自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

初夏

2011-04-30 21:11:59 | Weblog
空を見た。
雨を連れてくる雲が東へ流れている。
今日の予定を変えて野菜を植えることにした。
予定を変えるなどもったいぶって言う必要はなかった。明日はもう5月だ。


春から夏期この雲が現れると雨
雨が降ることを信じている


今までほとんど畑の面倒を見ていないので、スギナがはびこっている。
スギナの除去にはかなりの苦労を伴う。
畑仕事で疲れると休憩代わりに花と遊ぶ。


ライラック

黒ロウバイ

ジャーマンアイリス


香りをくれる花たちだった。
少し離れるとモミジが花をつけている。


イロハモミジ?

モミジのそばでは芝桜が満開


見て楽しめる花や木だった。
いちごとブルベリーは無農薬、有機肥料で栽培している。






虫とカラスとの闘いがもうすぐ始まるはずだ。
つつじもアメリカ花ミズキも花を咲かせている。
あれ、いつの間にか車に乗り堂々川へ来てしまった。
野菜を植える仕事が遅れるはずだ。

暑いぐらいの大型連休2日目
もう初夏です。


日本タンポポにシジミが止まっている
絵になる


もうトンボが飛び始めたようだ。


コオニヤンマ?


暦も気候も初夏。
しょかとボケても野菜の植え付けは終わりはしない。

獅子と堂々川

2011-04-28 11:10:32 | Weblog
急に空が曇り前が見えないほどの雨が降る。前線が通過している。
そんな夜は忙しくなり、恐怖を感じるのである。


ホタルが一番早く光り出す場所


500mほど山に入ると1番砂留八重桜が咲いた。



その脇では毎晩猪が水仙畑の耕作をしてくれる。
獅子防禦の薬剤があるというからモニターになった。
3日後その薬剤が入った袋が5個のうち3個なくなっている。
さてイノシシか、頭が黒い猪かどちらかの仕業であるのは間違いない。



3月までに堂々川周辺では5匹の猪が捕獲されお亡くなりになった。
その後しばらく、獅子の姿は拝見できなかったが最近また現れ出した。


大雨が降ったさっきまでこの近くに猪がいたはず
証拠に水が茶色になっている


獅子の話はおしまいにして
夜20時から23時までの堂々川を独占取材させて貰った記録である。
水から出たホタルの幼虫は石垣やコンクリートの壁、障害物を乗り越えて陸へ。


橋の下を登り始めた幼虫

怖い蜘蛛が待っている

水から出て障害物をのり越える
よく見るとヘビトンボが噛みついている?


砂留のそばで鳴くカエル
名前は調査中だが記憶に残る鳴き声だった。



カエルの鳴き声がやんだ。
周囲の笹が揺れる。一瞬何が起こったかわからない。
兎かはたまた猪が様子伺いをしたようだ。
22時を過ぎただろうか
4番砂留を登るホタル10匹弱、砂留の真ん中まで到達している。



4番砂留



ホタルの記録を残すのは楽ではないが新発見が出来るのはうれしいことだ。
しかし獅子が出たり、カエルが出たり
23時ホタルの上陸は続くがカエルが鳴くからカエルことにした。

タヌキモ

2011-04-24 21:17:15 | Weblog
堂々川水系の春


あち、こちでヤマザクラが満開

八重桜が咲き始め
キツツキの仲間コゲラがやってき○


堂々川があまりにも綺麗になっているので「ギーイ」と鳴いて褒めてくれる。
その堂々川では絶滅危惧種の生き物やめずらしい水生植物がどんどん見つかっている。
カスミサンショウウオはすでに何回●登場しているので
今日は○まごからかえっ○幼生を紹介する。


画面し○に2匹


さて、本日の主役の「たぬき藻」である。
この●は食虫植物である。
話は変わり
「たぬきも」の名前から「た」と「も」が「ぬき」を挟んでいるのでその文字を抜いた文にする。
○だし、植物の名前は抜きをしないから過ちだとは言わないで欲しい。
○ヌキ●には亜種があり、この○ヌキ●には「イヌ」、「ヒメ」、「ノ」、「フサ」の冠がつく種がある。
今回紹介する種はどの種か最終確認が取れていないのでお許しを!


?○ぬき●


この○ぬき●の中には準絶滅危惧種がある。
続いて紹介を続ける。


エビモ

コカナダモ

マツモ

ヒルムシロ


ところでこれら貴重な生物が見つかっ○ので保護を考える必要がある。
黙っていれば安全かもわからないがいつ○れが持ち去るかそこを工事するか等の可能性がある。
この問題はこれから少し時間をかけて検討することにし○。

最後に、ここ数日、堂々川の中流域の○にあいでは準絶滅危惧種の日本赤蛙が合唱をしている。
耳を澄ませて聞いていると世間の雑音が消えて無我の境地が○い験できる。
何と素晴らしい堂々川になったのだろうか。




堂々川ホ○ル同好会の皆さまありがとう。

いろは歌

2011-04-21 22:18:38 | Weblog
昔の歌に
2才3才から「イロハ」を覚え「ハ」の字忘れて色ばかりなんて名曲があった。
それよりずーとまだ昔
「いろはにほへとちりぬるを・・」なる歌を読んだ人がいた。

色は匂へど散りぬるを


黄匂い水仙

散る桜

散る花びら


我が世 誰ぞ 常ならむ


我が世の春と平気顔のヤマバト

人の気配も知らぬふりでちょう


有為の奥山 今日超えて


御意


浅き夢見し 酔ひもせず


赤い夢

黄色い夢


酔っていません・ときはまんさく



物語の途中で流れが変わり
青息吐息でここまで来たが 夢がはじけて酔えない。
アー情けない、情けない。
二つ三つの頃に帰り一から学ばねばならない。



花の奥に隠れていないでアマガエル、カエル、かえろう明日があるさ。

カスミサンショウウオ

2011-04-19 11:01:17 | Weblog
さんしょ さんしょ さんしょの話は あのねのね
にこにこにっこり ね かあさん お耳へこっそり あのねのね

童謡「ないしょ話」は秘密にしたい内緒の話を歌にしてある。
ところで、自然の世界にカエルとレッドデーターブックに掲載されている両生類
カスミサンショウウオ(絶滅危惧種Ⅱ類)と日本赤ガエル(広島県準絶滅危惧種)が
住む場所は簡単にはオープンできない。
悪い人がいて自分だけのものにしたいと捕獲して、家に持ち帰り結局殺してしまうケース
住む場所を荒らして両生類が住めなくするケースなどがある。

4月8日以降ようやく降った雨で
雨後のタケノコと言うがタケノコが土を割って顔を出した。


不謹慎だが
活断層を見るみたい


タケノコが顔を出すのが分かる法則がある。
山椒のかぐわしい若葉が芽を出し、人の口に入る頃タケノコが生える。
昔の人は言いました。
ヤマブキの花が咲く頃、太田道灌が「オウタ同感」と言ったとか!
(ちなみに備後弁では合った、同じという言葉を「おうた」と言う。


実(蓑)の一つさえないと嘆いたヤマブキ
(ちなみにホタルの撮影中雨が降りだし濡れた)



白山吹


少し早くオチが出過ぎたが面白い!

ようやく本題に入るが先の土曜日
指導してもらっている先生とカスミを探しに山に入った。



3月にも同じ場所を探したが卵は見つからなかった。
今回は御領山数か所を会員仲間の情報を頼りに案内してもらい探した。
昨年発見したという場所ではすべて見つけられた。


カスミサンショウオの卵
孵化が近く親の姿に似てきた

昨年発見した場所の上流で
♂と卵を見つけたが卵の1部が水が少ないため死んでいる


保護を考えなくては
お役所仕事では保護は難しいのでボランティアを募集して保護を考えたいが
又余分な仕事を抱えるようになるから困った。
そぐそばでは日本赤ガエルが住み、オタマジャクシも順調に育っている。
最近カラスがオタマジャクシを狙ってこの場に来ている。






自然を保護するためにはないしょにしないといけない。
我々だって長いは無用、彼らの邪魔をしてはいけないからカエル。

昨晩のホタル。
見事な上陸光景を見せてくれた。今年のピークであったと思う。



ホタルの幼虫の上陸風景とホタルの光の予想は近々アップするので今日はこれまで!


水不足

2011-04-16 22:12:34 | Weblog
4月14日旅は続く。
芦田川の最高地点あたりの山、まだ松の木が枯れずに残っている。
松の木ばかりが松じゃないと言われた時代もあったが、今では松は貴重品。
最近雨が降らないから、その松は水を待つ。



水がないから枯れかけた松も見かけられるすそ野を通り、
尋ねる先は岩海がある谷へ。
その前にお昼を食べることにした。
ところが急にお腹が痛み出した。なぜだ!
まさか「がん」
そんな現象が現れたお昼の食事は美味しいおそばだったと言う人がいる半面
我が舌はうまい回答を出してはくれなかった。
食事後キャンプ場を超えて300mほど歩くと岩海に着いた。



「がん」の心配は無用だった。食事がすんだらいたみはない。
目の前にあるのは岩の海、なーんだ!がんかいだったのか。
岩の話、もう少し続けたかったがこのまま続けれ終わりがいつになるかわからないから先へ急ぐ。
前回のカタクリの続き。



カタクリの成育する場所により花の中身が少し違うように見えた。





花の模様で悩やんでふと前を見ると、「西の尾瀬」なるのぼりが見えた。
水芭蕉が白い花をつけている田んぼがある。





私みたいないくら無知な人間でも、だます方法が少しにくらしい。
水芭蕉の隣につくしが生える乾燥した雑種地がある。
無料で観光客に尽くしてくれるのだから文句は言えない。
気分を直して次のカタクリの里へ進むと
そこはユキワリイチゲの里の看板がある。



この看板からのぼりを頼りに300mぐらい歩いたら
好きではない長い生き物に出合った。


毒を持たないシマヘビらしい


ヘビに出合ってからはイチゲの撮影はおかなびっくり、へっぴり腰。
ブレブレのフォトフォトでお見せできないものばかり。


ようやく1枚我慢すれば見られる


カタクリの自生地まで進まず、長居は無用とすたこらサッサ!



そんな中でも自然を尋ねる人
見逃しません三角関係のウスバカゲロウを!(こんな話が好きなんです)

色々あったが帰途に就いた。
福山市の水源八田原ダム。
満水時の30%で給水制限が始まった。



水を待つのは松だけではなかったお粗末な旅でした。

カタクリ

2011-04-14 21:22:32 | Weblog
十日遅れの桃の花が散りはじめた旧暦三月一二日お天気が良いから北へ旅に出た。



旅する先はカタクリの自生地が五箇所あるという府中市上下町。


JR福塩線上下駅

芦田川と江の川の分水嶺

古い昔は銀山道の宿場町


この上下町周辺にカタクリの群生地がある。
一つ 山越せばカタクリがホイ
二つ ヤマ越せばカタクリがホイホイ 
カメラでとっても減らないよホイホイ。
盗掘しても枯らしてしまうのが普通、骨折り損のくたぶれもうけだからやめた方が良い。
たとえうまく活着したとしても蝉の幼虫に食べられてしまう。
さて、そのカタクリ


河井という山合いの谷
大昔は海の底だったから海の化石がたくさん出てくる


毎年この地を尋ねるが今まで見逃していたカタクリの新発見をした。





気温が上がってくると閉じていた花が開きながらうつむいて花を開く。
私好みのかれんな花である所以である。
ところが本日、うつむいて咲く花を強引に撮影しょうと花を上に向けてみた。



花の中に花があるように見えた。
花を触らないようにと注意を受けていたので
花の中を撮影するためうつ伏せになってカメラを向ける。


撮れた
喜びの瞬間である


外に、この場所では白いカタクリが見られるというから探したら完全防備の金網の檻の中で
白いつぼみが一つ



主白い話は前回使ったから今日は使えない。
仕方がないからオチがない幕引きで終わりにする。

季節の植物

2011-04-12 21:57:41 | Weblog
人が泣こうがホタルが少なかろうが関係なく季節は進む。
その季節だが、少しおくれて送り出すものもあれば、いつも通り連れてくるものもある。
花以外で、春を呼ぶものが我が庭に生えてきた。


食べるために植えたワラビ

可憐さが気に入り植えたカタクリ
何が気に入らないのかここ2年花が咲かない


花ではないがノムラモミジの芽が綺麗だった。



白や黄色が目立つ庭先で今は盛りと咲く花には目が行く。


庭梅

紫モクレン


黄色の花


咲いた咲いた○△黄色

小粒だが香りが良い水仙


白い花も花盛り


利休梅

辛夷


こぶしの花が出てくると北国の春が頭をよぎる。
遺憾、阿寒、人気がないカンでも今変えることは空白が出来るからそのまましかのぞめないじれったさ。
子供手当と高速無料に騙された人たちが馬鹿を見たのだ。
愚痴は口だけにして
今堂々川では猪の復習が始まった。
毒があるはずの水仙の球根を掘ってくれるのだ。
殺生はしたくないが仕方がない。福山市へ駆除申請を出して罠を開いた。


餌は米ぬかと麦


3月以降、しし16は卒業する。
主白いと尾も白いの2面で30回目を披露する。
上記に書いた白い花も真っ盛りに続いて


セキレイ


この鳥の尾の裏は白い。
面白い。30回目のお粗末でした。

ホタルの上陸

2011-04-09 22:01:32 | Weblog
4月8日雨がしとしと降っていた。
傘もささずに夜の川、ホタルの幼虫が上陸するのを観察に出かけた。
「ソメイヨシノ桜が満開になったすぐ後に降る雨の夜ホタルの幼虫は陸へ登る」
堂々川の経験値を確かめるために夜20時、合羽を着て出かけた。
(昨年は4月10日、この場で30匹は確認できたが今年は4匹)

場所は堂々川下流外、3か所で光りながら上陸する15匹を確認した。



雨で多少流れがあるアスファルト道路を這う光りの軌跡




川の中から草を登り
ブロックでできた護岸を登っていた


かなり交通量がある道路を這って進むから交通事故で死ぬ幼虫もいる


彼らを助けるため

池側の土手に運ぶ


堂々川の中流域も確認した。


水の中で光る幼虫もいた


昨年の初日に比べれば上陸数は半分以下で
約3時間の観察日記からして、今年の飛翔は悲観的予測が出そうだ。
話は変わって



ヘビトンボの幼虫が今頃陸へ上がって脱皮することを発見した。
8日の収穫。

またまた話題は変わって
9日は堂々川の対面のゴルフ場へ遊びに!
堂々川を見ると砂留がくっきり見える



出だしで連ちゃんパー、すごい出来事である。
最終結果は、聞いてもらっても答えないが、我が経験からしてルンルン気分に近かった。


ここではしだれ桜が満開


震災で自粛ムードなのか、お客さんは少ない。
ゴルフは15時に終わり、堂々川へ帰ってきた。
こちらの桜は


標高145mの四季の森の桜
まだ満開ではないが綺麗に咲いている


堂々川5番砂留川原の桜



植えてまだ4年だが花を咲かせ、ホタル恋と呼んでいる。
今年も堂々川のホタルと桜の関係は良好で約束は守られた。

4月薬草教室

2011-04-08 17:35:05 | Weblog
4月8日 ホタルが上陸するかどうか。
その前に雨が降るか?桜が満開か?
ホタルの前にすることがあった。
今年最初の薬草教室。「春を食べよう」企画・実習・座学講座を行った。
今年の春は遅い。タラの芽はまだ開かない。


1週間遅れでようやく頭が緑色になる


毎年春を食べる企画ではタラは無くてはならない絶対条件。そのタラがない。
そうしタラ代替へを何にするか。
考えた末の結論。ほとんどの人が食べたことがないものを探す。
今日持参したもの。
藪椿のつぼみとワサビ大根そして黒い大根を目玉として参加者を驚かせた。


子供の頃この花の蜜を吸い、花を食べていた

10年ほど前、網走を旅していた時あぜ道に生えていた
ワサビ大根

イギリスのひと(女)からの贈り物


タラがなくてもたらないものを補ってお釣りがきた。
ここからは例年食べている食材


これだけの数 
高価な春ランの花

タンポポの根のキンピラ


ユキノシタ、ヨモギ、どくだみの若葉のてんぷら


ユキノシタ

ヨモギ

どくだみ


ノビルはサーと湯がいて白みそ和え



タンポポの若葉も湯がいて胡麻和え、黒大根は黒色を残して千切りしてサラダにした。
約1時間後に完成した料理は野性味豊かな盛り付けになった。



ワサビ大根は薄くスライスして各人が食べてみた。中は白く日本の大根と変わりはない。
スライスしたすぐ後に食べた人は味がないという。
少し鈍い人にはワサビの味がしないかと聞くと確かにワサビの香りだという。
ワサビはすりおろしたすぐにはピリ辛の味は無い、しばらくして香りと味がする。
この理論を知り驚く人もいた。
結構面白い3時間であった。
資料代、材料代、そしてまたたび酒やチャイブの苗、ワケギ、ワサビ大根の苗、お茶を含めて300円
できたら東北の人に贈りたかった薬草料理だが
参加者に募金をしてもらったのでそれを寄付することにした。

これから夜の仕事が待っているので薬効等は時間があるとき紹介したい。
昨日、久しぶりに現れた雨を連れてくる雲であった。



この雲、雨が少ないと嘆いていた人には神のような存在の雲だ。

さくらは満開に近く、雨も降っている。
条件を満たしているがホタルがそれに答えてくれるか。あと2時間黙って待つ!