串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

道成寺

2012年04月05日 | 

旬の話題なので、道成寺の桜をアップします。

結論から言うと、見頃は今週いっぱい、来週になれば散り始めるんじゃないか。

是非、見に行って下さい・・・ね。

ちょっとはりこんで、特急の指定席。

8:00天王寺発のくろしお1号。

平日だというのに春休みとあって、家族連れで指定席は結構うまっていた。

自由席の方が空いていたかもしれない。

女性専用「車両」ではなく、5号車に専用席が12席あり、背もたれのシートがピンク色。

午前中の上り(和歌山方面)列車は、C、D席が海側で日陰となっていい。

海が見えてきた。

3号車と4号車の間に展望席がある。 

御坊近くになって降りる準備をし、デッキに立ってカメラを構えていたら、車掌さんが
展望席の存在を教えてくれた。

車内放送はなかったので、知らなかった。

南紀へ行くにはいつも車で、列車に乗って行くのは何十年ぶりだろう?

御坊に到着。

次の駅道成寺まで所要時間は2分。 

2分のために、次に来る普通列車を26分も待たなければいけない。

無駄だなぁ・・・と、思ってしまえば列車旅など出来なくなる。

 駅の外へ出てみたが、喫茶店などない静かな駅前。

ホームで待つ事に。

10:00丁度に道成寺駅着。

寂れた駅舎に駅前。

しかし、喫茶店はあったので、コーヒーをいただく。 

駅から歩いて突き当たり、メイン道路沿いにかつての旅館が廃墟状態。

那智駅を思い出した。

かつては那智駅で降り立った人々が、那智の滝へ行くバスに乗るためバス停には
長蛇の列が続いたらしい。

今はガラガラのバスが走って行き、駅前の土産物屋もし~んとしていた。

かくして路線バスの本数は減り、運賃は上がる。

公共交通機関利用者には困ったものです。

初めての道成寺だった。

 

 

 

歌舞伎、踊り、文楽、能・・・と「娘道成寺」 を演じる人々は、ここへ公演成功祈願に来る。

そしてその御礼に贈られたものだろうか?写真のパネルが本堂内にずらり掲げられている。

 護摩堂脇の紅枝垂桜が美しい。

 

 

本堂裏手に敷き詰められた石と瓦の道。 

平瓦、軒丸瓦がびっしり。 

菊の文様の瓦も・・・。 

2代目エドヒガンの「入相(いりあい)桜」。

樹齢数百年の初代の大木は、昭和初期の台風で折れ、その根元から自生した2代目。

この近くに安珍、清姫伝説の初代鐘楼と釣鐘があったようだ。

 

明治風水害供養塔を囲むように咲く。 

 

 

境内で釣鐘を探したが見当たらない。

ここが、かつての鐘楼跡だった。

 太閤さんも殺生な事を・・・。

道成寺の関係者だろうか? 

さすが和歌山、参道の店では様々な晩柑類が安い値段で売られている。

道成寺駅の下りホームへ向かうが、傷みが激しい。

先日見た、新潟県の東新津駅の駅舎とは大違い。

誰もが知ってる「安珍・清姫」の最寄り駅、もう少しきれいにしてJR西日本さん。

 列車を待つ間、参道の店で買った「えんどう」のさやをむく。

ちょっとひねたえんどうだけど、これで100円。

申し訳ないけど、さやだけどこかで捨てよう。

荷物を減らすために・・・。

御坊行きの普通列車がやってきた。

御坊で乗り換えて湯浅を目指す。