自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

2006-10-30 11:59:00 | Weblog
 う、う、う、
カメラを向けたら3羽いた川鵜に逃げられた。





この川は30年間も広島県汚染NO.1、芦田川水系高屋川。
見た感じはそんなに汚れていないようだ。
サギなどの鳥も飛来してくる。
餌の小魚も豊富なのだろう。
でも汚れている事をデータが示している。



歴史的に見れば高屋川は悪いイメージの川だ。
宮入貝を中間宿主にした
日本住血吸虫の寄生による片山病があったが今は撲滅されている。
又、砂が大量に流れ出て田畑、塩田まで被害を及ぼした。
そのために高屋川の小支川には砂留が作られた。



こんな歴史のある川を少しでも綺麗にするために





堂々川ホタル同好会小学生の部の子供達もゴミを拾いや、なれない草抜きをしている。
この力は電線をも溶かす夕日のパワーにも劣らないと私は思う。



この子供達が
11月5日のウッドフェステバルでは環境を守る人を1人でも増やそうと栞を配り
又ホタルについて勉強した事を説明しようとしている。

この「川を守ろう」と言う運動が次代に繋がる架け橋になるのだろう。
そうなって欲しい。

竹と笹

2006-10-28 14:58:43 | Weblog
 「ホタル恋、もう少し沢山ほたる恋、堂々川へ愛に恋」
と造り始めたビオトープ
「ヒッヒッヒッ、カツカ」と鳴き、ジョウビタキもきてくれた。
水から助けたカマキリも二度とへまはしないはず、
葦に登って羽を干す。




四季の森公園が汚されていないか巡視して
少し登った上流の川の流れのその脇に黒い竹がありました。
黒竹は縁起が良い。
おお、今日はこれだと竹を見る。


黒竹

女竹(篠竹)


山を降りて我が家では


五三竹(節の間隔が短くて杖や釣竿にすると良い)

孟宗竹

真竹なのか淡竹なのか判断がついていないが少し細めだから淡竹に決めた。


クマザサを植えているのだけれど笹と竹はどのように違うのだろうか。



笹や竹には抗菌力があり、その葉緑素は美容や血液の浄化に良い。
特にクマザサはその成分が多いからサプリメントや飲み物にされ、沢山売られている。

それで、竹と笹の区別の方法だが、どちらもイネ科で区別はつかないようだ。

赤のシ(リ)ーズ

2006-10-26 12:42:24 | Weblog
 のぞみが止まる駅から3里。
柿が秋には赤くなる。食べると甘い味がした。
餓鬼の時代ははるかな昔だが、今日も秋のレッドを探す。

先ず眼に飛び込んだのは
アメリカハナミズキの赤い実と残り少ないサンゴ樹の実





我が家では世界三大紅葉樹の
スズランの木、ニシキギの赤に負けないハナミズキの赤色葉を楽しんだ後は
コブシともみじを紹介する。





コブシはブログ仲間の横浜のおーちゃん「横浜のほほん」さんのブログで赤い実を取り出すとき糸を引くと説明されていた。そのの通り木綿の糸見たいな白い3cm程の紐を見た。
もみじの実が風に舞うのはもう少し先になるだろうが、このくるくるは綺麗である。

次は縁起物の黒柿とクロガネモチ





クロガネモチはタラヨウと庭の七木入り争いをした経緯が有るが江戸の昔のことであり、
今ではクロガネモチの数がはるかに多い。これも時代の流れが示す変化なのか!
残り3つは薬草木としても紹介する。





トマトはアルカリ性植物であり胃腸の不調や肌荒れを防ぐ等すばらしい薬効が有るので別の機会に話さして貰う。
山椒は小粒でピりりと辛いといわれるが食欲不振や腰痛を和らげる効果がある。
(前回紹介した五木の子守唄のミスは仲間の指摘で分かりましたが稗ツキ節に出てくるのはこの山椒が正解です)

今日、最後を締めるのは柿、
すでに縁起物の柿を紹介したが薬としての柿は
「柿が色ずくと医者が青くなる」
との諺もどきが有るくらい、柿が熟すと医者へ行く人が減るのである。
お酒の好きな人には二日酔い防止の効果があり、
又、好きな人が出来て身体が火照るなどの時には冷やす効果もあり試してみるとよい。



そうだ、今日は柿の日だ。

自然を守る人

2006-10-24 11:57:28 | Weblog
 「飛んで火に入る夏の虫」ーー「何も考えずに自ら危険な場所に行く」
夏の夜に虫が火の明るさに誘われてその火の中に
飛び込み焼かれる様を諺にしたようです。

最近造り始めたビオトープを見てください。







途中で止めていますが2日目にはもうトンビや黄セキレイが訪ねてくれました。

未完性なのに何故なのでしょうか。

「飛んで水に入る秋の虫」

以前、草がいっぱいでその中で遊んでいた虫達は草がなくなると
距離や方向など分からなくなり水の中に落ちるようです。
その虫をトンビやセキレイが捕食しています。
トンビの目の良いのには感心しました。


カマキリやイナゴが10分も立たないのに3匹、落下しています


まだ自然が豊なのです。
もう少し堂々川の自然を見てください。


ホタルが卵を産める苔があります


沢蟹が少し上流には住んでいます。
住む場所は秘密、堂々公園から・・・としておきます


こんな自然を不法投棄で壊す人たちが許せないのです。


数年前に石をダンプカーで川の中に捨てているようです。

この草の中には弁当を食べた入れ物や空き缶が沢山ありました


そしてマムシが車にひかれた姿が道路では見られます。

火や水に飛び込むまではしませんが
私達ボランティアは怖さを忘れて自然を守っています。

沢蟹やホタルがいつまでも住める安住の地になるように頑張っています。

赤い戦い

2006-10-22 11:57:07 | Weblog
 秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に・・・

そして二番の歌詞でようやく赤が出てくるが覚えていますか。

日本的ワビ・サビの有る赤の夕日を見て、今日も心が動揺している。



赤い実の2回目の始まり。
注意しないといけない毒をもつ赤い実を紹介する。


可愛いのだがこのスズランの実、猛毒だから幼児は警戒


トウゴマ(別名ヒマノキ)下剤のヒマシ油の材料になる綺麗な多年草。日本では1年草。


実は咳や喉の薬になり、葉には猛毒のチアン水素がわずかに含まれている。


マユミ、今年は実が多くついている木が多い


次のグループは薬酒や果実酒にすると良い赤い実


「五木の子守唄」に出てくる庭の「サンシュ」の木の赤い実  
「五木の子守唄」もサンシュの木も間違いですが赤い実がサンシュであることに間違いはないのです。


秋グミ、90m程離れたホタルで有名な堂々川の堤防にひっそりと。


疲労回復、若さを保つクコの赤い実


綺麗なコスモスの花を見つけたので撮影していたら、蜘蛛の戦いが始まった。
互いがじりじりとにじり寄り、手を大きく前に出して威嚇し合い、
結局小さいほうが逃げたが赤紫の舞台で戦いを見せてくれた。



後7種類のネタが残っているが又紹介する。

庭の七木で紹介したタラヨウが有る人のPRのおかげで好評のように見えます。
もし必要な方は以下へメールをいただければ送付します。
枚数を8X8=64とか9+4=13とか指定しないでください。

yakuso-tohi@khh.biglobe.ne.jp



赤い実

2006-10-20 09:51:03 | Weblog
 赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い。赤い実を食べた。
北原白秋が作詞した童謡だが、まだ歌われているのかな。

こんな思いがあり、秋の赤い実を探してみた。
家の周り、カメラを持って歩くと16種ほど見つけたので見て欲しい。
今日はその前半。
面白くも、綺麗でもないが、ただ、見てください。


たらよう


もっこく


サルトリイバラ

いずれもまだ秋本番の赤色ではない。
はやく色づけ、綺麗になれとせかす私が悪いのか!


ツルウメモドキ


ニシキギ


どちらの木も表皮が割れて赤い実が出てくる。
ツルウメモドキは赤だったかな黄色かな、どちらも交通信号では止まらないと。
かなり頭の中が混乱し始めた。


千両


万両


万両


おや、ピンクの万両は植えていないがどうしてかなー。

しばらく鳥の姿は少なかったが山からヒヨス等が下りてきたので
種類が増えて、キーキーと騒がしい。
でも、赤い実を食べたはずなのに赤い鳥は見つからない。

九里四里うまい十三里

2006-10-18 10:50:43 | Weblog
時は遡り江戸時代。
講談師は威勢が良い。バンバン、ババンバン!
(好男子見てきたような嘘言う等の話も有るようだ!)
秋本番、九里の実が落ちてきて、その実はどんどんお腹に入る。
それに負けじと十三里、甘みを増して江戸行く。

良く分からない人も居られるから解説する。
江戸時代、さつま芋の産地は江戸より13里先の川越だった。
川越から芋売りが「栗(九里)より(四里)うまい13里(さつま芋)」と大声で売り歩いていた。
そんなことからさつま芋が十三里と呼ばれている。

眼が回るほど忙しい日曜日に芋掘りをした。
芋の名前が出てきたことから我が家の芋の名前も紹介する。



6種類あるけれど白や紫、果肉が黄色等識別については以下で話す。


おいどん芋(翠王) 葉や茎も食べる栄養価の高い芋


紫芋 名前の通り紫の果肉で薄切りしてチップスで食べるのが良い芋


鳴門金時 甘さやホカホカ感があり人気と実力の芋



スイート紫 赤い皮で果肉が薄い紫色 まだ食べていないので味は?
シモン1号 白い皮で葉や茎も食べるが味は甘みが少ない感がする
ベニアズマが1個有るけれど写真では分からない。


さつま芋の花、なるほどヒルガオ科
朝顔に良く似ている。花を見るのは何年ぶりか。
とーに10年過ぎている。20年ぶりか!



横道にそれたり、笑ってみたり、
そんな自分が誰かに見られている気がする。



夏に葉を毛虫に全て食べれて気(時期)が違ったスモモの花が30輪ほど咲いて見ていた。
スモモの名誉のために断るが「きちがい」ではない。

庭の七木は

2006-10-16 10:27:05 | Weblog
 夕日が落ちて、日が暮れて
月日がたってもさすがに自然、
今年も昨年の今頃の様を見せるくれる。




昨年も「庭の七木」を紹介しているが木々たちはほとんど変わっていない。
変わっているのは自分の歳が又一つ若返った事とだ洒落がふえたことかな。

「庭の七木」は昔の庭には欠かせない木だったようで神社仏閣、そして庄屋や名家に植えられていた。
今でも面影は残っている。



この庄屋さん善政をされていたようで米騒動などの時の被害もなく、150年を越えたその木々が沢山有る。

庭の七木とは
タラヨウ、モクセイ、モッコク、シイ、ナギ、ヒョンノキ、ナンテン

以下順次説明する。




タラヨウ、郵便局の木とも言われ、葉の裏に文字を書き、宛名を書いて140円切手を貼れば立派な私製はがきになる。




モクセイは旬を過ぎた感はあるが今でも香りはすばらしい。




モッコク、今実をつけている。厚手のみどり葉も綺麗だが、ところどころに赤い葉があり特別の趣がある




シイ、大きくなるので、時々このきなんの木、わからぬき等と紹介する人がいる。
ブナ科、シイノキ属、日立の木とは関係はないように思うのだが。
両脇にそびえているのはもみの木、そういえば昔NHKで「籾の木は残った」
をやっていたが今でも残っている、目立とうとしているが今日は脇役なのに。




ナギ、知ってる人は知っているのだろうがほとんどの人が始めて聞く名前だと思う。




ヒョンノキ、葉っぱにかさぶたが出来る木で名前からおかしい木だ。


少し荒っぽい紹介になったが、ナンテンさん今日は何点もらえたでしょうか。



恥ずかしいのか、南天の葉と実は少し顔を赤らめて答えがないので今日ここでお開きです。


あなたのそばが

2006-10-12 09:35:33 | Weblog
ぬける様な青空を
2かけ、3片、ちぎれ雲が行く。



すずめが電線から見る青色も、そばが見上げる青空も
青に変わりはないはずだが!
すずめは1羽。
蕎麦には「あなたの側に居たい」と言う生き物がいっぱい。







まだ居た。遊び人の蝶がちょっかいを出している。



イナゴ達は近づくと飛んで逃げたが重くて不時着、土の上。



少し長居をしたのでもう帰ろうか。カエルかな。



もう少し待って、そちらへ行くから。
やはり、貴方のそばがいい。

すばらしい3連休でした。

飛んだ

2006-10-10 20:50:01 | Weblog
 動員がかかりいやいやながら鑑賞会に参加した。
太鼓の演者はオンデコ座の出身とかで演奏が進むうちに
いやいやが消えて、その魅力に聞き入った。
獅子舞が始まったのかと思いきや獅子が飛んだ。





子供達参加者は60名以上いたが皆驚いた。
終わりに近づくとほとんどの子供達に太鼓とばちを渡して実践教育をした。
指導も上手であり、この子供達からも羽ばたく子が出るかも!

お昼前に散会したので高屋川の土手を久しぶりに通り、帰路についた。
ついていた。
鳥が飛び立つ姿がここでも、又ここでも、1km程の道のりでの出来事です。









昼食をとり、ホタルの里をのぞき、お一人暮らしの老人を訪ねた後
そばと大豆が気になり田圃へ出向くと、東の空が黒い。
雨は落ちてこないが、
太陽が空の雲間から顔を出すと虹が出る。
雲が走ると虹は消える。
気動車が通るときに虹よ出ろ!
そんなにうまく地球が回らないのは分かっているが
出て欲しい気持ちがつのる。
待てば望みががなう事も有る。
気動車が来てその前に虹が現れる。




そして、気動車は虹を飛び越えて進む。



今日は子供の為、世の為、人の為、3つの仕事をした。

虹をお礼にくれる自然も可愛いところが有るもんだ。