自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

サクラとホタル

2020-03-28 13:50:14 | Weblog
 3月あと数日で弥生は去る。
春の来訪はいつもの年よりかなり早い。
サクラ(ソメイヨシノ)が咲き、春蘭も花を魅せる。


さくら

シュンラン


ソメイヨシノが咲いた直近の雨の夜
ホタルの幼虫は約8カ月住んだ水の中から光りながら上陸する。


これがゲンジボタルの幼虫だ


天気予報を見ていたら3月27日には雨が降ると新聞記事にある。
しかも結構雨の量が多いとも!

これは大変、もし本流へ水が流れたら捨てられたポイゴミや
たばこの吸い殻はこのまま瀬戸内海へ流れてしまう。
ということで、ホタルの住む所と捨てられた橋の下
のゴミを26日に拾った。


川のごみを拾い集めた
2月16日に拾ったばかりなのに!



昨年の9月に捨てられた黒い袋に
ビールの空き缶2袋もある


一人では手に負えないので110番
「不法投棄です」ミニパトがやって来て引き上げて貰えた。


中のものを警察で確認


その後処理することになった。
福山市のご協力で指定場所へ警察と持って行った。

27日天気予報はよく当たる。
朝から雨。


堂々川5番砂留
雨模様


ソメイヨシノが咲いている。
しかし例年から見ると10日以上早いが
ここ10年毎年の自然行事が始まった。


ゲンジボタルが光りながら上陸

雨の夜


初日であったのか4匹確認できただけだった。

全国どこの地も桜が咲いた雨の夜、ホタルが上陸する事例は
当たらないが堂々川は10年変わらない。しかも10日早くても!

こんな話を堂々川の砂留にいたアオサギにしても



サギ話にはならない。
こんな自然のサギ話に騙されてお金を取られる人はいないと思うが
お年寄りに「ホタルを見にいこう」「車賃 〇〇X▽円」で
だまされる人はいないはず。

堂々川のテーマ「ホタルと花と砂留と」

2020-03-24 14:43:36 | Weblog
 コロナウイルスばかりのニュースに困ったあるテレビ局
明るいニュースを求めて堂々川へ来られた。


堂々公園で


さてどんな話題になるのか!
彼岸花基金が良いらしいが花は秋になる。
困って自然に聞くことにして、水仙が満開だから花に聞いた。


ラッパ水仙が高らかになる


ホタル、
水は温んだとはいえすぐに幼虫は見つからない。
代わりをオタマジャクシとハヤに頼んだ。





どうにも様にならない。
花に変えた。


姫こぶし

開花宣言が東京や広島ではだされたが
堂々川はまだ咲き始め

こんな花もあったが名前がわからない
「バイモ」と教えていただいた


春なのにどうもしっくりこない。
堂々川ホタル同好会の活動テーマは「ホタルと花と砂留と」だから
砂留周辺の飛び物を選んだ。


周りにはテング蝶が数匹


枯れ木にはコゲラが来て虫を探している。



左岸の山の頂上ではミサゴが営巣をしてもう卵を産んだか?



2年前、福山市のGCFふるさと納税仕組みを利用し
掛けた巣箱にヤマガラがやって来ている。


忙しく何かを運んでいる。


この川の両岸には彼岸花の球根を小学生と一緒に植えている。
今年の秋には猪被害がこれ以上なければ25万本近くになる予想。


彼岸花の葉の周りの土筆


今日の話題は、で尽くしてしまったが
サクラ、ソメイヨシノが咲いたすぐの雨の夜
ホタルの幼虫は水の中から陸へ光りながら上がってくる。
もう15年も毎年の行事であるが今年はどうか?

堂々川の自然はこのようなところであるが
時々悪い奴があらわれてごみなどを捨てる。
その対策として彼岸花を植えているが
外来の悪い奴には弱い。
新型コロナウイルスには気を付けないといけない。
対策もいろいろ出尽くしているようだがこの自然には持ち込まないで!!!


サイコウ

2020-03-16 18:40:29 | Weblog
暖かいと喜んでいたが自然はそう簡単に春が来たとは言わせない。
西日が眩しい夕方、「サイコウ」が見えた。


彩光、カメラを取りに行ったから色が薄くなっていた


16日、本日あられ混じりの俄か雨がフロントガラスをたたく




車だから濡れない、しかし、外には蝶が飛んでいたのが見えた。


モンシロチョウ

ルリタテハ


寒くても、春は春、ジョウビタキも帰り支度を始めたのか声が変わってきた。


沈丁花


沈丁花の花が咲き、庭中に香りを撒き散らかしている。
それに呼応して、木瓜の紅白が咲いている。







テレビを見れば、専門家と名乗り、はちみつがコロナウイルスに効くとのたまっている。
そんなことでまん延が静まるのなら苦労はしない。

当方も毎月のように定例会を開いて砂防堰堤(砂留)を整備しているが
今月も中止にした。でもゴミは毎日のように誰かが拾っている。
中止はしているが新しく入会してくれた会員が草刈りをしてくれた。


堂々川最大の6番砂留
登録有形文化財で基礎部は江戸時代1700年代築造
その後明治、大正、昭和と嵩上げされ、昭和51年には
堂々公園が造られている


3番砂留


江戸時代築造で広島県が平成に発掘調査をしている?



2番砂留 


堂々川の砂留で江戸時代に作られたものが現在でもその機能を果たしているのは
基礎が岩盤の上に作られているから盤石である。

最後は1番砂留



既に砂を留めたり、流れを緩やかにする機能はなくなっているが
日本最古の可能性が強い。

残念ではあるがそれを証明する古文書や資料がない。
ただ、堂々川最下流に作られた砂留、1700年の資料に
上流に砂畑があったと記されたものがあり、
寛文13年5月(延宝元=1673年)に63名の人が亡くなった大土石流が
発生して、その対策が国分寺のすぐ上流、(国分寺もその時流出)の工事が
されたことは推測できる。

日本最古の砂留、堂々川の砂留は今が最高に綺麗
これらを合わせるとサイコウの出来事があったと管理人が
書いても誰も怒りはしないだろう。

ミサゴの春

2020-03-09 15:47:04 | Weblog
 もうしないと約束したのに又更新を忘れていた。
今回は仕方がない。新型コロナウイルスが猛威を振るいだしたから言い訳が立つ。
3月6日の事、山陽新聞さんが日本水環境学会の「水環境文化賞」授与が延期
になった記事を載せられた。
この学会の賞、伝達には因縁がある。
2018年7月、西日本豪雨で道路が寸断され岡山行くことが困難になり
中四国活動賞を貰うのが延期!そして今回も・・・

2006年当時、堂々川ホタル同好会を設立した頃、ホタルなど飛ぶのは
無理な環境を苦節15年会員の頑張りで観光地になったのです。
ホタル、彼岸花、砂留をテーマにした活動は、特に彼岸花は中国地方でも
トップレベルの里になっている。
この彼岸花を守る為に3月1日堂々川彼岸花基金を設立した。
早速テレビ電波に載ることになった。


堂々公園の砂留付近



あたらしく代表になられた人


撮ってはいけない写真だがカメラには残っていた。

記事を見たら大きく彼岸花の写真・・早春なのにもう秋???
現在の堂々川、定例会が中止なのに綺麗になっている。


日本登録有形文化財の6番砂留

5番砂留


この砂留が育む自然は


絶滅危惧Ⅱ類の「セトウチサンショウウオ」
のオス親と卵


綺麗な水に住むヘビトンボの幼虫




川の水の流れが無い水たまりでは


ニホンアカガエルのオタマが動いていた


空では海辺に多いミサゴが飛び、巣も作っている。


烏がちょっかいだしに来るから



すぐ近くの木で見張がつく



時々の巣上で羽ばたく


ミサゴは山の上(標高130m付近)にある池3つで餌の魚(ブラックバス)
を取って生活していると思う。

いま私たちが困っていることは
ブラックバスが増え、昔いたハヤ(オイカワ)が減ったこと、フナはほとんど見ない。
会員は毎日のように沿道のごみを拾っているが


タイヤを覗いて3日間のごみ


タイヤは2つあり、アルミホイール製は誰かが持ち去っている。
後で聞いたら数万円の価値があるものらしい。
もう少し早く言えよ!売って会の資金にするのに!?