自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

桃まつり

2018-02-26 21:35:08 | Weblog
江戸時代の俳人に与謝蕪村という人がいた。
その人が詠んだ俳諧「菜の花や月は東に日は西に」
画家でもある作者の絵心も出ている名句である。
この俳諧の作られたのは1774年
では、月日と聞かれるとはっきりしないらしい。


菜の花 我が家の2月26日

月 2月26日は11夜 天空より東に見える

陽は西 


今年は3月2日が満月、旧歴3月の作だからまだかなり先
4月の満月頃作られたか?
だとすれば菜の花が満開になるだろう!すでに終わりのはず!

今年の3月3日の事であるが
氏神様、下御領八幡神社には桃の神様が鎮座されていることは何回も記事にした。
もう5年も前の事、世に受け入れてもらうためにPRしてきた。

苦節5年、連合町内会、学区の小、中学校が協力してもられえることになり


神様の石碑

八幡神社


ここで桃まつりが実施される。




会長・校長・児童・宮司・総代の
皆さんが一つになって前に進み、すでに煎餅ができている。


看板もできたケヤキの木



神社の拝殿にはお雛様が左右に祭られて本番を待つ


通りかかりの遠目で見たら新聞記者さんも取材されていたみたい。

御野小では校庭のケヤキの木が「ケャッキー」と名つけられ看板も立つ。
ケヤキと桃がデザインされてできたのが桃姫とケヤッキーの煎餅
すでに小・中生徒全員に配布されたようだ。

町おこしにも役立っている煎餅。

前にも述べたが苦節5年、売り出して時間がかかったが様になった桃の神様。

話は飛ぶが今日26日
堂々川で2回目のドローンを飛ばして空撮をした。




雨が降りそうであったが空が我慢をしてくれ、終わってすぐぽつりときた。

今日も気温が上がったが桜は蕾が少し膨らんだ。
どちらが河津桜か熱海寒桜か忘れたがようやく咲く姿勢を見せてくれた。





蝶(多分テング蝶)も遠目で見えた。



所で初めの答え
東に満月が見え、西に夕日が沈む、そして菜の花が満開
この条件は4月30日が1番近いが菜の花がそれまで咲くのを我慢してくれるか
江戸時代と今とでは季節変動が違うという説もあるが
私は与謝蕪村先生の絵空事として正解にしたい。


新堂々川の自然

2018-02-19 19:55:14 | Weblog
堂々川の整備や砂留調査をしていたら自然の生き物がざっくざく
13年間もこの川に携わっている。
今年は見ていないと思っている生き物もいた。


ルリビタキの雌
この鳥見たさに川の整備をしているのに
オス(雄)と鳴いてる奴は出てこない


3年も見ていないレンジャク


光線の加減で緋か黄か区別がつかない
でもレンジャクの群れとの出会いは久しぶり


雪の降った日、川の中をのぞくと


ニホンアカガエル


冬眠の途中で目覚めて卵を産み又眠りにつくそうだ
このかえるヤマカガシという蛇が苦手で冬にあえて産卵する


日本赤ガエルの卵


卵のそばの石の下からヘビトンボ


今年は成虫が見られそう


最後は絶滅危惧Ⅱ類のカヤネズミの巣(地域によって異なるらしい)
地上1mほどの蔓葦の茎に葉を丸めて作っている


18日、日曜日の草刈り途中に見つけた


堂々川のPRが最近おろそかになっているので新しい企画を考えている
知っている人はご存じだが新しく冊子を発行する準備を始めた
17日堂々川にドローンを飛ばして空中撮影をした
が春2番の風が吹き途中で中止した


飛んでるの見えますか


18日日曜日、ホタル同好会の今年初の定例会
川原の草刈と水路整備とごみ拾い
(我が年齢の多くは水戸黄門テレビ派、自然は今が自然の稼ぎ時)


川原の中を刈る、ボランティアがやる草刈りではない
葦の根付近には泥水がある。衣服は泥まみれ、副会長ありがとう)

草刈り後の成果


多分こんな仕事ゆえ、会員の参加が少ない


堂々川は花崗岩質で水が運ぶ砂はすぐに堆積する
橋が架けてあるが橋の下は埋もれ、水は橋の上を流れている


これもボランティアの仕事ではないが
ホタルが1番たくさん飛ぶ場所であるから
県には作業をすることだけ報告し、自分たちでやってみた
何とか通水して橋の下を水が通る

定例会の最後はごみ拾い
悪い事例と良い事例


10年前に不法投棄された電線被覆がまだ出てくる
捨てた会社はわかっているが証拠がない。悔しい・・

堂々川を散歩されている親子連れのご婦人


このお二人が堂々川を散歩するときはごみ拾いに協力すると
ありがたいお言葉をいただく。
ごみ袋を渡すともうタバコの吸い殻を拾ってくださる。

堂々川の葦と葦
アシという字は関東でよし、関西ではあしと読む
今日の事例はアシ(葦)からもらって
ごみを拾う人を「よし」、ごみを捨てる人を「あし」といことで
「善し悪し」の言葉の意味がわかった


エナガ

2018-02-14 10:49:58 | Weblog
雪の朝(雪国の人は笑うでしょうが!屋根や道路が白くなっている)。
雪積る。備後では降り込みと言って喜ばれる。

梅が一輪一凛ほどの暖かさと言えども寒い朝


笑ってくださいこれが雪の道

この日、市では20台程度の物損があったという


空をミサゴが舞い





いつもの場所でいつものようにキタキチョウが春を待っている。

いつもと違うのはエナガがやけにちかづいてくる。


10羽ほどの群れの1羽が我が前を先導する


記事にして欲しいのか普通は遠ざかるはずがこちら向き






地面に降りるのも少ない鳥が


3m弱まで近づいて、灯篭の前でポーズをとる




しかし、その後は野生に帰り、驚いて逃げたのか
それとも餌を見つけたのか、びっくりポーズをした。



朝から縁起がよいと思っていたらやっぱり良いことがあった。
コンサルの成功事例がまた一つ増えた。

堂々川を歩く

2018-02-12 15:06:30 | Weblog
生まれも育ちも堂々川下流、しかし時々旅をした事がある。
今回は90分ほどの堂々川自然探索の旅。

今朝(12日)は地面が見えない程度の白い雪景色。
寒い。さすがに起きて、すぐに川へ行くのはつらい。

砂留の雪化粧を撮るために出かけたがすでに道路には雪はない。


定例会ではないのに会員がごみを拾っている


道理で、堂々川の中流域が県でもトップクラスのごみの少ない奇麗な
川沿いと言われた意味が分かる。こんな人がたくさんおられる。

先日、中条小を訪ねたら校長先生が学校の4年生はごみを拾う指示も
教えてもいないのに教室へごみを拾って持ってくる。
時々担任が言っていると。
しかし、担任も担任だ。!
ごみの入っている袋に日付を記して教室に吊るしている。
こんな指導方法もあるのか!
今年も彼岸花の球根を植えさせて欲しいと。(納得し、OKした)

過去は忘れて、本日川近くの杉の木
今年は花粉症で悩む人は多いのではないか。


見ただけでも多い


寒いのに堂々川を散歩する人が多い。


写真を撮っている人を含めて
1時間で6人


いつものキタキチョウが越冬している所へ


最近は同じ場所、つまり動いている可能性は少ない


ホタルの副会長が上流から下ってこられた。
時間がとれるかと聞いたら大丈夫の返事を貰い、狸原へ入る。
この谷は獣道が多いから一人では怖いので応援依頼をした。


笹が茂る川沿いに4ケ所の獣道が見える。


目的はこの谷に砂防堰堤があるので確認のためだ。
江戸時代この付近に3ケ所の砂田があったと古文書に書いてある。


堰堤が見える

先に副会長が進み、平成という文字を確認

谷の周辺の草を刈り近づくと
平成5年の文字を確認


ここにも赤い水が見えた。
冊子を書き始めたので赤い水の事は多少学んだ。
後日詳しく述べるが、カナケ水を鉄バクテリアが分解した結果のようだ。



お昼近くなったので砂防はやめて川の中の生き物を探した。





以前も見つけたが手長エビか!アメリカザリガニか?
爪のある手の形から手長エビのようだが
これは種類が多くまだしばらく、悩みそうだ。


発見堰堤の上に雪 陽がさしていないからか


第1目的の砂留の写真は撮れなかったが
冊子を書くための資料準備は進んでいる。

早春

2018-02-09 10:01:34 | Weblog
今頃の季節は四季のうちでも一番寒い時期であるが
いたるところで春を感じる。「春が来たどこに来た」の歌みたい。


若くはないが手をつないで歩くお二人
老いらくの恋ではない、二人は若い



猫柳も花芽が白い


あとりだ。アトリを久しぶりに見る。


ここでもアトリの♂♀世界が見えた


裏の八幡神社に鎮座しているももの神様


先祖が明治の終わり頃、寄進したと聞いている桃の神様


これを知ってから世に出したいと思ってPRしていたが、
この度御野小、神辺東中、御野学区まちづくりが連携して
桃姫キヤラクター絵を作り、煎餅まで作った。


連合町内会会長の声掛けで始まり形になり始動
福山市まちづくりや教育委員会などの賞をこの三つの団体が独占した


仕掛けた価値はあり、神辺と岡山桃が同じ明治に開発された同じ人
の発想発明である。つまり岡山桃と神辺桃は同じルーツである。
ちなみにこの和尚さんの実家は我が家の東隣りだった。

昨日(7日)のお昼ごろから冬型が緩み始め、今年のホタル研究を始めた。
ピーク時約1300匹が舞った堂々川、1昨年は約400匹、
昨年は約600匹迄少なくなった原因調査を始めた。

堂々川は花崗岩質の山で、川へ真さ土が流れて堆積したり
土石流を起こす、今でも下流は天井川と呼ばれる。
(天井川=川の底より両岸の家の天井の方が低い)


花崗岩が崩落してま真砂土ができている様子


ホタルが1番よく飛ぶ川原の橋が埋まって、水は橋の上を
流れている。何故なのか?
幼稚園児のような疑問に駆られて調査を始めた。




川を上流へ上ると、以前砂防堰堤が強度不足で修理されていた。
その修理したときの工事が杜撰?でセメントが大量に流れホタルが減った。
当然その時建設業者に抗議し、整備を頼んだが約束は反故
ホタルの減少確認した6月には誰も忘れていた。
その堰堤を疑い観察に!行くが野茨が邪魔する。


この堰堤に行くまでの5m草を刈った


セメントを大量に入れて固めたところはまだ土砂の流失はほとんどないが
少し上流は砂が現在でも流れている。県河川か市河川かは知らないが早速
資料を集めて苦情を申し込まなくては?
だけれどホタルを飛ばす活動は同好会の勝手の仕事ゆえ、
2番砂留川原と川の中を整備した。




誰に言われたわけではないが
ほおってっておけずに拾っている



今月17日にはドローンを飛ばし上空から川の現状を記録に残したい。
整備の途中、相変わらずごみがたくさん出てきた。
この袋はどこのもの。
なーんだ!労損か?
つまり働いた労だけ損、でもカナカナで真実を描くと営業妨害になる。

最後になるが春が近づくとイタヅラが多くなる。
いわゆる木の芽時の精神状態。
堂々公園の自販機が2月8日撤去された。




早春の風は相変わらず冷たいが人の心に春を感じる余裕が出てきた。


冬美の堂々川

2018-02-04 14:14:21 | Weblog
保育園の評議委員とかで発表会の招待が来た。


福山市トップレベルの保育園
ちなみに我が在所近くにはトップレベルが2園ある


その発表会で桃太郎の劇を見た。
年長さんの劇だが、ある市内中央小学校の3年生出演より上手に見えた。
どおりで入園希望を出しても入れないとうわさが立つはずだ。
その帰り、梅木池(以前コウノトリが来た池)脇を
通っていたら白い鳥を見た。車を止めて降りると同時にミコアイサとばったり、
カメラのシャッターが下りるまでに時間がかかった。


彼もびっくり中央へ向けて泳ぐ


満足して、ホームグランド堂々川へ


先日整備した鳶ケ迫谷の入り口を中国電力さんが木の伐採


この谷の鳶ケ迫砂留が綺麗になっている様子をPR


下流から砂留を見る

近づいてみる

砂留の上から下を見る


地域やお役所からよくやったとのお言葉はないが、作業した人間は満足である。

もう1ケ所、大砂留ともいわれている堂々川最大の砂留
先日九大の教授が来訪され、雄大さと美と手入れの良さに驚かれた。

最近歴史づいているが
この砂留2006年の写真(会を発足させた年)


石組みが見えない6番砂留


昭和51年頃、すでに堂々公園は作られていたが管理する人がいない。


会員が1年かけて整備
その後10数年美を保っていたが


会員の多くが70代になり、マンパワーが不足気味で
作業は遅れ気味、ようやく整備できた。


堂々公園から下流を見る


ホタルがよく飛ぶ場所でもある。


5番砂留


6番~5番の砂留の間
この場150mほどの間がツツジ、ホタルと彼岸花・モミジが綺麗なところ



この川原の東の山へ
下御領生産森林組合さんが遊歩道を作った


多くの人や団体のおかげで堂々川は素晴らしい景観ができている。
とりわけソロプチミストローズ福山、グリーンラインを愛する会殿には感謝している。
この川を今月ドローンを飛ばせて空から撮影することにしている。