自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

あか

2008-10-28 21:35:33 | Weblog
堂々川のホタルが校長室で学んでいる小学校で
福山市の協力をもらい勉強会を行った。
くちばしが黄色から卒業したと言っても小学3年生。
どこまでわかるか考えたが、我が講義はあかんかったと反省している。
この子たちの中の17人がホタレンジャーになるのだ。



さて、時間が過ぎて、天高くそびえる青い空にジョウビタキが帰ってきてから5日ほどたつ。
百舌鳥に追われてこの鳥が柿の木に逃げた。
この鳥だけでは尾は黄色で、おも白くない。







面白いことがないかと今日は赤を探してみた。


世界3大紅葉樹スズランノキ

世界3大紅葉樹ニシキギ


期待されても3種目のニッサシルバチカは我が家にはない。
今一番赤が目立つアメリカハナミズキ、続いてノムラモミジ


来年の花芽と赤い実をつけたハナミズキ

ノムラモミジ


カシワバアジサイ、サイジョウ柿、カリンはこれから赤くなるのかな。


アジサイ



カリン


10月桜は今頃花をつけたので恥ずかしいから葉を落としてしまったとか。



花の少ない時期に咲く木だけあってやることが派手だ。
ハッパ64枚どころか、葉をたすことも引くこともできない、本当に1枚もない。



今日の締めに南天をとりにして採点してもらおうと思ったが、まだ色づいていない未熟な私には何点等採点する資格がないと断られた。

おちを期待してもらったが今日はあかんかった。赤恥をかいてしまいました。

10円

2008-10-25 12:52:25 | Weblog
野に咲く可憐な雑草のカタバミは繁殖力抜群。
春から秋まで黄色の花が咲き、円形柱の果実を結び
熟すと果皮が勢いよくはじけて、種子が2メートルを越えて飛ぶと言う。



この葉っぱを口にくわえると酸味があるので子供の頃よく食べた。
この酸味はシュウ酸を含んでおり毒である。
たくさん食べると体に悪いから注意が必要な草なのだ。
参考までにこの草にも薬効があり
寄生虫などが起こす皮膚病や虫さされには全草のしぼり汁が効くそうだ。
この草には別名があり
ゼニミガキ、ミガキグサと呼ばれる。
10円玉をこの葉や茎でこするときれいになる。
ご縁(5円)があったらこちらも試してみて。(真鍮や銅はきれいになるよ)


普通の10円玉、酸化して黒くなる

磨くと銅色が戻ってくる


綺麗になった10円玉が綺麗を見せびらかしたいと旅に出た。
まず人が集まる場所へ





後進国の楽器にびっくりした。
ゲームをしようとしたら1ゲームが30円
お金が足らないからゲームはあきらめた。
次は赤ちゃんの集まる所へ







ここはお金の話は関係なさそうな幸せ気分。
可愛い子供たちがいっぱいで先生のお話よりもおもちゃや隣の子供が気になる。
お母さんはその子供たちを見守る方に気が散り講義は聴けた金(かな)

10円玉は自分をためしに武者修行
少し離れた町へ行ってみた。


マンハッタン

ハリウッド


海外の旅は難しい。
ならばせめてアメリカのムードがほしいとギャンブルの世界を訪ねた。
どうか(銅貨)がここまでやるかなー。

円が最近強いから
10円だってやればできると頑張ってみたけれど
綺麗になっても10円は10円、
どうか勘弁してください。10円では売れません。
こんな話ばかりでした。





日本一の砂留

2008-10-21 22:06:20 | Weblog
「初老なのになんで忙しく働くのか」
時々このようなことを問われる年代になった。
 これからの話はキク価値がある。



「吾 十有五にして学に志し、30にして立ち、40にして惑わず、50にして天命を知る、60にして耳傾、70にして心の欲するところに従って矩をこえず」
中国の孔子の言葉であろう。
この言葉に発奮して15、30、40は無しにして60歳を境にホタルと遊ぶことに決めた。
 最近忙しいのは堂々川のホタルの幼虫が川に入って
落ち着いてきている時期だから、川面に生える葦や岸の草を刈取り
太陽の光を川面に入れるためである。
しかし草刈りをほぼ終えた今、川をよく見ると川には水がない。


今年の夏350匹の平家ボタルが飛んだ川


来年のことを思い作業をしたのに!
骨折り損のくたぶれ儲けにならないことを祈る。
やはり15、30を飛ばした影響が出たのか心配になってきた。
同じく草刈りした川の上流へ向かって歩いてみる。
この川には日本で最大規模の砂を止めるダム、砂留がある。


1番砂留
この砂留は壊れてすでに機能を失っている


もう何年も川床は放置されたままで竹を刈取るのもきつかった。
ここにビオトープを作り、再来年ホタルを数100匹飛ばす夢がある。


2番砂留


1年前この砂留でタヌキがタヌキ寝入りをした場所だが今では考えられない。


3番砂留


1昨年この上流を整備してビオトープを作った。
今年はここが最大のホタル飛翔地であった。
残念ながらここは今年、何回か紹介したようにイノシシがやってきてしし牧場にしている。
ししが16匹来て遊んだあとのビオトープは壊滅状態だ。
来年のことを言うと鬼が笑うが、我慢強いと自負している人も弱気の言葉が出る。


4番砂留


昨年から彼岸花を植え始め、今年で600本強を植えた。
ここは再来年テレビ取材が期待できそう。
彼岸花の球根には毒があるからししは掘り返さないはずだ。


5番砂留


堤長が55mもある砂を止めるダムとしては日本最大規模のものである。
しかしこの上部は公園になっており、すでに砂を止める機能はない。



鳶ケ迫砂留は上流の流域はほとんどないが周りは花崗岩で出来た山ばかり。
真さ土が土石流を起こす可能性があるから平成になった今でも砂防工事は進められ砂留は作られている。


鳶ケ迫砂留
不思議にこの谷は水があり川が流れる


以上7つの砂留は国の登録有形文化財である。(正式には8つが文化財である)
あと1つの内廣砂留はマムシが這っているのを見たから上るのをやめた。
また堂々川ホタル同好会も管理外としている。

と紹介した砂留の崩落を守るために木を切り、ホタルを飛ぶように草を刈っていたから忙しいのである。
その草を刈っている我々の姿は70にしての心だ。
その心を黄色い花と蝶が応援してくれる。



時は秋
まだ飽きてもらっては困る。
妖艶な姿の花


秋の七草ナデシコ


またの名をセキチク(石築=堂々川では当て字をこう書く)と言う。
今日もし黄色で終わったら黄違いと思われそうだから色を変えて終わりにする。


ブンブ

2008-10-18 22:00:50 | Weblog
青い空
男も女も空を見ていれば誰でもきっと詩人になれる。
そんな秋。
堂々川はブンブ文武と忙しい。

草刈り機は全力でブンブ、ブンブとエンジン音を響かせて
長い間荒れていた2番砂留の河床をきれいに刈り取る。
スズメバチは一休みしている我々の近くをブンブ、ブンブと飛びまわり
殿様さまバッタを捕まえて食べ始めた。
約3分で頭とお尻と足を残して南へ飛び立ち、すぐに北へ向きを変えて消えて行く。









お昼からは
美野ローズネット同好会がイベントに参加してこんにゃくを販売した。



前日のこんにゃく作り
初老の男性が家からさつまいもを持参して、
一生懸命草を燃やして、焼き芋を作っていた。








「想像以上に美味しい」の声、
それを聞いた周りの人は「へー」
笑いをこらえていた人がタイミングよくその時音を発した。
バラの香りとは異なる匂いが漂いはじめた。

こんにゃくが出来、お昼が来たので今日の仕事は終わり解散。
10月27日ホタルの留学が縁で小学校で勉強会をすることになった。
資料を作るためカワニナの生息地へフォト撮りに向かう。
そこにはあこがれの探し続けた彼女がいた。


源氏ボタルの幼虫

カワセミ
遠い(夜目遠目傘の内、それでもきれいだ)


資料造りの内容が確認できたから
また堂々川へ、
そこには明治時代に改修された5番砂留、草が刈られて姿が見えた。
スズメバチと草刈り機がブンブ、ブンブと唸った場所だ。



「ザンギリ頭叩いてみれば文武ブンブの音がする」
明治にはこのようなざれ歌を歌った人もいたようだ。

さんざん

2008-10-14 11:32:35 | Weblog
「稲刈りや月は東に日は西に」
盗作、稲作、倒錯。


明日稲刈りをするのだろう
雨の確立50%、降らなければよいが

東に、月遅れの仲秋、月が出た

西は、神辺は夕日の町


戦いすんで日が暮れて、
1日を振り返れば、散々な目にあった日であるったことがよくわかる。



作業終りの挨拶は元気だった。
ゴミ拾い、草刈り、彼岸花植え、アジサイの枯れたものの植替え、
子供たちの自然観察と内容は豊富な作業であった。
振り返ると
ゴミ拾い中、早速アクシデント。


約15cmのムカデがGパンの上から噛みつく

副会長が家に帰り
ハミ焼酎と中国の薬を


10分もすると腫れはひき始め快方に向く。
マムシ(当方ではハミと言う)焼酎はよく効く、
ニラや玉ねぎもよく効くが腫れの引く時間が少し早いようだ。

ホタレンジャーのリーダーはこのアクシデントにも負けずに
笑顔とポーズを作ってくれた。少しは安心した。

学習机を分解して不法投棄をされた(4月以降3件目)所から
道路を挟んですぐの斜め向かいの5砂留の付近。



そこには前日、彼岸花を約600球採取して箱に3箱、うち2箱は
重いので新聞紙を水に濡らして道路わきに置いていた。



1箱しか残っていない。
不法投棄と思いご丁寧に濡らした新聞紙をはぐって中を確認している。
どう考えても盗られたようだ。
約200球の彼岸花を盗んでどうするのだろうか。
しかしよく考えたら吾輩も悪い。
段ボール2箱を不法に置いていたのだから!
早速ラミネーターを買い次回からは表示をすることにした。
(影の声・・・すぐ近くの捨てられた机はそのまま、彼岸花の球根、約200球だけ持ちさる人よ、お主かなり悪よのう)

多くの人の善意で約450球を植え付け完了した。
よく考えたら約2時間でこれだけ植えるのが精一杯だった。
盗んだ人ありがとう。



アジサイを植えている。約50本のうち半数以上が枯れたようだ。



自然観測をしていたはずの女の子が私の手を握り一生懸命ひっぱる。
何か良いことがあるのか期待したらスズメバチがコオロギを襲っているところまで連れて行った。
怖さ半分、興味半分
これこそ生きた自然環境教育だ。


スズメバチがコオロギを襲い肉団子を作っている


そしてスズメバチは北の方角へ飛んで行った。



前日、日本最大規模の砂留の付近の草刈りしたが、
多分この付近の石垣に巣があるのだろう。
ハチに襲われて年間約30人が死ぬと言う。
これだけ人災、天災、虫災に痛められれば先に何があるか分からない、
この場の草刈り作業は11月後半に先送りすることにする。
まだ福の付く人のように投げ出したわけではない。

ダレヤ

2008-10-10 22:21:38 | Weblog
可愛い三人娘に手をだしたのはダレヤ(ダリヤ)。



色濃い話は置いといて、
四字熟語かな、雨栗日柿という言葉がある。
雨の多い年は栗が豊作、日照が続いた年は柿がよく実る。


今年は栗も豊作
すでに収穫が終わっているが

昨年は暑い日が続いたが実りは不作
今年も梅雨明けが早く良く照った


当てにならないと思った。
が柿には隔年結果という言葉があり実りの多い年の翌年は不作である。
お天気だけで決めるのにも無理があるようだ。
お天気の話の余談だが
10月10日、11月3日は晴れの特異日だという。
気象庁で調べたわけではないが感覚的には晴れが多い。
今日は20時過ぎから雨が降り出した。
言いたいのは「自然を相手にしていたら時々だまされるよ」

前回の少し前に、季節外れの花が咲いている紹介をしたが
その続きを数点


石榴の花

アーモンドの花

夾竹桃の花


気象用語では返り咲きとか不時現象と言う。
ここから3枚のフォトは花と実が一緒にあるものを載せてみた。
これはきちがい(気がクルッタ・木違い)ではない。


アメリカハナミズキ

これだけでお茶を濁しては終われない まだ落ちていない

「くもりガラスを手で拭いた・・」で始まる有名な歌
山茶花の宿


結構、意味深の詩であった。



「ダレヤ手を出したのは」とダリヤに問われ、
トンボが赤い顔して白状しましたとさ。

これでいいのか

2008-10-08 11:49:08 | Weblog
金木犀が咲き、香りが一面に漂っている。
その近くではボケの花がつぼみをつけていた。





わが身にもボケが始まったのかと少し心配しながら新聞を見ると
世界の金融・経済はものすごいことになっている。

小学校でイモ掘りがあるからと所属団体から召集がかかった。


JA婦人部主催で民生児童委員がお手伝い

掘ったよと大きな声を上げたが
顔を写したくないから少しさめてからのフォトになった

鳴門金時
色と味は一致しない


イモ掘りの後、学校へ留学しているホタルの生活を見に行った。
元気!
カワニナが食べられて殻だけになっている。
留学した1ヶ月前の倍に成長した個体もいた。



ホタルも虫だ。
虫の話が出たから無視できず関係ないが紹介する。


じっとして葉の一部みたいに動かない

このサナギ、風もないのにゆれている

よく見ると自分で体を揺らしている


静と動をみた。
(こんな時、静かにしておくべきか、動くべきか?
生きものの世界の予言はよく当たるという)

世界的な金融不安。
景気が悪くなるのは目に見えている。
いや、既にどうにもならない業界もある。
こんな時少しボケ気味の人間はどうしたらよいのだろうか。
自然を尋ねる人は浮世ばなれしたのか
だまっていつもの場所へ来て草を刈っていた。
(馬鹿の一つ覚えみたいに、彼岸花を植えて咲かせる悲願のために!)





「これでいいのか」と自問自答をしながら!
そして結論は、
今晩は秋の夜長を総理のまねをしてマンガを読み耽りたい。

生きもの調査

2008-10-05 15:43:01 | Weblog
 子供たちと一緒に探した堂々川の生きもの、
冊子にするには名前が分からないとまずい。
そんなわけで薔薇の街福山を南から北へ右往左往した。
福山市の支援とラブリーふくやまに後ろを押され、
会いに来い(愛に恋)という企業を訪問する。


福山市の名がつくばら「ラブリーふくやま」


そこは海の見える丘に位置し、遠く40km先の瀬戸大橋が見えた。
が60km南の四国は見えなかった。



環境総合コンサルタント企業の担当者の方と打ち合わせ




ハンミョウ


紛らわしい生きものはメールでフォトを送付して検討してもらうことに、
すぐ判明したハンミョウはそのまま確定となった。

魚編の生きものは高校の先生が学園祭で時間が取れないから後日とした。
さて、翌日の土曜日
忙しい!
まず御野ローズネットが植えたバラの香りを確認。
それから保育所の運動会へ、
わが孫は関東でまごまごしているかなと心配しながら、
そちらへ参加できない分来賓席で応援をする。



運動会はお昼には終わり、家に帰ると交通が渋滞気味
どうも大型トラックが予備タイヤを落下させて、そのままきずかず去ったようだ。



誰かが自分の通れるように端に移動している。
わが畑に近い分仕方がないから、警察へお願いして移動の手続きをする。
現場を確認に来られた。
周囲や通行者は想像以上に無責任というか冷めているようだ。
堂々川なら不法投棄は自分が火事場の馬鹿力で処理するのだが
まだ次のホタルこい(恋)が待っているから無理をお願いした。



子どもたちと堂々川の源流を訪ねる約束をしていた。
少し遅れた。
地図が読める子が先頭で一番高い山を探す。
そこはゴルフ場だった。





そしてこの山の南側に回る。
この谷は鳶ケ迫砂留があるところ、
その北側には平成に入って作られた砂留がある。



この谷には真っ赤なトンボがいた。
猩々トンボ、夏あかねサードッチわからないから只今調べています。
(日本総合科学さんから「マユタテアカネ」と教えていただきました。
 前から見るとよくわかる)
子供たちの質問には顔が赤くなることもあるがなんとか逃げられた。



忙しく動いたがこれでほたるがたくさん飛び、
子供たちの環境教育になればうれしいから疲れはない。


ホタルガ


「ホタルガ」という名前の蛾がいるなんて知らなかった。

好き好きだが

2008-10-01 22:16:53 | Weblog
雨が上がり今朝から快晴
空には雲1つないが蜘蛛は糸を光らせている。



今の気象は異常だ異常だと騒ぐ人は多い。
今年も10月桜が咲き始めた。(毎年今頃咲く種だから異常ではない)



それよりもこれから見てもらう花は通常咲く月とは違う。


ヤマブキ

ハナモモ

スモモ


桃や李はバラ科だからばらばらに咲く可能性はある。
夏に虫や風などに葉を落とされたら今頃花を咲かせる習性を持っている。
昨年も載せた気がするので馬鹿の一つ覚えはお辞儀して謝ります。


オジギソウの花


話の途中ですが次に進みます。


トチュウノキ


先日から堂々川の4番砂留が気になってしょうがなかった。
イノシシが出てきてビオトープが破壊されている。
シッシと追うぐらいでは彼らには効果がなく荒らしまわる。



草刈りの手間は省けたがビオトープとして造った川のバイパスは水が流れなくなった。
修復するのに現状を確認するために草を刈ったので被害が見た目より大きくなった。
10月13日修理をする。

草を刈っていたら珍しいものを発見したのでついでに載せておく。



名前は調べないとわからない鳥の巣?


「蓼食う虫も好き好き」というほどうまくない蓼の葉を食べている芋虫。
しかしこの蓼の花はピンクで可愛いかった。



これから秋本番、快晴の日が続くとウオーキングする人が増える。
堂々川の名が落ちるようなことになったら大変。
今日は4番砂留が見えるようにした。





会員は頑張って世のため人のために尽くそうとしています。
イノシシも悪いけれど、無法な不法投棄も悪いことです。
捨てないでくださいね。