新東名の新静岡で下りて 安倍川沿いに県道29号線を北上。
川根ほどではないが、沿線にはお茶畑が広がる。
安倍川沿いに梅ヶ島温泉の旅館が建ち並ぶ。
今宵の宿は「清香」。
エレベーター完備の3階建て。
この宿を選んだ大きな理由は、源泉風呂がある・・・から。
梅ヶ島温泉の宿の中で源泉風呂があるのは、この「清香」だけのようだ。
部屋は8畳間に広縁。
4室あるウォシュレットのトイレ付きの部屋の一つ「やまゆりの間」。
風呂へは階段を数段下りると、そこは風呂場という風呂に一番近い部屋。
13:00~チェックインとあって、2日間で9回風呂に入った。
近いうえ、ぬるめの源泉風呂が最高!
西日は差し込むが、安倍川沿いの部屋。
さすがにお茶ところ静岡、どこでもおいしいお茶が飲めるが、この宿の緑茶も結構なお味。
風呂は内湯のみで露天風呂はない。
↑ は女性用で、時間によって男女入れ替わるという事はない。
四角い湯船が源泉風呂で、4人は入れるが、4人なら足は延ばせない。
2人で足を延ばして雑談・・・これがいい。
左側の浴槽は加熱風呂で、吸い込み口が一つ。
控えめな循環が行われているようで、湯船の縁からもったいなく湯があふれる。
この源泉風呂が実に気持ちよい。
湯温は37度、冬場は少し加温されるらしいが、今は源泉そのままを投入。
成分総計は250mg/Kgにも満たない単純硫黄泉だが、PHが9.6と高く、浴感はぬるすべ。
上品な硫黄臭がする、とても良い湯だ。
残念ながら24時間入浴可能ではなく、6:00~22:00まで。
22:00で加熱浴槽の湯はぴたっと止まってしまったが、
源泉風呂の方は一晩中、湯は掛け流されていた。
こちらは男性用。
女性用と大きさも変わらず、これなら男女入れ替えをする必要はないと思った。
シャンプー類はポーラ製。
洗い場が2箇所しかないが、結構泊り客のあったこの日でも、待たなければいけない
と、いう事はなかった。
部屋に置かれたアメニティ類も充実。
食事は朝・夕共に大広間で頂く。
典型的な旅館料理だが、味付けは薄味で、どれもおいしい。
ワサビ栽培発祥の地も近くにあり、刺身には生ワサビが添えられた。
大きなワサビで、残ったものはご飯にのっけて食べるといい・・・と、女将さん。
やまめの塩焼きだが、こんな身ばなれの良い魚は久しぶり。
吸い物もいい出し、そして味もいい。
こちらは朝食。
やまめの甘露煮、甘さ、辛さも丁度よく、柔らかくておいしかった。
この大広間、冷房が効いていなくて、夕食も朝食も私は汗だくで食べた。
この宿で不満といえば、この大広間の暑さだけ。
朝食後のコーヒーサービスも部屋に持って帰り、冷房の効いた部屋で頂いた。
これで@11、000程の宿泊料とコスパもいい。
良かったです「清香」。
紅葉がきれいらしいので、その頃に又行きたいと思うが、大いに混雑するらしい。