自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

不法投棄の歴史

2018-01-31 21:21:24 | Weblog
堂々川ホタル同好会は2006年4月が設立である。
もうすぐ12年目が終わる。

設立の少し前には軽自動車も捨ててあったという。
おかげで私が講演するテーマ
「不法投棄の川を観光地に変えたボランテァと小学生」
は人気のある講演の題の一つだ。
その不法投棄の川、堂々川を10数年をさかのぼってみる。


発足時の2006年4月22日

2006年4月24日


続いて


2006年8月


始めたばかりだから長い間堆積していたものが出てきたのだ。
断っておくがこれは同好会が集めたもので、福山市に合併したその時
神辺堂々川に視察に来られた部長(後からお礼の電話をして判明)殿が
市民が頑張るのなら市も応援すると言われ、業者が4トントラック2車
処理してくださった後であった。
その後、川の水を利用している水利組合が


2009年に集めたごみ


広島県がホタルばかりがもてるのは困ると川の土手の木を伐採してくださった。
その時我々が川の中や土手から集めた電線の被覆(中の銅は抜き取ってある)


2010年の事である
この不法投棄者、大方の目星はついたが証拠がない


我々会が作業する範囲外にダーサ谷がある。
今回写真が見つからなかったが1つの谷の入り口に
4トン車分が捨ててあり、市役所の方に依頼したら
二つ返事で対応してもらった。
あーあれから10年、
この寒い中、砂留の調査をしており、この谷に入ると


当時のタイヤやプラごみが見えたので
2日間に分けて道脇迄出した


新しいものではゴルフのケースやタイヤチュウブも出てきた。

堂々川ホタル同好会が動かないと10年たってもそのままとは情けない。
昔の人は気が利いていた気がする。

話しは変わって寒い日が続く。


池に氷が張り、厚い氷の上に雪が積もる


堂々川でも雪は降る。


大砂留とも言われる6番砂留も凍る



鳶ケ迫砂留も降る雪でよく見えない



もちろん大砂留も雪でかすむ


この2つの砂留を友好団体の方と整備している。
それが雪がやんでいる1月31日きれいな姿に変わっている。
まるで忍者が呪文をかけたような短時間の変わりよう。

春になり草が伸びないうちに写真愛好家の皆さんや
最近堂々川にも表れている砂留女子の皆さんぜひ見てください。

寒かった

2018-01-27 10:44:09 | Weblog
寒波が来る前冬鳥のいる池の様子


池中央でミコアイサが泳ぎ

オオバンが土手に上がり餌をついばむ


その翌日から一転、お天気の気まぐれが始まり寒いのなんの!




蝶がいる砂留

キタキチョウは今日も耐えている


堂々川の遅れている堤防の草刈り。
これを実施しないとポイ捨ては減らない。


ルリビタキが出てくるか待つが
お愛想なしだった


代わりに出てきた小鳥の集団
エナガが15羽、メジロが10羽、シジュウガラ1羽
動きが早いので数は適当


シジュウガラ

エナガ


カラスの空巣が上から見てる




6番砂留から下流を見る

鳶が迫砂留群


いずれも2年ぶりの整備だから立ち木やススキがなければ景観はよい。
これで雪が降れば
春夏冬とあきの来ない堂々川の姿だ。
イベントをしなくても堂々川の四季が楽しめる。


甌穴か

2018-01-24 14:57:46 | Weblog
空は晴れているがいつもは見える山が見えないほど雪が舞う。
今日は1月24日だが、今月はもう18日も堂々川へ勤務している。
何を目的に!   
テレビと炬燵の守はまだ早いと決めている退屈男のする仕事。
ごみ退治と新発見、甌穴の確認に(おまけの蝶と鳥等自然系も)

甌穴(=ウイキヘディア)を調べると国や県の天然記念物がたくさんある。
近くでは三原市にもある。
先日から砂留の作る甌穴は写真を載せたが、今回は不法投棄の場のものだ。
(おさらい。堂々川の砂留を流れる水と砂が作る穴を約60個発見)


砂留を通る水、砂を含む

長い年月をかけて川底にあいた穴


石の弱いところに小さな穴ができそれを水が渦巻いて
水に含む砂が穴を大きくしていく。この確認で日参。
もう少し時間を貰い、まとめてみたい。

今日のテーマのもう一つは相変わらずの不法投棄対策。
川の土手、川の中にごみを捨てる人間のカスが相変わらず横行する。
警察もパトカーが巡視してくださる。



道に少しの広いところや笹・葛が茂ったところにごみは多く捨てられる。






甌穴見たさに川に降りるが簡単ではない


ロープを使い葛の弦や草を刈り降りる場所を整備した。
川の中のごみを拾いながら自然を見つめる。


ガガンボ(大蚊)は人に危害は加えないそうだ


こちら夏なら大変なことになる。


蜂の巣



里山で人の住む近くに居るヘビトンボ
珍しいそうだ

判断はできないが
アメリカザリガニではなく手長エビみたい


土手の木をふと見ると
メジロが集団でやってくる。



最初1羽、続いて5羽、また2羽
エート今何羽。
そうです8羽です。この集団最終的には40羽ぐらいが目の前を通る。
あれよあれよと思ううちに、カメラは動かず通り過ぎられ、証拠なし。

町おこし

2018-01-22 11:11:14 | Weblog
今日22日は9時過ぎから小雨、広島は雪が降っているそうだ。
昨日までの4日間気温も高めで暖かく山へ上る途中で上着を脱ぐ人が多い。


アジサイの芽が急に膨らんだ感じ

秋の虫ウマオイが飛び出してきた


御野のまちづくりを再構築するため委員長の旗振り?で公民館、
福山市神辺支所トップの方や福山市立大学の学生さん15人、
地域の古墳発掘発起人やホタルの関係者
井原放送さんも含め土曜日公民館に24人が集まった。


9時30分スタート


御領山の古墳、昭和の時代まで栄えた山の消えかけた集落を見学した。


江戸時代の石積み民家跡、敷地が5反歩もあったとか

今は月数回この家に来て野菜作りをされている人の家


平成の代になってもまだこの家では神楽を舞い、県境のお月さんでは
冬至の日かぼちゃ汁の接待を行っていたそうだ。

神辺地区の6小学校が遠足には訪れていた八丈岩(カメラを忘れて証拠なし)
この地は確か第12回広島県景観会議の優秀賞を受賞されている


御領山のPRポイント古墳の丘





どのような形で町起こしとか観光地にするか
学生さんの提案を期待する


広島県でも5本の指に入る古墳


今回は女学生がほとんど
でもかの女たちは男顔負けの行動力がある

お昼は一旦公民館まで帰りお弁当を食べて
午後は堂々川の案内を筆者が行う。


ご存知の1番砂留
ここでも高いところにモデルがいる


1673年当時の備後国分寺の周辺に居を構え住んでいた人が150人強
そして大原池決壊で起きた土石流により63人が亡くなった。
その大原池がいつ頃作られたか(今研究中の一部を話す)

5番砂留、現在砂留が壊れ始めている現状を見てもらう。
この場所を中心に堂々川の景観も
広島県景観会議第16回最優秀賞をいただいている。
堂々川ホタル同好会はイベントとしてPRはしていないが
自然保護、景観づくりには力を入れている。
自然の美が春夏秋冬イベントを実施してくれる。



堂々公園、水鏡のきれいな淀ケ池、その周辺の砂留を見てもらい
四季の森迄



平成になって作られた堰堤、作る必要があったかなかったか?
しかしこの場は福山市有数の桜の名所として徐々に名前が浸透している。
賑わい創設の一つとなっている。要するにPR・PR。

ここでも元気のよい学生さんが一気に岩場を登ったが
降りる時には下を見るため怖くてすぐには降りられない。
世の中こんなものだとわかってくれればうれしいが!

急ぎ仕事

2018-01-17 11:33:21 | Weblog
鬼平犯科帳には盗人のことを急ぎ仕事人とも呼ぶ。
今日の記事は数日をまとめてUPしている。

キタキチョウ6日目は元気か?


元居た場所から1mほど下方で草にしっかりつかまっている


この日は靄がお昼ごろまで続いていた。


雲海とは言えないが似たような景色
/


ジョウビ姫がやって来た。




1月14日日曜日
井原線の開業記念イベントが開催され、大きな駅では
各種のサービスやイベントがある。
神辺駅では生姜湯サービス、商店街ではぜんざいサービス
みかんの無料つかみ取りサービスなどがあったがお客様が少なく感じた。


井原線気動車

駅前観光看板前


なぜ少ないか調べることにした退屈男
十数キロ東の沿線最大の井原駅まで行ってみた。
この日の井原線は何回乗ってもどこまで行っても500円

鉄道を利用せずに井原駅まで


この駅はイベント用広場があり、駅中にはジーパンなどの
織物や製品を販売している



キャラクター「田中君」
 平櫛デンチュウの出身地?


駅の中には


この日は
ごんぼうラーメン500円


今どき500円のラーメンは珍しく安価
ごぼうがこの地の名産、ごぼうが好き嫌いで食べる価値は決まるが
他所の地区のPRをしても仕方ないがうまい部類だ

今日は3日分の記事をまとめてUPしているので次へ急ぐ

今砂留のレポートを書くための資料集めをしている。

堂々川最上流の自然


大きな水音がしたので池を見るとヌートリアが飛び込んでいた

対岸目の前の3本の木が真っ白
早晩、鵜の糞害で木は枯れるだろう
ブラックバスが増えると鵜も増える


この池の下方の池淀ケ池
水かがみが綺麗なところ


ここでは水鏡を鴨が壊した


堂々公園まで下ると


烏の巣が2つ


なぜお客様が減った!かの原因調査から
自然環境まで話は飛んだが
結論の1つ
井原線に乗車した人は老人とお孫さんがほとんどであった。
日曜日だったが20代から50代の人が少なかった。
神辺駅では無料の生姜湯サービス
うどんとコロッケ、ドーナッの販売これは有料。
賑わいの創造と若者が好むイベントが必要か。

何処か他の地区で盗めるものがないか探してみた。

ルリよ恋

2018-01-13 17:13:12 | Weblog
幸せの青い鳥と呼ばれることもあるルリビタキ。
夏は高地で過ごし、冬は本州を中心に里へ下りてくるきれいな鳥だ。
毎年1月~3月に堂々川の草刈りをしているとすぐ近くまでやってくる。


ルリビタキの♂


余談だがルリビタキはジョウビタキの縄張りに入ると追い回される。
そのジョウビタキもモズに追われて逃げる。


ジョウビタキ♂ 私は彼をジョビ吉と呼んでいる

前回UPしたモズの巣
モズは強い


ここ数日、寒い、寒くて、1~2時間時間がとれた時は4番砂留周辺を
整備することにしている。山仕事は暖を取るには最高の省エネになる。


急な斜面にススキと笹竹がびっしり


11日、12日と13日わずかの時間を取ったので砂留周辺は見られるようになった。


草刈り機は常時軽トラに載せていた

無理をせずに作業をしたが様になってきた


ブログ友達のお二人さんが黄色の蝶の越冬姿を載せておられ
私だけがカヤの外だったが、初日11日に砂留のそばの草を刈っていたら
黄色が見えた。


1日目 悪いことをしたと心では謝った



そして2日目も整備を続ける


草の茂みへ僅かに潜っていた


3日目 寒い朝が続いたが頑張って同じ場所で生き延びている。



4番砂留も見られる状態まで復元した。



3日続けてこの砂留を整備しているのはわけがある。
ルリビタキが出てくるのを待っていたのだ。

鳥が飛んだ軌跡を見た気がした。
確かに鳥が飛んでいた。


エナガの群れとメジロ


寒いから川の風のこない谷間を流れる場のススキなどのところへいる。
幸せの青い鳥ではなかったが「えーなが」めを見たから
ええー初夢を見せてもらったと絵日記には書いておこう。
しかし鼻水は止まらない寒さは続く。

新春初見

2018-01-09 18:20:34 | Weblog
9日9時過ぎから急に風も強くなり気温がどんどん下がる。
大学との連携で御領山をPRするからと要請がかかり、
まちづくり会長他皆さん、市役所の方などと
古墳やすでに消えかけている集落、名所旧跡を車で移動した。


冬は結構遠くまで見ることができる
御領八丈岩からJFE福山製鉄所を見る
距離は20km弱


案内はお昼で終わり、次回20日の学生さんの来訪もお付き合いをする。

お昼から、さて何をしようか。頭の中は退屈の虫が動き始めた。
こんな日は堂々川出勤が普通だが、時々小雪がちらつくから
家の周りをカメラ連れで一回りする。


今日は何を推薦してくれるかな


赤い実がクロガネモチ、タラヨウ、クコ、万年青、千両とあったが


代表して万両を紹介


続いて黄色の実は柚子、キンカン、八朔とあるが


後10日もしないうちに収穫する八朔

沖縄で実るというシークワーサー


もうすぐ咲きそう


ろうばい


お隣の木に一杯実っているミノムシ




今年はほとんど見かけないカマキリの卵


アレー、木からぶら下がっているのは


ウスタビガの繭?
薄緑色が綺麗だった


最後はモズの巣
多分昨年かその前の年のもの
今年はモズを見ることは少ないので♂が♀に給仕す姿など見ていない。


見つけた場所から移動して
山茶花と共演させた


時雨雪が舞う場所200mを1周した成果である。

小寒

2018-01-05 21:25:36 | Weblog
今日は24節季の小寒、いよいよ寒さは本格化し
今時分南岸低気圧が通ると雪が降るが!今日は雨も雪も降らなかった。

24節季、小寒では「記事(雉)初めてなく」とある。
鳥が出てきたから、まずは昨年末の鶯を取り上げたが実際は
ルリビタキの雌だった。「森の散歩道」さんありがとう。
100人以上の人が鶯と信じられたようです。


ルリビタキ雌も私もびっくりしたすぐの写真


雉が鳴くかのように、昨日、新聞記者さんが電話してきて
明日、「もも姫」の記事が載るからと。
「これは新年早々おめでたい。新聞を買いに行かない」と
「ごめん!貴方の名も顔も書いてないよ」・・・シーン・・・

いくら正月でも、桃の神様だけでは一般受けしない。
なるほど!
小学校、中学生、まちづくり委員会に煎餅提供までが記事には書いてある。
そしてゆるきゃら2点、


打合せ現場

御野校のゆるキャラとコラボ



何人もが絡んだもも姫


1月5日、山陽新聞備後版に4段抜きカラー紙面の1/4は、電話してこられた意味が分かった。
書いた記者さんは「記者も営業です」と言っていたが
仕掛け人にまでPRしてきたのは立派だ。結局新聞を2部買った。

神辺図書館を訪問した。
かんなべかるたが展示してあった。
私のものはまごまごしているうちに孫にわたってしまったのが理由。


八丈岩の鬼伝説

堂々川のホタル 堂々公園
古墳、八丈岩の鬼の足跡


鬼伝説だけなら1昨年10月に私の原案で作ったDVDがある。
まだ、何枚か残りがあるから希望者には提供します。

帰り道、今年初めて堂々川へ行く。
車が止まっているのでその前に、
我が軽トラには不法投棄監視の看板が取り付けてある。
車はすぐに上流へ行った。
川の土手には前から気になっていた伐採されたコナラの枝がある。
それを取り除くのが初仕事


小枝が6本

車に乗せた


それを取り除いたらなんとDVDと写真集と週刊誌が
45㍑袋に一杯もある。


ありがたく拾わせてもらった


ごみの捨て場は福山市殿と打合せの場へ



同じ捨てるならもう少し拾い易いところに捨ててくれんかのう。

まだ年越し時にお参りしたすぐ下の、国分寺のご本尊の姿を覚えているから
だまって対応させていただいた。
何時までありがたいありがたいというかは別にして、今年の幸先は悪すぎる。
で、DVDだが1枚や2枚ではない。
なんまいだ?なんまいだ。
もう忘れた。

年が明けるまで

2018-01-02 17:31:12 | Weblog
2018年が明けるまでのドラマ、12月31日の出来事から
畑の草取りが残っていた! 掃除した後の葉っぱが山積みだった!
それらを片付けていたら


バッタの冬眠を邪魔した。ごめん!


葉っぱを片付けていたらジョビヒメがやって来た。


えさのいる場所をよく知っている。餌ゲット。


山へ仏様にお祭りするササキを取りに
鶯とぶつかるほど近い藪の中、慌てて飛び立った鶯の写真ゲット


大きくとれているのだが保管場所が探せず
今回は彼女が代理(ジョビヒメ)


少し時間がとれたのでパンダ鴨を見にいく。


人気のある鳥だ。四方八方から挨拶に来る


そうこうしているうちに14夜の月?スーパームーンが


登ってくる 新聞によれば地球から
36万㎞離れているがこれでも近いのだそうだ


毎年近くのお寺さんへ1年のお礼を言いに行く。
(私の場合お願いはほとんどなしでお礼ばかり)
除夜の鐘は23時過ぎから突き始める。
このお寺さんは参拝者の希望者はだれでも108つの中で鳴らせる。

サイトウギに火つけて暖を取りながら新しい年を迎える。

<
老若男女、だれでも可能
いくつ目かはカウント取り役員がいる



住職の読経で点火
般若心経が終わるまで待てない、寒いという人のために点火か

お酒の接待は竹の筒でかんをする


お月さんもそうだと煙の上空から見て御座る


よく燃えて今年の垢や苦悩を焼き消す




このお寺ただいま仁王様が修理中
仁王の阿吽がこの地区の狛犬他と逆位置の珍しい姿
もしかしたら重文になるか


国分寺の東方約50mには昔は国分寺の守り神社だった
下御領の八幡神社があり、その神社にも多くの人が
お参りされている。この神社にもお礼に参拝した。


こちらの神社はぜんざいの接待があった


24時おめでとうございますとあちこちから声が上がる。

1時過ぎには家にかえって風呂に入って寝る。
1日は寝正月と決め込んだ年の瀬と始まりの行事でした。