山水閣宿泊者しか入れない風呂「山水の湯」が建物の一番奥にある。
大きな大浴場に小ぶりな露天、家族風呂が3ケ所。
家族風呂は空いていれば誰でも入れる。
家族風呂の一つ「は」の風呂。
かなり熱い目の湯が満たされていた。
「山水の湯」の内湯。
さすがにアメニティは揃っている。
たとえば、シャンプーとコンディショナーが別々になっているのは、山水閣の風呂だけで、他の風呂は全てリンスインシャンプー。
部屋からはこの「豊沢の湯」が一番近かった。
以前泊まった時、多勢の入浴客でゆっくりできなくて、あまり良い印象はなかった。
しかし、ラッキーな事に今回しばらくは貸切状態。
冬場は窓にガラス戸が入るが、今は開けっ放しで半露天。
紅葉にはまだ早い。
紅葉の盛りにはどんなに美しいだろう?
大きな石にもたれながら景色に眺め入る。
こんなに空いていれば、大沢温泉では一番好きな風呂だなぁ。
夕食後の21:00、混浴露天の「大沢の湯」が女性専用になる。
館内、ちょっと迷いながら長い階段を降りて行く。
階段の降り口辺りに女性スタッフがいて、男性の入浴客を制止するのだろう。
さすがに老舗、色々気配りが出来ている宿だと思う。
右手に女性専用の脱衣室があるが、今は女性専用なので、左手のマットのある所で着替え。
湯は結構熱い。
対岸の灯りは菊水館。
この時間を待っていたのだろう、ぞくぞくと女性が入って来る。
先客の老婦人、大沢温泉の中では、この「大沢の湯」が一番だと言われるが、正直なところ、私には違いが分からない。
館内を歩いていて、ステキな廊下に出た。
老舗宿に泊まる楽しみの一つは、こういう造作に出会える事だ。
両側には小石が埋め込まれている。
掃除、大変だろうなぁ。
自炊部にある「薬師の湯」へは螺旋階段を降りて・・・。
湯船が二つ。
温度差、あったかなぁ・・・?
自炊部といえども設備は整い、きれいに清掃が行き届いている。
足元は畳式。
誰も入浴客はいなかった。
身を沈めると、きれいな湯が湯船からこぼれ出ていく。
あぁ、しあわせ。
自炊部にある女性専用露天風呂「かわべの湯」は、こじんまりしたもの。
菊水館にある「南部の湯」。
脱衣所も湯船も案外狭いので、私はあまり好きではない。
たくさんの風呂があり、風呂めぐりは楽しい。
私的には、体を洗うなら「山水の湯」、風情は「豊沢の湯」、温泉情緒を味わうには自炊部の「薬師の湯」かなぁ・・・。
2度目の大沢温泉山水閣、3度目もありそうです。