串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

桜田温泉「山芳園」雑感

2010年06月29日 | 宿-東海

山芳園は、日本秘湯を守る会のお宿。

外観は、松崎にふさわしいなまこ壁、館内も木を多用したどっしりとした造り。

そして、ご主人が焼かれた炭がいたる所に使われている。

炭の植木鉢、初めてお目にかかる。

きっと植えられた植物にも好環境だろう。

駐車場には、10L100円で、温泉水の販売もある。

食事は朝・夕共に食事処でいただく。

席についたものの、何一つ食べられなかったダンナ。
この後、部屋に戻り休む事になり、私独りの夕食となった。

息子さんの釣果や今朝、定置網であがった新鮮な刺身。

レモンが添えられていると思ったら、ニューサマーオレンジだった。
このニューサマーオレンジも自家製。
今が旬とあって、いろんな使い方がされていた。

風呂上りに、ウェルカムドリンク、そしてお土産としても。

朝食にはダンナも回復し、食欲もほぼ通常に戻っていた。

冷奴がおいしい。

豆腐の上には、肉味噌か・・・?

なめろう・・・か?魚のたたきもおいしい。

昨夜の魚のあら煮。
これがおいしかった。

女将さんを中心にあたたかいもてなしの宿だった。

松崎の町まで、ダンナの薬を買いに行くのに、息子さんの車に乗せて頂く。

チェックアウト時、車中で・・・と、ニューサマーオレンジを頂く。

そして、何よりのゴチは、夕食後の蛍観賞。

すぐ前の川で見れるのかと思えば、車で30分ほど、大沢温泉を越えて
山中に入って行き、真っ暗なわさび田で車は停まった。

「今日は少ない」と、連れて来ていただいた息子さんが言われるが、
あちらこちらで、ふわりふわりと灯る小さな灯り。

こんなに蛍を見るのは、都会育ちの私は、初めてかもしれない。

ダンナも一緒に見れればよかったのに・・・。

桜咲く頃、又、泊まってみたい宿でした。