自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

御領遺跡Ⅱ

2009-09-12 20:45:52 | Weblog
9月12日 第2次発掘調査見学会 雨で中止
その変わりは10月3日 13時から御野公民館で説明会が行われる。
多分福山市の学芸員Hさんも関係されているから現地説明も期待できそう。

雨で中止にもかかわらず、もし説明会があったらと仕事帰りに現地へ行った。
そこには広島から来られた人もおられたのでS学芸員さんの特別な計らいで説明をして貰えた。1次調査のときは説明前にブログ掲載は禁止されていたが今回は許可してもらえた。


9月10日の中国新聞記事

全体地図

詳細地図


今回も興味があったから
早くから撮影ご遠慮下さいと言われながらかくれ撮り


8月16日

8月24日

お宝画像


記録を残していた。
さて、本日の現地は



ここから先は写真を見てもらうだけ









本日もらったパンフから
御領遺跡は南北1.4km 東西1.6km に広がる遺跡で
遺跡の北側は備後国分寺があり、古代山陽道の通過地点でもあった。
南は高屋川の氾濫域近く、東は上御領まで続き、西は堂々川氾濫域の下流と予想される。
時代は縄文時代後期後半頃(約2000年の前)の円形住宅跡1軒他、
弥生時代の井戸1基、溝状遺構1条他、古墳時代の竪穴住居跡6軒等が確認できた。
この地は太平洋戦争前後に瓦の材料の粘土採取がおこなわれており遺跡の上部が多少壊されていたようだ。
又今回の調査では弥生後期の堀にかけた橋脚の1部と見られる木材もみつかり
当時の土木技術水準を示す資料で全国的にも貴重だ。
こうして中身を見ていくと現判明では中国地方最大規模の弥生集落の可能性が出てきた。

この遺跡ももうすぐ国道486号の下に埋もれる。
我々が住むこの神辺町下御領にこんな遺跡が埋っていたなんて!
この縄文、弥生のロマンを何らかの形で残すことはできないだろうか。
世が世であれば堂々川ホタル源氏と呼ばれる可能性のある人から提案したい。