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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

湯屋温泉 奥田屋の風呂

2017年01月11日 | 宿-東海

風呂は遠い。

女性用は部屋のフロアーから階段を2階分下りて。

男性用は食堂近くから延々と歩き、階段を下りて・・・と、男女で風呂場は離れている。

そして男女が入れ替わる事はない。

風呂は23:00までと、朝は6:00~。

女性用の脱衣室。

アメニティはなく、ドライヤーは浴室にあるだけで部屋にはない。

加温された源泉に満たされた大きな湯船。 

露天風呂はない。

浴室からも大洞川が見える。

部屋の真下だから当然か。

湯は41度ぐらいかな?ゆっくりと浸かってられる。

炭酸水素塩が2953.4mgと多いせいか、浴感はかなりつるつるで気持ち良い。

入浴目線で脱衣所方面を見ると。 

右手前の板の下から熱い源泉が注がれる。

湯船の底には砂状の物が結構沈んでいる。

二組の宿泊客だったので、風呂は一人で貸切状態。

湯温も高くはないので長く浸かってられるが、風呂から出て体を拭いている時は寒いが、暖房の効いた部屋に戻ると暑くて。

保温効果の高い湯だわ。

床は析出物で茶色くなっているが、男湯ほどの厚みはない。

カランはあまり見かけないもので、慣れるまで少々時間がかかった。

こちらは男湯の脱衣所。 

 

う~ん、女湯の浴室もいい感じだったが、こっちの方がいい。 

床も析出物でコーティングされている。

そして奥にもう一つの湯船がある。

 男湯にだけ源泉風呂がある。

相方、浸かってみたが冷たくて。

暑い時なら交互入浴が楽しめるだろうが、今の季節かなり厳しい。

最初は足だけ・・・から始め、なんとか全身浸かるが、玉川温泉源泉風呂に浸かってるようなぴりぴりとした痛みを感じたらしい。

源泉温度は8.6度だが、実際はもう少し高く感じたようだ。

源泉名:あけぼの泉 温度:8.6度 湧出量:5.1L/M  PH=6.11

この湧出量の数字は少な過ぎるように思うが。

Na=1242.5  K=48.1  Mg=15.6  Ca=148.7  Fe2=10.7
Cl=1062.7  HCO3=2953.4  CO2=1548.3

成分総計:7249mg/Kg 含二酸化炭素-Na-HCO3・Cl泉

結構な濃い源泉です。

湯屋温泉にはいくつかの源泉があり、各宿もそれぞれ違う源泉との事。

以前泊まったニコニコ荘前の飲泉所の源泉は桃原館3号泉。 

ニコニコ荘前の飲泉所。

湯屋温泉では3軒の宿に泊まっている。

私的に評価してみると。

風呂:泉岳館>奥田屋>ニコニコ荘

料理:奥田屋>ニコニコ荘>泉岳館

部屋:泉岳館>ニコニコ荘>奥田屋

料金:奥田屋>ニコニコ荘>泉岳館

と、いうところでしょうか。

選びにくい?

私がもう一度行くとしたら奥田屋かな。


湯屋温泉 奥田屋の食事

2017年01月09日 | 宿-東海

 夕食は18:00過ぎに別室に用意された。

昼食が遅かったので、もう少し遅い時間にしたかったが、この日の宿泊客は私を含めて2組だけで、
宿としては
夕食時間を合わせて欲しかったみたいです。

もう一組は木彫りの作品が並ぶ喫茶室での夕食だった。

う~ん、どっちがいいかな?

きっとこの和室の方が落ち着いて食べれるだろう。

もっと宿泊客が多い時は、朝食を食べた食堂かもしれない。 

いきなり岩魚の骨酒が出てきて驚く。

えぇ~、こんなプランだったんだ。

2人で一椀だけだが、お酒はたっぷり。

おかげでアルコールは注文しなかった。 

味・・・?正直なところあまり頂く事がないので分からない。

ピンボケですが、たっぷりの牛肉。 

出来上がり。

肉は柔らかくておいしいが、たっぷりかかった味噌でからい。

味噌で調理するのは味噌汁ぐらいの我が家、この味噌は塩からい。 

 お品書きはないし、こちらから聞かないと何なのか分からない。

それでもいい、おいしいから。

どぶろくの食前酒。

茶わん蒸しもおいしいし、ぜんまいの胡麻和えは珍しい。

笹にくるまれた鱒の手毬寿司

刺身もあったが、これは見れない程ひどい手ぶれで・・・。

 そばがきだぁ。

おぉ~、このそばがきにぴったりの器だわ。

エゴマの甘いたれがかかっているが、ちょっと甘過ぎる。

岩魚の塩焼きは新鮮で身ばなれ抜群。 

うん?天ぷら冷え冷え。 

 蕎麦が出た。

かなりお腹いっぱいになっているのでおいしいかどうか?

き~んと冷えたコシのある蕎麦でした。

蕎麦つゆがたっぷり、多過ぎてもったいない。

 お漬物の赤カブおいしかったです。

                 

 デザートのイチゴのヘタをつまんで食べようとしたら、ころころころりん。

ヘタの部分に切り込みが入っていた。

こんな細工、初めて。

朝食は8:00~食堂で。

奥の方になにやら並んでいる。

 うわぉ~、古いラジオのコレクション。

 

ニジマスの一夜干し、頭からガブリ、おいしかった~。 

源泉で炊いたお粥を最初に頂く。

う~ん、苦手なドロドロのしっかりしたお粥。

一口目、硫黄の香りがぷ~んと。

お粥は雑炊のようなしゃばしゃばなのが好きなので、こんなにしっかりしたお粥は辛い。

でも、これがお粥でしょう。

食後にコーヒーは出ない。

総じて味付けもよく(味噌は濃いかったが)、この料金の割りにはいい食材が提供されていて、文句はない。

天ぷらの冷え冷えは残念だったが、山菜の季節には山菜の天ぷらが食べられるみたいですよ。


湯屋温泉 奥田屋

2017年01月08日 | 宿-東海

2017の初旅は岐阜県の湯屋温泉から。 

JR高山本線に沿って走る国道41号線。

横を流れる飛騨川を眺めながらのこのドライブコースは、眺めも良く好きです。

列車来ないかなぁ。

飛騨小坂から濁河温泉へ向かう県道437号線を進み湯屋温泉 へ。

泉岳館、ニコニコ荘を通り過ぎた一番奥に奥田屋はあった。

予約サイトなどでは建物がびっしりツタに覆われている写真を見て、それを想像していたが、落葉しているのかツタの葉はなかった。 

宿の右手に飲泉所があり、チェックアウト後ペットボトルに頂いて帰る。 

フロントの上部に精密な彫の欄間が見える。 

階段を上がればロビー。

見えていないが横の階段を下って客室へ。 

壁には囲炉裏の自在鉤が4本。

鎮座するは観音様か? 

土足でいいと言われたものの、黒光りする廊下を土足で歩いてよいのか?

戸惑ってしまうほどよく清掃された廊下を進む。 

        

 

 廊下の途中に小さな喫茶室があり、一組の客はここで夕食を摂っていた。

喫茶室の中に入ってみた。

 剥製・・・?と、思ってしまうほど精巧に作られた鮭。

室内の電気のスイッチが見つからなかったので画像は暗いが、光るウロコに驚いた。

木彫り、ご主人の趣味らしいが、趣味の域を通り越している。 

部屋に掲げられた室名札をご主人の手によるものだろう。 

宿は大洞川に面している。

この大洞川は少し下流で濁河川と合流し小坂川となって下る。 

水は澄んできれい。 

宿の裏手に回ってみた。 

 横から写したので建物が斜めになっているが、実際は真っ直ぐに建っている。

地下1階地上4階だが、4階は使われていない感じ。

他にも客室はあるようだが、宿全体が古い感じで、宿泊客の多くはこの棟の1階~3階までに泊まるのだろうと思った。

私の部屋は2階の右端。

女性用の風呂は地下1階にあり、部屋から風呂までは2階分の階段を上り下りしなくてはいけない。

これにはちょっと参った。

橋の反対側に男性用の風呂があり、本館とは地下で繋がっている。 

部屋は8畳に4畳ほどの広縁。 

広縁の端に中身の入った冷蔵庫。

部屋の窓から眺める大洞川。 

暖房はよく効いていたが、クローゼットの中の浴衣が冷た~ぃ。

電話の位置に浴衣を置いておいてくれたら・・・。 

電気ケトル有り。

浴衣は廊下にも置かれていた。

色浴衣も多少有り。 

コタツを挟んで布団二組。

足の踏み場はない。 

部屋に入ってすぐ左手に洗面所。

横のドアは風呂だが・・・。 

どちらの蛇口も水かと思っていたが、左側からは熱い湯が出た。

ブレンド不可なのが辛い。  

風呂は現在使用不可。

いい感じの風呂なんだけど。 

トイレはウォシュレットだが少々変わっている。  


湯心の宿 旅館いちかわの風呂

2016年10月18日 | 宿-東海

いちかわの風呂は2階。

部屋を出て10歩程歩けば風呂で、これは有難かった。

しかし、夜は22:00まで、朝は6:30~と一晩中入れる訳ではない。

男湯、女湯、入れ替わる事はない。

卓球が出来たり・・・。 

子供向けの遊び場がある。

輪投げしてみたかったが、結局やらずじまい。

左奥に見える扉が今回泊まった部屋で、向かい側にもう1室ある。

脱衣所にクレンジング等のアメニティは揃っている。 

小ぶりの内湯と扉を開けた所に露天風呂。 

湯は加温ながら源泉掛け流し。

もったいないほど湯船からあふれ出る湯。

一晩中入れない理由はよく分かった。

単純硫黄泉なのでほんのり硫黄が香り、PH=9.6 というアルカリ度でかなりぬるぬる。

ぬるぬるのお蔭で床は滑りやすい。

そろそろ気を付けて歩いた。

湯口には緑がかった灰色の析出物がこびりついている。

成分総計248mg/Kg と決して濃い温泉ではないが・・・。

展望のきかない露天風呂。 

こちらも加温の源泉が掛け流しになっている。

源泉温度は38.2度しかないので加温必死だが、出来る事なら源泉風呂に浸かりたい。

近くの旅館 清香 には源泉浴槽があった。

ぬるい源泉湯と加温湯に交互に入り、実に気持ち良かったのを覚えている。

こちらにも源泉浴槽があるのではないかと期待していたが、それはなかった。 

          

シャンプー類は2種で洗顔まで揃っている。

カランは4ケ所で、シャワー・カランの湯の勢いはしょぼい。


湯心の宿 旅館いちかわの食事

2016年10月17日 | 宿-東海

食事は朝・夕共に別室に用意された。

夕食は予約時に時間を伝えておく。 

18:00~とお願いしておいた。

その少し前に部屋にお迎えが・・・。

嬉しい事に足が下ろせるテーブル席。 

最初にセッティングされた品々。 

嬉しい事に野菜料理が並ぶ。 

茶色の器の中はイチジクの甘煮で味噌がかかっている。

味噌で食べる新生姜のスティックは辛い~。

とろろの下には味のついた蕎麦米。 

 静岡産牛の陶板焼き。

肉の下にいろんな野菜が隠れていた。

ワサビをすりおろし、ポン酢と胡麻タレで食べたが、やや固い。

少し前にイチボを食べていたので、なおさら固さを感じる。

他にも熱い料理が次々と出たので、若い人ならこの陶板焼きの付いたプランを選ぶとよいが、
老人には1000円程安い基本コースで充分。

ガツンとくる冷酒。 

          

新鮮野菜のサラダの下には鹿肉が。

鹿肉はタタキにして冷凍したものを薄くスライスしたもので、まるでルイベ。

ジビエ料理は苦手だけど、野菜と一緒に、そして胡麻風味のドレッシングでおいしく頂いた。

こちら、冬には猪鍋も提供するが、この鹿肉も猪も天然のものではなく飼育された肉を使うとの事。

天然の肉はやはりクセがあって・・・と、言われる。

冬瓜の煮物。

生姜、多過ぎ。

揚げそばがき。

これ大好きだが、もうお腹いっぱいになっていて、味わって食べたとは言い難い。 

天ぷらはアマゴの稚魚、原木シイタケ・・・。 

陶板焼きですりおろしたワサビの残りをご飯にのっけてサビ飯。 

はぁ、たっぷりな量だった。

朝食も同じ部屋で。 

 一般的な旅館の朝ごはん。

カマボコに添えられたワサビ漬けで、ここは静岡県だと・・・。

おかずが多くて鮭は残してしまった。

カマボコとワサビ漬け、おいしかった~。

全体的にはちょっと甘い目の味付けかな?

こちらは姉妹で経営にあたっておられる。

この料理も姉妹で作られたものでしょう。

野菜がたっぷり摂れるおいしい料理でした。


梅ケ島温泉 湯心の宿 旅館いちかわ

2016年10月16日 | 宿-東海

2度目の梅ケ島温泉。

以前、清香旅館に泊まっている。

傾斜地で撮ったので、右側の建物が傾いているように見えるが、その右側の1室が今回泊まった部屋。 

 玄関を入ると一般的なしつらえのフロント。

看板犬と看板ネコ、どちらも♂で高齢らしい。 

全て達観したかのように静かにたたずむおじいちゃんワン。

滞在中、一度も泣き声を聞かなかったし、近くに寄ってもまるで無視。

部屋は新館の2階の10畳+広縁。

横にもう一部屋あり、この2室は新しく建てられたものらしい。

3階には和洋室があるが、エレベーターのないこの宿、3階の上り下りは嫌なので、新館の2階の部屋とした。

しかし、風呂は2階にあるので、3階に泊まっても1階分の上り下りで済む。

道路と安倍川に面し、川の流れはよく聞こえるが、車の騒音はない。

もっとも、この先は行き止まり。

安倍峠へ抜ける道はあるが、現在工事中で安倍峠までは行けなかった。

安倍峠から山梨県側へ10分程歩くと富士山がよく見える所があるらしい。

安倍峠から山梨県側は通行止め。 

          

 広縁に椅子セット、端に冷凍庫のない空の冷蔵庫。

クーラーもあるが、梅ケ島温泉は標高1000mにあり、下界より5度程度は涼しいらしい。

と、いう事は、冬は冷えるだろうなぁ。

          

          この部屋はウォシュレットのトイレ付だが、トイレのない部屋もある。 

         洗面所のアメニティは、化粧落としや洗顔料も備わっていた。

         驚いたのは、歯間ようじが置かれている。

         これは風呂場の洗面所にもあった。

         数々の宿に泊まっているが、歯間ようじまで置かれている宿は初めてだった。

          

浴衣は2枚共Mサイズで、男性には少し短かった。

      

       

                              さすがにお茶はおいしい。

ポットは電気ポットではないのが残念。

スリッパの中敷が用意され、これなら間違う事もない。

朝食の間に布団は片づけられているので要注意


元湯 孫九郎の館内

2016年02月03日 | 宿-東海

孫九郎の館内を・・・。 

正面、お土産コーナー、左手玄関。囲炉裏が2ケ所。

 囲炉裏端でチェックイン。自在鉤も鉄瓶も立派だぁ~。

湯呑の中は、温泉昆布茶。

 反対から見て、右奥がフロント。

 ピカピカの廊下を通り右手にあるエレベーターで3階の客室へ。

風呂場へは地下に下りる。

 

 談話コーナー。

 風呂のある地下1階に 音泉リビングParagon があり、見た事もない程大きいスピーカーが据えられている。

精密機器なんだろう、触らないで下さい・・・と、貼り紙有り。

かかっている曲は好きな分野ではないので、ゆっくり聴こうとは思わなかった。

好きなCDを持参していたが、回りにスタッフはおられず、電話で呼びつけるのもおこがましくて、あきらめる。

チェックインから22:00までは、ここでコーヒーが頂ける。

モーニングコーヒーが欲しいところだが、朝はダメ。 


明日から仙仁温泉 岩の湯 ふくみつ華山温泉へ泊まりに行って来ます。

ふくみつ華山温泉はこれで3度目と、案外お気に入り。

仙仁温泉は、一人分、日本秘湯を守る会のご招待で泊まります。


湯元 孫九郎の露天風呂

2016年02月02日 | 宿-東海

 孫九郎の露天風呂は、内湯や貸切風呂がある地下1階のフロアーから一旦外へ出る。

外履きのスリッパに履き替え・・・。 

県道を横切り・・・。 

手前左側に家族湯があり、突き当りまで進むと男女別の露天風呂がある。 

     

 家族湯は予約も要らず、空いていれば中から施錠して入るのだが、人気があるのだろう、空いている時は少なかった。

 

 

詳しい説明看板が掲げられている。 

男性用露天風呂は湯船が2つ。 

 

一方、女性用は大きな岩組の湯船のみ。 

う~ん、男性用の方がいいなぁ。

しかし、男女の入れ替えはない。

脱衣所方面を見る。 

 積み上げられた薪が目隠しにもなっている。

 白濁した湯から上品な硫黄臭も感じられ、内湯の湯よりこちらの方が気に入った。

     

  こちらは家族湯だが、なぜか落ち着かない雰囲気で、あまり好きではない。

  いずれも石鹸類は使えない。

   露天風呂も一晩中入浴可能だったかな?ちょっと確認もれ。

   風呂は良かったです。

   豊富な源泉、福地温泉で一番目の温泉宿の矜持をお持ちなんだろう。

   決して安くはない宿泊料金で、コスパは良いとは思えない。

   ちょっと食事には不満は残るが、風呂・温泉でそれを忘れさせてくれる宿でした。

 

 


元湯 孫九郎の内湯

2016年02月01日 | 宿-東海

 2015年8月 リニューアルオープンしたヒノキの内風呂大湯へ。

木の香りも爽やかな廊下を通り別棟へ。 

 湯上りの水は、福地山の湧き水。

女性用の脱衣室。 

 脱衣カゴの横にロッカー完備。

         

メイク落としも用意されていた。 

 うわぁ~、なんて立派で温かみのあるお風呂なんだろう。

 左手、小さい湯船はややぬるめ、右手は熱い源泉が注ぎこまれ、気持ちよい熱さ。

 木をくり抜いたベンチも風呂場の雰囲気によくマッチしている。

シャワーは勢いよく出るが、カランの方はすぐに止まってしまい、ストレスがたまる。

          

 アメニティはポーラの和(なごみ)が、全てのカランの前に置かれているが、お馴染みのポーラ製のが1ケ所。

     

   髪洗い場が1ケ所。珍しい。

   確かに、酸性や弱酸性の湯は髪に良いときく。

  栓が抜かれていたが、翌朝はこの湯船にしっかり湯がたまっていた。

  豊富な源泉があるから、こういう趣向も可能なんでしょう。

  

 

  

           

飲泉も可能な湯がドンドコ注がれ、湯船の縁から惜しみもなく流れ去る。これぞ、温泉の醍醐味。 

       

     こちらは貸切湯で、空いていれば中から施錠して自由に使える。


壁、天井、床、湯船と全てが大谷石で造られている。 

カランの所は、柔らかい大谷石が割れてしまったので、違う石になったらしい。

床は大丈夫なんだろうか?そろそろ歩く。

昭和43年、福地温泉初の温泉宿として開業。

独自源泉を6本所有し、うち4本を使用。

熱い源泉とぬるい源泉をブレンドし、加水・加温無しの源泉掛け流しの自慢の風呂。

朝9:45~清掃に入るまで、風呂は一晩中入れる。

源泉の使用状況などは、宿のサイトが詳しい。


元湯 孫九郎の食事

2016年01月31日 | 宿-東海

食事は朝・夕共に本館の食事処で頂いた。 

広い~、築150年、養蚕農家の館主の住まいを移築したものらしいが、いったい何畳あるのか?

部屋の中に柱は見当たらなかった・・・ような。

雪深い所なのに、随分頑丈に作られているんだろう。

座ってみればよかったかな。 

 遠赤外線の囲炉裏風テーブルで、足は下ろせるが、下にホットカーペットがある訳ではなく冷たい。

女将さんが各テーブルへ挨拶に来られた。

えっ、この方、部屋に案内してくれた女性だ。

どこかの口コミで温かみのない女将さん・・・と、読んだが、そんな感じはしない、感じの良い控えめな女将さん。

 丁寧に作られているが、華やかさはない。

なつめの甘露煮、えごま豆腐、人参カステラ等の前菜。

     

こごみの胡麻和えと、鯉、マス、ナマズと川魚3種のお造り、苦手だぁ。       
酢の物は、焼きホタテの梅酢掛け。

     

   鶏の治部煮、エビ芋、こも豆腐などの煮物。         鯛のかぶら蒸しだが、味は・・・?

 遠赤外線で温められた岩魚の塩焼き。

     

飛騨牛の温泉しゃぶしゃぶだが、おいしそう・・・と、思うような肉ではない。 

     
    え胡麻味噌の五平餅だが、五平餅は好きではない。     揚げ物は長芋コロッケやアマゴの稚魚を春巻きの皮で巻いたもの。

大阪人、小さい時からタコ焼き、お好み焼きで育っているので、五平餅やおやきには馴染みが薄く、食べたいとは思わない。

五平餅を食べたので、もうご飯は食べられない。

味噌汁とデザートは頂いた。


 朝食は盛りだくさん。

源泉で炊いたお粥が出たが、もう少し塩が効いていたら・・・。

温泉のお粥が出る度に、湯原温泉の湯快感 花やしきのお粥が食べたくなる。

 遠赤外線で鮭を温め、棒葉味噌も。

     

食後にコーヒーが出る事はない。

う~ん、食事はちょっと残念だったかな。

品数はたっぷり過ぎるぐらい出るが、特においしいと思うものはなかった。

〇〇でない、なかった・・・と、否定ばかりが多くて申し訳ないが、最近、食事を最優先で宿を選ぶようになった。


元湯 孫九郎の部屋

2016年01月29日 | 宿-東海

 予約したのは2015年にリニューアルされた角部屋の和洋室

部屋に入るといい香りがする。

茶香炉が置かれていた。

10増の和室にベッドルーム、それにマッサージチェアが置かれた小部屋。 

 

座椅子のデザインが素晴らしい。

そして座布団も座椅子に合わせて背の部分はR付き。 

 マッサージチェアにはブランケットも用意され、あれこれコースを選び何度か楽しんだ。

 

 全ての窓は2重窓でブラインド付き。

一夜明けると昨日とはうって変り、一面の雪景色。 

     

 

   

   女性用アメニティはよく揃っていて、試供品のようなセットが2つ。

   頂いて帰った。

   

浴衣ではなく作務衣だが、男女同じ柄。

う~ん、しっかりした生地だがちょっと地味過ぎて。

せめて女性用だけでも、もう少し明るい色目がいいなぁ。

足袋はどこの宿の足袋よりもしっかりしたもので、普段使い出来そう。

 広い部屋なので暖房機も2ケ所にすえられ、今の季節は温泉暖房とか。

熱交換器で得られた温熱を利用しての暖房で、なんとなく加湿もされているような気がしたが、設定を弱にしても暑かった。

     

洋室部分用に簡易スリッパも用意されていた。

タオル掛けも大小2つあり、バスタオルを掛ける場所に困らなかった。

部屋はオートロックなのに鍵は一つしかなくて少々不便。

冷凍部分はない冷蔵庫があり、中に瓶ビールとウーロン茶が入っていた。

ベッドだから部屋には入って来られないだろうと、食事処へ行ったが、部屋に戻ると冷水のポットと
ゲンコツ(あめ)が置かれていた。

それならもう少し片づけておくのに・・・。

部屋に関しては、鍵がもう1本あれば・・・という以外、文句のつけようがないぐらい満足。


二度目のTHE BEACH KUROTAKE

2016年01月27日 | 宿-東海

前回泊まってから1ケ月程しか経ってないのに、再び THE BEACH KUROTAKEへ。 

部屋は2階で、間取りなどは前回宿泊と同じ。

しかし、荒天のこの日、波の音が凄く耳につき、なかなか眠られなかった。

前回は、部屋、温泉、食事・・・と全てにおいて満足したので、姉妹を誘っての宿泊だったが、果たして・・・?

                

 板さんがテーブル上で炙る酢〆アジ。

新鮮なアジで酢の加減もよく、これは変わらずおいしい。

八寸は 二皿で、手前はフグ昆布〆。

4人分がのった大皿が運ばれた時は、うわぁと歓声が上がったが、前回2人でも1匹だった皮ハギが、4人なのにこの一匹だけ。 

もっとも、1匹に4人分をのせているだけかもしれないが。

 

 彩サラダも二度目なので、さほど驚かない。

                 

 左、重湯がかかった茶わん蒸し。                                                      

デザートは白玉ぜんざい。白玉、まずい。

他にコラーゲン入りの鯛鍋があったが、前回のキノコたっぷり鍋の方がおいしい。

釜で炊かれたご飯で雑炊となるのだが、なんだかあっけない気分で食事を終えた。

料理のコースは色々あるが、一番安い海縁コース。

天ぷらがメニューから消えている。 

4人のうち3人は天ぷら大好き。

天ぷらがあれば評価は変わったかもしれないが、誘われた二人は、「いいよって、こんなもんか・・・。」と、思っているでしょう。

「食事もおいしいよ~」と、誘った私は隅っこで小さくなった。

4人とも60代以上なので、これでもお腹はふくれたが、若い男性なら足らないでしょう。


 

 

     朝食は変わらずおいしかった。

   どうも前回は誉め過ぎたような気がする。

  一度泊まって良かったからと、次にも宿泊するが
  二度目は「あれっ?」と、思う事が多い。

  ここもその類いかもしれない。

  三度目は多分ないと思う。

  半田、常滑・・・観光地の多い知多半島で、良い
  宿をみつけたと思っていたのが少々残念な結果と
  なった。

          前回はこちら


THE BEACH KUROTAKE の風呂

2015年12月23日 | 宿-東海

風呂は1階にあり、内湯と露天風呂。

男女の風呂が入れ替わる事はなく、夜は24:00まで、朝は6:00~9:00。  

 

脱衣所は広く、アメニティもよく揃っている。

鍵がかかるロッカーはない。

内湯は大小2つの湯船があり、左側小さい湯船の方に湯口があり、こちらの方が熱い。

仕切りの木を横に渡してあるだけで、湯船はいけいけ。

その木の下側、湯に触れる所は析出物でコンクリートのようになっていた。

 カランは6ケ所と少ない。

シャワーは止めるまで出ているタイプでストレスフリー。

突き当りから露天風呂へ出て行く。

 露天風呂も広い。

湯船の石も温泉成分で変色。

半分だけ目隠し有り。

立地上バスタオルで入浴可なんだけど、どこから見られるのかなぁ?

沖を行く船から双眼鏡で・・・?

そうかぁ、夏、前の浜で海水浴が出来るんだ。

その不埒な眼から守るため・・・かな?

 奥の方から眺めると。

つるつるの 湯がいい。

内湯ではあまり感じなかったが、この湯口のそばにいると、上品な硫黄臭とあれは臭素臭だろうか?いい香りがする。

あぁ、しあわせ。

 まぶしい程の夕陽。 

 

           

                           

 シャンプー類はポーラ製。 

このシャンプー類、仕上がりはしっとりだが
私にはもう少しコシのあるシャンプーがいいなぁ。

嬉しい事に洗顔も揃っていた。

 湯上りは少しベトつくので、夏場は苦しいかも。

 

 

 

 

敷地内に源泉の櫓があり、これが源泉ですとチェックイン時教えてもらったのだが、これは余り湯で視覚効果を狙ったモニュメントらしい。

源泉湧出量は測定不能というぐらい湧き出ていて近隣の宿にも分けているとの事。

そうかぁ、湯元なんだ。

 立ち寄り入浴だけは出来なくて、昼食プランで入浴可能。

料理はおいしいので、3500円のプランで充分楽しめるでしょう。

 

 

 

 

玄関脇には足湯もあり。

源泉名:南知多温泉 友の湯 (加水・加温・循環・濾過無)
泉質:ナトリウム-塩化物泉 温度:48.5度 成分総計:5587.2mg/Kg
Na=1818  K=18.9  Mg=21.5  Ca=87.1   Cl=2938  Br=9.3  HCO3=57.7


いい宿でした。

ホスピタリティ満足、食事はおいしく、源泉も好きな泉質の掛け流しで最高、コスパも悪くはない。

お気に入りの宿になりました。

 

 


THE BEACH KUROTAKE の食事

2015年12月22日 | 宿-東海

夕食は18:00~、別館1階の食事処で。

隣室の声は聞こえるが、完全な個室。

 

セッテングされたテーブル。

食前酒は健康酢という酢でグラスの底に黒豆一つ。

先附は生落花生の温泉蒸し。

         

          前菜、グラスに入ってたのは何だったかな?

    ↑の生クラゲはシコシコ、弾力がありおいしかった。

 

 

      

女性の板前さんが現れ、酢〆したアジをバーナーで炙る。

これがおいしく、一人2切れしかないのが残念。

お刺身要らないから、これもっと食べたい。

鯛、カンパチ、マグロの刺身の他に・・・。

 カワハギの姿造り、これで2人前。

小鉢の肝を醤油に溶かして頂く。

刺身用醤油が2皿あったのは、これ用だった。

さすがに魚は新鮮。

2人分が盛られた彩サラダ。

ミズの実が出てきて驚いた。

クルミ味噌、辛子酢味噌、鯛味噌マヨネーズと好みで3種のソースでいただく。

タモギ茸、柿の木茸など珍しいキノコたっぷり海鮮鍋。

白きくらげの上には金目鯛。

たっぷりの白髪ネギも入り、柚子胡椒で頂く。

        天ぷらはわたりカニ。

    かぼちゃのイルカを泳がせた茶わん蒸し。

         

 

         

デザートは抹茶アイス名古屋風とあり、名古屋風・・・って何だろう?

カチカチに凍ったアイスの横には熱いぜんざいが出てきた。

アイスにぜんざいをかけて食べるんだ。

どの料理も味付けよくおいしかったが、調理が運ばれるのに間が空いて困った。

ご飯は個室内で釜で炊かれるが、炊きあがるまで30分ほどかかる。

食べ終わり席を立つまで2時間近くかかった。

これで一番リーズナブルなコース海縁

料理長は田中 政俊氏


朝食は一番早い7:20~。

場所は夕食と同じ所だが、個室ではなく海が見える大広間。

テーブルに並ぶ小鉢類。

イクラの下にはイカ刺。

 

そしておかずはバイキング。

大好きなアジの南蛮漬けまである。

板前さんがその場で焼いたアツアツの出し巻きがテーブルに届く。

焼きたてパンも届いた。

そしてたっぷり2杯分ほどあるアサリの味噌汁。

さすがに愛知県、味噌汁は朝・夕共に赤だし。

沖ゆく船を眺めながらおいしい朝食だった。

夕食より満足したかもしれない。 


南知多温泉 THE BEACH KUROTAKE

2015年12月21日 | 宿-東海

知多半島、今までに1度足を運んだ事はあるが、宿泊した事はなかった。

愛知県のふるさと割りクーポンが手に入ったのと、源泉掛け流しの宿があるので泊まってみようと・・・。

THE BEACH KUROTAKE カッコ書きで(旧魚友)とある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚友と書いた方が分かりやすいのだろうが、数年前に経営が変わり、今は昼神温泉の高級宿玄竹(くろたけ)の姉妹館。    

山の昼神温泉に対してこちらは海なので、THEBEACH・・・と 命名されたのだろうか?  

高級宿の姉妹館とあって、宿泊料金と比較したら、サービスはすこぶる良くて、快適な一夜を過ごせた。  

西名阪、名阪国道、東名阪から伊勢湾岸道、知多道路を経由して、半田と常滑観光の後チェックイン。  

天気は晴れ~知多道路に入ってからは気持ちの良いドライブ。

 

 

 

玄関を入りロビーに目をやると前に海が広がる。

チェックイン可能な15:00を過ぎたばかりなのに、既に2組がロビーに座りチェックインの手続きをしている。

何種類かあるウェルカムドリンクの中からコーヒーを選ぶ。

横には知多の銘菓波まくら

羽二重餅でアンコをくるくる巻いたようなお菓子で、なかなかおいしい。

コーヒーも飲み終えたが、スタッフが忙しい様子で、なかなか部屋に案内されない。

待てない大阪人「勝手に部屋へ行くからキーを・・・」と催促したら
「部屋の用意が整いましたので・・・」と、やっと部屋に案内してもらう。

オ~シャンビューの部屋だが、西日がまぶしい。

夏は暑いかもしれない。

もっともクーラーはあるが。

いなぁ、この広縁。

伊勢湾に沈む夕日を見たり・・・。

朝焼けの中、行き交う船を見たり・・・。

空の冷蔵庫にミネラルウォーターが人数分入っている。

冷水が必要なら自動販売機の横に冷水ポットが置いてあるので、
それを持ってくればよいのだが、ミネラルウォーターまであるとは。

 煎茶、ほうじ茶のティーバックがそれぞれ4つ。
   たいがい2つづつしか置いていない宿が多いが、これだけ置いてあるのは初めて。

部屋に案内された時、スタッフが置いていったファイルを広げて又びっくり。

アンケート用紙、食券(持って行くのを忘れても問題はなかった)、それに印伝のポーチ。

自分でも食事処へ行く時用にいつもポーチを携行しているが、ここではそれを使う必要はない。

アンケートに答え、チェックアウト時フロントで渡せば、粗品のボールペン
  それに無料宿泊券(1名)などが当たる抽選券などを頂いた。

 

バスタオルは一人に2枚、浴衣の他に作務衣も用意されていた。

         

部屋に入って左手にあるトイレと洗面所。

洗面所にあるのはドライヤーと手洗い石鹸だけ。

夜、テーブルの上の置物がきらきら。

右手奥が宿泊棟。

前浜は海水浴シーズンになれば、家族連れで賑わうだろう。