2度目の佐渡、そして行程の最後になって、やっと佐渡金銀山を見ます。
それだけ佐渡には見るべき所が多かった・・・と、いう訳かな?
大間港からはタクシーで佐渡金山へ。
見学できる坑道は2つ、宗太夫坑と道遊坑。
料金はそれぞれ800円、両方入るチケットは1200円。
初めての私は両方のチケットを購入する。
入り口は同じで、両坑道は左右に分かれている。
宗太夫坑から見て回り、土産物コーナーを通って又この入り口から道遊坑へと。
観光客の多い宗太夫坑には、各種説明板や人形が作られ結構楽しめる。
その中でも興味深かったのは相川海岸での「浜流し」。
昭和15年に年間1537キロもの金を産出した中には、この浜流しで採られた
金もかなり含まれている。
こうやって、湧き出す水を汲み上げていたのか。
石見銀山にはなかったと思うが、どこの鉱山跡でもこのような人形が作られているが、
さすが佐渡金銀山、人形の数も多く、作り物と分かっていても、ぎょっとしてしまうほど
リアルなものもあった。
ここ注目
無宿人に関してえらい気を遣ってる感じがする。
世界遺産登録には、江戸時代無宿人を送り込んだ、昭和の戦争遂行の戦費を調達した
と、いう負の遺産はじゃまなのだろうか?
採掘坑開きの祝い事の様子が興味深い。
こんなのもあるんだ。
次に来るような事があれば、是非見てみたい。
こちらは道遊坑。
人形などはないし、見に来る人もほとんどいない。
ツアー客は、ほとんど宗太夫坑だけの見学で終わるのだろう。
他に誰も居ない坑道は不気味。
見学もそこそこ、急ぎ足で歩く。
この先は右側に掛けてある懐中電灯を持って坑道を行くらしい。
嫌だなぁ、誰か居ないか・・・?
一人だと怖いから私は行けない・・・と、戻って来ると前方から人が。
懐中電灯の補充に来たスタッフだった。
一緒に行ってもらう。
そこは、道遊の割れ戸の真下にあたり、この先は進入禁止になっている。
はぁ、良かった。
スタッフが来られなかったら、ここへは行けなかった。
道遊坑の出口
一帯は高任公園になっていて、平成元年の操業停止まで使われていたトロッコや機械類が
保存展示されている。
江戸時代の露頭堀跡の「道遊の割戸」は、深さ74m幅30mの大きさで、
世界的にも珍しく、国の史跡に指定あされている。
観光客が少ない道遊坑の売りは、この道遊の割戸がまじかに見られる事かもしれない。
この割戸の辺りまで歩いて行けるが、そんな時間と体力は無かった。
坑道内を見終わると土産物売り場へ出て来るようになっている。
苔が張り付いた石臼は、鉱石をすりつぶすのに使われていた。
一休みでコーヒーと笹団子。
コーヒーは金粉入り。
宗太夫坑は「豊富な資料に基づき江戸時代の佐渡金山を忠実に再現したもの」
と、パンフにある。
時間が許せば、そして興味があればじっくり見て回ると800円でお釣りがくるかもしれない。