自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

ホタルのはしご

2018-05-31 10:12:42 | Weblog
福山市のホタルのシーズン最盛期になってきました。

今日のテーマは①ホタルが飛ぶ前にやること ②安全対策 ③鳥 ミサゴとヨシキリです

まず、神辺町のホタルの光を紹介します。

今、一番よく飛んでいるのは中条今信川(地元の人が嫌うから場所は秘密)
続いて堂々川(距離約800m間;1番~6番砂留間の川原)5月25日から光確認
最後は広島県の文化財竹田狭間川

中条 短い距離で100匹弱の飛翔は素晴らしく綺麗
どこのホタルもそうだがいつも光るわけではない。
休む時間には光は少ない。普通20時~20時10分ぐらいが第1回目





竹田狭間川は昨年より若干少ないと感じたが地元保護の人曰く、50匹ぐらいと。




最後は堂々川5番砂留川原2カ所


堂々公園を支える6番砂留の下
まだ昨年の10%ぐらい


この場所危険 入らないこと


男と女の遊びなのか
この場所滑って落下して亡くなった方もおられる


5番砂留からの中間地点 この場は結構多く上手く撮れれば最高です。
すぐ近くまで寄ってくる。

<
ヘイケボタルが多いから光が写真に残らない
/center>

堂々川ホタル同好会は撮影者のために粋なことをした。
写真撮影場の草刈りをしている。昨年より少しは安全。でも切り株には注意を!





最近の鳥の情報


ひながいるのだろうか

カラスか見張のミサゴか飛んでいく


下流には葦が生えている。葦には今年もヨシキリが来て鳴いています



最後はお願い
ごみは捨てずに持ち帰りましょう




ホタル見学者のためにこの場を整備しているものに
この上ごみを拾わせることはしないようにしましょう。
福山市殿から啓発看板を貰い取り付けた。

2018のホタル

2018-05-26 19:04:15 | Weblog
26日、今日も暑かった。
畑ではハーブのマロウが咲いている。
10数年前薬草教室を開いていた時に植えたものが残っている。
このハーブはハーブティーにすると色が3色に変わる。




黒い大根の種採り用の花にモンシロチョウが群がる。



昨日夜8時過ぎ堂々川でホタルが光っていた。
詳しくは後で述べるとして、
ホタルを見たいため20日から堂々川で作業を続けている。
定例会で多くの人のお力を借り、草を刈った。
草は川岸にそのままにしている。
砂留が綺麗でもないし、何よりも安全が保てない。
蛇ヤマカガシの出没や崩れているところもある。




当日は雨、それでもホタルが光りだすまでの時間がない
作業を急いだ


道路脇まで運んで、福山市さんに処理をお願いした。



24日、25日ホタルの光だす日が来たので、
神辺観光協会と共催の幟をホタルが光ると予想できているところに設置した。
確か13本。
幟を立てている間も車を止めて「何時から光るか」「どこで光るか」と聞かれる。






その夜5月25日20時、堂々川へ
目が慣れるまで少し時間がかかったが3つの光を確認。
5番砂留が作る川原


堂々公園下


もともとホタルが好きでこの道に入って15年目
光の元を確認して撮影した。
まだ、羽化して2日目だろうか。


ゲンジボタル 頭部分の赤に黒い筋が十字



雄ならお尻部分がすべて黄色 メスは1節のみ黄色



2枚の写真から雄と確認できた


この時間、5台の車が止まって見ている。
光を発見できなかった人もいたのだろう。
急発進して下流へ行った。
やっぱり我が身はプロ、我慢とホタルの光に反応する目が違う。

夏は来ぬ

2018-05-21 22:01:48 | Weblog
卯の花のにおう垣根にと歌われた童謡
「堂々川のホタルはいつ飛ぶのか」と非通知設定で携帯電話が入る。
「えっと、福山」とかホタルの会報に電話番号が記載されているから
かかってきて当然であるが失礼とは思わぬ人であろう。


我が家のサクラウツギ
日中も夜もホトトギスの鳴き声は聞こえる


夏が来たのである。


子供の頃食べていた甘酸っぱいグミ
備後ではビイビイという


カッコウは「テッペンカケタカ」と鳴くがグミを食べてビイビイとは泣かない。
ホタルの飛ぶとか飛ばないの回答から!
堂々川のホタルは早ければ25日頃4番砂留川原で光るか?
今はまだお呼びでない。



ちなみに5月21日の広島県天然記念物「竹田ボタル」は


昨年より数において遅れているようだ


20日堂々川ホタル同好会はホタル見物の準備と
31日に彼岸花の里広島県トップを目指した目標応援のため
10時過ぎから近くの保育園児「こどもえんみどり」が球根500個を
植えてくれるのでその準備をした。


花の咲かないジャマアイリスを除去
抜いた球根は公民館へ寄付というか処分を依頼した

孔数500個


見物者の方のために草が伸びているところは草苅。



1番砂留付近

3番砂留川原には不法投棄防止啓蒙看板を取り付け


10時30分を過ぎると参加者の年齢を考えて作業を終了した。

10数人はここで解散。

今回からお手伝いに来ていただいた福山大学の准教授と学生さんと
堂々川、御領山の自然調査を行った。

今まででも数人の専門家の先生が来られたが
今回は多分、広島県南部最東部で初めてのカスミサンショウオを発見した。



午後からは代表と副会長は予定より遅れたところの草刈りをした。
ボランティア活動であり、世のため人の為と頑張ってみた。

少し言い過ぎであるがまちづくりと旗を振っている人たちの
応援が無かったのは寂しいが、行事がダブっていたのだろう。

ホシミスジという蝶も調子を合わせてひらひらと舞っていた。




堂々川で光るホタルのピークは6月10日頃
6月10日18時から同好会の総会を行う。
19時45分からホタルが光りだすからホタルを見るためには
総会での質問を諦めてもらう意味も含まれている。

絶滅危惧種など

2018-05-16 21:14:39 | Weblog
5月14日珍しい生き物を数種見ることができた。

仏法僧、カスミサンショウウオ、白いオタマジャクシ、
コオイムシ、アカハライモリ、タゴガエルなどを紹介する。

まず絶滅危惧種ⅠBの渡り鳥「仏法僧」






どこで見たかと聞かれたらそれは空に聞いてくれとしか答えられない。

堂々川をはじめとし、御領山や中条山には結構住むがこれは絶滅危惧種Ⅱ類の
両生類カスミサンショウウオ。最近急に減ってきた。


カスミサンショウウオの幼生


優雅に飛ぶイトトンボの夫婦



ここからは両生類、あまり気持ちの良いものではないのでパスしてOK!

その湿地では白いオタマジャクシが十数匹いる。
蛙が顔をのぞかせた。タゴガエルと教えていただいた。
多分が付くがこのカエルのオタマジャクシ。
色素がどこかえ行ったのだろう。



タゴガエル



堂々川にはニホンアカガエルが昼間から合唱している。
絶滅危惧種に近いらしいが最近個体数が増えてきた。

コオイムシ
私の小さいころ半世紀昔の事、田植えをしているとよく出会ったが
ここ10年では初めて見る。





両生類の仲間で毒をもっていると脅すイモリ。
毒持ちを表に出すアカハライモリ。





腹を見ると確かにどぎつい赤色。

堂々川ホタル同好会は自然をアピールして
多くの環境団体とは違った差別化も図っている。
危険と紙一重の活動であるから誰にでもとは言えない難しさがある。


明日は雨

2018-05-12 21:33:03 | Weblog
天気予報も空の雲も明日は雨と知らせてくれる。
それならそれなりの準備が必要とまじめに休まず老体を鞭打つ。
桃の袋掛け、サツマイモの苗を植える、枯れ草を燃やす、
ホタルも総会を来月10日(日曜日)と決め資料の準備を開始
保育園から彼岸花の植栽希望がありその準備と身体が幾つあっても足りない。

言い訳が先になったが明日雨とカラタネオガタマが教えてくれる。
この木の花は雨の降る前とか夕方にバナナの香りを周囲に振りまく。


赤花

白花
我が家には2種の木がある


堂々公園のアカシヤが満開、我が若き頃「アカシヤの雨」の歌が好きだった。


砂防堰堤(福山地方の方だけが分かる呼び名砂留)


ここからは前回の約41㎜の雨の時の自然を回想する。


秋でもないのにモズが飛び回る
巣でも作るのかそれとも近くにあるのか


アゲハの幼虫


ハーブのフェンネル(ウイキョウ)の葉を好む


雨に濡れて綺麗を演出する植物


黄モクレン

キューイの花



黒花ロウバイ


この花地味であるが春先に咲くロウバイと種が違う。
この木の特徴は茎を折ると線香のような香りが漂う


雨に濡れたモミジ


この実が私の好みである。


シランの花


何処かで駄洒落の材料にしたいと入れたが
結局今回の流れには使えなかった。

烏許さぬ

2018-05-05 21:27:54 | Weblog
ゴールデンウイーク世間は休み、しかしわが身はなんだかんだと忙しい。
花が綺麗と人が褒めてくれると草刈りもしなくては!
桃の木も半減したがまだ10本もある。その袋掛けもしなくては!
昨年、年金生活者にとっては痛い出費となったイチゴの苗を
1ポット400円出して購入、その実が赤く色づいていた。
なんでカラスが騒いでいるのかわからなかったが


赤くなった実がない、彼らが先に食べている

慌てて烏防止のひもを取り付けた


ちなみにカラスは細い糸を張り巡らすと羽を痛めるので近づかないらしい。
又、スズメバチの模型を取り付けるか、その巣を置くと来ないという。

堂々川ではイノシシが川原を掘り、彼岸花にも被害が出ている。
もう10年もお願いしている免許取得者の元へ行った。
その方はミツバチの飼育もされている。


西洋ミツバチ

蜂はアカシアの蜜を採りに行く
堂々川の堤防にはニセアカシアが満開


今時期の猪捕獲は市へ駆除申請を出す必要がある。
申請には住民の署名捺印がいる。
そのお願いにある家を尋ねる途中、目の前を白いものが落ちてきた。


黒いものが松の枝でかくれんぼ


よく見ればカラスの幼鳥がいた。
糞をかけられ憤慨したが相手はまだ嘴のほとりが黄色


逃げようとしたが飛び立てず

今度は威嚇か!どや顔をする


カラスと侮ると大変なことになる。

先日の小学生が植えてくれた彼岸花の球根
その後どうなったか確認に行く。


公園では小さな子が花と戯れている
絵になる光景だ


ツツジもほぼ満開


ちょうど蝶がやって来た


憎き烏の事を忘れさせてくれる光景だった。

我が家のきれいを少しだけ紹介する。


シャクヤクとレンゲツツジ


エニシダ約30本が満開の花盛り。
4本植えた記憶はあるが何もしないで10年経つと
増えて増えて今では困っている。
褒められて苦労するということを勉強した。

今頃彼岸花

2018-05-02 17:23:51 | Weblog
1日が過ぎ、3日が過ぎ、気が付いたら2週間、よくさぼらせていただいた。
4月24日10分間雨量3mm、この時間帯堂々川で某新聞社さんと
ホタルの上陸撮影をしていたがいつの間にか川原に水がたまりホタルも光を中止した。


当日の見られる写真はこの1枚だけ


4月27日 西の近隣小学校3、4年生約50人
ゴミを拾いながら山越えをして堂々公園にやって来た。
5月1日は東の近隣小学校約100人がごみを拾いながらやって来た。




彼岸花を植えるために。
不法投棄を防止するため2008年から植え始め
2010年地元の小学校が手伝ってくれ、2011年西隣の小学生も加わり
新聞報道がされるたびに学校、保育園が増えてきた。

会員は小学生の為に球根確保と植栽用の穴を掘る。


球根の選別

穴を掘る 合計で5千穴以上


副会長の一人が病気で亡くなられた(合掌)のでその分きつくはなったが
新しく岡大院生・福大院生・近大高校生が入会して頑張ってくれた。

毎年3~5千球植えているから10年も経てば植えた球根は5万球は超えている。
球根は普通1年で倍増する。
毒のある球根だが猪は食べもしないのに耕して球根を日干しにする。
猪が掘り起こしていないとすでに30万球は超えているが現実に花の
開花は昨年で18万本(主催者発表)になっている。
順調に増えている。(今では会員の目標が彼岸花の里広島県トップ)
おかげで不法投棄はほとんど無くなったが、堂々川を外れた地域では
まだまだたくさんある。
石川五右衛門語録では「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は就きはしないと」
人間て悪い奴だ。(でも子供の時から教育すれば変わるかも!)


子供たちは協力してくれる

お礼はと先生に言うと野鳥の話しを依頼された


パワーポイントや画像がないので名前だけのペーパーと
鳥の鳴き声を話した。
約20種を堂々川流域で見つけているが
珍しい鳴き方のものではホオジロやホトトギスツバメなどがあり
「東京都特許許可局」と鳴く鳥を紹介したが早口言葉でもないのに
上手く発音できず笑われた。

続いてホタルを増やす活動としてゲンジボタルの餌カワニナの
放流を行ったが昨年と違い今年は放流希望者が半減した。



この場にはトンボが4種類もいた。
地域によっては絶滅危惧種に認定されそうな
ニホンアカガエルが赤い色を見せに来た。



先生が自由に遊んでいいと話すと


替え着があるのか濡れながら水遊び
ここまでは付き合えない


今は雨
雨の降る前の午前中は


カラタネオガタマが香り(バナナのの香り)

大根の花にやって来たアオスジアゲハ


何故彼岸花を植え始めたのかの理由
誰かに変わってごみを捨てないようにしようと
運動しているボランティア団体の活動を紹介した。