今日は大阪へ戻る日。
寒の地獄温泉をチェックアウトし、九重夢大吊橋へ向かう。
吊橋といえば十津川の谷瀬の吊橋を何度も渡っているので珍しくもないし、
お金を払ってまで吊橋を渡る価値があるのだろうか?
それでも、まぁ一度見ておこうか・・・と、やって来た。
入場券売り場辺りには「入場者700万人達成」の文字が躍る。
広い駐車場だが、これも満車になる時があるのだろう。
吊橋の右下方には紅葉の名所九酔渓が広がり、左下方には震動の滝が見える。
右側の滝は震動の滝の雄滝、左側は雌滝。
両方の滝が見れるとは。
雄滝
雌滝
この景色だけを眺めただけでは、こんなモノか・・・で、終わっただろう。
いったいいくらかかったの?係員に聞いてみた。
建設費20億円を2年程で完済し、5年半経った現在は黒字に転換している。
平成の大合併を断った為、建設費は国も県からも援助がなく九重町単独で建設。
紅葉、震動の滝x2本を見るには絶好の位置に建つ。
地元の事を知り尽くした人でないと計画できないだろう。
係員や警備員、橋の両側に並ぶ土産物屋・・・多くの雇用を生み出し、
観光客が来れば来るほど儲かる現在、九重町の金の卵になってるのかしら?
今回の旅では、必要から造り出された文化財的な構造物を見て、その美しさに
感嘆したが、別に必要でもない、架けなくてもいいこの吊橋の存在意義はよく理解できた。
計画し実行し成功した九重町にエールを送りたい。
夏になると子供たちの滝滑りで賑わう龍門の滝へやって来た。
今までも近くを通っているが、見るのは初めて。
大人が一人登って行くが、随分登りにくそう。
2段の滝で幅40m、落差20m。
今、水量はそう多くはないが、2段目から滝滑りをするらしい。