串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

九州水の旅-22(九重夢大吊橋)

2012年06月13日 | 旅-九州・沖縄

今日は大阪へ戻る日。

寒の地獄温泉をチェックアウトし、九重夢大吊橋へ向かう。

吊橋といえば十津川の谷瀬の吊橋を何度も渡っているので珍しくもないし、
お金を払ってまで吊橋を渡る価値があるのだろうか?

それでも、まぁ一度見ておこうか・・・と、やって来た。

入場券売り場辺りには「入場者700万人達成」の文字が躍る。

広い駐車場だが、これも満車になる時があるのだろう。

吊橋の右下方には紅葉の名所九酔渓が広がり、左下方には震動の滝が見える。

右側の滝は震動の滝の雄滝、左側は雌滝。

両方の滝が見れるとは。

雄滝

雌滝

この景色だけを眺めただけでは、こんなモノか・・・で、終わっただろう。

いったいいくらかかったの?係員に聞いてみた。

建設費20億円を2年程で完済し、5年半経った現在は黒字に転換している。

平成の大合併を断った為、建設費は国も県からも援助がなく九重町単独で建設。

紅葉、震動の滝x2本を見るには絶好の位置に建つ。
地元の事を知り尽くした人でないと計画できないだろう。

係員や警備員、橋の両側に並ぶ土産物屋・・・多くの雇用を生み出し、
観光客が来れば来るほど儲かる現在、九重町の金の卵になってるのかしら?

今回の旅では、必要から造り出された文化財的な構造物を見て、その美しさに
感嘆したが、別に必要でもない、架けなくてもいいこの吊橋の存在意義はよく理解できた。

計画し実行し成功した九重町にエールを送りたい。

 

夏になると子供たちの滝滑りで賑わう龍門の滝へやって来た。

今までも近くを通っているが、見るのは初めて。

大人が一人登って行くが、随分登りにくそう。

2段の滝で幅40m、落差20m。
今、水量はそう多くはないが、2段目から滝滑りをするらしい。


九州水の旅-21(寒の地獄温泉の食事)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

食事は広い食事処「八重喜」でいただく。 

うっ、囲炉裏だ、困ったなぁ・・・と、思ったが、こちらは足が下に下ろせた。

鴨肉の刺身と馬刺し。

馬刺し、苦手なので相方へ。

別の場所に持っておられる畑や山で採れた野菜が並び、特にタケノコは豊作だったとか。

ごま豆腐の上の山椒味噌、美味でした。

豊後牛に夢ポーク、添えられた野菜も多種。

溶岩プレートだったかな?囲炉裏で焼いていただく。

前夜の日本酒よりはお酒らしい日本酒。

あわふ餅のあんかけ

中にはミンチ肉や野菜が入っていて、おいしかった。

子持ち鮎・・・?かと期待したが、単にでっぷり太っていただけ。

 


 

朝食も優しい味のおかずが並ぶ。

宿はご家族できりもりしておられるようで、食事の接待にはお嬢さんがあたられた。

安藤和津さん似の女将さんがいい味を出しておられるように感じた。

源泉の厳しさとは反して、ほのぼのとした宿でリピーターが多いのもうなづける。  


九州水の旅-20(寒の地獄温泉の風呂)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

 互久楽湯の大浴場は時間で男女交代になる。

脱衣所はきれいに整頓され

セイフティBoxもあり便利

チェックイン後女性用だったのは木の湯船。

小さい方は源泉風呂、大きい方が加熱湯。

「ちょっとぬるめ」どころではない。

そうとう冷たい。

17度ぐらいだろうか?源泉よりは少し温かいが・・・。 

強い硫黄成分で蛇口など黒く変色している。

交換時期は早くて宿は大変だろう、お気の毒に。

翌朝、女性用になった石風呂。

個人的にはこっちの風呂の方が好き。

冷たい源泉槽に浸かりながら・・・。

温令交互入浴が楽しめるのだが、冷たい浴槽に浸かる人は少ないみたい。

温かい浴槽で体を充分温めておいても最初は足しか浸かれない。
二度目で腰まで。
三度目でやっと肩まで・・・。

それから後は気持ちよく交互入浴が楽しめた。

最後も冷たい浴槽で〆て、風呂を出る。

ちょっとやみつきになりそう。



源泉名:寒の地獄温泉
温度:14度 湧出量:2160L/M(凄い量) PH=4.3 
成分総計:398mg/Kg  泉質:単純硫化水素泉

初めてお目にかかった日本秘湯を守る会のシャンプー類。

貸切風呂は桧湯、切石湯、岩湯と3ケ所あるのだが、この日は岩湯のみ使えた。

案外平凡な貸切湯、1度入ったがそれ以外は大浴場の交互入浴を楽しんだ。


九州水の旅-19(寒の地獄温泉)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

以前、一度立ち寄り入浴で14度の源泉に入った事がある寒の地獄温泉。 

真夏だったが、30分間あの冷泉に浸かった体はダルマストーブでは温まらず、
ガチガチ震えながら、車は冷房から暖房に切り替え、泊まる予定の黒川温泉に向かった。

懐かしい思い出のある寒の地獄温泉、今日は泊まりで楽しもう。

九州らしく、黄と黒が基調の民芸風。 

寒の地獄から流れ出した源泉の小川は白濁し、黄や緑の堆積物も。

部屋に案内されるとすでにフトンが敷かれていた。

そしてコタツ・・・8畳間で充分な広さなんだけど狭く感じる。

家でもコタツは使ってないし、足の踏み場もないような様子にちょっとゲンナリ。

そして照明が暗い。

広縁にはやまなみ荘と同じ椅子とテーブル。

洗面所はあるが、トイレは共同。

トイレ付きの部屋はない。

電気ポットはあるが冷蔵庫や金庫はない。

夏の間だけオープンする寒の地獄を見に行く。 

7月~9月の間だけしか営業しない冷泉の寒の地獄。

今5月だから8ケ月程誰も入っていない浴槽にはきれいな青竹色の抽出物がたまり、
石の間から源泉が湧き出ている。

体を温めるダルマストーブも出番待ち。

浴槽とは別に源泉がじゃんじゃん出ていて、飲泉するように湯呑みが置いてある。 

飲泉は胃腸に効果があるというので、ポリタンクに2本頂く。

寝起きにコップ1杯飲んでいるが、調子はいいみたい。

互久楽(ごくらく)湯と名づけられた温泉へ行く途中に、これまた、囲炉裏が切られたお休み処が。 

囲炉裏で作った茹で卵は、宿泊客にふるまわれる。 

男女交代になる大浴場と奥には貸切湯が3ケ所並ぶ。