自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

国から表彰される

2011-06-29 13:51:11 | Weblog
長いこと同じ活動を続けていると良いことがある。
2004年現在のホタル同好会の前身が活動を開始したが大きな輪にはならなかった。
その頃はまだホタルを数えるには両手だけでよかった。
それが福山市と神辺町が合併した2006年堂々川ホタル同好会に進化して、ホタルは急速に増えてきた。
もちろんホタルの勉強をした人がおり、その人の指導が良かったのだろう。

そのホタルから始まり環境整備、砂留整備、自然保護に同好会活動が進化していったから
国土交通省から本年度、全国土砂災害防止功労者表彰を貰った。
たかがホタルと云うけれどホタルガ鎌を持てばどえらいこともやるもんだ。


前回は頭に赤がなかった
今回は赤を入れることが出来た「ホタルガ」


6月28日、全国で8チームと1個人が表彰されている。
この制度は昭和58年に始まり、広島県で表彰を受けているのは過去4団体。
5団体目だが広島県東部では初めてだし、そのうち2回は
地元で全国大会が開催されているから地元の利がある。
今回は仙台開催だったが震災の為中止になった。ウーン牛タンを食べそこなった!

表彰式の流れを紹介する。当然、自然はカメラマンだったことを断わっておく。
広島県東部建設事務所で開催前リラックスしている同好会の役員のメンバー。



表彰後のホッとした顔、緊張している。


会長、副会長、役員の皆さん

表彰状と記念品


少しはしゃぎ過ぎとも見られる会長(それだけうれしい受賞なのだ)がマスコミの皆さんに受け答え。
事務局長は難しい質問にはタテとなる。



たてはよく見ると鳳凰
ホー オー
場所を変え市役所を訪問して、福山市長に報告を行う。



表彰状の中身を詳しく見ていないが
新聞報道では堂々川上流一帯の渓流や文化財の砂防施設の美化清掃や維持管理に尽力したとのこと。
さて、どんな活動をしていたのか
2006、7年と最近の堂々川を比べてみる。


マムシやスズメバチと闘いながら作業を開始した
日本最大規模の6番砂留

今年1番ホタルが飛んだ場所
想像がつかない繁茂地


現在の6番砂留の姿



現在の3番砂留川原









たかが「ほたるが」やりました。
でもまた、はしゃぐ人もおれば、重い荷を背負う人もいるみたいだ。

ほたるが

2011-06-27 21:26:25 | Weblog
くもり空だが雨は落ちてこない。
散歩の途中にホタルガ飛んだ。
網は無いがつかまえよう、とろうと追いかけた。
木の茂みに入り見失った。よく探したら蜘蛛の巣にかかっているホタルガを見つけた。


何日も前につかまったらしい
この蛾特有の頭の先にある赤が消えている


その夜、堂々川には大勢の人がホタル見物に来られる。
多分ホタルの数より人の数の方が多い。



土曜日の夜、今年ホタルを見られなかった家族が最後の望みを持って堂々川に来られたらしい。
数人の人に聞いた。
「来てよかった。月曜日学校へ行って自慢できる」
「堂々川のホタルはものすごう飛んだと言うから来てみたがまだ飛んでいた」
「面白いお爺さんがホタルの説明をしてくれたり、ホタルに触らせてくるらしいから」
もうすでに、黄色いジャンパーは着ていないので目の前の人が本人と知らない。

飛ぶ数の欲を言わなければ、まだ後数日はホタルを見ることは出来る堂々川
それでも日曜日にはホタルの幟は撤去することにして6月の定例会を開催した。
参加者は少ない。
目標は幟の撤去、彼岸花の植栽、ゴミ拾い、桜の花の周辺の草刈り。
参加者が少ないときつい仕事になる。

26日の朝
アザミにやって来た蛾? いつの間にか出来ている憩いの場
ひまわりやスズラン等の花壇が出来ている。


アザミにが

会員のこんな工夫もゴミの減少につながる


参加者はゴミを拾い、彼岸花を植える。
草が邪魔だから草刈りをしてヒガンバナを植える。







広島県最高レベルのヒガンバナが咲く堂々川を目指して黄色、白等を植える。



今年も公益信託サニクリーン環境美化基金がいただけるのでその資金を使い球根を買う。
RCCや全労済の助成金で植えた桜の木のオーナー制度を維持するために
ほとんどのオーナーは知らんぷりだが草は刈っておいた。
熱射病の危険もあるので2時間半で作業は終わりにした。


今日は蒸し暑いので早見に切り上げたから約30本の整備になった。


同好会の人は汗を流しています。
看板に自分の名前が入っている人は約束通り年数回は管理する協力をお願いします。

ホタルガまだ飛んでいるが幟の撤去。幟もホタルガの運命!
残念なことに29本の幟のうち26本は破れたり、使用不能になっていたのでゴミにした。

今回のゴミ拾い、
昨年に比べ、飛んだホタルの多さと、来訪者の多さは比例しているのだが
ごみの量は反比例して格段に少ない。


多く見えるのは破れた幟


応援してくださったマスコミの方々、ゴミの持ち帰りPRの効果が出ています。
ありがとうございました。

追伸
神辺町観光協会の広報誌「かんなべ浪漫」が7月1日に発行されます。
堂々川ホタル同好会の取り組みが1面に載ります。
ここでもご支援をいただき感謝です。

オオムラサキ

2011-06-25 10:22:28 | Weblog
堂々川のホタルはまだ飛んでいるが見守りは止めた。
しかし、他所のホタルは気になるので仕事を兼ねて福山市の西部地区をめぐる。

焼酎「黒姫」を売る為の戦略構築、情報集めで陶芸家を訪ねた。
近代日本地図を完成させた伊能忠敬師の1番弟子箱田良助の生誕地






そこには菅茶山師がホタルを見たと言う漢詩がある。
奥に見えるのが陶芸家の工房。
次は大学構内でホタルを飛ばす試みのお手伝いをしているところを訪問。
今年は1匹が光ったとか!
我が家から1時間近くかかる場所故、訪問回数が少ない。
よって飼育の詳細は分からない。飛んだからよしとする。
大学へ「黒姫」の依頼を済ませて、近くのホタルの里を訪ねたが
もうホタルの時期は終わったと近状の人は言う。


ここにもホタルを飛ばすために頑張る人がいる
別名きちがいに近い人がいる

ホタルが飛ぶ場所はどこもドンドンがある


ここまで来たのだからもう少し寄り道をして、
国蝶「オオムラサキ」の羽化を見ることにして、北の町、府中市へ急いだ。



芦田川からかなり山の中に入るとクヌギや榎がたくさん生えている山の中腹
ネットで保護してある中に蝶がいる。


ネットでピンが合わない
でも綺麗


まともなフォトでないから綺麗ではないとは言わないだろう。なにせ 国蝶だから!

付近のネットで保護されている木々には
幼虫、さなぎ、羽化を始めたばかりのもの蝶がいる。


幼虫

黒い姿が見える羽化開始の姿


山中では夏至と云うのに夕闇がせまり暗くなる。
ネットを揺るがせるほどの蝶達が舞う。



この地にも保護をボランティアでされている建設会社の社長さんがおられる。
それも半端な年ではなく、30年と聞く。
普通の夫婦は、某氏曰く、あれから、30年経つと甘さも溶けて勝手にするのに!


昆虫ナナフシ


どこの地にも榎と欅を間違うきちがいがいるらしい。
ななふし疑、七不思議、
きちがいがいないと自然環境が守れない事実をここでも発見した。

夜の虫

2011-06-23 09:18:55 | Weblog
22日夜心地よい風が吹く。
ホタルの川へも来訪者は少なくなってきたが
まだ堂々川ではホタルが飛ぶ場所がある。
が、ホタルの見守り、我が、夜のお勤めも終わりとする日。
そこで、夜の生き物を紹介する。
この方たち、生き物と呼べば失礼であろうが砂留の上でホタル見物。
女5人、男一人、なんと強い人たちなのだろう。猪が出ると言う場所のそばなのに。
そして、綺麗に見える。・・・ホタルが!ときみまろ様なら言うだろう。
この場所ではまだ50匹程度が光るので、
来訪者の数人が堂々川のホタルが最高、綺麗。と言ってもらえ、涙が出るほどうれしい。

車の光が少ないのが良い。



22日のホタル


20時20分 本日のピーク


その他の場所ではホタルの飛翔は大幅に少ない。
まだ草むらではかなり光っている。


さようなら 花とホタル

さようなら 日本一の砂留


ここからは堂々川で見た夜の生き物
綺麗な水に住む、ヘビトンボ
トンボと云うより、カゲロウの仲間?
文字で書くと同じ蜻蛉


ヘビトンボ、本日5匹発見
里山では非常に珍しいらしい

蜻蛉の仲間


それらを狙う蜘蛛



そして水の中ではまだ絶滅危惧Ⅱ類のカスミサンショウウオがたくさんいる



お別れの源氏ボタルと平家ボタル


源氏

平家


源氏と平家の区別の一つに大きさがある。
源氏に負けた平家、そのため小さい形のホタルが平家と命名された。
ホタルが光りはじめて1カ月間、
たまにお休みをいただいたが毎晩勤務をした。
でも、残念なことに夜の虫は付かなかったし、
ホタル恋はあっても、人の恋とか、愛にはめぐり逢えなかった。
「会いに来い」は終わりです。

花とホタル

2011-06-21 10:19:44 | Weblog
小説の世界なら「赤と黒」はスタンダールの傑作
それに白が混じるとわけのわからない小説になるかもしれない。


赤のザクロ花

黒アゲハ舞う花


花で見れば綺麗だが愛情物語になるとドロドロになるらしい。
赤と黒の世界に、我が家では白のキュウリが誕生した。



このキュウリ突然変異でできたものではなく、種から育てた初なり品だ。
見た目の形は普通のキュウリと変わらないが、色が違うので少し驚く
でも、緑のキュウリと白いキュウリ、食べてしまえば同じ味だった。

堂々川のホタルも最終章に入ってきた。
下流では数匹が光るだけ、一時期100匹を超えて黄色い光が舞った5番砂留川原
20日には昨年、猪に荒らされて「しし16」になったと騒いだぐらいの数になっている。
今健在なのは、少し遅くから光り出した3番、4番砂留の川原の源氏ボタルと平家ボタルだ。
その現況は


まだ訪れる人よりホタルが5倍は飛ぶ


今年も悪人がやってきた。
少し太めのお母さん、網を準備して待機している。
「まだ見ている人が多いし、明日の朝には死ぬはずのホタルは盗らないで」と注意しておいた。
でも、今度は若い旦那が網を持ってホタルを追う。
子供さんがいる前で悪いと思ったがついに怒ってしましった。
これも教育、許せよホタル。
3番砂留川原のホタル8時から8時20分の間に必ず1回は乱舞の時間がある。
数十匹が舞いあがり一斉に光る。それも同期明減点滅で、光る、2秒休む又2秒光る、点滅ショウ



撮影はその時間、来訪者のライトで写真が赤くなる。暗闇に赤が入る。
見に来る人のライトは仕方がない。
が鑑賞者には気の毒だから、来年もホタルをPRするなら、下方に駐車場を設け
歩いてもらう方法を考えないといけないか。
さて、ホタルもあと数日で終わりになる。
ホタルも今までとは違った動きがみられる。
かなり上まで飛び上がったり、花に止まったり
今日は花とホタルを紹介する。


ホタルと花とキリギリス



ホタルと蜘蛛


花と遊ぶホタル
あちら、こちらカメラマンは忙しい





最後に平家ボタルが蜘蛛巣にかかってあえいでいる。
救助



堂々川ホタル同好会の情報誌の今年度のタイトルは
「ホタルと花と砂留と」
まさにタイトル通りの光景を見せてくれた。

ホタルとカスミ

2011-06-18 22:40:48 | Weblog
ただいま堂々川から帰りました。
今1日を振り返れば、ほとんど堂々川にいたことになる。
まず昨日のホタルの光りを紹介し、今後ホタル情報を出しておく。
ピークになったと言いながら、もう3日もピークの光りの数は続いている。
ただし下流と上流は数が減ってきたのが確認できるようになった。











今、ホタルの数が多いのは3番砂留川原と次にのせる4番砂留の川原だ。



白く見えるのは花アヤメの白がほぼ満開になり、紺系統は闇に隠れて見えぬが咲きだした。

今日はお昼から雨が降ったりやんだり、夜は小雨だがホタル見物のお客様は多い。
ここは危ないから注意してと、懐中電灯を照らしてあげても
ホタルの光を気にして、すべって尻もちをついた方もいる。
アー無常、なんで私が謝らないといけないのだろうか。
これもドラマと思えばそれまでだが
草を刈り、餌を下流から運び、刈り取った草も車が入らないところは同好会が処分している。
ホタルが飛びだしたらほとんどの人は今晩は、ありがとうの言葉が返るが
1部の人だから気にすることは無いが、怒ったり、ホタルが少ないとなじったりする。
言われた男の独り言を誰に聞いてもらおうか。
堂々川に住む絶滅危惧種Ⅱ類のカスミサンショウウオに聞きいてもらった。
そして18日専門家の先生と
先日からの強い雨で山から流されたサンショウウオの幼生を捕獲して山へかえした。
どこか場所の特定は差し控えるが



網ですくうと何と35匹!後3匹捕獲すると多分皆さんが信用しない嘘の38になる。
ウソつきにならないでよかった。






最大41mmの大きさ


2日がかりで集めた35匹を山の小さな池にかえした。




サンショウウオはありがとうとは言わなかったが数年先には
きっと帰ってくるからと言っているように
元気で水の中ではねて木の葉の下に隠れた。

約束の今後のホタルは(雨が降ったら内容は変わるのでごめんの世界です)
19日 堂々川登録有形文化財の2番砂留下流渓谷、2番砂留川原
    3番砂留川原、4番砂留すぐ下と川原、5番砂留川原は上流はまだ見ごたえがある。
20日 同上でまだ光りは続くが少し少なくなったのが感じられる。
21日 3番砂留では今年最後にホタルと菖蒲の勝負が見られる。
22日 半減期に入る。かなり少なくなった実感がするはずだ。
23日 そろそろホタル見学は止めて勉強した方が良い。

ホタル乱舞ピーク

2011-06-16 11:53:05 | Weblog
6月13日ホタルの光が約590匹
これが今年のピークとあきらめかけた15日
月も雲間に隠れ、ホタルの光が良く見えた20時過ぎ
今年最高、昨年より増えた800匹弱
堂々川ホタル同好会の会員が草刈りや花を植えることに汗を流し、
川や道のゴミを怒りながら拾った成果が美の光となってあらわれた。
「ありがとうホタル」
ピークになってくるとホタルは川から道や山へ向かって飛ぶ
飛んだホタルは見物に来られた人の服に着く


少女と遊ぶホタル
遊んだ後は飛んでいく

さらばと飛び立つ源氏ボタル


ホタルでも可愛い子はわかるようだ
でも、そのホタルを見に来られた人たちの人工の光には少し困っている





困っていてもサービスしないとはホタル同好会の人たちの恩返しにならない


最高に乱舞しても車の光が入る


光りの数々


アヤメと遊ぶホタル




日本一の6番砂留下のホタル
時間が遅くなったから飛ばずに草の中で光る



堂々川のホタルがなぜ綺麗に見えるのか
山間の渓谷で周囲の高い木に向かって飛びあがる
砂留や橋、道等高いところから下方で飛ぶ
約800mすべての場所で光る
今頃の時期になると花アヤメや菖蒲の花と美を競いあい勝負する

そんな中、山からそそぐ小さな水の流れの中に
絶滅危惧種Ⅱ類のカスミサンショウウオが泳いでいる



今日は雨でも上流の生息地へ返すことにする。
堂々川は里山でも貴重な生き物の宝庫です。

私こと「自然を尋ねる人」の先生がこのブログを紹介してくださいました。

アドレスは  http://blog.goo.ne.jp/pegasus_es2004  です。

さすが先生、全国トップクラスの来訪者を誇るブログの管理者です。

ホタルと砂留

2011-06-14 11:17:24 | Weblog
6月12日地域の御野公民館で堂々川ホタル同好会の総会、
ホタルと砂留の勉強会、琴・オカリナの発表会、そのあとホタルの観賞会を行った。
お昼から大粒の雨が降る中、参加者の「今日は・・・」の電話がたくさん入ってきた。
判断を多少躊躇したが、子供さんたちの声を無にできないから
バスの中から見学をすることで決定した。
12日総会は、どんな内容と聞かれても「そうかい」と答えて内容はスルーする。
勉強会
まず砂留の歴史や現状を事務局が作成した資料に基づきパワーポイント使って話す。
前の方に乗りの良い方が座られ大きな声で笑われる。
今時期、櫻は咲かないので当然この方「サクラ」ではない。



次にホタルの勉強会を行う。
前に座った小学生が盛んに堂々川の生き物がどこにいるのか聞いてくる。
答えるとどうなるか、そんな時は「あとで」と答えた。後のホローをどうするかも考えないで!
1時間強、小さな子供さんもお母さんの努力で動きはあるものの声は出さない。
でも、そのお母さん上と下の瞼が一緒になっているようにも見えた。
公民館で練習を積まれている筝曲の会のメンバー代表の琴とオカリナの発表会
盛大な拍手が何回も起こっていた。
申し訳なかったが次の段取りの為、司会を放棄してしまった。
まだ、外の雨は強い。



雨の中バスは出発
先着30名で募集していたので乗れない人は自分の車でお願いした。
傷害保険45人分かけている。



現場到着、まだ雨はわずかだが降っている。



しかし、最高にホタルが飛ぶ場所に着くと雨はやみ、ホタルが光る。
それだけではない、ホタルのサービスが始まった。小学生の服に止まったり、近くまで飛んできた。
運よく今日は雨の為、他の観賞者はいない。
何時もなら注意する行為も、今日は見えなかったのでホタルを捕まえた子もいたが不問。
こんな具合にホタルの観賞もでき、楽しい催しも20時30分には終えて公民館へ帰り解散。
多くの皆さまのご協力感謝します。ありがとうございました。

6月13日のホタル
少しづつ増えてきたホタル、予測は800匹なのに
♀が飛び始めた9日360匹、11日480匹、
今年はもうだ駄目かとあきらめかけた13日
それでも晴れたので、道に残った草木やヘビのでる川原の草を処理して夜を待つ。



雨が降り、濡れ草の下にはホタルの卵を食べるダンゴムシが一杯居た。
これでは源氏ボタルがいくら1匹の♀が卵を500個以上産んでも生存率は低いはずだ。



ホタルを思う「ホタル恋」が通じたのか
11日まで昨年最大の飛翔地は数が少なかったが
平家ボタルを含めて大量の飛翔数で帰ってきた。





この結果本日の飛翔数約590匹
ただし、下流の5月22日から飛翔している地は1匹の光。
つまりホタルの命はストレスがなければ20日は生きるが寿命が来ている。
よって飛翔数には飛んでいない場所は最大飛翔時の数で計算している。

余談ではあるがある新聞記者さんがホタルの記事をのせるのだが
始めてホタルの光をとるからよく飛ぶ場所を教えてと電話をもらった。
少し疲れているが世の為、堂々川の為「はい」と元気でご案内しました。
13日のホタルフォトである。


日本一のホタルの飛翔
砂留の水しぶきが綺麗!


ホタルツリーと自然が勝手に呼んでいる木付近の光


1m程の所でホタルが10匹以上が光る


今夜は月が顔をだし、ホタルの撮影には不向きである。



が今日もホタルが協力してくれた。
有難い。
堂々川のホタルは人情にも厚いホタルです。

ホタルの川

2011-06-12 12:23:08 | Weblog
時の記念日が過ぎて少し時間をお粗末にし始めた。
今日12日は堂々川ホタル同好会の総会と地域の人を集めた勉強会。
勉強会は登録有形文化財の砂留とホタルを学ぶことにし、その後で現地を鑑賞する。
御野公民館で17時30分から開催する。
総会は昨年の実績報告・会計報告と今年の計画を説明する。
この仕事がすべて事務局長の仕事である。
多くの人はホタルが飛べば、爽快であると思うが当方「そうかい」ではすまぬ。
仕事量が多い。誰もやらないから引き受けている。
腕まくりをして、やらねばならない。
昔三波春夫と云う歌手が歌った「大利根無常」の気持ち、「やらねばならん・行かねばならん」
確かそこにはよしきりが出てきた。
多分この鳥が大ヨシキリ、三波流、行かねばならんの鳥だ。


口元が赤い

飛んだと思うと

電線上で鳴く


堂々川の川原では白と黄色の蝶が休む。
どうちょうかと悩んでいるのでうまく行くように案内を頼むとよくよくお願いしておいた。
しかし今日はお昼前から雨が降る。お願いしていたが逃げられたか。





例年より少し遅れてアヤメが咲き始めた。
古い歌で橋幸雄が歌った「潮来笠」は花アヤメが出てくる。
こんな遊びを入れるとつらい仕事も苦にならない。

ホタルの勉強会の為に川を散策すると
弱肉強食の事例が見つかった。



水中の生き物が陸に上がり飛んだとたんに蜘蛛の網にかかり、掛かってもがいたところで
別の虫につかまり食べられる。

ホタルの光だが6月11日現在480匹 6月9日が360匹だからかなり増えてきた。
だが昨年は約700匹だから大幅に少ない。
特に平家ボタルの数の減少が目立つ。
もしかして、平家ボタルの光は弱いから我が目の衰えで見えないのならよいのだが!
今年のホタル、
昨年よく飛んだ場所が少なく、別の場が多い。
本日の夜、よく飛ぶ場所は観賞会と云う名のもとに案内することにしている。
昼間の日本一の砂留



11日の夜の蛍の光







最近、夜ホタル光の軌跡をカメラで追われる人を多く見かけるが
昨日など車が150台を超えて来訪したので暗い場所へ移動して撮影されている。
あまり出合いたくない生き物とも出会っているので注意信号をだしておく。



今晩はよろしくお願いします。

ホタルと共に

2011-06-08 09:46:36 | Weblog
午前中、神辺駅から電車に乗って三原までの1時間
三原駅ではタコを拝見し、
三原リージョンプラザでは「土砂災害防止県民の集い」に参加、発表し
夜は堂々川から服部川までホタルを追った。
山陽本線三原駅、駅表示にも蛸のマークが付いており駅の構内では旗・幟が一杯、


三原駅


早めに三原駅に着いたので徒歩で会場へ、道を迷いトホホ。
会が県局長殿、三原副市長殿の挨拶で始まり、「宮本常一 民衆の知恵・・」の基調講演
それから事例発表があり、最初に堂々川の報告があった。
発表の前に全国表彰をうけることになったと披露されたが
頭は発表で精いっぱい! 何が何だかよくわからなかった。



三原まで堂々川のホタルがなんで来たの! 電車で来た!
いつもの癖がここでも出てしまったがこの頃から落ち着くことが出来た。
細かいことの記憶は定かではないが
シランの花を誰が植えたか知らんとか、
ホタルと菖蒲の花が砂留の川原で勝負したとかの駄洒落はしゃべっているらしい。
厳粛な場だったので反省している。
土砂災害の恐ろしさを体験できる模型を見た。
堂々川で起きた1673年の出来事もこうだったのか納得した。



帰りも電車で、
神辺駅では第3セクターの井原線に乗った。
何とこの車両はホタル列車だった。
他所のホタルを宣伝する気はないが
この列車を見ると矢掛町、宇内のホタル公園、井原鉄道他が一体でPRをしている。
無料バスが出ている。
ちなみに、この地区のホタル飼育場で飼育されたホタルは
数年前まで東京銀座で舞っていたと云うから堂々川が勝負する相手ではない。







夜の8時は堂々川へ出勤
本日のホタル、240匹、定点10か所すべての場所でホタルは光る。
5匹のところもあれば、50匹を超えているところもある。
証拠写真を3点







9時過ぎ、雨がぽつぽつ落ち始めた頃、堂々川の観察は止めて
福山NO.1と人が言う服部川を訪問する。
ホタル祭りをされているらしく地区の人がまだテントで働いておられた。
ホタルの数は
ホタルの光は時間帯や天候状態で変わってくるから一概に決めるわけにはいかない。
堂々川対服部川どちらのホタルがたくさんいたか!
堂々川ではまだ菖蒲の花が咲いていないから、この勝負はしないことにした。