自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

今年の祭り

2019-10-28 21:37:33 | Weblog
10月も終わりに近い。
ジョウビタキがやって来て、我が家の周辺でも縄張り争いをしていたが
今年は雌が制したのだろうか。


屋根の1番高いところで1日の半分は過ごしている
ヒーとか、ヒ、ヒと鳴いている


鳥続きの話し、
ある池では黒いのと白いのが仲良く並んでいる。



少し先の池では水を抜いて底が見え、魚が沢山いるのであろう
サギの群れが餌を食べている。
たまにいじめをしているのもいるが落ち着いた群れであった。


50羽は超えていたと思う


飛びの仲間、テング蝶がセイタカアワダチソウに群がって蜜を吸っているのだろうか


30は超えているかな!数えられない多さ


ここからは本題の祭り記事、当然テングのお面も活躍する。
御野という小学校区、昔の御野村
青年団の旗を持って


踊る。昭和の時代が懐かしいと喜ぶ爺様もいた


御野村の祭りは3つの字が第1日曜日、第2日曜日、第4日曜日に執り行われている。

先ほどの旗、下御領の祭り


土曜日の夜、前夜祭

翌日日曜日、神様が神社を出て別の場へ行く。お旅と名の付く
行幸先でも跳ねる


そして、
26日夜、上御領の跳ね踊りを取材した。

ここの八幡神社の鳥居にはハトが左右に並んで八の字になっている。
八幡宮の八をハトが表す。



前夜祭では


保存会の提灯と

幟が歴史を表している。無形文化財。


この地の跳ね踊は室町時代山名氏が暗殺された将軍の敵討ちをした時、
城主の地元で跳ねたという歴史があるようだ。

個人的な見地であるが福山市では規模と言い、踊り手の技と言い
NO.1と言っても良いと思う。
福山城400年祭が今行われているがここでも跳ねたらしいが見逃した。

鬼と小学生の踊子がひとしきりハネタ後


我が地元の保存会の師匠らしい。迫力があった。

神社の境内から階段を下りていく

太鼓が一つだけ残って全員が降り終わるまで頑張っていた


翌日の日曜日も各地区から集まり神社で跳ねる。
そして帰っていく。



これで跳ね踊りは終わりで次は神楽の時間になるという。
ここまで付き合ったがここから先はパスした。
何年か前、三谷地区の跳ねを取材したがこの地は過疎化で次代を継ぐ人が減り
迫力が無くなっているという。

サギという鳥は増えているが祭りという伝統が
いつまで続くのか!心配している。

今年のオニバス

2019-10-21 21:11:32 | Weblog
秋が深まりだした。
堂々川でも紅葉が見られ始めた。



9月のはじめに毛虫に葉をすべて食べられた桜が花を付けた。



広島県でトップの彼岸花の里になった堂々川


咲いた時は綺麗だったが


花は葉知らず、葉は花知らず


葉が見られ始めた
花は幽霊花と呼ばれるように花の上の方が白く、見られたものではない
人が言う、幽霊に似ている


対岸を見ればアケビが実を割って、食べてくださいとアピールしている。


ミツバアケビ


アケビの傍からシジュウガラが餌を咥えて飛び出した。


まだ雛の時期ではない
餌を咥えたまま、何故飛び立ったのだろう


今日の主題
絶滅危惧種Ⅱ類のオニバスが花を咲かせている。




葉にはとげがある



見る時期は、1日中咲いているが午前中が良い


オニバスの葉と葉の間をヌートリアが泳いでいる。


今では害獣であるがこの個体は人を恐れない
猛烈に増えている


オニバスは広島県では福山の3つの池で見られるのであるが昨年
たくさん咲いた、この池の下方の池には葉も花も見られない。
絶滅危惧種でも1年影、形も見せない年はあるらしい。
よって福山のオニバスはまだ健在である。

砂留と彼岸花

2019-10-12 17:16:01 | Weblog
12日18時頃静岡県に上陸の台風19号に関し
被災された皆様にはお見舞い申し上げます。今後もお気をつけてください。

15カ月ほど前の7月、堂々川も西日本豪雨で大きな被害が出そうになりました。
その時は国の登録有形文化財の江戸時代築造の砂留が下流を守ってくれました。

今年10月20日福山市では水野勝成神辺城入城400年祭が行われます。
その中のイベントの一つに「砂留歴史探訪バスツアーが行われ22名が
バスで堂々川の砂留見学をすることができます。無料但し先着の整理券がある人のみ!

このイベントに合わせ堂々川ホタル同好会は砂留の整備を行った。


草に埋もれた1番砂留

5番砂留も草が蔓延る

堂々川最大の6番砂留


これらの砂留を整備する。


5番砂留の石積

6番砂留


この石積をよくよく見ると石の積み方が築かれた時代で異なっている。

ここからは国の文化財であるがイベントなどの行事をしないから多くの人は
知らんぷり、でも大雨が降り、周りの花崗岩が風化して真砂土になり
川の水の流れに乗って下流に流れると農業は砂地で作るのが難しくなる。
川底は砂に埋もれて高くなり周りの家の天井より高くなって天井川化する。
これらを少なくしている砂留の役割の一つに感謝する人は少ない。
ましてはこの場所が不法投棄の格好の場である。

私たち堂々川ホタル同好会は砂留を知ってもらうためにこの川の中流域
約1.5kmにホタルを飛ばし、彼岸花を植えて観光地にした。

砂留と彼岸花が競演して今年の9月末から10月初め堂々川は輝いた。
以下は砂留と彼岸花の姿。植え始めて12年経過ようやく写真が撮れた。


1番砂留 日本最古の本格的砂留と思っている


2番砂留



3番砂留



4番砂留


この場の川土手斜面にはホタルの花文字も咲いた


5番砂留
我々がこの砂留の川原と砂留下斜面をメインに力を入れた。




6番砂留



鳶ケ迫砂留


花の無い時はこの谷が景勝最高の場である


花と自然


花とカマキリ
99%の人は蝶を追う



花と蝶
終わり近い花


堂々川の彼岸花は昨年の17万本から普通なら今年5500球植え、昨年9900球
植えているので25万~30万本咲くはずが、イノシシに川の東側の土手を荒らされ
て大幅に減った。しかし新聞報道によると三次市吉舎ではシカに荒らされ
開花がほとんどなかったようだ。
ということは広島県1番の彼岸花開花の里になったらしい。
猪と鹿、蝶が完成できた。花札で言う役満の点数
やったー!・・・

堂々川で今年の咲いた彼岸花は約19万本、花色24種
後1種類10月20日に咲かすために植えた球根200球は
現在葉を出したのが数本、目標の10月20日開花は達成できませんでした。
砂留見学の皆様申し訳ありません。

令和の彼岸

2019-10-05 11:28:35 | Weblog
前回9月26日にブログを立ち上げたが又も長らくのご無沙汰でした。
尾道の作家が・・・花の命は短くて・・・と書いているが1週間が過ぎれば
蕾は満開になり、頭が白くなって、ある花は幽霊に似てくる。
彼岸花が地域によって500種の名前があるのが頷ける。
 堂々川の彼岸花もいろいろな課題を残して令和元年の終わりを迎えている。
2008年から不法投棄撲滅を目指して植栽をはじめ11年、
途中から小学生たちに手伝ってもらい観光地に変えることができた。
今年来訪者の数は昨年比1000人ぐらい減ったが花の数は2万分は増えただろう。

綺麗な彼岸花が咲いた堂々川を見てもらう。
花が咲く上流堂々公園と6番砂留


道路から見る


10月1日、堂々公園へ向かう小学生100人





ただ彼岸花を見て赤色が咲いているのが綺麗という人。
多くの色、特に赤と白のコントラストが良いという人さまざまである。
読者はどちら!


5番砂留川原


多くのカメラマンは蝶が吸蜜の為花に群がるのを好む。
意識しないのだろうが花を300本は折っただろう。
おられた花は公共団体の受付に差し上げた。
今広島県いや中国地方トップの彼岸花の里になるためには
カメラマンのマナーの悪さには目をつむいでPR効果を狙った。
日本一と言われる埼玉県巾着田では入場の際カメラを持って入れない。
そんな規制はかけたくないが!

堂々川NO1の景観を持つ鳶ケ迫谷
ここでもカメラマンに沢山の花を折られた


黄色やオレンジ色が目立つ


この場が残念なのは数年前まで、葛が繁茂しており、見た目にはただの斜面だが
葛の根は美味しい葛のでんぷんを含んでおり猪がそれを狙って掘り上げる。

5番砂留川原の入り口には花色看板


10月4日現在 23種 後2種追加予定(10月下旬)



ダイヤモンドリリーが咲きだした



カマキリが花に隠れ虫を狙う


*蝶を追うより面白い

5番砂留の下方の斜面






1番砂留
堂々川の花見の入り口


堂々川でなぜ彼岸花を植えるか。
途中でも説明したが不法投棄が非常に多い場所。
これを防ぐために植え始めたのだが
この9月
ブロック破片、エアコン、麦酒缶80リットル10袋しかも2日続けて
やる人間には困ったものだ。
この跡処理だけでも5時間も費やされた。
当然警察にも届け出た。
暇がなければやってはいけない。
綺麗な陰には会の会長・副会長・1部会員の苦労がついて回っている。