自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

堂々川パレットの旅

2018-08-24 15:56:02 | Weblog
台風20号が中国地方に接近! 避難情報が昨日23日15時ごろ
5回にわたって携帯に入る。
これは大変と屋根にかかっている庭木を切り、風の被害を対策。
よく見れば海岸近くが満潮、高潮の地と、前回の小田川源流域に出ている。
結果は四国から岡山県、兵庫県、そのまま北へ列島横断日本海へ。
なんとわが地は7mmの雨量だけであった。風は強かった。

堂々川最近の出来事
ここ1週間は多くの人から赤以外の彼岸花は人気がない情報をいただいている。
それに従ったわけではないが赤色、つまり曼殊沙華、狐花等100の名を持つ
球根を2000個近く植えた。今年の4月から9900球を植えたことになる。


私達の活動拠点を示す看板

彼岸花球根を植える

彼岸花科のナツヅイセンが堂々川3カ所で160本ほど咲いている


堂々公園で8月の定例会を開催し、草刈り・彼岸花の植栽をした。
7月7日に岡山市で水環境学会のフォーラムが行われる予定であったが
豪雨で岡山へ行けなくなった。当然中止になったがその代替として
事務局の岡大教授が表彰状を持参してくださり会員の前で手渡しとなった。


表彰だけでもうれしいのに会員はびっくり


本題のパレットの旅の記事
7月8日に気が付いたが5番砂留へ流れ出る鳶ケ迫砂留の水が通る場所は
通路だが水の流れる川でもある。
散策される場所のポイントの一つであるので樹脂パレットを敷き
足が水に濡れないように便宜を図っていると思っている。


ボランティア団体が考えた金を使わない方法


このパレットが大水で流れ出し


この流れに合流して


5、4砂留を通リ


最近の4番砂留
豪雨以後石が赤くなった
鉄バクテリアが活動したらしい


3番砂留を超えて



2番砂留も超えて


激流にのまれ


この下のコンクリート砂留付近で漂っていた。


副会長が拾い上げ元の場所へ運んだ


7月の豪雨災害
堂々川では被害は比較的軽微であったが
もし砂留がなかったならと思うとぞっとする。
しかし、その砂留もあと数時間も激流が続いていたら
耐えきれずにごめんなさいという寸前であった。


2番砂留の水たたきの部分は江戸時代の築造時の石がはがれ始めている

下流のホタル同好会が管理していない場では砂が30Cmも堆積


写真に載せていないが交通標識が堤防をえぐった水の影響で傾いていた。

今回の台風被害は影響しなかったがもしや強い雨があったら
他の場所並みに被害も出ていたと推測できる。
よくぞ頑張ってくれた砂留、感謝、感謝である。

小田川

2018-08-14 16:35:18 | Weblog
広島県トップを目指して彼岸花の球根を植えている。
花色が昨年は17色、今年すでに新色3色を植え、猪に掘られて
無くなっている可能性の色を補填するため新しく1色植えた。


既にナツヅイセンが15本ほど咲きだした
今のところ予想より少ない



新花色20球を植える


7月豪雨の傷跡はまだ記憶に新しく
被災された方にはお見舞い申し上げます。


思い出したくない人もおられると思うと
記事にはしたくないが


新聞記事は呉と岡山県倉敷市真備が多く、その近くはほとんど知らない人が多い。
たとえな呉の近くの竹原市や真備町より上流の井原市
ここちらも被害は大きい。


道路の2/3えぐり取られている

近くの小田川の橋
危機一発で崩落を免れた


お盆休みで孫にねだられ山の渓流へ行く。


その行く先がくしも真備町を流れ大災害をもたらした小田川


源流域 山野の竜頭の滝付近


この川の左右2~3mの高さの木が根からはがされて倒れている

今は水は少なく沢蟹がたくさんいる


滝の上流部




ここまで来ても砂留が気になる



いたるところで土砂が道をふさぎ
迷いながら人のいる地へ


孫にはまごまごしたが帰られる道が分かってよかったねと
褒められたか皮肉られたか、ナビはついていても山道は表示しない。
小田川の源流域でいかに大量の雨が降ったか理解できた。

クロアナバチⅡ

2018-08-07 17:48:07 | Weblog
今日も猛暑は続く。我が家の温度計は1ケ月近く36度を超えている。
その間3日の夕方1回10分弱夕立が来ただけで雨はない。

先日ナツズイセンを紹介した。その後2カ所で5本程が咲いている。


堂々川では毎年3カ所で咲き
今年は盆前と8月末ごろの2回で約300本を予想


36度を超えた我が庭では今年もクロアナバチが20匹以上飛んでいる。
餌になるのはクサキリ
暑いのに夢中になり30分前後撮影した。捕まえてきたバッタは
約15匹、立っている私にぶつかってきたものも数匹。
穴の近くにいたからであろう。自分が明けた穴が近くにある。
位置を知るのは何なんだろう。






餌を一度おいて数回穴を掃除してから穴へ引き込む。




穴が小さくて中へ引き込めないのもいる


沢山いるから自分の穴ではない穴へ入るのもいる



捕まえてきたバッタを見失うのもおり、3カ所に持ち主不在のバッタが転がっていた。
それを穴の前に置いてみた。
1匹は他の蜂が連れ去った。もう1匹は無視された。

穴を巡ってバトルが始まった。







捕まえてきた餌を穴に引き込もうとしたら中にいた蜂が出てきて
取っ組み合い。



30分弱で2回のバトル。
穴を開けて餌を探しに行く、帰った時には別の蜂が穴にいる。

今回の観察結果。
近くまでは帰ってくるが、どれが自分のものかまでは記憶していないようだ。
我が身と同じ認知なのか?

美しき堂々川

2018-08-04 10:27:38 | Weblog
8月2日堂々川では堂々川ホタル同好会が12年連続で水質調査を行っている。
前々日参加の保護者から熱中症対策はなされているのかとの問い合わせがあった。
会としては対策済みであったがもしやもしやを考えて予算の追加を行った。
ボランティア団体、参加児童の夏休み自由研究のお手伝い、堂々公園で
家族連れが水浴び遊びに来られた時の川の水質の安心安全確認も兼ねている。


日よけテントはり


同時刻小学生や先生が堂々公園来訪、総勢43人
目的の一つ 
公園内の川の土手に彼岸花新色4種を植える。


福山市公園緑地課の許可済み


以前黄色の花の球根を持ち帰っていた人を会員が注意したら「公共の土地に
或るものを持ち帰って何が悪いと」逆に怒られた経験がある。
しかし、今度は泥棒として扱いができるので警察へ通報する。


2日、今年第1号の花穂をトンボと一緒に見た
ナツズイセンだろう


今回植えた花色4色で今年の開花花色20色
一般の河川土手1kmほどで20色は日本一(比較データーがない)

彼岸花植栽を終えて、5番砂留川原で水生昆虫を探し、基本の指標生物から
水質を判断する。水質4階級の内、上から2番目「ややきれいな水」


日本トップレベルの美を持つ砂留の下

網とバケツで生き物を探す


今回は7月7日の大雨で生き物の生息はあきらめていたが
思わぬ収穫があった。


ヘビトンボやヤゴ(コオニヤンマが多い)エビ類

アカハライモリ3匹


それらの生き物を児童が、会が支給した分類表から名前を呼び
ボードに市の環境課の人が記入していく。
福山市からは過去11回のデーターが一覧にされ全員に配布された。



職員が水を取りパックテスト(薬品検査)を行う


ここで一休み、参加者全員に大玉スイカ2個を切り、食べてた。
残った皮はホタルの幼虫の餌になるカワニナの餌になる。






終わりの挨拶が済、今日の安全を見て後片付けに入った。

皆が帰ったその後で
今回の大雨、川に流れ出た砂、そして昔捨ててあったごみが湧き出ていた。
見るに見かねて某小4年生の先生一人でごみを拾っている。
こんな行動を子供たちは見ていた。(許可を得ていないので未掲載)
環境という言葉を実践している先生は心も見た目も美しい。

また川原には砂が多いところでは30cm堆積していた。
それでもカワニナは帰ってきていた。


EM菌を放流
来年の少ない予想のホタルを支援するために


今日の一言
堂々川周辺の緑は一段と輝き、川は余分なものを流し綺麗になっている。
彼岸花も咲き始め、6番砂留も最高の美を見せていた。