自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

うまくいく

2008-08-29 22:06:19 | Weblog
朝から強い雨が降る。
最近曇り空で時々雨は降っていたが水不足が続いている。
農業にとっては最高の雨だが一部の地域では浸水騒ぎがある。


わが築山も水浸し


これだけの雨量なら堂々川のホタルが心配だ。川へ急いだ。



おや、水はほとんど増えていない。山肌が水を吸収したようだ。
28日に堂々川の清掃を行っているからその時と比較してみよう。



いつもの清掃活動だから目新しいことはないが、28日の奉仕作業内容を紹介する。









よく考えたらいつもの内容とは大違いで今回は堂々川ホタル同好会が主催でも共催でもない。
神辺ライオンズクラブ、御野小学校、神辺東中学校で行ったものだ。
うれしいことだ。
1台の機関車が引っ張っていた事業が各方面に波及している。
今回参加した子供たちに報道関係者がコメントを取っているのを聞いたら
拾ったゴミの量は昨年の半分だと言っていた。
うれしい話だが、手放しで喜んでばかりじゃいられない。
今年の4月から不法投棄「0」の記録が続いていたが、今月8月についに破られた。



よほど焼酎が好きな人なんだろう。
1.8㍑紙パックをを10個もまとめて捨てている。
不法投棄で捕まったら懲役5年以下、または1千万円以下の罰金なのだ。
当然捨てた人はこんな法規は知らないだろう。
「捕まったって、俺は知らないよ」と鬼ヤンマがじっと睨んでいる。



うまくトンボが撮影させてくれた。
この脅しで今まで以上に不法投棄も減るだろう。
うまい話には続きがあり、本日福山競馬場の担当の方と話をした。



来月早々には大井追っかけ馬次郎ではなく、私自然を尋ねる人が大井競馬場で3日間、福山の名産を販売する。
時間がなく、お急ぎの方、馬券とともに福の山を買いに大井まで来てね。
これで今日の話はうまくまとめることができた。
うまい話に福よこい。

薬酒 保命酒

2008-08-26 19:02:21 | Weblog
ある国の特使と
日本の物産とある国の物産を
お互いに相手の国の市場で売るための研究をするお手伝いをしている。

この方みたいな、お忍び道行きの2日間であった。
残念なことに「ひかえおろう」と言えば
何でも聞いてくれる印籠を持ち合わせていない道中でもあった。



聞けば昭和の時代、福山は鞆でこの方の活動の場があったそうだ。
今日紹介するのは「瀬戸内海国立公園鞆の浦」で作られた保命酒についてである。



この保命酒は
もち米を主原料にした甘口のお酒の中に薬味(高麗人参、菊花、黄精、ニッケ、クコ、甘草、丁子、サンショウを初めとした16種)を浸けて、寝かせた後圧搾し、絞られる。
仕込みは4月、もろみを酒袋に入れて絞るのが6月、新酒は11月に出来る。
当然薬酒だから効能があるが薬事法の関係であれにもこれにも効くとは言えない。万治2年(1659年)に大阪から移住した漢方医中村吉兵衛が作り始めた。その後福山藩の庇護や朝鮮通信使、ペリー提督の接待、明治時代のパリ万博出展と中村家独占の花道を歩いたからあまり薬として研究をしていなかったと思える。
明治10年代から独占醸造は出来なくなり数軒が新規に作り始め現在では4軒が醸造していると聞いた。
(今回資料の提供、写真撮影をさせてもらったのは入江豊三郎本店殿)
資料館から




備前焼 今であればこの大きさ、背も高いが価格も高いだろう


そして保命酒は容器が素晴らしい。
昔のものが展示してあった。







綺麗な容器や表彰状、認定書にのそばには



ちゃんと試飲ができる場所があった。



若い二人連れは試飲をしている。
私にも飲めと勧められたがただいま旅の途中、
車の運転中にどうにも止らなくなったら
入り江に落ちてはお宅に迷惑をかけるからやめるとお断りした。
甘いお酒で身体が温まり、夏ばて防止、滋養強壮効果がある。

保命酒を利用して
飴、煎餅、酒かす、杏や梅入りのお酒も開発されている。
この品物はすべてお土産になる。
だから、友へ鞆から愛をこめて贈る品物にしたいとPRした。

薬酒またたび

2008-08-22 11:26:02 | Weblog
ここ2日気温がかなり下がり朝晩はしのぎやすい。
そばを植えるために田圃の耕運と整地をした。
そこには春そばの花が咲きお米の花も黒大豆の花も咲いている。

お米に花が咲いた。



隣には春そばの残花がまだ咲いている。



いくらあなたのそば(蕎麦)がいいね(稲)と言ってすがっても
イナゴはイナゴ(い女子)でも、稲の害虫
あまり増えると農薬を撒かれるよ。




黒大豆の花

先祖がえりしたホオヅキ


雨が降らないから水遣りが大変、黒豆は花が咲いているから今水がないと実付が悪くなる、
雑草化して抜いても刈っても伸びてくるホオヅキたち
彼らが手間をかけてくれるから少し疲れる。

疲れを取るための妙薬「またたび」を北の友人の友が察知して
マタタビを送ってくださった。
早速マタタビ酒の生産に入る。



またたびはマタタビアブラムシが入ったこぶ状の実のほうが薬効があるといわれているが私が作った昨年のマタタビ酒こぶ状のものと虫の入っていないものを飲み比べたが効果は変わらなかった。
湯通し、水切りをして



材料は35度の焼酎、砂糖、マタタビそして容器を準備して漬け込む





浸けたら少しひんやりした暗い場所で保管する。
時々ゆすって混ぜ半年したら試飲をして、自分で納得したら飲み始める。



マタタビ酒
疲労回復、冷え性、神経痛、腰痛に効果あり
苦味が強いので水で割るのも良いとおもう。

ちなみに今回の事例ではマタタビの量が多すぎるので参考にはしないで欲しい。
「大は小を兼ねると」いうが多すぎて弊害を起こすこともあることを知って欲しい。
マタタビ酒を飲んで良い旅を何回もできるように又旅を期待する。




堂々川の生き物

2008-08-19 12:28:03 | Weblog
雨の降らない堂々川
流域が約4k㎡の小さな川でホタルを
沢山飛ばそうとしているホタル同好会は8月中旬の現状を確認した。

堂々川が二つの地域に分岐して平野部に入る前の最後のため池では
地域の人もほとんど知らないヨシゴイらしき鳥が3匹いた。





そして上流2番砂留
ここを10月から11月にかけて整備する。3番目のビオトープ造りを計画している。



昨年11月に整備した3番砂留の上流砂堆積地も
10ヶ月が経過すると自然が復活してきた。
自然の再生力は素晴らしい。



そして今年沢山の源氏ボタルと平家ボタルが飛んだ場所4番砂留上流のビオトープは来年も沢山飛ぶことが予想できる環境を見せてくれた。



来年沢山ホタルを飛ばしたいからホタルの幼虫を1000匹以上放流した5番砂留上流。
生息する生き物から見た水質がホタルが生息できる最高の環境であることはすでに紹介したところである。



この場所にホタルの幼虫が放流されている。
その残りのホタルの幼虫も孵化したときから見ると5倍から8倍に成長している。


約7mmの幼虫2匹
他の仲間と勉強教材としてある小学校へ行くことが決まった。


人が住んでいない少支川「鳶ヶ迫谷」



この谷から流れて堂々川本流にぶつかるところでは珍しい生き物が沢山いる。


日本赤ガエル?

清流にしかすまないヘビトンボ

3cmに達するカワニナ


このような自然と遊べる幸せを感じている今日この頃です。

薬草

2008-08-15 17:56:26 | Weblog
暑い暑いとばかり言ってはおられない。
秋に向けて身体をケアーしたり、身体の事を考えておかなければならない。
骨折して入院された方のお見舞いの帰りにエビスグサとナツメを見つけた。


花が咲き始めたエビスグサ

少し色づいたナツメ


エビスグサ
ドラッグストアー等で売られているハブ茶はエビスグサの種子で
生薬名決明子で売り出している。
種子を煎じて利用したり、お茶代わりにして飲む。
作り方などは収穫時期までおいておき薬効のみ覚えてください。

眼病、病後の滋養強壮薬、整腸剤、利尿剤として効くとおばあちゃんが言っている。
又、便秘による肌荒れ、にきびには特に効果があるようだ。

ナツメ
低血圧、冷え性、不眠症、滋養強壮などに効くようだ。
生で食べればりんごの味がするが焼酎に浸けてナツメ種(大棗酒)にして飲むほうが効果はあがる。
作業するのはまだ先の話だが準備をしておいて今年は試してみよう。
薬草の勉強はここで終わり。

前回、クツワムシを載せたが頭かくして尻隠さずのフォト
格好悪いから蚊に刺されながら粘ってみた。
この虫、結構良い度胸をしている。
懐中電灯で照らしてもガチャガチャと羽をスリ音を出す。





クツワムシの鳴くそばでユリが咲いていた。
可愛い白色をしていたから朝になり花を撮る。



蕾に紫の色が入っているものとないものがある。
花が咲き、おしべの色を見ると紫色と黄色のものがある。





人面ユリのようでにっこり笑った顔に見える。
「笑うかどには福来る」
笑いは健康の源だ。薬草を使うより笑う生活を工夫しよう。
駄洒落教室を開設することも検討しなくては!
誰も入学しない「親父ギャグ教室」だけにはしたくないが。

月とトンボともず君と

2008-08-12 23:02:41 | Weblog
暦の上の立秋がはるか上空を駆け抜けて夏色が強まった。
本日の気温は昨日同様36.2℃とかで暑い。
北京でオリンピックが開かれているがその又西の砂漠は
金銀関係なくドンドン広がり、ヒマラヤ地方では氷河がすごいスピードで消えていると聞く。
そんな異常が起きていても太陽の動きは少しも変わらず、月は秋色を見せている。



月が綺麗に見えたから「月の砂漠」を口ずさんだが
クツワムシのガチャガツャと鳴くのには腹が立つほど気になった。



友人からいただいた鈴虫も羽が大きくなってきたから鳴き始めるのもまじかだと思う。



夜が明けてあさから百舌鳥が鳴いている。
多分この巣を巣立ちした幼鳥が親に餌をねだっているのだろう。









今回桃の木からとった空巣、多分百舌鳥の巣!欲しい方にさし上げます。
(コメントにその旨記載してください)

17時前にホタルの会員とカワニナの放流に山へ出かけた。
涼しい風が吹く川面にトンボが戯れている。
(その姿を見てもらい、少しだけ涼を感じてもらう)





恋人同士が仲良く水辺で遊んでいる反対側では羽を閉じたり、開いたりしてアピールしているトンボもいる。





可哀相に自分だけが熱くなっても、誰も近づいてくれない。

堂々川

2008-08-09 11:41:35 | Weblog
 夏休み、
堂々川の水質調査を福山市の出前教育で
会員の子供達とそのサポーター他、全員で30名が参加して
登録有形文化財の砂留がある場所で実施した。



自然になじむ、環境教育、そして生物の勉強と目的は多い。
ヘビなどから守る危険予知をして川の岸辺の草を会員が刈っていた。


子供達が水生生物を採取する

その生物を整理する福山市の人


想像以上にトンボの幼虫、ヤゴが多かった。
本流から場所を移動して支流に移る。
この上流には江戸時代から人が住んだ形跡はない。


学習とはいえ多くの人が入るから自然が壊れるのを心配したが
子供達も必要以上の行動はしなかった

ホタルの幼虫

ヘビトンボの幼虫


もう1箇所用意していたが予定の時間が近づいたので
2箇所で打ち切り採取した生物の確認と水質の判定をする。
その前に同好会の会長、役員からスイカ、トマトの差し入れがありそれを食べる。
スイカやトマトの皮は今年放流したカワニナ約5万匹の餌にするためにお願いしていたものだ。





水質検査の結果は



本流は国土交通省河川局編4段階分類の水質の内、上から2番目の少し汚い水のランクに相当した。
カワニナやコオニヤンマヤゴ、トビゲラなどが発見されたからだ。
支流も同じ2番目のランクだがここではきれいな水に住むヘビトンボやカワゲラ、ウズムシ等いたが
やや汚い水に住むホタルの幼虫やカワニナがいたため総合点の差引から2番目になった。
考えてみればホタル同好会でホタルをたくさん飛ばすために下流からカワニナなどを採取しての放流するからランクが落ちた可能性がある。
綺麗を取るか環境を取るか考えさせられる問題だ。
ちなみにこの支流の水はカワニナを放流していない10mほど上流では飯ごうでご飯を炊くときここの水で洗っても問題ない綺麗さである。

学習が終わって子供達は


カワニナの放流

ホタルの幼虫約1200匹を放流


子供達が学んでいる間に副会長は
アジサイの水遣りに精を出しておられた。



参考までに
1cmを超えるホタルの幼虫が発見されたがこれは今年の4月までに幼虫の5令期に到達できずもう1年水中暮らしをするものだろうと推定する。

かえる

2008-08-06 22:20:23 | Weblog
 気温も計測する場所によりかなり違う。
が42度はアツイ、暑い。



暑くても仕事は待ってくれない。
自然のサイクルに合わせて作業をしないと収穫が出来ないこともある。
期待していた春そば、残念ながら実はほとんどついていない。



しかたがないから刈取り焼いている。
秋そばを8月20日~24日の間には植える予定だ。



最近の世の中、蛙が絶滅の危機にさらされているという話をよく聞く。
そこで今回草刈りをしたとき現れた蛙の写真は貴重だから整理してみた。















広島県では絶滅危惧種とされているダルマガエルらしきものもいる。



もしこの蛙がそうならうれしい発見だ。
個人的にはひっくりかえるほど喜ぶ発見だが案外トノサマガエルかもわからない。

明日7日は同好会の子供達十数名と川の水の水質調査を行う。
福山市の出前教育で環境の先生も来ていただき指導してもらえる。
堂々川ホタル同好会暑いけれどがんばっています。

スイカの差し入れが沢山ありそうです。お暇なら来てみてください。
9時過ぎには5番砂留上流に集まります。
遊びに来て面白くなければカエルのは皆様の自由です。

2008-08-04 11:39:11 | Weblog
梅雨明け以来雨らしい雨はほとんどなかったが夕立があり虹が出た。
しかし雨量は少なく地下へ浸透した水は1cmだった。
信号が赤になった。前の車が急に止る。
危ない、あぶない。
少しサブサを感じたが相変わらずあちい!



話は変わって今日は韓国の食について考えてみる。


チジミ

チゲ

焼肉


どの料理も韓国では通常食べられていて美味しい。
その料理はどれもメインがあってその周囲に10前後の品が皿に盛られている。
その皿から欲しい品を自分専属の金属の箸で取り、葉っぱに包んで口に持っていく。
日本では取り皿に入れてそれから食べるがこのあたりは民族性が出ている。
どの料理にもキムチはつく。
キムチは唐辛子を使い辛い。
日本に韓国の唐辛子の種子を持ち込んで植えても本場ほど辛くならないという。


慶州の畑で撮影

浦項の竹島市場で撮影
この市場は4000軒のお店が並んでいる


又どの料理にも必ず葉っぱは出てくる。
この葉っぱに料理を包んで食べる。
おおば、チシャ、かぶの葉に似たもの他が多かった。


青紫蘇の葉に似ているがエゴマの葉のようだ
この葉がよく使われている


食の原点になるのはそれらを販売している市場だ
韓国にはどの都市にも大きな市場がある。


竹島市場の一場面

釜山の市場

穀物類の専門店、粟や稗を初めとして沢山ある
ハングルが読めないのが悲しい

薬草になるものが沢山あった


果物専門店があり、価格が表示されている。
1籠が3000ウオン
日本円に直すと約330円
円とウオンの交換は手数料を含めると100円が900ウオン強になる。
当然交換する場所、銀行、ホテル、仲買交換人などにより異なる。



韓国の食を総括すると
すべての料理に唐辛子が関係し、ニンニクの使用量も多い。そしてアブラ類はゴマが使われているようだ。
韓国のスタミナの元はこの唐辛子、ニンニク、ゴマが3大健康食品であることを確信した。
そして韓国では野菜類を非常に沢山食べる。
例えば食で日本のおかずに相当するものの大半はすべて葉っぱに包んで食べることである。

今回は学ぶところが多い「食」の旅でもあった。

花火

2008-08-01 16:20:04 | Weblog
7月25日から7月28日まで4日間日本を離れていた。
中国新聞にその内容が記載してあった。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807300108.html韓国浦項市訪問で最高に感動したのは花火だ。
花火の撮影が上手い下手はこの際議論しないで欲しい。
いかに感動したか、そのことだけをわかってもらえればよいと思っている。
場所は韓国浦項市
ポスコー製鉄所が見える海岸、見物客約70万人



以下打ち上げられた花火は約5万発。
日本、ロシア、韓国の国際花火大会である。
まず日本、今にも雨が落ちそうな、いや数粒落ちてきた。雲が低い。





日本製は高く上がる「玉屋ー」タイプが多いから雲の上で光る。
こんな天気の日は残念ながら迫力はない。
続いてロシア。







雲より低い位置で音がして開く。多くの歓声が聞こえた。
残念ながら日本の花火がロシアをより際立せてしまった。
続いて地元の花火が打ち上げられる。









ものすごい迫力だ。
多分少し離れたところから見ると違った趣があると思う。
クライマックスに近づいた頃
異国で迷い子になっては様にならないと
早めに席を立ったから最高潮の花火は音と明るさだけを背中に浴びながら
人波に押されて30分バスが待つ地まで歩いた。

福山の花火では到底味わえない迫力、素晴らしい。
小さな声でありがとうと声を出した。


見えにくいでしょうが(蟻が十)匹