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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

木地屋の食事

2015年05月17日 | 宿-九州・沖縄

食事は1階にあるレストラン「五瀬(いつせ)」で。

 

 

全てテーブル席で、宿泊者以外、温泉と夕食を楽しむ家族連れも食事を楽しんでいた。

宮崎県認定「地産地消こだわり料理の店」に認定されている。

左手前「五ヶ瀬産干しシイタケの南蛮漬け」。

肉厚のシイタケはおいしく、こんな食べ方もあるのか!と、ちょっと驚く。

帰りに「特産センターごかせ」に寄り、肉厚の生シイタケを購入したが、これも安くておいしかった。

マグロとカンパチの刺身も丁度よい量で好ましい。

前菜は生ハム、スモークサーモンに苦手な馬刺しと手間がかかっていない。

やまめの塩焼きも熱々が運ばれた。

特選豚のセイロ蒸し。

天ぷらは白魚のかき揚げ。

焼酎、ボトルで頼んでロックでいただく。

1本全量呑みきれず、残りはお持ち帰り。

茶わん蒸しもおいしい。

お吸い物の味も良く、期待してなかっただけにおいしい料理が出て嬉しい。

デザートは、甘~ぃ自家製ブリュレ。

朝食は、和・洋どちらかを前日に選んでおく。

相方はいつでも和食。

私も和食の方のおかずがバラエティに富んでいるので和食にしたいが、洋食はどんなだろう?と、洋食にする。

 

洋食のみ食後にコーヒーが出る。

和食にも付けばいいのに・・・。

これで一人9870円。

温泉は少々残念だが、源泉を考えれば仕方ない。

食事も豪華さはない宿泊料金に見合ったものかもしれないが、しっかりした味付けで満足。

チェックアウト後、すぐ近くの浄専寺の枝垂れ桜を見に行くが、今年は開花が遅れているようで、残念ながらまだ蕾だった。

境内のクリスマスローズは満開。

これでも撮っておこうか。 

阿蘇山の麓から小国~日田~秋月城跡の桜を見て、大丸別荘へ。


五ヶ瀬温泉 木地屋

2015年05月16日 | 宿-九州・沖縄

椎葉村から五ケ瀬へ。

今宵の宿は五ケ瀬温泉 木地屋。

Gパークという陸上競技場も備えたスポーツ広場の一画にあり、この宿はスポーツ合宿などにもよく使われている。

 

 階段使用のない1階には一部屋しかなく、この101号室を予約したが、部屋の戸を開ければそこはロビー兼日帰り入浴客の休憩所。

「なんだか落ち着かない」と、相方は言うが、戸を閉めれば問題ない。

部屋の戸を開けるとこの光景。 

完全にビジホ仕様の洋室。

冷蔵庫、電気ポット、ウォシュレットのトイレ完備。

お茶のティバックが2つだけ、冷水の用意無し・・・と、きびし~ぃ。

バスも付いているがアメニティは最低限のものだけ。

いちおう温泉なので、さっそく風呂へ。

脱衣所や浴室共に暑い。

 少々塩素臭を感じる。

それもそのはず、源泉温度は23.4度の冷鉱泉、循環は仕方ないだろう。

この辺りに温泉地はなく、移動の距離的にもこの宿がベストだった。

立ち寄りで入浴している人も多い。

湯は無色透明、味も香りもないが、PHが9.3もあるのでつるつるとした浴感はある。

風呂は6:00~23:30 (4月~9月) 6:30~23:30 (10月~3月)

椎葉村を走る国道265号線、細い山道に自然と下腹部に力が入ったのだろうか、下腹部が筋肉痛。

温泉で癒そう。

源泉名:森林教育の森(ごかせ温泉) 湧出量:65.6L/M PH=9.3 の アルカリ性冷鉱泉


大丸別荘-4(いろいろ)

2015年04月14日 | 宿-九州・沖縄

150年の歴史に彩られた大丸別荘。  

 

 

 

平安亭は1階から4階まであり、全18室。

大正亭は10室、一間だけの狭い部屋の昭和亭は6室で全部で34室。

それぞれ食事をとる別室が設けられている。

平安亭の階段。

もちろんエレベーター完備で、エレベーターの前には椅子が2客置かれ、そこがエレベーターだとすぐに分かる。

1階ロビーの「松風」。

朝、モーニングコーヒーを頂く。

立派過ぎて落ち着かない様子ですねぇ。

 

ここにステキなものが・・・。

 

コーヒーはセルフではなく、美しいお姉さんが淹れてくれた。

角砂糖に思わず見とれる。

普段、砂糖は入れないが、入れてみようかなぁ・・・。 

サイン色紙が屏風になっていた。

力道山・・・懐かしい。

 

よく手入れされた庭園に出てみる。 

敷地面積は6500坪とか。

複雑な意匠の灯篭。

ここで一休み・・・かな。

残念ながら借景に幻滅。

こちらにも・・・。

庭の奥の家屋は大正亭。

いい宿でした。

部屋の源泉風呂、おいしい料理、目を楽しませてくれる骨董類、仲居さん達の行き届いた接客・・・。

全てかんがみても決して高い宿泊料金ではない。

次は大正亭に泊まってみたい。 

 


大丸別荘-3(風呂)

2015年04月13日 | 宿-九州・沖縄

次田と書いて「すいた」と読む次田の湯は、庭園の一画に別棟で建っている。

本館から次田の湯への出入口。 

戸を開け、渡り廊下を進むと、左手一帯に庭園が広がり、突き当りを奥に進めば離れ風の大正亭に至る。

大浴場次田の湯は、右手中ほどにある。  

入り口を入ると換気が悪いのか、むっとした感じがする。

男性用は1階、女性用は2階でエレベーター完備。 

う~ん、やはり蒸す感じがする。

バスタオルは部屋から持って行くが、浴用タオルは風呂場に備わっている。

入り口に血圧計が置かれ、以前なら見向きもしなかったが、最近はちょっと計ってみようか・・・と、いう気になる。

 

アメニティは一般的。 

う~ん、この広さ、圧倒される。

しかしここも換気がよくないのか、ミストサウナ状態。

レンズがすぐに曇り写真を撮るのに一苦労。

反対側、浴室の奥からの眺め。

中心部分の深さは90センチ。

子供連れは要注意。 

香りは感じないし、味も特徴無し、かすかにつるつるする浴感。

湯船の縁の幅が広い上、湯船の一段目までが結構深くて足が届きにくい。

入りにくい風呂でお年寄りには不向き。

しかし、有名過ぎるこの風呂、改良は難しいだろうなぁ・・・など思いながらの入浴。 

おまけに底に敷かれた石に大小があり過ぎて、大きな石にけつまずき指先が痛い事が何度かあった。 

もう少し石の大きさをそろえる方が安全に入れる。 

浅い湯船の奥には打たせ湯。

椅子も置いてあるので打たせとして楽しめるだろうが、ここに座ればず~っと長い湯船も一望。

まるで牢名主じゃなく湯名主様の席のよう。

脱衣所に掲示してある楽しみ方。

洗い場は隣との目隠しあり。

床の色が変わっている所は湯船から流れ出す湯の通り道。 

ボディシャンプーはなくて大丸別荘特製の石鹸。

アンケートに答えた粗品はこの石鹸だった。

写真で見て、長い間いつかは・・・と、夢見ていた風呂にやっと入れた。

確かにスケールの大きい、そして今の流行に媚びない武骨な風呂だった。

こんなに大きい湯船、いったいいつ湯を換えるのだろうか?

風呂は朝5:00~10:30 チェックイン後はAM2:00まで。

部屋にも源泉掛け流しの内湯があり、こちらは一晩中好きな時に入れる。

大正亭には宿泊者専用の広い貸切風呂があるが、ここはどうなっているのか平安亭に泊まった私は分からない。

次は大正亭に泊まり、是非、この貸切風呂を見てみたい。

  • 源泉名:大丸別荘C泉
  • 温度:48.4度 湧出量:280L/M PH=8.7
  • Na=279 Ca=12.6 Cl=337 HCO3=45.7 
  • 成分総計:791.3mg/Kg アルカリ単純泉

 


大丸別荘-2(食事)

2015年04月10日 | 宿-九州・沖縄

食事は別に個室が用意され、時間になれば部屋にお迎えが・・・。

朝食時に撮った写真ですが、ベランダに出れば庭が広がりモミジの木も。

秋にはきれいでしょう。

建具の四隅に施された細工がステキ。

足が下ろせ、下にはホットカーペットが敷かれていた。

全ての部屋に別室の食事処が用意されているようで、並んでいる部屋を覗くと、これまた見事な骨董が。

創業慶応元年で150年の歴史があるお宿。

博物館や美術館でショーケースの中に納まっているような美術・工芸品がそこかしこに。

これも老舗宿に泊まる楽しみかな。

 お酒がすすみそう、 どれどれ、お味は・・・?

手がこんだ八寸には玉子カステラや揚げパンチーズはさみなど洋風のものも。 

先附はうるいやフルーツトマト、平貝などの土佐酢ジュレかけ。

椀の中は、カニ飛龍頭、香り高いよもぎ豆腐・・・。

造りにはクジラのベーコンや〆鯖。

箸休めは、雲子(タラの白子)のあんかけ。

牛(近江牛?)のステーキ。

メインは、牛肉か焼き魚を選べる。

デザートは、おしることココナッツプリンにフルーツ添え。

どちらか片一方でいいかも。

朝は呼びに来られず、こちらから昨夜と同じ部屋へ出向く。

具たくさんの味噌汁にピカピカご飯。

納豆、高野豆腐の煮物、青菜のおしたし・・・。

 

この写真では分かりにくいが、椀につゆが張られている。

出し巻き玉子がつゆに浸かっているのに初めてお目にかかる。

出し巻き玉子だけでもおいしいのに、おいしいつゆと絡めて頂く、あぁ幸せ。

鍋は温泉湯豆腐。

嬉野温泉名物のあれと同じ。

豆腐の角がとれてまろやかな味に。

モーニングコーヒーはラウンジ松風で頂く。

食事は文句無しのおいしさ。

 


二日市温泉 大丸別荘-1

2015年04月08日 | 宿-九州・沖縄

かねてから泊まりたかった二日市温泉大丸別荘。

ナビは裏口を案内したので、この玄関にたどり着くのにウロウロ。

前面を九州自動車道や交通量の多い県道31号線に面しているが、建物内ではそんな立地はウソみたいに静だった。

大正亭、昭和亭、平安亭と3タイプの客室があるがネットから予約できるのは平安亭のみ。

平安亭はエレベーター完備で4階まであり、料金的には中間クラス。

2階の一室に案内され、ず~っと続く廊下に驚く。

手前10畳間、奥は8畳。

布団をどちらに敷くか聞かれ、普通なら奥の部屋だろうが、テレビは手前の部屋にしかないので少々迷ったが、
結局奥の8畳間に敷いてもらう事に。

最近、前もって布団を敷いておいてもらう事が多いので、次回泊まるような事があれば奥の部屋に・・・と、希望しよう。

夕食を別室でとっている間に布団が敷かれたようだが、この時今まで使っていた湯呑やグラス類は片づけられ、
新しいものがテーブルに並んでいた。

テレビが置かれた火鉢、ステキでした。

一番奥にはリビング。

この間取りは平安亭の客室に共通しているみたい。

結局、手前の座椅子には一度も座らなかった。

リビングの窓から中庭が眺められる。

テレビっ子の私、ここにもテレビがあればいいのに・・・。

右手、扉を開けると洗面所と風呂。

トイレは部屋の入り口にあり、少々不便かな。

アメニティに特別なモノはない。

磁器のコンセントカバーはお洒落だなぁ。

風呂はもちろん源泉掛け流し。

2人も入ればいっぱい。

 

トイレの戸を開けて、思わずおぉ~。

男性用も完備され、網代編みの戸を引くとウォシュレット。

久しぶりに見る朝顔。

さすが歴史を重ねた宿だこと。

クローゼットは戸を開けると点灯。

浴衣がサイズ毎に揃えられ、バスタオルは2セット、薄手、厚手の羽織・・・などなど。

リビングに置かれた冷蔵庫は中身入り。

良心的な値段です。

お茶は緑茶のティーバック。

この灰皿いいなぁ。

キーは人数分の2本。

3人一部屋なら3本あるのだろうか?

アンケート用紙があったので、書いてチェックアウト時に出すと、風呂場で使っている石鹸を頂く。

食事はこちら

風呂はこちら

2016年1月 再訪し大正亭に宿泊しました。

大正亭の貸切風呂はこちら

その時の残念な食事はこちら


神の郷温泉-3(食事)

2015年04月04日 | 宿-九州・沖縄

食事は、バイキングプランだったので朝・夕共にバイキング。

本館の食事処へ行く。

上記のように立ち寄り客も食事が出来るので、夕食の会場は大賑わい。

春休みの土曜日、小さな子供連れもいっぱいで騒々しいが、たまにはこれもいいだろう。

小上がりの席だったが、テーブルの下に足を下ろせる。

朝の風景。

並んだ料理はどれもおいしい。

特別手が込んだものではなく家庭料理の延長のような感じがし、作っている人も地元のお母さん達ではないだろうか?って思ってしまう。

春雨サラダ、ちゃんこ鍋、青菜のおしたし・・・少々甘いめだがいい味だった。

今まで九州へ来ても冷酒を呑んでいたが、品揃えが悪いうえ、「えっ??」と思ってしまう程頼りない日本酒が多い。

で、今回は焼酎にした。

ボトルを頼みロックで呑む。

余った焼酎は自宅まで。

朝食は、ハーフバイキングといった感じ。 

嬉しい事にパンがおいしい。

しっかりした生地で、シティホテルのパンよりずっとおいしいかもしれない。 

 

食事もはっきり言って全然期待していなかった。

なんせ宿泊料金はあの露天風呂付きの部屋で一人10000円を切るのだから。

土曜日泊まりだったの11450円だったが・・・。

夕食のデザート類のプリン、シフォンケーキ、これらもおいしい。

湯良し、味良し、コスパ、ホスピタリティ・・・全て満足した宿だった。

少し遠いのが難点で、近ければしょっちゅう泊まりに行くような気がする。

と、言いながら5月末、霧島周辺のミヤマキリシマ目的で予約をしてしまった。

しかも連泊。

 

 

 

 


神の郷温泉-2(風呂)

2015年04月03日 | 宿-九州・沖縄

まずは宿泊者専用のヒノキ風呂へ。

鍵を忘れないように持ち、部屋の前に伸びる通路を行く。

広大な敷地の奥に男女別の浴室がある。

鍵の開け閉め少し面倒だが、周辺が  のような状態だから仕方ない。

周辺はこんな感じで、空地には客室が増える余地あり。

なんせ東京ドーム3つ分の敷地があるらしい。

簡素だが広い脱衣所。

浴室への扉を開けて目がテンに。

湯が流れ出る床は大理石状態。 

 

この辺りの温泉はこういう泉質が多いのだろうか?

近くの湯之元温泉で立ち寄り入浴をした事があるが、こんな風にコテコテになっていただろうか?覚えていない。

湯口にはコップが置かれ飲泉可能。

飲んでみるとサイダー味。

手前は水風呂。

サウナ、なかったような・・・?

入浴目線で。

う~ん、参った!

宿泊者専用なので人も少ないし、湯量豊富、いつまでも眺めていても飽きない床・・・こんなステキな風呂はそうそうお目にかかれるものじゃない。

掛け湯の辺りも凄い事になっている。

この宿泊者専用のヒノキ風呂は夜は24時まで、朝は6時から入れる。

朝6:00~入れる本館の大浴場へ。

人気のある温泉施設なんだろう。

昨日は駐車場狭しと停まっている車を見て、きっと大浴場は混んでいるだろうと、大浴場へは行かなかった。

立ち寄り入浴は7:00~22:00という事なので、それまでの1時間だけ宿泊者が占用出来る。

写真を撮れるのは今しかない。

入浴を終え6:20頃出たら、ロビーで待つ立ち寄り客が居る。

聞けば6:30~立ち寄り出来るという。

はぁ、宿泊者専用はたった30分しかないのか。 

手前はやや熱いめ、左手はぬるめの浴槽が並ぶ。

えっ、ない???

床にあの析出物がない。

宿泊者専用のヒノキ風呂よりこちらの浴室の方が早い時期に造られているのに。

足を切ったりする事もあり危険なので析出物は削っているらしい。

う~ん、残念だが、あれだけ子供や老人が入浴する施設なら仕方ないのだろう。

ここの湯の凄さは宿泊しないと分からない。

露天風呂に浴槽は2つ。

この奥の浴槽の方が雰囲気は良い。

500円の入浴料金にもかかわらずシャンプー類は馬油製品。

そして  のような洗顔料も置かれていた。

部屋に付いている露天風呂。

湯はず~っと湯船の中から出ていて、早朝に入っても湯はしっかり熱かった。

 

レバーがあり、湯の量を調節出来る。

湯船の石につぶつぶが。

これを踏んだら痛いだろうなぁ。

そして湯が流れ出る所は凄い事になっている。

 他にも露天風呂が付いた貸切風呂も4ケ所程あるが、これは別料金になるので入ってはいない。

風呂にも大満足。

大勢立ち寄りで入浴客がやって来るのは良く分かる。

  • 源泉名:神の郷温泉 第1源泉
  • 温度:40.1度 湧出量:486.9L/M  PH=6.5
  • Na=239.7  Mg=128.2  Ca=149.7
  • Cl=113.9   SO4=148.8  HCO3=1574  CO2=475.1
  • 成分総計:3028mg/Kg      Mg・Na・Ca-HCO3泉

 源泉は他にもあるのだろう、総湧出量は毎分2トンという。


神の郷温泉-1

2015年04月02日 | 宿-九州・沖縄

今回泊まった宿の中のピカ一「神の郷温泉」。

看板の右、車で隠れているが、ここに源泉が汲めるようになっていて、ペットボトルにいただく。

玄関横には農産物直売所があり、近郊で採れた野菜や花が並んでいた。

1枚目の写真の玄関を入った所にフロントがあり、そこでチェックイン。

離れの部屋を予約していたので、一旦外へ出て中央の階段を上がり離れへ。

よく整備された通路沿いの植栽。

この離れの一画には露天風呂付き15畳の部屋や露天風呂は付いていない18畳の部屋が何室かある。

今宵の部屋は露天風呂付きの15畳間。

各部屋の入り口には防火用水の入った赤いバケツが置かれていて、これを見ると火の用心しなくちゃ・・・という気持ちになるから不思議。

そういう心理を狙ったものだろうが。

すでに布団は敷かれていたが、さすが15畳ともなると狭くは感じない。

備品は揃っているようで、籐の椅子まで用意されているのに驚いた。

空の冷蔵庫、電気ポット、それに一番右手にウォシュレットのトイレ・・・欲しいものは全て揃っている。

広過ぎてガランとした殺風景な感じは否めないが。

リモコンで隠しているが、氏名の書かれた「いらっしゃませ」が。

冷水代わりにミネラルウォーターが人数分置かれていた。

ドリップコーヒーや紅茶も。

えぇ~、宿泊料金2食付で10000円を切るのに、ここまでやるかぁ・・・と驚く。

殺虫剤、時計、手鏡・・・ほんとによく揃っている。

「背中かいて」じゃないけど、ほんとに痒いところまで手が届くサービス。 

 ルームキーの他にキーがもう1本。

これは宿泊者専用の女性用風呂の鍵で、用心のため常に施錠されているのでこの鍵が必要となる。

本館内スリッパはないので、足袋が用意されていた。

右手の扉を開けると・・・。

脱衣所で、ユニットながら大きくて使いやすい洗面台が置かれていた。

黄色のマットのドアを開けると・・・。

洗い場だが広過ぎてここで体を洗うのは寒い。

シャンプー類は馬油製で、立ち寄り客で賑わう本館の大浴場にもこのシャンプー類が置かれていた。

部屋付きの露天風呂。

2人も入ればいっぱいの小ぶりな浴槽だが、湯が流れ出る辺りの石は凄い事になっていた。

続きはお風呂編で。

 


小林荘 ご飯

2014年12月25日 | 宿-九州・沖縄

小林荘の夕食は部屋で、18:00~とお願いしておいた。

料理の品書きはない。

ゴマ豆腐の先付が出て、前菜は豪華な海の幸が盛られた一皿。

エビも車エビ、柿の白和えも上品な味、久しぶりに食べる煮こごり。

 

刺身はサザエ、カンパチ、車エビ、石鯛にカツオ。

 

 車エビの頭部分は火が通っているという丁寧な調理。

ウナギの蕪蒸し。

板前さんの腕が光る味の良さ。

 季節ものの川蟹プランで予約していた。

出てきたのは大きな焼き蟹。

「今日は大きなカニが入りました。」と、女将さんが言われる。

らっき~だったのかな?

甲羅を割ると・・・。 

蟹ミソは濃厚な味で海のカニにも負けていない。

しかし、カニ鋏はないし、脚に切れ目も入っていない。

これだけ大きなカニなら、きっと脚にもおいしい身が詰まっているのでは?

歯で割ってみたいけど、村杉温泉の「角屋」で、歯を使ったところ、歯の根っこが折れていまい、
とうとう抜歯⇒部分入歯となってしまった苦い経験があるので、大事な歯は使えない。

この宿、料理は凄くおいしいし、湯使いもいい。

しかし、ちょっとした気遣いがもう少し欲しかった。

頼めばハサミもあっただろうが、結局脚は食べられなかった。

めったに食べる事のない川カニ、脚は食べないものなんだろうか?
 

子持ち鮎だが、残念ながら前の筑後川でとれたものではない。

この地方の特産品である柿の中にカキが入った「柿牡蠣グラタン」。 

柿も甘くて、口直しにヘタをかじった。

カニ釜飯。 

松茸の土瓶蒸しも出て・・・。 

天ぷらは鮎と季節先取りの「菜の花」。 

鮎の中骨もカリカリ。 

 デザートはいちじくのコンポート。

高級食材がふんだんに使われ、味もいいし、丁寧な調理・・・凄くおいしかった。

朝食は1階のラウンジ「菜の花」で、8:00か8:30~だが、7:30からOKという事なので7:30~に用意してもらった。

 

福岡では「ガメ煮」という筑前煮も薄味ながらしっかり味がしみておいしい。

かつて、この料理には「ガメ」とよぶスッポンの肉を使っていたが、スッポンが高級素材になってしまったので、
その代用品として食感が近い鶏肉をつかうようになったと、ご主人が説明される。

 

 小林荘、口コミ通り食事は凄くおいしかった。

次に泊まる時があれば、ノーマルな料理で充分。

そして部屋は、フロントがある2階の「筑後の間」に限る。


 

今回は往路新幹線、レンタカーで回り復路は飛行機でという旅だった。

博多駅前でレンタカーを返却し、駅に近い大地のうどんで旅の締めくくり。

 注文した「野菜天ぶっかけ」が目の前にで~んと。

天ぷらたっぷり、これで630円とは。

はぁ、大満足な九州紅葉旅でした。

 


片の瀬温泉 小林荘

2014年12月19日 | 宿-九州・沖縄

筑後川に面し、田主丸にある片の瀬温泉「小林荘」。

堤防の上から撮った夕日を浴びる小林荘。

筑後川の対岸へ沈む夕日は絶景らしい。

どうも雨おんなのようで、今回の旅で初めて顔を見せた太陽。

片の瀬橋を望む。

その片の瀬橋のたもとに昔の温泉街の跡地が公園のように整備されていた。

かつて、日田で伐り出した木材を筏に組み、筑後川を下って家具産地の大川へと。

丁度この地で夕暮れとなり、多くの船宿で賑わったという。

かつての賑わいがウソのように、片の瀬温泉のもう1軒の宿「柳栄館」は、最近廃業され、とうとう片の瀬温泉は1軒宿となったしまった。

宿は4階建てだがエレベーターはない。

フロントは2階、風呂は1階、客室は主に3・4階。

12畳間に広縁。

広縁には椅子が一脚。

洗面所と中身の入った冷蔵庫。

背面にウォシュレットのトイレ。

冷蔵庫は朝食時に施錠されてしまうので要注意。

冷蔵庫、ウォシュレットと揃ってはいるが、ポットは電気ではない。

浴用タオルは結構使い古したものだったが、朝の風呂場にタオルが置かれていた。

風呂は男女別の内湯のみで、朝6:00~23:00まで入浴可能。

露天風呂が造れるような広いスペースがあるが、湯量が多くないため、あえて露天風呂は造らず源泉掛け流しにこだわっておられる。

かつては隣の柳栄館から湯を分けてもらっていたが、10年程前に掘削して地下400mからこの湯を得た。

100mも離れていないのに、隣の透明な湯と違うモール泉が出た。

源泉温度は34.1度、湧出量76L/M。

加温必要なのに掛け流しは立派。

ややぬるぬるし、飲んでみると薄い塩味がする。

シャンプー類は資生堂製。他にアメニティはいっさい無し。ドライヤーは風呂場にあるだけ。

 


入船 ご飯

2014年12月19日 | 宿-九州・沖縄

食事は、朝・夕共に食事処で。

さすがに焼酎はいろいろ並ぶが、九州では日本酒派の私に選択肢はない。

 

簡単な区切りで話し声は聞こえるが、様子は見えない。

朝食のテーブルだが、テーブルは足が下ろせて足元も暖かい。

小窓からは庭が眺められ、清清しい雰囲気の中での朝食。


 

夕食時並べられていた前菜。

梅酒はリピーターへのサービスのようだ。

先附は柿とアボガドの白和え。

冬瓜のレモン煮。

珍しい取り合わせで驚いたが、さっぱりした酸味が効いておいしかった。

椀の中はとろとろ湯葉豆腐、松茸も添えられ。

これで一人前の馬刺し。手前二きれはたたき。

う~ん、馬刺し苦手なのを伝えていなかった。

1枚だけ食べ、後は相方へ。

量が多いので相方も持て余したみたい。

里芋饅頭の青海苔あんかけ。

ぎんなん、たたみイワシが添えられ、辛子がよく合う。

2人分の肉は肥後牛。 

熱した溶岩プレートの上で焼いて食べるのだが、肉はちょっと固いです。

ヤマメの唐揚げ、自家製野菜の天ぷら。

付け合せに出てくる野菜は、ほとんどが社長自ら栽培されたものらしい。


 

セッティングされた朝食。

多種類のお漬物がおいしい。

小芋の煮っころがしは醤油が効き過ぎ。

新鮮な自家製生野菜だが、歯の弱い老人には厳しいかも。

有精卵は卵かけご飯にしてもよいし、スクランブルエッグにもしてもらえる。

で、スクランブルエッグを頼みました。

巾着に入ったものは・・・。

出来立て寄せ豆腐でした。

アンが醤油辛いです。

若旦那が作られる料理は手がこんでいるし、おいしい。

しかし、ちょっと醤油辛いので、もう少し薄味だったらなぁ。

 


入船 風呂

2014年12月16日 | 宿-九州・沖縄

入船では3種類の源泉が楽しめる。

日帰り施設としても人気があり、地元民の銭湯のような賑わいぶりで、チェックイン後の風呂はゆっくり入ってられない。

宿泊客にとってはあまり有難くない・・・かも。

宿泊棟から別棟になっている風呂場へは上の戸を開けて・・・。

この写真は風呂場から宿泊棟を撮ったもの。

日帰り客の入り口で、右奥に宿泊棟への出入口。

この2階にも客室が何部屋かある。

手前に男女別の露天を備えた内湯、奥には5つの家族風呂が並んでいる。

内湯は珍しい六方石を使用した湯船。

中国とネパールの国境、標高2000mの山で産出された玄武岩の六方石。

地下深い所の高温のマグマが地表に流出し急激に冷やされ六角に割れた石で、岩盤浴によく使われているらしい。

遠赤外線も多く出るので、温泉と遠赤外線の相乗効果が望める。

Na・Mg・Ca-硫酸塩泉の源泉が注がれる手前の湯船は少々熱いめ。

この立ち寄り客の居ない時の静かな内湯は大のお気に入り。

しかし、朝、女性用になる奥の内湯で香るアンモニア臭には少々まいった。

特にカランの前の排水溝から匂う。

源泉にアンモニアが含まれているかどうか?成分分析表がないので分からないが、あの内湯だけで強い匂いを感じたのは何故だろう?

 犯人は誰かなぁ・・・?

デザイナーズ露天が併設されているが、まるで足湯のようで、これはいただけない。

2度泊まったが、この露天に入ってる人はほとんど見かけなかった。

朝、男性用になる手前の風呂の露天には一人用の湯船が2つあり、ぬるい目の源泉が注がれていて気持ちいぃ。 

笹濁りの湯から上品な硫黄臭が感じられ、いつまでも浸かっていたい。

残念ながら奥の浴室の露天風呂には、この源泉風呂はない。

夜中に男女が入れ替わる内湯なので、手前の湯船の時には楽しまなくちゃ。

家族風呂の料金は人気のバロメーターかな?

内湯は23時まで、朝は6時から10時までだが、家族風呂は一晩中入浴可能。

もちろん宿泊者は無料で、受付でフダをもらって中から施錠。

受付に人が居ない夜間、早朝は勝手に入る。

多分一番人気だろう「阿蘇火山の湯」へは何度か入った。

ここの湯だけが芒硝泉。

ぷ~んと薬品臭い香りを楽しむ。

「王者の湯」の湯口はライオン。

「たまちゃんの湯」はネコかな?と、思っていたら、一時人気者だった多摩川のアザラシたまちゃんだった。

他の「白鳥の湯」の湯口は、ちょっと気持ちの悪い白鳥。

シャンプー類は全て「馬油」製品。

立ち寄り客の多い風呂でこの「馬油」を置いているなんて珍しい。

そして、全てのカランから出てくるのは温泉。

多分、あのぬるい露天風呂と同じ湯だと思う硫黄臭のする湯。

入船の温泉は3種類の源泉が楽しめ、家族風呂めぐりもおもしろく、風呂には大いに満足。

 


入船 あれこれ

2014年12月09日 | 宿-九州・沖縄

ナビはいつも細い道を案内する。

えぇ~、こんな所にあるんかしら?と、思いながらも、
所々に宿の道しるべが立っているので、どうにか着いてしまう。

裏道を案内しているみたい。

建物の奥の方に立ち寄り入浴の入り口がある。

こちらは宿の玄関。

ここがフロントでチェックインもこちらで。

右横の階段を上がれば2階客室へ。

1階には客室はなく全て2階。

 

前回のウェルカムドリンクは野草茶とムースだったが、今回は柿茶だった。

 女性は色浴衣を選べる。

薪ストーブがあるロビー。

朝早く、社長自ら火を熾しておられた。

滞在時いつでもコーヒーが飲める。

好きなカップを選んで・・・。

 好みはこれ!

このコーヒー案外おいしくて、私は何杯飲んだだろうか?

ロビーから浴室棟へ続く廊下にも休憩所がある。

 

 

 

前回泊まった部屋は「ザ・和室」

 

広い二間の部屋で、すでに布団が敷かれていた。

 

洗面所とトイレは別々で、この背面にトイレがある。

この部屋の方が良かったけど、宿のサイトで割引になるプランでは、
この部屋は3名以上からの予約となる。

 


内牧温泉 入船

2014年12月07日 | 宿-九州・沖縄

内牧温泉「入船」。

今回で2度目の宿泊。

丁度1年前の紅葉時期に訪れ、食事もおいしく、多彩な泉質と風呂、居心地の良い部屋・・・多いに満足したものだった。

近くの産山村にもお気に入りの宿「やまなみ」さんがあり、どちらに泊まろうか悩んでしまう。

今回部屋タイプを変えて2度目の宿泊となったが、多分3度目はないと思う。 

今回は2階のハリウッドツインの部屋。

ツインベッドの洋間と6畳程の小上がりスペース。

洋間には椅子とテーブルのセットが置かれ、これは重宝した。

左手奥にトイレと洗面所。

湯沸かしケトルにお茶は煎茶のティバッグが1つづつ。

ティパック1つかぁ・・・。

しかし、コーヒー派の私は、1階のロビーでいつでも飲めるコーヒーサービスがあるので困らない。

金庫と中身が入った冷蔵庫の左横がトイレ。

右横が洋服を掛けるスペースだが、これは狭くて使いにくい。

ウォシュレットのトイレと洗面所。

この洗面所で湯のみを洗ったりするので、別々のスペースの方がいい。

女性は色浴衣を選べる。

足袋もあり、浴用タオルは各自2枚づつ用意されていた。