自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

かれが来た

2009-09-15 10:22:31 | Weblog
 かれが来た、かれが来た、どこに来た


山に来た



里に来た


家に来た。







松の一生、何が原因なのかさびしい物語を綴る。
8月の終わり、長梅雨が終わり暑くなって、
土の水分が少なくなり始めた頃から色づいた。









茶色になり始めたら、かれのスピードは倍増するように速い。1週間がいわれない。
御愁傷様。お寺さんの松も同じ運命だ。

子孫を残すためにマツカサから実が飛び出し



周囲に邪魔ものがないと発芽する。



まだ松の再生の可能性は残っている。
なぜクロマツを中心に松類が枯れるのだろうか。
世間では松くい虫が葉から幹に入り、木の樹勢を弱めそこに青変菌が入り込み、枯れるとか、クロマツは地上部に精力を費やし、根の部分をおろそかにする傾向から水が不足すると急速に衰えるとか、酸性雨に弱いとか言われている。
又松は荒れ地で1番早く芽を出し、林をつくるが他の木が繁茂してくると簡単にその地位を譲る性質の植生もあるらしい。

しかし松の管理が行き届いておれば、松枯れはないということも証明され始めた。
例えば西日本では最大クラスの備後国分寺の参道の松へ薬剤注射事例



や山口県のブログ仲間がレポートしているEM菌による対策など保護すれば松の寿命が長くなる可能性はこれらの事例でうなづける。
人間なら松の彼はお坊ちゃんなのだろうか!