予想している。
昨日も3番・鳶ケ迫砂留の入り口当たりでは新規に70匹近くが光っていた。

ところで前回ホタルの生態を紹介すると約束したが
ここまで書いて破っている事に気がついた。
こんな時には謝るに限る。
ごめんなさい。
もう一つ誰かが約束を破っていると記者さんが言ったがそれは不問にする。

ホタルの災難

2012-06-19 18:48:16 | Weblog
物事には賞味期限がある。
台風が通り過ぎてから澄ました顔をして書く記事でないから連日のアップとした.
その台風、今頃和歌山県へ上陸したかな!これも災難の一つである。
昨日、綺麗に咲いたグラジオラスを見ていたら蜘蛛が巣を張っていた。


柔らかい感じの色


変わった蜘蛛がいるものだと感心したがくもにもいろいろある。
台風の前触れを示す雲が不気味な姿で現れた。


こわばった色


おなじくもでも感じを込めて表すとこんな漢字になる。
雲と蜘蛛
普通の蜘蛛は雨が降る前や風が強く吹く前に巣作りはおこわない。
が怖い雲が現れても巣作りを行っている。
もしや台風の風や雨の影響はないのかも!





天気予報は気象庁に任せて
堂々川のホタルは蜘蛛による被害が非常に多い。


蜘蛛の巣にかかったホタル


すでに死亡されたと思えるホタルが蜘蛛の巣に釣られてぶらぶらしながら光っている。
蜘蛛は死んでも光る?
今日の新聞のホタルの記事では酵素と呼吸のことが
記載されておりそんなことは書いてなかった。


死んでいると思うが光っている



源氏ボタル
隣で蜘蛛が狙っている


ホタルの災難その2
人間様のいたづら


捕まえて何処かへ連れて行き
身体検査


一番悪い人間は網と駕籠を持ってきて追い回す。
このご婦人子供のためとはいえ夜の危険な川原でホタルを追う。
写真のモデルになってもらた後「こら」と怒ると青白い顔をして
親子3人が集まり言いわけを始めた。
名前は聞く権限を持っていないので場所を聞いたら坪生小と言っていた。
子供の為の親の性なのだろうが
「ここでホタルを盗ってはいけないと思っていなかった」と
巨人の監督よりはらたつ。でもカープの野村よりは良い。自分に非があるともの云わない。
直接ホタルの災害と関係はないが煙草のポイ捨て、何人に声を大にして叫んだか?
拾う人間がいるのだが今回はお前が拾え!

ホタルの災難その3
強い風と雨

18日の夜、2日前の半減で心配したが復活していた。
新たに平家ボタルが羽化して顔を出していた。


平家ボタル

平家ボタルの光
近くだと平家の光も綺麗


ホタルは色々な災難にあいながらもまだ飛翔を続けてくれた。



先ほど西空では夕焼け雲が綺麗にゆっくり動いていた。
今回の天気予報は蜘蛛の動きが正解のようだった。

次回の予告
同好会の会員が自分でビオトープを造っている。
その現場、ホタルの卵や羽化直後、さなぎ、さなぎが光かった所などを紹介する。

ホタルの総会

2012-06-18 11:03:42 | Weblog
6月17日 23年度の堂々川ホタル同好会の総会を行った。
今回は新会長の選出をはじめとし、規約の改正等重要議案も提案された。
副会長が議長として取りまとめ、事務局長が説明をした約60分
提案された内容はすべて満場一致の拍手で承認された。


総会
新会長のあいさつ


会員参加35%の少しさみしい総会だった。
事務局としては爽快な気分が少し陰った瞬間だった。
総会は新会長の草笛「蛍」の音が鳴り響いた。
草笛は高音発声が難しいがそれを素晴らしい音色で〆られた。
我々にとってはうれしい瞬間だった。
総会の後は記念講演を広島国際大学の講師及び日本爬虫両生類学会の会員
朝日テレビのビデオ「自然賛歌」の監修
広島県の熊野・高野・鎌刈等の町誌を書かれている大川先生にお願いした。


聴衆も増え
主催者発表約100人


演題は「カスミサンショウウオの西日本の3つの大きなグループ」







約1時間 小学生が黙って聞いていたから誰でもわかる素晴らしい講演内容だ。
続いて事務局長がホタルの光を観賞できる時間に合わせて
3月16日東京砂防会館で話した報告会を行った。
もちろん堂々川の素晴らしさもパワーポイントを使って話したが
自分の話はさすがの事務局長でも撮影することはできず画面はない。

目が肥えている人は19時50分過ぎからホタルの光が観察できるので
その前に堂々川へバス2台で移動した。
19時53分時間通り初光が観測できた。
各自の車で行きたい希望者が多かったが車の光でホタルが見えない
クレームをなくすためにバスを利用してもらった。





が20時を過ぎた頃から2日間連続雨の為待ちかねたように
ホタル見物の車が押し寄せ始めホタルの光はたびたび遮断された。
権限はないが車の規制も各方面にお願いする時期かもしれない。


これだけの光では
ホタルの光を見るのは無理

本日の光


20時35分にはバスは堂々川を離れた。
昨年のホタルは17日がピークだったが今年は昨年より半分近く少ない。
2日続いた強い雨にホタルが負けたのか残念な結果になったが
多くの人はこの場では満足していただけたようだ。
でも翌日の井戸端会議ではどんな話が飛び交うか。人さまざま故、評判が楽しみだ。
公民館の会場まで皆さんを送り届けて再度堂々川へ


花に止まるホタルの力は弱い



いたるところで蜘蛛の餌食になるホタル


本日だけでも蜘蛛の巣にかかったホタルを見たのは20匹以上。
これがそのままバスの前で光ればみんな満足しただろうに!
たら・ればは話しても仕方がないがもったいない。
今日の締めは珍しいヘビトンボの成虫のまともな姿だ。



堂々川をここまで綺麗にしてくださった同好会役員の皆さま
草処理をしてくださった福山市の方がた、会場作りに協力してくださった公民館の皆さま
今回も多くの人にご支援してもらい無事総会と観賞会が終われました事にお礼をいいます。

ありがとうございました。

堂々川ホタル数

2012-06-15 12:05:53 | Weblog
福山発の物産、焼酎「黒姫」を使った商品開発のお手伝いで平家の里近くまで出かけた。
どこの地区でもホタルは優遇されているのかここでも看板を見た。


福山市熊野町


世の中、PRすれば来訪者は増えるのだろうか。
実は堂々川でも14日の19時30分前から数台の車がウロウロ。
まだ明るい、当然ホタルは光っていない。
なんで来られたのかと聞くと見ての通り自分の車と答える。
なんで!車出来た!なんで!車!オウム返しになるから
質問を変える。
どこで聞いてこられたか?
FM福山放送で聞き、山陽新聞で見た。
それと明日は雨で見れないから今日来た。
と優等生の答えが帰った。なるほど質問の仕方が悪かったのか! 納得。
20時過ぎから21時30分まで今日も車が多い。


50台を超えた車の数、
つまり1分に約1台の割で車が来るからその光でホタル見物など出来ない。
それなのに





綺麗綺麗と子供も大人も声を上げる。まるで花火の見物見たいだった。

ホタルが良く飛ぶ5番砂留の川原では
誰も質問していないのに子供が虫駕籠にホタルをたくさん盗ったと言う。
それを聞いた父親らしき人が籠など持ってきていないと言う。
でも子供の服の下でホタルの光らしきものが光っている。
ホタルがたくさん飛ぶと監視人も寛容になるのか笑って聞いていた。
今日だけはホタルを盗ったのは



ダリヤとは言わなかった。

確かにこの場はホタルが服によく止まる。
止まるなアブないと云ってもホタルの勝手だから仕方がない。

本日までの堂々川のホタル700匹を超えた。






もうすぐ堂々川のホタルもピークになるのだろう。



雌のホタルも卵を産んで身軽になったから飛翔している。

22時を過ぎるとホタルも疲れるのか





葉っぱにつかまり飛翔せず光るだけだった。

よめ

2012-06-13 19:21:23 | Weblog
グミの実が熟すころ


ぐみ(備後ではびいびいと言う)


堂々川ではアヤメが満開になるころ


紫のアヤメ

バッタに花を食べられるアヤメ


周辺の池でカイツブリが子育てをするころ


卵を温めるカイツブリ

別の池では子育て 2羽


堂々川のホタルの飛翔数はピークを迎える。


2番下

5番川原

6番砂留下


しかし昨晩のように少し気温が下がると飛翔数は大幅に落ちる。
ホタルがいなくなったわけではなく、草むらで光りを抑えながらじっとしているのだ。


5番砂留下の数は少ない


期待して来訪された方がホタルが少ないと一人事を云いながらカエル。
堂々川では日本赤ガエルがカエル人を見送る合唱をすることもあるから
帰る人は頭に来るだろう。
確かに昨晩(12日)は少し肌寒かった。
こんな日は先を読んで来て欲しい。
問い合わせをするとか、よく飛んでいる場所を聞くとか方法はあるはずだ。
目の前で怒って帰るのはいかがなものか。

昨晩友達がホタルを撮るから案内をと言われたから飛ぶ場所へ案内した。
友はヨメを連れて来ていた。
夜目にも可愛らしさが出ていた。


盗み撮り


改めて了解を貰い撮影した。



少ないと言って帰る人もいれば、目の前に飛んできて服へ止まリ喜ぶ人もいる。
怒った人先をヨメ。
こんな運の良いこともあるのだ。

話は変わって
テントウムシの幼虫が憎きアブラムシを食べているところが撮影出来た。



もう少し先をうまく「よめ」ば、こんなところで出て来る場面ではないはず。

夜目遠目傘のうち

2012-06-11 10:53:16 | Weblog
堂々川のホタル
約1kmの川沿いに多いとろで約100匹
少ないところは数匹が舞うのだが、どこもそれなりのホタルの美は楽しめる。
我が家ではセンノウ(仙翁)の花が美を競い始めた。


松本、八重松本、白センノウが開花
小倉、節黒センノウは咲く準備中


梅雨入りの夜堂々川で見たグリーンの蝶
堂々川にこのような綺麗な蝶がいたとはつゆ知らず
蛍のおかげで見ることが出来た。


クロスジアオシャク


川の沿道では草刈りしたままの状態で乾かしていた草、
近々福山市の方が引き取りしてくださることになった。
それならもう一息、草刈りをがんばり、
ホタル見物来訪者の皆さんの為になることをしたい。


同好会が管理している証の看板
付近にはウツボグサの群生がある。
撮ってもよいが盗らないで

今月21日中條小が
ヒガンバナを植える場所

9日蛍が良く飛んだ5番砂留東の山寄せ土手


9日の夜蛍400匹ほどに対して来訪者は
車150台以上、来訪者300人以上
口の悪い人は「ホタルより車の方が多い」と皮肉を言う。
助けてくれる人は「服部のホタル祭りはホタル数匹だった。ここは最高だ」と言う。
服部地区の場合ホタルが飛ぶピークは10日頃だから少ないのは当たりまえだ。


5番砂留の谷筋


車の光が多くてホタル観賞は難しい。
ハザードランプをつける人を見かけ注意する。
その人曰く「このランプをつけるとホタルがよってくるからつけているのだ」と言う。
どこのホタルも人工の光は嫌いだ。
よしんば近づいたとしてもそれはホタルのかっての世界。変わり者のホタルだ。
間違った言葉を信用して多くの人に迷惑をかけているうえ、注意を聞かない人がいた。
車のNOは控えているが公表はしない。また公表する権限もない。


ホタルを放す家族


頭のよい中条小4年生の子供がポリ袋からホタルを出している。
ホタルは見るだけにしてと言ったら中条の川から採ってきたと言う。
母親が家に持ち帰るはだめといったからここで放すのだという。
出来たら採ったところへ返してと言ったが間に合わない。
このあたり5番留の砂留の下は約50匹のホタルが乱舞していた。





この小学生に「ホタルは綺麗だろう。君のお母さん並みだね」と言うと
先ほど約束したホタルの写真が欲しいらしく約束を守ってと言う。
母親はこの子意味がわかっていないと笑う。

下流では少ないホタルを眺めホタルは綺麗と言ってくれる。



巡視も楽ではないが
再度5番砂留下を通ると先ほどの子が約束を守れと言う。
それと今日一番多い場所はどこかと聞く。
もう夜が遅いから帰れと言うと母親らしき人がそこを案内してくれと言う。
ついてきた。
長靴は!と聞くと運動靴をはいていた。
行ける所まで案内。



このホタルを見て家族とは別れた。
おかあさんの顔は夜目の為よくわからなかったことを付け加えておく。
最後は今日もメーンエベント日本一の石積砂防砂留をホタルがライトアップするところ。




22時頃ホタルの飛翔がすくなった時間帯
その頃、車の数も減り写真が撮れる


普通堂々川のホタルは20時~21時頃までに大波小波合わせて
三回から四回乱舞する時間帯がある。

お願い
翌朝10日清掃の為川を巡視すると煙草の吸殻が約50本、拾わせてもらいました。
すべてがホタル見物者ではないだろうが捨てないで欲しい。
夜目、遠目の堂々川は綺麗だが近くで見れば大変、
同好会の人たちが後を片付けてくれていることも知ってほしい。

他所のホタル

2012-06-08 10:24:13 | Weblog
広島県は東京銀座にアンテナショップを再度造るようだ。
私がお手伝いしている農業団体も商品「黒姫」を出品したいらしい。
マスコミによれば東京のアンテナショップの名前は「たう」と名がついた。
「たう」の意味だが広島県では「届く」を「たう」という。
例えば「この紐は向こう岸までたうか」と使う。

お手伝いしている団体のトップと新商品開発の共同研究の為福山大学を訪問した。



福山の産物を使った福山の物産が東京へ「たう」のもそう遠くないと思う。
大学から帰り、大学と地元が共生して相互ホタルの地にする団体の活動場所を訪ねた。
本郷ホタルの里、ホタル祭りをしているらしい。





この地は結構地域のお金が投入されているみたい。


ホタルを通した
まちづくりの看板が見える

芭蕉の句


負けてはいられない。堂々川もがんばらなくては!
と言ってもホタルでお店が出るイベント等は考えていない。
(例えば先週の土日は服部のホタル祭り、9、10日は加茂国道182号沿いでホタル祭り)

ただし、文化湧きでるイベントは考えたい。
「蛍みや船頭酔うておぼつかな」
芭蕉もよいが生き物なら負けるな一茶ここにありを紹介しなくては
「馬の屁に吹き飛ばされし蛍かな」
何と言っても初夏の情緒を醸し出すのは清少納言だ。
「夏の夜 月の頃はさらなり やみもなお
 蛍の多く飛びちがいたる また ただ一つ二つなど
 ほのかにうち光りて行くも をかし」

あっちこっちへ寄り道をしていたら「オオムラサキノ里」の看板が見えた。
たとえ12時、お昼が過ぎていても最近、はまった蝶の道、寄らねばならぬ。



6月中旬から羽化が始まると書いてあったが蛹の姿は見えない。
見えたのはナナフシと幼虫らしき影





網をかぶるのでおぼろな姿。


オオムラサキの一生図


かなり回り道をしたが6月6日堂々川のホタルの数
前回に比べ約50匹増えただけだがすべて源氏の光りで増加したのが良くわかる。
今の見頃は1番砂留から2番砂留の間が多い。5番砂留川原の上流部も。



残念だが今年は蜘蛛の繁殖も多く、ホタルはあちらこちらで蜘蛛の糸に絡み成仏



6月6日だけでも蜘蛛に捕獲された蛍は10匹を超える。
もったいない!がこれも自然の定めだろう。