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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

福島温泉 つばき荘-3(食事)

2016年04月30日 | 宿-九州・沖縄

つばき荘の食事は朝・夕共にレストランいろは島で、夕食は18:00から30分刻みで19:30まで。

朝食は7:00から同じく30分刻みで8:30まで。

 小上がり席も足が下におろせるようになっていた。

 お品書きはなく、運ばれた料理の説明もない。

聞いてもすぐに答えは返らない。

新人さんだったんだろうか?

前菜も何を食べているのか?自分の経験から推しはかる。 

先附の右端はいったい何やら? 

聞いた!

かつらむきの大根の中に、細く切った鯨の皮。

不思議な食感は、皮鯨だったんだ。

昔はよくササガキごぼうと一緒に味噌汁にして食べた皮鯨、懐かしい。

皮くじらもお洒落な一品になっていて、もう少し食べたかった

しゃぶしゃぶの肉はかたいぃ。 

さすがに刺身はどれもよく活きている。 

この辺り、車エビの養殖が盛んで、その車エビの塩焼き。

 新鮮なエビは甘くておいしい。

おしのぎに茶蕎麦。 

河豚の唐揚げ。 

 〆は筍ご飯。

味付けも丁度良く、おいしかった~。

しかし、別注文で予約していた車エビの天ぷらが出てこない。

どうやら忘れられていたようで、一番最後になった。

大きな車エビが2尾、甘くておいしい。

どうって事のないフルーツだが、どれも甘い。 

朝食に筍のたいたんがどっさり出て、筍大好きな私は嬉しい。

漬物がいただけない。

干物のアジはみりん干し。 

一人鍋で目玉焼き。 

料理は総じて味付けも丁度良くおいしかった。

魚、そう好きではないので、魚のオンパレードでは持て余すが、煮魚を食べたいものだ。

なかなか煮魚は出ない。

海のそばの宿だから、煮魚にするような新鮮な魚はいっぱいあると思うのに・・・。

まぁ、若い人には敬遠されるかもしれないが。

建物もきれい、湯もなかなかのもの、料理もそこそこおいしい。

細かい要望はあるが、これで宿泊料金はオール込で@10500とリーズナブル。

なかなか良い宿でした。 


福島温泉 つばき荘-2(風呂)

2016年04月29日 | 宿-九州・沖縄

つばき荘の風呂は1階で、宿泊者は23:00まで、翌朝は6:00~8:30まで。

立ち寄りは20:30まで、朝は10:00~なので、早朝は宿泊者専用になる。

チェックイン時、説明を聞いていたけど、すっかり忘れてしまい、100円玉を持たずに風呂へ行った。

 下駄箱も脱衣所のロッカーも、リターン式だが100円玉が必要だったのに。

まぁ、貴重品がなければ施錠する必要はないので、何度かの入浴中ずっと施錠しなかった。

 

 

脱衣所はやや狭い。

アメニティは売店で売っているものがズラリ。 

風呂場への戸を開けると目に飛び込んでくる光景。

ぬるめとあるが、適温。

カランのある方向から眺めると、奥にあつめの浴槽がある。

 カランは5ケ所と少ない。

少し緑がかった湯に見えたが、立ち寄りで唐津から30分かけて来られた女性は、以前はもっと茶色い湯だったと言われる。

余談だが、熊本地震の本震の時は唐津でも震度4でかなり揺れたらしい。

幸い今回の西九州では揺れてると感じた事はなかった。 

 あつめの浴槽は源泉掛け流し。

朝、この湯で体を目覚めさせた。

ぬるめの浴槽は循環併用。

源泉温度は28.3度、このあつめの浴槽を源泉風呂にすれば、温冷交互入浴が楽しめると思うが、28度ではちょっと冷たいかな。

 露天風呂は冬季閉鎖中。

5月から再開と聞いていたが、宿のサイトでは、7月、8月のみ毎日入れるようだ。

この福島温泉、成分総計が16g以上もある凄く濃い源泉で、配管にスケールが溜まっていて湯量も減っているらしい。

スケール除去を急がれている様子だった。

    

 

シャンプー類は馬油で、浴用石鹸は置かれている。

湯船の縁や床は析出物で覆われていた。

加温ながら源泉掛け流しの浴槽もあり、つるつる感の強いなかなかいい湯だと思った。

 



源泉名:福島温泉 温度:28.3度 泉質:ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉

Na=3792  K=22.5  Mg=903.3  Ca=826.7  Fe2=7.3

Cl=9615   硫酸イオン=515.8     HCO3=371.3
 

 


福島温泉 つばき荘-1

2016年04月28日 | 宿-九州・沖縄

山陽道 宮島SA(下り線)で。

宮島を真正面に望む。 

う~ん、お腹空いてそうなにゃん発見。 

こちらは災害派遣ではなく、地元のパトカー。 

 普段はあまり会いたくないんだけど、ピカピカに光っている。

さて、寄り道はこれぐらいにして、大阪から700キロ、長崎県松浦市福島という島にある つばき荘が今宵の宿。

 島といっても橋で本土と繋がっている。

人気宿らしく、4月中旬からGWを過ぎる頃まで満室。

でも、当日空室はあったように思う。

全館満室にすると対応しきれないのかな?・・・と、思った。

 伊万里焼だろうかタイル絵がかかっている。

  つつじが満開。

つつじ越に伊万里湾。

風呂場辺りから入り口方面を見て、右手奥がフロント。 

3階にあるスカイデッキ。

スカイデッキからの眺め。

左手は海なんだけど、すっかり潮は引いている。

駐車場は広く、立ち寄り入浴客も案外多い。 

エレベーターで3階に上がり8畳の和室へ。

5年前リニューアルした建物は、きれいで、好ましいすっきりしたデザイン。

狭い広縁はあるが、そこには椅子やテーブルはない。

電気ポット、空の冷蔵庫(冷凍庫無し)。

大きな窓があって明るいが、窓に網戸がない。

網戸にしておけば、海からの涼しい風が入るのに、残念。

チェックイン時、スタッフが「夕食時、係りが布団を敷きに入室しますが・・・。」と、小声で言われた。

「いいです、セルフで敷きます。」と、答えたら、嬉しそうな顔をされた。

布団敷はセルフで・・・と、決めていてもかまわないのに。

その布団だが、羽毛の掛け布団は冬物。

クーラーをかける程ではないし、窓は開けられないし、暑くて寝苦しかった。

部屋はオートロックだが、鍵は1本しかない。

これは不便。

客室 からの眺め。

左手、通路橋の先には貸切の露天風呂があるようだが、現在閉鎖中。

トイレはウォシュレット。 

 アメニティに特別なものはない。

     

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶はティバックの煎茶が一人1つあるだけ。

冷水の用意がない。

自動販売機で水を買い冷蔵庫へ。

5年前のリニューアル以前は、ぼろい国民宿舎だったらしい。

建て替えて、建物は松浦市or福島町、どちらかの施設で運営は民間に委託されているらしい。

宿泊料金は税込で@10,500とリーズナブル。

国民宿舎(とは表記されていないが)なんだから、これぐらいの設備・アメニティで文句は言えないが、
鍵2本、冷水、網戸、広縁に椅子・・・お願いしたい。

つばき荘、2022年3月に全面改装しこちらになったようです。


サリーガーデンの宿 柳屋の風呂

2016年01月26日 | 宿-九州・沖縄

柳屋の風呂は一晩中入れる。

男性用は1階に、女性用は2階にあり、風呂は設備も女性上位です。

まずは女性用から。

以前と変わっていない内湯。

しかし、↑ の写真の左手に露天風呂が出来ていた。

以前はなかった・・・と、思う。

そして蒸し風呂のようなサウナもあった。

残念ながら男性用は内湯のみ。

男性用の内湯。

 

硫黄の香り少々、鉄輪の字の如く、やや鉄分を含んだ上質な湯が掛け流される。

柳屋の独自源泉で敷地内に湧出口があった。


翌朝、近辺を歩いてみた。

      

柳屋から一番近い共同浴場すじ湯11月末で閉鎖になっていた。

新しくなったむし湯を見るのは初めて。

ネコ団子を楽しみにしていたが、かたまってはいない。

そして、人に慣れてない様子で、近づくとすぐに逃げ出す。

ぶれてない写真は ↑ ぐらい。

可愛いキジトラの子供で、連れて帰りたかった。


サリーガーデンの宿 柳屋の食事

2016年01月24日 | 宿-九州・沖縄

夕食は館内にあるレストラン オット・エ・セッテ 大分でイタリアンを頂く。 

 

18:00~を選んだので、まだこの時間では客は我々一組だけ。 

イタリアン・・・、パスタでさえもめったに食べないのになぁ。 

いつも冷酒だが、イタリアンとなれば何を呑もうか?悩んでいます。

        

        まずは、生ハムを巻いたポッキ~。

   サーバーのお姉さんはポッキ~とは言わなかったが・・・。

   試験管の中は、え~っと何だったかな?

   試験管・・・

   早くも、この先何が出てくるのかちょっと心配になった。

 

 


続いて最中・・・か?

割ってみるとフグの白子とチーズの和え物。

う~ん、おいしい、ひとくちで食べるのはもったいないなぁ。

収穫 と名付けられた野菜のプレート。

バーニャカウダのソースにチョコぱらぱら。

臼杵のキラスマメシ風

サバ、マグロや野菜にカボスで味付けしたおからがトッピング。

はぁ、こんな斬新な盛り付けもあるんだ。

亀山人参のスープ。

          

焼きたてのパンが凄くおいしい。

相方、あつかましくお替り注文。

黄金はサフランのリゾット。

芯があるのだが、本場のリゾットはこんなものなのか?

再び、種類の違うパン。

塩麹に漬けた佐賀関の鯛の蒸し物。

ソースは塩トマトがベース。

お口直しにシャーベット。

夢吊り橋の近くにある山下牧場で育った黒毛和牛のステーキ。

緑は人参の葉っぱの素揚げ。

デザートもたっぷり。

甘さを抑えた甘麹で味付けした地獄蒸しプリン。

柚子風味のジェラート、亀山農園のイチゴ・・・こだわりたっぷり。

こだわり・・・好きです。

仕上げはサリーガーデンのシフォンケーキとコーヒー。

はぁ、色鮮やかで目にも楽しく、大分産の食材をふんだんに使ったおいしい夕食でした。

お箸も添えられ、心配したアルコールもシェフが厳選した日本酒の品揃えがよくて、結局、冷酒を4合程頂いた。

何よりサーバーのF嬢、話上手、勧め上手、そして手際も良くて、彼女のお蔭でよりいっそうおいしいディナーになった。

 


うって変って寂しい朝食。

チェックイン時、2種類の朝食のどちらにするか聞かれる。

おこわちらし寿司

二人とも ちらし寿司にした。

朝8:00、ケーキショップへ自分で取りに行く。

地獄釜で蒸しあがったちらし寿司と味噌汁。

部屋に持って行き、地獄釜で蒸したサザエと茹で卵も一緒に。

朝からサザエ。

醤油は自炊台所から調達。

はぁ、簡単でいいからOtto e Sette Oita でモーニングが食べられたらいいのになぁ。


サリーガーデンの宿 柳屋の部屋

2016年01月24日 | 宿-九州・沖縄

 予約したのは、和室10畳+広縁(A)ベッド付 という部屋で、部屋名は はぎ

          

この扉を開けると1階に2部屋、2階に2部屋、計4室ある旅館部の棟。 中に入り、1階突き当りが今宵の部屋がはぎ     

    館内はスリッパで移動可能。

 2階に上がるとあさがお ふじばかま の部屋。

いずれの部屋も各部屋毎に意匠が違う。

           

        床のタイル、黒光りする階段・・・重厚感の中に使い込まれた美しさがあり、
      
今様の建材に囲まれた宿とは違う落ち着きを感じて好ましい。

   

 

 

タイル絵は、望月通陽氏の作品で、館内の染色、ブロンズ像などは、全てこの方の作品。

       

   

セミダブル とシングルベッドが場所をとっていて、10畳間といえども狭い感じはぬぐえない。

 

 広縁には座りやすい椅子が置かれ、窓の外は地獄釜の広場。

向かいにある旅館部春の棟の2階から部屋の中は見られるので、すだれがあった。

暖房は温泉暖房なので、強弱の調節は出来ず、暑ければ窓を開ける。

風呂上がりなど暑くて、窓を開ける時があった。

     

広縁の端に冷蔵庫があり、中にはミネラルウォーターが人数分入っていた。夜、冷水の用意はない。                            
部屋に入ってすぐ右手に洗面所、トイレ、バス。

 洗面所の横にユニットバスがあるが、これは温泉ではない。

アメニティはほとんどなく、固形石鹸が一つ置かれていた。

女性は色浴衣を選べる。

カラーの足袋も選ぶ。

いろんな色の足袋は珍しく、いいなぁ・・・と、思ったが、これが小さくて使えない。


サリーガーデンの宿 鉄輪 柳屋

2016年01月22日 | 宿-九州・沖縄

別府鉄輪温泉にあったサカエ家が閉められ、新たにサリーガーデンの宿 鉄輪 柳屋となった。

サカエ家には以前湯治部に泊まった事があり、その時でも女将はかなりのご高齢だった。

宿を閉め新たな経営者に引き継ぐまでの話は、こちらに詳しい。

数有る別府の宿の中でここ!と思うような宿は見つかっていない。

サカエ家、結構良かったので、もう一度泊まろうかな・・・と、思い、検索したがヒットしない。

ヒットしないはず、経営が変わり、屋号も変わっていたのだ。

       

      双葉荘、陽光荘などが軒を並べる鉄輪銀座通りの奥に柳屋はある。

 

 

暖簾は変わっているが、たたずまいは当時のまま。

宿の前に柳の木が1本。

屋号と関係あるのかな?

 新しい経営者は大分のケーキ屋さんで、建物の左手でシフォンケーキなどを販売しておられる。

 

 玄関を入る。

そうそうこんな雰囲気だった・・・なぁと。

 確か、このロビー辺りに大きな食器棚があり、その中には重厚な器が収まっていたが、今は見当たらない。

 ここでチェックインし、宿泊料金は前払い。

領収書ではなく、スーパーでもらうような簡単なレシートを渡されちょっと戸惑う。

夕食時の飲み物は、レストランで支払う。

 

レストランの駐車場からは建物の裏口になり、真ん中の建物1階に今宵泊まる部屋があった。 

部屋から眺めで、中央に地獄蒸しの釜、右手はレストランOtto e Sette Oita。 

 地獄蒸し釜の前の広場は喫煙所でもあり、釜で蒸しあがるのを待ち、食べる場でもある。

          

釜の手前を左に曲がると新館旅館部 全4室の秋の棟がある。

館内わりと複雑で、慣れるまで少し時間がかかった。

地獄釜は10個口。手前2つにはいつも熱い湯が沸かされ自由に使える。 

 

蒸し時間の目安が書かれ、そばにはタイマーもある。

朝、地獄釜を使い、まずは茹で卵。 

 そして前日山口県の道の駅豊北(ほうほく)で買っておいたサザエを蒸す。

 ついでにサツマイモも。

 談話室には見覚えのある八角形のテーブルがあった。

かつて湯治部屋に泊まった時、地獄蒸しのいい香りとこのテーブルが目に入り、いつかは旅館部に泊まり、夕食も食べようと思っていた。 

 

 談話室には麦茶と水は用意されているが、別注文のコーヒーは¥540と高い。

湯治部屋を覗いてみた。

かつて泊まったのは、鉄輪銀座通りに面した2階の部屋だった。

自炊用台所には調理器具や調味料までよく揃っていたが、ガスコンロは見当たらなかった。

地獄で蒸し、湯はいつでも沸いている。

電気鍋やホットプレートはあったので、10円投入して使うガスコンロは必要ないのだろう。 

 


大丸別荘の食事

2016年01月20日 | 宿-九州・沖縄

 楽しみにしていた食事にはがっかりさせられた。

年末・正月三が日の忙しい日が過ぎ、私が泊まった前日は休館日。

大浴場の次田の湯は、前日の休館日に清掃に入られたようで、湯はとびきり新鮮だった。

しかし、食材が揃わないのか、前回宿泊時に比べると、使われている素材は少ないし、手間もかかってないように
感じられ、おもわず料理長は代わられた?と、聞いたほどだった。

 

八寸 

味気ない刺身。

小鉢の中はイカの塩辛。

塩辛なら私でも出来る保存食。

        

              ウナギ一切れがのったふろふき大根。

                さわら、えびが入った蕪蒸しは、味が薄過ぎる~。

   

  以前は肉か魚か選べ、二人とも肉にしたが、今回、そういうお尋ねはなくいきなりブリの焼き物が出てきた。
これも自宅の惣菜だぁ。

  金柑の甘煮だけつまんで、後は下げてもらった。
  部屋中焼き魚の臭いが充満。デザートも味気ない。

 はぁ、楽しみにしていた夕食なのに、とても残念。

これじゃぁ、もう一度・・・と、いう気にはならない。


 

 朝食もなんだかなぁ・・・。

子芋の煮っころがしが一つ皿に乗っている。

出しの張られた出し巻き卵はおいしいけど。 

   

 サラダには驚かされた。

 はっぱばっかり。

 中からハムか何か出てくるのかと食べ始めるが、どこまでいってもはっぱばかり。

 それを酢味噌で食べる。

 鶏じゃないのに・・・。

前回泊まった時の食事


大丸別荘の家族湯

2016年01月13日 | 宿-九州・沖縄

見取り図では部屋から近いと思っていた家族湯だが、館内は広くて結構歩く。

家族湯は2ケ所あり、空いていれば中から施錠して入る。 

この日、大正亭の宿泊客は3組だけなので、いつ行っても空いていた。

大浴場の次田の湯はAM2:00までだが、この家族湯は一晩中入れる。

相方は夜中に入ったらしいが、私はこの広い館内を独りで歩く勇気はない。

 手前の風呂が芦の湯、奥が水心の湯で、どちらも入り口に浴用タオルが置かれている。 

 まずは芦の湯から。

 広い~。 

片隅に置かれた彫刻作品は、4代目ご当主の作品だろうか?

ロビーにも彫刻作品がずらり並んでいて、それらは4代目の手によるものらしい。

ちなみに現在は5代目当主。

 こちらは水心の湯で、広さは人物から分かっていただけるでしょう。

 湯が注ぎこまれる浴槽はやや熱いめ。

真ん中で区切られた左側の浴槽はぬるい。 

区切り部分の縁は石だが、タイル貼り浴槽の縁は木製。

微妙なRは熟練職人さんが手がけたものだろう。

 床のタイルも珍しい幾何学模様。

洗い場は2ケ所。

椅子の前、オケを置く場所のタイルは、やや場違いな感じがする。

残念ながら脱衣所は両方共狭くて、二人着替えするのがやっとで、洗面所もない。

 相方は湯船が一つだけの芦の湯がいいと言うが、私はこの温冷交互入浴が楽しめる水心の湯の方が好き。

物音ひとつしない静寂の中、この広い風呂に浸かっていると、なにもかも忘れてしまい、まるで天国か竜宮城にでもいるような気分だった。

 湯玉の湯口からは無色透明、無味無臭の源泉が注がれ、横には飲泉用に柄杓が置かれていた。

         

これだけの風呂、今では造る事は出来ないだろう・・・と、思った。

本当に贅沢な風呂だった。

この風呂に入るために宿泊料金も高い大正亭に泊まるか?

それとも温泉の部屋風呂が付いている平安亭にするか?

迷ってしまう。
 

湯上りコーナー。


大丸別荘の大正亭

2016年01月12日 | 宿-九州・沖縄

 

 福岡、二日市温泉の老舗大丸別荘

以前、平安亭に泊まり、部屋の広さと食事のおいしさにさすが老舗と感動し、次は大正亭宿泊者しか利用出来ない家族風呂がある大正亭に泊まりたいと思っていた。

うまい具合に福岡よかとこ宿泊を手に入れ、最大一人20,000円まで使えるこの旅行券で宿泊。

大正亭はネットでは予約出来ず、電話で申し込んだ。

宿のサイトの館内見取り図を見て、どの部屋がいいかなぁ・・・。
と、いう事で紫雲にした。

部屋は空いていればこちらの希望をきいてくれる。

    

    チェックイン後、ロビーでウェルカムドリンクのサービスがあり、コーヒーを頂く。

  早く部屋に案内して欲しいのだが、ここで結構待たされた。

      フロントは2階なので、エレベーターで1階に下り次田の湯を見ながら奥へと案内される。

3部屋続きの上段の間は10畳の和室で、ここで朝・夕共に食事をとる。 

扁額の下の戸から仲居さんが食事を運ぶ。 

普段は施錠しておいたが、食事時間になると開錠しとかなくちゃ。

コタツが置かれた6畳間。 

 そしてベッドルーム。

館内の見取り図を見ていると、ベッドがあるのはこの部屋だけのようです。

寝ながらも見れるようにテレビが置かれている。 

 広~い縁側。

ここから庭へ出て行ける。

 縁側の奥に洗面所と風呂。

 

 アメニティは髭剃りフォームだけで、平安亭と同じように化粧品関係などは無し。

残念ながら部屋の風呂は温泉ではない。

結局一度も湯を張らなかった。

平安亭の部屋付きの内風呂は源泉だが、大正亭と昭和亭の内風呂は温泉ではない。

 

 トイレは入り口に近い所にある。

 広い手洗い。

無駄に広い・・・と、思うが、そこに貼られたタイルは美しい。

          

 

                              

 

 

 

 

 

洗面所の上面と側面もタイル貼り。

平安亭ではクローゼットを開けると照明が付いたが、ここではそんな設備はない。

バスタオルは一人2枚用意され、浴用タオルは風呂場にたっぷりある。


旅行人山荘の風呂

2015年06月30日 | 宿-九州・沖縄

話があっちこっちに飛びますが、霧島温泉郷「旅行人山荘」の風呂です。 

風呂に関しては、結論から言えばちょっと物足りないかなぁ。

ロビーは2階、風呂は1階に男女別の大浴場。

風呂は24:00まで、朝は5:00~。

24:00に浴室は男女入れ替えで、チェックイン時女性は右側「錦江の湯」だった。

大浴場前の休憩所も広いスペースで、ここから足湯の「龍石の湯」や鹿が現れた中庭へ出て行ける。 

そうそう、飲泉所もありました。

浴室に入れば手前に丸尾温泉が入った丸い湯船があり、奥には硫黄泉の湯船。

丸尾温泉と硫黄泉、2種類の源泉があるのがここのウリで、硫黄泉の方が人気があるらしい。

丸尾温泉は1819年に発見された単純泉。

残念ながら特徴乏しい湯と感じた。

硫黄泉の方は、大浴場の露天風呂、貸切風呂の「赤松の湯」「鹿の湯」に給湯されている。

「赤松の湯」が人気あるのは、この硫黄泉だというのも一因している・・・と、宿のスタッフの話。

 

露天風呂の前はよく手入れされた庭が広がる。 

 湯船は切石ですっきり、清潔そうな風呂。

入浴目線で。

立ち上がれば目の前に絶景が広がるが、4、5月には黄砂で視界が悪くなるらしい。

塩素の臭いは感じなかったが、塩素消毒されているんだ。

丸尾温泉は 湯温:62.4度 PH=6.8 Na=100.9  HCO3=267.3  成分総計:915mg/Kg  の単純泉。 

 

こちらは夜明け前の「大隅の湯」。

浴室の手前に丸尾温泉、奥に硫黄泉・・・と、「錦江の湯」と同じ造り。

「大隅の湯」の 露天風呂は大きな岩で造られた浴槽で、こちらも雰囲気は良い。



旅行人山荘には貸切風呂が4ケ所有り、宿泊者は無料で1ケ所入浴できる。

どの風呂でも勝手に・・・と、いう訳ではなく予約制。

ネットから予約してしばらくすると宿から電話が入り、予約の確認とその貸切風呂の希望を聞かれた。

えぇ~、そこまではまだ考えていないので、貸切風呂に関しては後日・・・と、電話を切った。

宿泊日近くになって貸切風呂の予約をしようと電話をすると、希望の風呂、時間はすでにうまっていた。

チェックアウト日の朝食前の時間で一番人気の「赤松の湯」が予約できた。

↑ の写真中央が「赤松の湯」。

入浴に向かう時にはもう鹿の姿はなかった。

赤松の湯の入り口。

札を掛け、中から施錠する。

石畳の道を下りて行く。

脱衣所の建物越に露天風呂が見えた。

 

脱衣所の一画にシャワーブースも有り。

湯は硫黄泉で、林に囲まれた2つの湯船。

う~ん、正直なところ、これだけ開放的な風呂はちょっと苦手。

好きな人はいいと言うだろうが、木々を眺めながらの入浴はなんだか落ち着かない私。

露天風呂より内湯の貸切風呂「鹿の湯」の方が良かったかな・・・と、少々残念な気持ちで部屋に向かう。

よほど空いてない限り、4ケ所ある貸切風呂だが、1泊の滞在で入れるのは1ケ所だけとちょっと残念。

何度も入れる大浴場は、泉質的にはつまらない。

風呂はイマイチだったが、コストパフォーマンスの良さ、スタッフの質の高さ・・・充分満足できる宿だった。

 

 


旅行人山荘の食事

2015年06月23日 | 宿-九州・沖縄

話は霧島温泉郷の宿「旅行人山荘」の食事です。 

最初に断わっておきますが、ここの宿泊料金は一人9800円(税別)です。

その料金でこの食事内容は、頑張っておられるなぁ・・・と、感心。

2階にあるレストラン「天望」で。

先附の小鉢は3種類。

前菜には「鶏肉のゼリー寄せ」や「豚のパイ包み」など。

煮物も薄味でおいしい。

太刀魚も入った刺身。

黒豚、鶏つみれ、野菜を味噌仕立て鍋で頂く。

結構、ボリュウムがある。

 

焼き物には、「大名筍」という孟宗竹の一種のホイル焼きの熱々が運ばれた。

酢味噌で頂くが、これが根曲り筍より大きいので、食べ応えがありおいしい。

焼酎をロックで・・・と頼んだが、出てきたのは↑、いただけない。

う~ん、清酒じゃないんだから、もう少しお洒落に・・・。

ご飯は日替わりの炊き込みご飯。

お吸い物には珍しい梅干し入りで、口の中さっぱり。

デザートも多種。

夕食後、牧園町宿窪田堂山の「駅前ホタル会」が保護、管理されているホタル見物に無料で連れて行ってもらう。


 

朝のレストラン「天望」。

桜島が望めます。

 

アジの干物も結構大きい。

さつま揚げもちょっと温めて頂く。

納豆、海苔などはバイキング形式。

食事に文句はありません。

あの宿泊料金でこれだけの食事を食べられるとは、この宿、人気あるのがよく分かります。


旅行人山荘

2015年06月17日 | 宿-九州・沖縄

九州では神の郷温泉で連泊するつもりだったが、旅行人山荘の評判が良いので1泊をここで泊まる事にした。 

部屋から望める中庭に早朝、鹿が食事に現れた。

4頭のうち一番大きい雄鹿は警戒心が強いようで、辺りをきょろきょろ。

う~ん、芝生が食べられている~、と、心配したが、よく見ると雑草がいっぱいで、雑草処理をしてくれ宿泊客も楽しめるなら一石二鳥かもしれない。

霧島温泉の高台にある大きなホテル。

玄関脇に珍しい石造りのポストが置かれていた。

 

ポストの説明文。

1819年に発見された丸尾温泉。

丸尾旅館として創業、昭和43年に現在地へ移転し「霧島プリンスホテル」となり、平成9年に旅行人山荘と名称を変更した・・・と、宿の案内にあった。 

 部屋は眺めの良い10畳の和室。

 

 広縁の一方には少々年季の入った大きなドレッサー。

 反対側には冷蔵庫。

え~っと、中身はどうだったかな?

ユニットバスにウォシュレットのトイレ。

 お着き菓子も3種。

部屋の窓からの眺め。 

 標高700mに位置する宿、眼下には霧島温泉街、はるかかなたに桜島が望まれた。

中庭にある足湯から桜島を望む。

限定20名ほど蛍見物に無料で連れて行ってくれた。

チェックイン時に参加を打診されたので、即座に「行きます!」。

宿へのチェックイン順なので、遅くチェックインしたならすでに満員で参加不可だっただろう。

手持ちのコンデジで、蛍の光る方向めがけて撮ったので、光は点でしか撮れていない。

宿のマイクロバスに乗り、霧島温泉駅前から少し上った所で、用水路のような細い流れだが、環境をよく手入れされているのだろう蛍の数は凄かった。 

都会育ちの私はこんなに光る蛍を見るのは初めてだった。

相方は子供の頃、近所で蛍が飛び、それを捕まえて蚊帳の中で楽しんだらしい。

翌朝、御昇天だったとか。

以前、伊豆の松崎の宿でも夕食後蛍見物に連れて行ってもらったが、その時よりも数はうんと多い。

くしくも翌日泊まった神の郷温泉でも蛍見物ツアーがあり(こちらは有料で300円/一人)、これにも参加したが
蛍の数は、ここ霧島の方がうんと多かった。

もっともその日の天候や気温にも左右されるようだが。 


別府の宿

2015年06月03日 | 宿-九州・沖縄

別府では10度近く泊まっているが、残念ながら未だに「ここ!」という宿を見つけられない。

今回泊まった宿もなんとも不思議というかふに落ちない宿だった。

宿のサイトからネット予約したが、すぐに電話がかかってきて「Jからの予約・・・」と言われる。

Jから予約した覚えはないが、予約画面はJのものだった。

独自の予約システムを持たないでJのシステムを利用している宿は多い。

「奥阿蘇の宿 やまなみ」さんもそうだが、これで予約しても日本秘湯を守る会のスタンプは押して下さる。

又、宿のサイトからの予約特典を印刷しようとしても印刷出来なかった。

料金も同じようなので、これならポイントが貯まるJから予約すれば良かった。

食事はそこそこおいしいが。

風呂は5つあり全て貸切対応で、空いていれば施錠して24時間入浴可能。

独自源泉で湯量は豊富、気持ちが良い内湯。

しかし、風呂が5ケ所もあるのに、どこにも湯上りの水が置かれていない。

夜、布団が敷かれたが部屋に冷水の用意はない。

置き忘れかな?と、一瞬思ったが、「まぁいいや」とフロントに確かめもせず、要求もせず、冷蔵庫の中のミネラルウォーターを飲む。

220円の水は凍っていた。

Jの評価はすこぶる良いのが不思議。

湯は余りあるが水のない温泉宿だった。


奥阿蘇の宿やまなみ-1(部屋・食事)

2015年05月26日 | 宿-九州・沖縄

話は、3月末の九州桜旅。

今までに3度泊まっている熊本県産山村にある「やまなみ」。

秘湯を守る会の宿でもあり、今回4度目の宿泊となった。  

 

チェックインまでに時間があるので、池山水源へ水汲みに。

いつ訪れても心癒される所だ。

 部屋は川に面した一番奥、ヒゴタイ。

先に布団を敷いてもらうようお願いしておいたが、さすがに狭く感じた。

電気ポットではなかったんだ。

何度も泊まっていながら、これを忘れるなんて。

車に積んでいる電気ケトルを持って来る。

 

食事は囲炉裏コースではないので、大広間で。

あれっつ、大好きな椎茸のおからコロッケが1/4になっている。

以前は1/2あったのに・・・。

馬刺しは苦手と伝えておいたら、馬刺しの代わりはサーモンだった。

サーモンが二人分という事だが、サーモンも好きではない。

ヘルシーな野菜料理は相変わらずおいしいが。

 

大女将手作りのお漬物がずら~り並び食べ放題。

好きそうなものをいただきました。

かぼちゃはピクルス風、キンカンは甘煮。

 

デザートのおはぎは、部屋に持って帰り夜食に。

食事処の前に広がる庭にチャボのつがいがいて、よちよち歩く姿に癒されていたのだが見当たらない。

聞けば、ネコにやられたとか。

かわいそうに。

ネコは好きだけど、そんな悪さをするネコは許せない。

 ごちそうが並ぶ朝食。

夕食の炭水化物は禁じられているけど、朝食はモリモリ。

おかずいっぱいなので、お漬物は要らないけど頂きました。

この鍋もおいしかったです。 

今晩から九州へ出かけます。

珍しく往復フェリー。

目的はミヤマキリシマ。