翠嵐楼・・・人吉の温泉はこの宿から始まった。
宿の裏庭は球磨川。
日本三大急流と言われる球磨川もこの辺りではとうとうと流れる。
ワンを散歩させる人、ジョギング、ウォーキング・・・羨ましい住民。
露天風呂付きの部屋に泊まる。
赤い新芽を出した植栽、緑色の屋根の2部屋が露天風呂付きの部屋。
枝垂れ桜は満開までもう少し。
その露天風呂は↑。
もちろん源泉掛け流し。
館内の風呂は夜間は入れないが、ここは24時間OK。
翠嵐楼・・・人吉の温泉はこの宿から始まった。
宿の裏庭は球磨川。
日本三大急流と言われる球磨川もこの辺りではとうとうと流れる。
ワンを散歩させる人、ジョギング、ウォーキング・・・羨ましい住民。
露天風呂付きの部屋に泊まる。
赤い新芽を出した植栽、緑色の屋根の2部屋が露天風呂付きの部屋。
枝垂れ桜は満開までもう少し。
その露天風呂は↑。
もちろん源泉掛け流し。
館内の風呂は夜間は入れないが、ここは24時間OK。
食事は2階の食事処でいただく。
足が下ろせる堀コタツ式のテーブル、卓上には電磁プレート。
先付けは海茸の粕漬とピーナッツ豆腐。
どちらも味が濃くて酒の肴にはもってこい。
18:30を過ぎているのに、まだ明るい有明海を背後に。
カキがセイロの中で蒸されている。
大根メインの野菜サラダに自家製ドレッシングがよく合っておいしい。
アジアン風の器もおしゃれ。
さすがに刺身は活きがよい。
メインの茹で竹崎蟹が出てきた。
大きさは中ぐらいだろうか?
オス、メスどっちだったかな?
若い女性スタッフが食べやすくカットしてくれる。
途中、上手な会話をはさみながら。
味は濃厚でおいしかったが、あっという間に食べてしまった。
宿からのサービスだというカキが蒸しあがった。
レモンも何もかけないでこのまま食べる。
大きなカキだがあまり好きじゃないので、飲み込むようにして食べた。
宿併設のカキ小屋もこの日で終了。
カキのシーズンも終わる。
焼いた竹崎蟹が一人半身分出てきたが、なんだかもう面倒で・・・。
竹崎蟹と地元の名称がつけられているが、ガザミとか渡り蟹とかいう名前でよばれている蟹
。
大阪湾でも獲れ、岸和田のだんじり祭りの時に食べる風習があるらしいが、私の住む地域では売られているのをあまり見かけない。
茶碗蒸しが出てきたが、なにか物足りない。
近くのテーブルから肉の焼ける臭いが漂ってきて、う~ん、もう少し高いプランにするべきだったかなぁ。
あっさり系の料理が続いたので、この口底(舌びらめ)の唐揚げに飛びついた。
ご飯は蟹釜飯。
腹7分目ぐらいだったのが、このご飯で丁度満腹。
ボリュウムがなく、男性にはちょっと物足りない夕食かもしれない。
各種プランがあるので、もう少しはりこんだ方がよいかも。
朝食も昨夜と同じ席で。
電磁プレートの上には鉄釜が乗っている。
お重を開ければ・・・。
鉄釜の中、時間に合わせて炊き上がった佐賀県産のヒノヒカリが光っている。
ヒノヒカリ、硬質米で私は大好き。
そうだ!佐賀県は海苔の生産量日本一だったんだ。
島原太陽卵というこだわり卵にこだわり醤油をかけて卵ご飯。
卵ご飯、そう好きではないので、旅館の朝食に出されても残してしまう。
海苔もそうなのだが、ここではおいしくいただいた。
これも宿からのサービスという蟹シュウマイ。
せっかくのご好意だけど、おかずたっぷりなので、なくってもいいかな。
湯豆腐です。
はぁ、朝食はおいしかったです。
この宿、ご存知の方もおられるかもしれませんが、「カスベ」というテレビ番組の「全日本
温泉宿アワード2013」で一位に選ばれました。
その番組を見ている最中にHPから予約したのですが、一位に決定した後はアクセス
集中し、繋がらなかった。
やっと繋がっても、3月4月は連日満室。
今、ポツポツとキャンセルが出ているようですが。
宿のスタッフもテレビの影響の大きさに驚いておられた。
ほんとに一位の値打ちがあるのか?確かめるようなつもりで宿泊するのが楽しみでした。
結果的には部屋良し、眺め抜群、味もそこそこ、温泉はイマイチ。
これで@13900ですからコスパは良いと思います。
湯がもっと良ければ、源泉掛け流しなら言う事がないぐらい大満足の宿です。
でも、又、季節を変えて泊まってみたいと思っています。
蟹御殿の風呂は3ケ所。
7階にある宿泊者専用の「展望露天風呂」、1階別棟に日帰り客も入れる「有明海の湯」と
「貸切露天風呂」が6ケ所。
まずはエレベーターで7階へ上がり「展望露天風呂」へ。
風呂上りの休憩所にはマッサージチェアもおかれているが、狭いので落ち着かない。
こじんまりしたちょっとお洒落な脱衣所に浴用タオルは置かれていた。
タオル、バスタオルは部屋から持参するように・・・と、言われていて、風呂用のカゴもあったが。
ドアを開けると凄い風が吹き込んで来て、バタバタと鳩が飛び立つ音に驚いた。
カランが2ケ所。
案内スタッフが言っていたように、風が強いのでここで体を洗うのは寒い。
大急ぎで階段を数段上がり湯船へ。
ひぇ~、眺めは抜群。
しかし、なんだか落ち着かない風呂だ。
この風呂は男女が時間によって入れ替わり、夜は24:00まで。
チェックイン時男性用だった風呂からは、長崎本線を走る列車が眺められる。
あいにく、通過するのは見れなかったが。
入浴目線で撮ると、海と一体化してるぅ。
エレベーターで1階へ下り、渡り廊下を通って貸切露天風呂へ。
右側は日帰り客用の駐車場。
予約しておいたのは長石風呂。
昨年1年の人気ベスト3は、一位「アジアン」二位「ひのき」三位「ジャグジー」だったらしい。
若い人好みだわ。
長石風呂の脱衣所。
眺めが良いと聞いて決めたのだが、左手の建物にさえぎられて大した眺めではない。
眺めでいけば「ひのき」か「アジアン」かもしれない。
この貸切風呂は1時間1500円~2000円。
HPからの予約では1回無料サービス。
他の風呂は・・・?
あいにく施錠されていて見れたのはジャグジーだけ。
このジャグジーも早朝から予約が入っていたのだろう、鍵は開いていた。
こちらは大浴場「有明海の湯」。
別棟にあるので23:00までしか入れない。
朝は6:00~9:00まで。
夕方、シャンプーしようと行ったが、若い女性客のはしゃぐ声がうるさい。
↑の風呂で5人ほどが大騒ぎ。
立ち寄り客も積極的に受け入れているようだが、この女性達は東洋系の外国人。
ここまで来るのか・・・と、。
どうしてあんなにうるさいのか?
まぁ、日本人でも若い女の子が5人も集まればうるさいだろうが・・・。
置かれているシャンプー類もちょっと品質が落ちるものであったり、
浴用タオルも置かれていないのでそうそうに立ち去った。
いちおう露天風呂もある。
源泉名:太良嶽温泉 22.2度 PH=8.37 成分総計142mg/Kgのアルカリ性冷鉱泉。
湧出量は419L/M とあるが、この宿の独自源泉かどうか不明。
湯温も低いので循環やむなし。
3日目の泊まりは有明海に面した太良温泉蟹御殿。
駐車場に入るとスタッフが小走りで・・・。
ここは宿泊客だけの駐車場で、立ち寄り客は別の駐車場へ案内する為だろうか?
ロビーでチェックイン。
ミルクプリンとビワ紅茶でもてなされ、色浴衣を選んで部屋へと案内される。
部屋に入ると、思わずおぉ~っと声が出てしまう展望が広がる。
有明海越に霞む雲仙普賢岳を望み、さえぎるものは何もない展望が開ける。
普賢岳が噴火した時、この窓ガラスも割れた被害が出たとか。
前浜は引き潮。
あさりを採っているのだろうか?干潟で動く人が見えた。
広縁はなく、広々とした12疊の部屋。
窓に近い所に洗面台。
アメニティは普通。
緑茶の他にドリップコーヒーも用意されている。
テレビは壁掛け、ミニコンポも壁の中に。
DVDプレーヤーも・・・。
ウォシュレットのトイレの横にはシャワールーム。
結局、一度も使わなかったが・・・。
すき間のある冷蔵庫。
空気清浄機も置かれ、部屋に関しては文句無し。
これで一番安い部屋なのだから、もっと料金の高い部屋はどんなんだろう?
ロビーは3階、風呂は1階と7階にあり、エレベータ完備。
ロビー横には広い談話室。
どの部屋も広くて快適なのだろう、この談話室ではあまり人を見かけなかった。
各種飲み物が用意されている。
サーバーに入ったコーヒーもあったが、このドリップコーヒーがおいしくて、少々面倒だが何杯か頂いた。
談話室からはオープンデッキに出られる。
部屋のテレビで貸切風呂の空き状況がチェックできる。
宿のHPから予約すると貸切風呂が1回無料のサービスがあり、チェックインしてから
このモニターを見て、希望時間を予約する。
人気がありそうなのは、「ひのき」「アジアン」「長石」らしい。
2泊3日の沖縄旅、宿泊は2泊共ホテル日航那覇グランドキャッスル。
2泊すると駐車場代が無料、ツアーの基本料金だけで追加料金が発生しないというのも
選んだ理由の一つ でした。
首里城へも歩いて20分ほどと、首里城に一番近いホテルらしい。
空いていたのか、眺めが良い方の部屋に変えてくれ、窓から那覇の街が一望できます。
ベージュ系でまとめられた部屋、椅子のエメラルドグリーンがよくマッチします。
アメニティはビジホ並み。
煎茶のティーバックが一つだけとはお粗末。
ツアーのオプションで食事券を2日分買っていました。
外へは出て行かないで、ホテル内で夕食を済まそうというズボラプラン。
@500円で宿泊ホテルのディナーが食べられます。
1泊目は和食の「富士」で、上の写真の定食でした。
500円でこれだけのものが食べられるのは嬉しいけど、
通常料金(多分、2100円)ならお粗末過ぎる。
隣のテーブルではツアーバッジを付けた人が同じものを食べていました。
ツアーの夕食の仕入れ値も500円なんだろうか?
イカと野菜の粟国塩炒め
翌日の夕食は中華「瞬天」で。
こちらはコース料理で、デザートまで全7品。
味も素材もいいのです。
牛肉と旬野菜のピリ辛炒め
タコスチャーハン
中華、なかなか良くて、二晩ともこれでも良かったかも・・・。
朝食は6:30~と早い。
ツアー客が多いからだろうか?
朝食のバイキング、案外評判が良いので楽しみにしていたが、どれといっておいしいものはない。
パンもイマイチ。
目の前でお好みの具でオムレツを作ってもらえるが、列ができていて、待てない私は目玉焼き。
驚いた事にサプリメントコーナーがあった。
こういうサービス、初めてお目にかかる。
へぇ~、これなら持参しなくてもいいなぁ。
夕食後、ライトアップされている首里城まで歩いて見に行こうとホテルを出て、
ドアガールに教えてもらった近道を行くが、これが凄い坂で。
斜度45度はあるんじゃないかと思うほどの胸突き八丁。
坂道を上がりきってほっとしたら、道を間違え首里城とは反対方向へ歩いていた。
首里城は高台にあるんですねぇ。
守礼の門は工事中で足場が組まれていた。
守礼の門をくぐると首里城が見えると思っていたが、影も形も見えない。
そして辺り一帯暗くて人は誰もいない。
怖い!歳はとっていても怖いものは怖い。
急いで民家がある方へ走り、ホテルに戻ろうとするが、小ぶりだった雨が激しく降ってきて
ホテルに着いた時はびしょ濡れ。
はぁ、ホテルで大人しくしていたら良かった。
ホテルへ戻る途中に見えたライトアップされた首里城。
これを間近で見たかった・・・のに。
ホテルの駐車場にたくさん植わっていた葉っぱがねじれた木。
沖縄では今までに見た事のない植物がいっぱい。
一つの旅を完結しないうちに次の旅・・・。
いつも途中でアップが止まってしまう悪いクセ 。
昨年の東北紅葉旅も中途半端で終わっていますが、この九州初詣旅もそうなりそう。
で、別府の宿をアップして完結とします。
別府へ来るのは久しぶりで、懐かしさに心も弾みます。
泊まりは鉄輪温泉 絶景の宿 さくら亭。
別府や湯布院に数店舗の宿を持つニューグロリアホテルグループの宿です。
鉄輪温泉でも高台にあり部屋からは鉄輪の湯煙越しに別府湾が見渡せます。
一番リーズナブルなツインの洋室「湯布院」の部屋に泊まります。
広い部屋ですが、煙草臭とカビ臭さが・・・。
この匂い、なかなか慣れなくて部屋に置かれていたリセッシュを振りまくが、部屋が広いので
あまり効果もなく。
お茶とお菓子が運ばれてきて。
お茶はさくら湯。
「さくら亭」だけあって桜にこだわっていますね。
部屋に置かれたアメニティ、結構充実しています。
浴用タオルは各風呂場に備えられています。
ペントハウスに貸切風呂が3箇所。
同じ屋上に露天の貸切風呂が2箇所。
それぞれ、無料で空いていれば中から施錠して楽しめます。
桜、楓、梅と名づけられた貸切風呂。
桜の風呂はぬるくて入れません。
何度かトライしましたが、結局、入れずじまい。
バルブは水、源泉、熱い源泉と3つあり、湯温の調節は客に任されているようです。
湯煙いっぱいの鉄輪温泉街や高崎山を望む眺めは、まさに絶景の宿。
こちらは内湯で、熱い浴槽とぬるい浴槽がありますが、ぬるい浴槽はぬる過ぎる。
ほんのり塩分と鉄分を感じる鉄輪を代表するような湯。
休憩所から見た夜明けの別府湾。
この休憩所にはビールサーバーが置かれ、ビール呑み放題。
コーヒーも飲み放題ですが、おいしくない。
夜明けです。
この眺めに堪能しました。
私にとってこの宿の一番のゴチはこの眺めだったかも。
個室になった食事処で朝・夕共。
料理は多彩で品数も多くシニアには持て余し気味。
夜食におにぎりが部屋に届いてました。
朝食もおかずが多種類並びます。
これで土曜日の泊まりで@11000と凄くリーズナブル。
ファミリーにはもってこいの宿でしょう。
がんばったはる宿です。
初詣旅のしめくくりは宇佐神宮。
初めての宇佐神宮でしたが、さすが全国の八幡宮の総本宮とあって荘厳な雰囲気に圧倒されました。
ここまで無事に来られた事に感謝し、帰途の安全を祈願。
長々と続けました九州初詣旅はこれで終わりです。
2013.01.04 今宵の宿は、奥阿蘇の宿「やまなみ」さん。
えらく気に入ってしまって、これで3度目の宿泊です。
陽も暮れてきました。そろそろ夕食の時間。
夕食は18:00~20:00。大広間でいただきます。
囲炉裏料理プランの人達は、囲炉裏がきられた別の食事処で・・・。
ワンプレートに山の幸が盛りだくさん。
板前料理のような華やかさはありませんが、どれもおいしく味付けされた料理がズラリ。
刺身、あまり好きではない私、刺身は断りその代わり、おからを椎茸でくるんだコロッケを
もう一つ・・・と、注文しました。
一番手前、2つ並んでいるのがそれで、私はこれが大好き!
産山村の赤牛・・・かな?
山芋の茶碗蒸しも毎回楽しみにしている料理です。
やまなみ名物のお漬物もズラリ。
8:00~の朝食も同じ席でいただきます。
卵の横は牛乳で、これが濃くておいしい。
お餅が入った鍋も・・・。
食事はいつも大満足。
全部で6箇所の風呂があるやまなみさんですが、いつも一番先に、そして何回も入るのが
屋外にある貸切風呂「田舎の湯」です。
浸かると左手前の切り欠きから豪快に湯があふれ、もったいなぃ~。
屋内にある貸切風呂の「つばきの湯」は、桶風呂。
浅く見えますが、案外深い浴槽です。
男性用の大浴場「かぼちゃの湯」は夕食後女性用に。
女性用の時間帯が短いので要注意。
私はこの風呂も大好き。
女性用の大浴場は、やまなみさんでは唯一の露天風呂。
夕食後の短い時間だけ男性用になるので、露天風呂好きな男性にはちょっとお気の毒。
全部の風呂が源泉掛け流し。
屋内の3箇所の貸切湯は24時間入浴可能。
おいしい料理に快適な部屋、そして気持ちが良い風呂、暖かいスタッフの対応・・・。
これで@12000ですから、何度も泊まってみようと思ってしまいます。
2012.11.14 奥阿蘇の宿やまなみをチェックアウトし、瀬の本高原から
やまなみハイウェイへ。
今日も天気は良くない。
阿蘇山周辺をウロウロしたのに、一度も阿蘇山にはお目にかかれなかった。
牧ノ戸峠付近では雪が降っていた。
マキノヤのパンを買いたくて湯布院へ向かうが、駐車場探しに苦労するんじゃないかと
湯布院の街へ入るのはやめて、大分自動車道に乗る。
玖珠インターで下りて耶馬溪へ向かいます。
見えて来ました!
渓谷と落ち葉、好きなシーンだがここは素通り。
雨が降ったりやんだり、こちらも一喜一憂。
一目八景に到着。
回りは見事な紅葉。
やまなみさんの朝です。
夕食もこの食事処で頂きました。
右端の椅子を用意してもらいました。
朝食は普通ですね。
さすが酪農が盛んな産山村、卵の横の牛乳が濃くておいしかった。
多分、ノンホモ牛乳じゃないかと・・・?
そしてやまなみ名物のお漬物。
いい雰囲気でしょ。
右手がかぼちゃ風呂、左手が露天風呂。
この大浴場は建物の外にあるので24時間入浴可能という訳にはいきません。
この建物の右奥に、私が一番お気に入りの家族風呂があります。
今回もこの風呂に何度も入りました。
こちらはチェックイン時女性用の大浴場ですが、露天風呂だけです。
やまなみさんの露天風呂はここだけ。
露天風呂が好きな男性には入れる時間帯が短いので要注意。
夜だけ女性用になる大浴場の内湯「かぼちゃ風呂」。
この切り石の湯船が好きな私、今回はしっかり入りました。
玄関脇の飲泉所。
紅葉は真っ盛りでした。
池山水源から流れ出た水が流れる川の右手がやまなみさんの敷地。
やまなみさん、味良し、湯良し、人良し、コスパ良し・・・。
今回も多いに満足して宿を後にしました。
今回の旅はお天気に恵まれませんでした。
菊池渓谷ではかろうじて曇り空。
菊池渓谷を満喫して車に乗った途端、待ってたかのように雨が降り出す。
阿蘇の外輪山の上では雷が光り、雨もどしゃぶり。
もちろん、阿蘇五岳の山容も全然見えません。
やまなみハイウェイに出て瀬の本高原へ。
瀬の本高原にはお気に入りの店があります。
やまなみハイウェイ沿い、別府に向かって右側にある八菜家。
土産物コーナーとレストラン。
いつもお客で賑わっているレストランには自家生産の野菜を中心にしたメニューが並びます。
私が注文したのは「かしわめし定食」。
「だご汁定食」、食べたかったのですが、今宵の宿「やまなみ」さんのボリュウムある
夕食を考えると、昼は控え目にしておかないと・・・。
食事をすると、手づくりお漬物が食べ放題。
テーブルに小皿が持って来られ、漬物バイキング。
ちょっと皿が小さいし、二人でも皿は一枚。
まぁ、お替りすれば良い事だし、又、お替りが欲しくなる程おいしいのです。
土産物コーナーに何種類かの漬物が売られていたので、買って帰りました。
ポテトサラダ・・・? おからサラダでした。
これが、あっさりとした味付けでおいしい。
瀬の本高原を通る時、この店は絶対はずせない・・・と、再認識しました。
さて、今回3泊4日の旅で唯一の旅館「やまなみ」さんに到着。
朝、このコーナーの一角でモーニングコーヒーがいただける。
部屋は前回と同じ「ひごたい」を希望しておいた。
この部屋は二方向に窓がある明るい部屋で、お気に入り。
ウォシュレットのトイレ、洗面所、空の冷蔵庫完備。
お着き菓子はドラ焼きを薄くしたようなもので、結構おいしい。
緑茶もティバックながら、案外いける。
そして冷水は池山水源の水。
やまなみさんの全ての蛇口からは、この池山水源の水が出て飲用可。
夕食は食事処で。
前回、夕食は囲炉裏が切られた食事処だったが、今回は違い、朝食会場だった食事処で。
テーブル席ではなく、正座出来ない私は椅子を頼んでおいた。
すっかり老人。
他にも私と同じように椅子に座っている女性が居たので、お仲間が居てよかった。
大きな皿に盛られた野菜中心の数々の料理。
なかでも一番好きなのは、手前左側の「おからコロッケ」。
椎茸で挟んだおからをコロッケにしてあり、おからも繊細で味付けも良くて
ほんとにおいしかった。
一人半分だが、2~3個食べてみたい。
右、肥後牛を焼いて、左は桜肉の刺身。
今回、松茸の炭火焼が付いたプラン。
まず、大きな椎茸が目に飛び込んできて、松茸は・・・?と、探した。
松茸、噛むとじゅわ~っと汁が出て、香りを楽しみながら、あっという間にお腹に。
だご汁、もう食べられない・・・と、思っていたが量も多くはなく、味も良くてこれも
お腹に収まった。
デザートに「おはぎ」が出たが、さすがに食べられないので、部屋に持って行き
夜食とした。
食事は広い食事処「八重喜」でいただく。
うっ、囲炉裏だ、困ったなぁ・・・と、思ったが、こちらは足が下に下ろせた。
鴨肉の刺身と馬刺し。
馬刺し、苦手なので相方へ。
別の場所に持っておられる畑や山で採れた野菜が並び、特にタケノコは豊作だったとか。
ごま豆腐の上の山椒味噌、美味でした。
豊後牛に夢ポーク、添えられた野菜も多種。
溶岩プレートだったかな?囲炉裏で焼いていただく。
前夜の日本酒よりはお酒らしい日本酒。
あわふ餅のあんかけ
中にはミンチ肉や野菜が入っていて、おいしかった。
子持ち鮎・・・?かと期待したが、単にでっぷり太っていただけ。
朝食も優しい味のおかずが並ぶ。
宿はご家族できりもりしておられるようで、食事の接待にはお嬢さんがあたられた。
安藤和津さん似の女将さんがいい味を出しておられるように感じた。
源泉の厳しさとは反して、ほのぼのとした宿でリピーターが多いのもうなづける。
互久楽湯の大浴場は時間で男女交代になる。
脱衣所はきれいに整頓され
セイフティBoxもあり便利
チェックイン後女性用だったのは木の湯船。
小さい方は源泉風呂、大きい方が加熱湯。
「ちょっとぬるめ」どころではない。
そうとう冷たい。
17度ぐらいだろうか?源泉よりは少し温かいが・・・。
強い硫黄成分で蛇口など黒く変色している。
交換時期は早くて宿は大変だろう、お気の毒に。
翌朝、女性用になった石風呂。
個人的にはこっちの風呂の方が好き。
冷たい源泉槽に浸かりながら・・・。
温令交互入浴が楽しめるのだが、冷たい浴槽に浸かる人は少ないみたい。
温かい浴槽で体を充分温めておいても最初は足しか浸かれない。
二度目で腰まで。
三度目でやっと肩まで・・・。
それから後は気持ちよく交互入浴が楽しめた。
最後も冷たい浴槽で〆て、風呂を出る。
ちょっとやみつきになりそう。
源泉名:寒の地獄温泉
温度:14度 湧出量:2160L/M(凄い量) PH=4.3
成分総計:398mg/Kg 泉質:単純硫化水素泉
初めてお目にかかった日本秘湯を守る会のシャンプー類。
貸切風呂は桧湯、切石湯、岩湯と3ケ所あるのだが、この日は岩湯のみ使えた。
案外平凡な貸切湯、1度入ったがそれ以外は大浴場の交互入浴を楽しんだ。
以前、一度立ち寄り入浴で14度の源泉に入った事がある寒の地獄温泉。
真夏だったが、30分間あの冷泉に浸かった体はダルマストーブでは温まらず、
ガチガチ震えながら、車は冷房から暖房に切り替え、泊まる予定の黒川温泉に向かった。
懐かしい思い出のある寒の地獄温泉、今日は泊まりで楽しもう。
九州らしく、黄と黒が基調の民芸風。
寒の地獄から流れ出した源泉の小川は白濁し、黄や緑の堆積物も。
部屋に案内されるとすでにフトンが敷かれていた。
そしてコタツ・・・8畳間で充分な広さなんだけど狭く感じる。
家でもコタツは使ってないし、足の踏み場もないような様子にちょっとゲンナリ。
そして照明が暗い。
広縁にはやまなみ荘と同じ椅子とテーブル。
洗面所はあるが、トイレは共同。
トイレ付きの部屋はない。
電気ポットはあるが冷蔵庫や金庫はない。
夏の間だけオープンする寒の地獄を見に行く。
7月~9月の間だけしか営業しない冷泉の寒の地獄。
今5月だから8ケ月程誰も入っていない浴槽にはきれいな青竹色の抽出物がたまり、
石の間から源泉が湧き出ている。
体を温めるダルマストーブも出番待ち。
浴槽とは別に源泉がじゃんじゃん出ていて、飲泉するように湯呑みが置いてある。
飲泉は胃腸に効果があるというので、ポリタンクに2本頂く。
寝起きにコップ1杯飲んでいるが、調子はいいみたい。
互久楽(ごくらく)湯と名づけられた温泉へ行く途中に、これまた、囲炉裏が切られたお休み処が。
囲炉裏で作った茹で卵は、宿泊客にふるまわれる。
男女交代になる大浴場と奥には貸切湯が3ケ所並ぶ。
夕食は食事処「囲炉裏」で、18:00~20:00の間に。
大きな囲炉裏で、向かい合って座るとさしつさされつ・・・と、いう訳にはいかないので、
1本づつ冷酒を頼み手酌で飲む。
このお酒が淡白過ぎておいしくない。
九州は焼酎だろう、日本酒の品揃えはよくなくて、冷酒となれば他に選択肢はなかった。
それと、私にとってこの宿で一番の難点は、この囲炉裏だった。
足がおろせない、正座しなくちゃいけないので、これは辛かった。
最初に文句ばかり書いたが、料理は実においしいものだった。
大きな皿に盛られた素朴な味の数々。
手前のフライものは「おからコロッケ」。
これが特においしくて、もっと食べたかった。
食前酒はいちご酒
野菜中心の料理が並び、宿でこれだけ野菜が食べれたのは嬉しいかった。
熊本の定番さくら肉の刺身だが、私は苦手なので相方に譲る。
囲炉裏で肉を焼き、イワナの塩焼きも・・・。
これ、何だったかなぁ?おいしい蒸し物だった。
お品書きのようなものはないし、料理の説明もない。
聞けば簡単に教えてもらえるので、それで良いのだが。
ズラリ、お漬物類が並び、勝手に好きなだけ・・・。
おいしいお米のご飯にだご汁。
満腹でもう食べられない、部屋に持って帰り夜食とした。
おはぎ、おいしい。
朝食は広間で8:00~9:00の間に。
こちらも正座しなくちゃいけない。
おいしい牛乳も並ぶ。
宿の朝食には湯豆腐が定番だが、こちらはおいしい出汁につみれ入り。
このお漬物だけでお茶碗3杯は食べれる。
鮭、生卵、海苔、要らないなぁ。
ちょっとアップで
この札を数えてみたら45枚。
45種類のお漬物類があるんだ。
天井は竹
食後、ロビーにコーヒーが用意されていた。
「奥阿蘇の宿 やまなみ」さん、本当に良い宿でした。
又、来たい、連泊してもいい、お気に入りの宿になりました。
やまなみさんの家族風呂。
まず、一番気に入った「田舎の湯」。
大浴場の奥にあり、うっかり見逃してしまいそう。
こちらは7:00~22:00しか入れないが、結局、この風呂に何度も入った。
湯船へは3段ほど石段を上がる。
6人ぐらいは充分入れる広さの大きな湯船。
注がれる湯はちょっと熱い目で上品な硫黄臭がかすかに。
ここの湯が一番新鮮なように感じた。
つばきは桶風呂。
浸かると湯が豪快に流れ出るが、石造りの浴槽に比べると、
湯が冷めやすいのだろうか、湯はちょっとなまり気味のように感じた。
「空」の札を裏返し「使用中」にして、中から施錠。
空いていれば誰でも何度でも使用できる家族風呂。
フロントで予約したり、別料金をとられるような事はない。
渋い石造りの浴槽。
どの家族風呂にもカラン・シャワーがあり、体を洗ったり洗髪できる。
湯船の底には大きい石が敷き詰められ、歩行浴とまではいかないが、足の裏を刺激する。
泊まった日は平日にもかかわらず結構部屋がうまっていた。
しかし、これだけ風呂があれば大浴場で顔を合わす事が少ない。
お風呂は、趣向の違う浴室、湯の良さで大満足。
湧出量は53L/Mとそう多くはない。
中規模程度の宿で、掛け流しで利用するには60L/M必要らしいから、
おそらくぎりぎりの量ではないだろうか。