自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

くっつきむし

2009-09-17 21:50:50 | Weblog
朝晩と日中の気温差が大きくなってきた。
秋だ、山ではアケビが口を開け始めた。





昨年の今頃、薬草教室でアケビの皮を食べる試みをしたが苦味が強くて食べる人は少なかった。
今年はその反省から先に試作と試食をした。
岩手県ではアケビの皮をよく食べると聞いたからインターネットでレシピを探し実習。
ポイントは水にさらす時間を長くしたのと、熱を少しだけ長くかけた点だ。
心地よい苦味と美味が調和した味だがグロテスクだから画像にはしなかった。
 今日の本題は
秋になり山に入れば、又堂々川で草刈をすればくっつきむしが服について取るのに苦労する。
オナモミ、ダイコンソウ、センダングサ、ミズヒキソウ、イノコズチなどが順次その対象として名を出してくる。
まず盗人萩、綺麗な花だが実はくっついたら離れない。



イノコヅチ




根は薬草になる


イノコヅチの若い芽や茎はおひたしなどで食べれば美味しい。
又乾燥させて粉々にしてふりかけにしたら風味が良いのでご飯のお変わりできる。
薬効としては脚気、血液サラサラ、利尿効果があるので漢方で使うと言う。

ミズヒキ


上から見ると赤色

下から見ると白色


シュルシゅルと伸びた1本の茎に紅白の花が咲く。赤と白のヒモだからみずひきだそうだ。
この実もくっつき虫だ。

忘れないうちに
来年は1000本、再来年は3000本を目標に花を咲かそうと植えた彼岸花
本日はじめて茎が伸びてきたのを確認した。



この現場へ行って帰っただけなのに盗人萩のくっつき虫がお土産をくれた。
普通、盗人がお土産などくれるはずはないのに厄介な実を服につけてくれた。
盗人が福をくれたのだと納得し、素直に貰って帰ったが家に帰ると悔しい思いが再発した。