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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

金宇館

2011年10月26日 | 宿-甲信越

今宵の宿は、美ヶ原温泉金宇館さん。

料理がおいしいと、すこぶる評判が良い。

金宇館さんは、昭和7年に建てられた別館に改装された4部屋。
昭和3年建築の本館に5部屋の計9室のこじんまりしたお宿。 

 石柱だけの門を入ると、木造3階建ての本館が目に・・・。

石畳が導かれ

 玄関に立つ

フロントで案内を請い

ジャズが流れる談話室の前を通り

 行く手に見える階段を上がる。

 御影石だろうか?

踏み面は、つるつるに磨かれている。

別館は2階に3部屋、3階に1部屋。

コーナーもうまく活用され

予約した兎川に案内される。

6畳間に広縁、ウォシュレットのトイレ付き。

2人だから狭くはない。

広縁からは、今上がって来た階段や庭が見渡せる。

床の間の障子を開けると、そこにも庭が広がる。

 畳表は一松模様。

空の冷蔵庫はあるが、ポットは電気ポットではない。
夕食後、部屋には冷水とお茶のセット。
朝食中にふとんは片付けられ、冷水のみ部屋に置かれていた。

夕食後、ふとんが敷かれた部屋には、バスタオルの替えと
毛布が用意されていて、細かいところにまで気配りされる宿だと思った。


 

談話室の前にある洗面所。

その横には御母家の源泉が流れ込み、飲泉可能。

 

本館と別館を繋ぐ、よく磨き込まれた階段。

談話室から、庭越しに階段を見る。

 


佐渡へ-7(花の木の朝)

2011年10月19日 | 宿-甲信越

 朝食前に自転車で宿根木まで出かけ、街並みを堪能。

宿根木の街並みは後日アップします。

味噌汁、撮るのを忘れました。

いごねりという佐渡の名物。

博多のおきゅうとに似てるかなぁ。

どちらも、大阪人には珍しい食べ物で、おいしいか?と、聞かれたら、正直なところ分からない。

 

中庭を眺めながら、清清しい気分で頂いた。

「幸福地蔵」に見守られているかのような、花の木の全景。

右はフロントや食事処のある母屋。

真ん中は、私が泊まった部屋がある棟。

左の棟には3部屋。

田んぼの土手や、花の木さんの中庭には、彼岸花が終わりかけ。

もう少し早く来ていれば、きれいだったろう。

 花の木さんへご一緒に・・・。

まずは駐車場から階段を上がる。

駐車場広いが、自転車をどこにとめようか迷った。

この写真の右側に停めていたのだが、夕食時、凄い雨。

借りている自転車、雨に濡れるのは・・・と、宿の仲居さんと一緒に動かそうと出て行ったが、
屋根のあるスペースがなく、やむなく自転車は放置。

自転車置き場もあればいいのに。

 階段を上がると・・・。

 母屋の玄関前。

 この石に驚いた。

これも・・・。 

そして玄関を開けて、又、びっくり。 

佐渡の赤石らしい。

赤玉石ではなく・・・。

上の2枚の写真、カメラが違うので色合いが違うが、もちろん、同じもの。

上の方の写真が本物の色合いに近いかなぁ?

何枚も撮りたくなるほど、素晴らしいロビーでした。

 母屋の扉を開け、宿泊棟のある中庭へ。

 右は3部屋、左は2部屋。

離れは5部屋、母屋に2部屋、全部で7室のお宿。

 で、一人でも部屋が空いていれば宿泊出来ます。

ただし1050円アップになる。
1050円ぐらいのアップなら良心的なお値段です。

 私の他にも、大阪府から女性の一人旅で来られている方がおられ、いるんだ!私だけじゃない・・・と、嬉しくなった。

 離れの方から母屋を見て、建物左端が母屋への入り口。

小木で借りたレンタサイクル。
新しいです。

小木~宿根木間はアップダウンが多くて、この電動自転車でもしんどい坂があった。

普通の自転車では、何度も降りて押していただろう。

そして、おぎの湯へもこの自転車で往復し、朝早く宿根木を見れたのも、このレンタサイクルがあったお陰。

とてもありがたかったです、佐渡観光協会様。

お宿「花の木」さんは、これで終わりです。

結論的には、又、泊まりたい、すてきな雰囲気のお宿でした。

もちろん、上品な女将さんもステキでした。


佐渡へ-6(花の木の夕食)

2011年10月18日 | 宿-甲信越

 夕食は18:30~と、お願いしておいた。

おぎの湯から戻り、浴衣に着替えて食事処へ急ぐ。

 朝・夕共に、このどっしりと落ち着いた食事処でいただく。

テーブルは、佐渡のたぶの木製。

ここでは、年に4回ぐらいコンサートが開かれるらしい。

テーブルの下に足は下ろせない。

座っている状態でフロントの方を眺める。

私の背後に2部屋あるが、私が泊まった部屋は離れになっていて、
左奥の扉から外へ出て中庭を歩き部屋へ。

で~んと紅ズワイカニが一杯。

これだけでお腹いっぱいになるんじゃないか?と、心配したが
ズワイカニ程のボリュウムはない。

 

ぜんまいの煮物。

ちょっと甘口でおいしかった。

宿のご主人は陶芸家。
この器は、ご主人が焼かれたものだろうか?

呑まずにおれません。

辛口ですが、口当たりよく、すっきりしたお酒。

 

イカ刺

鯛、天然ブリ、甘エビのお刺身。

一人分にしては多過ぎて、ちょっと持て余し気味。

アワビが出た。

刺身が3皿続き、う~ん。

宿泊料金は一番高い@12600円で予約していた。
食事内容の違いで9450円、11000円、12600円となる。

11000円と12600円の違いは、どうやらこのアワビの有る無しによるようだ。

 メバルの煮物。

新鮮だから身ばなれは良いし、味付けも甘過ぎず、から過ぎず丁度良い。

佐渡のお米は、朱鷺の餌の事を考え、農薬や化学肥料を減らした安全なお米。

水田を餌場とする朱鷺の野生復帰を応援するための、
水田環境整備も進めておられる

デザートは笹だんご。

ちょっと重いかなぁ・・・と、思いつつもぺろっと食べてしまう。

料理は女将さんが作っておられる。

宿泊料金からみれば充分過ぎるほどの内容だが、なんとなく物足りない。
魚、そう好きではないので、刺身の3連発は、苦しかった。

煮物やメバルの煮付けが、あれだけおいしかったので、
もう少し、手が加えられた料理を食べてみたいと思った。

 


佐渡へ-5(花の木)

2011年10月17日 | 宿-甲信越

 

今宵の宿「花の木」に到着。

広い駐車場に古民家風の建物。

案内された部屋は10畳間。

大きな窓を開ければ、椿の木。

前面一面に刈り取りが終わったたんぼが広がり、吹き来る風も清清しい。

すでにフトンが敷かれている。

バス、ウォシュレットのトイレ、冷蔵庫付きで部屋は快適だが、お茶のセットはこれだけ。

ポットには熱いほうじ茶が入っている。

持参したドリップコーヒーを飲む事も出来ず、冷水が用意される事もなかった。
これは、ちょっと寂しい。

この宿は温泉ではない。部屋にはユニットバスの風呂。

近くにある「おぎの湯」、以前は第三セクターの経営だったが、今は、この宿が経営されているとかで、
無料入浴券をいただき、
部屋に荷物を置き、すぐに出かけた。

レンタサイクルは便利です。

宿の方で、おぎの湯まで送迎してくださるが、自転車のお陰で人の手も煩わせず・・・。

途中、崖を登ろうと苦労しているキジトラ発見。

まだ子猫。

自転車を停めた私にすり寄って来て、自転車の下に隠れる。

誰かに追われていたのだろうか?

顔はうまく撮れなかったが、鼻だけ白く、白足袋はいてる可愛いネコだった。

道路を横切り、民家の方へ逃げていってしまった。

 

おぎの湯の休憩室は広くて、窓からは海が見える。

大浴場は広い湯船。

露天風呂はない。 

 PHが9.6もあるので、浴感はヌルヌル。

かすかに黄土色し、湯はなまり気味。

湯に浸かりながらの眺めはすこぶる良い。

源泉名:小木海岸温泉
泉温:25.2度 湧出量:27L/M PH=9.6
成分総計:504.8mg/Kg のアルカリ単純泉

泉温が低く、湧出量も少ない。
循環せざるを得ないだろう。
湯船も大き過ぎる。

シャンプーだけして、おぎの湯を後にした。

しかし、外へ出ると、すでに陽は暮れ、あたりは真っ暗。
アップダウンの大きい道路を自転車で宿まで帰るのが怖かった。


仙仁温泉「岩の湯」のお風呂

2011年03月03日 | 宿-甲信越

仙仁温泉「岩の湯」のお風呂です。

仙仁温泉の看板風呂は、岩窟「仙人風呂」と名づけられた洞窟風呂。

しかし、最近、この洞窟風呂は以前より入る人が少なくなったと思います。

貸切風呂が4箇所もあるので、そちらの方が人気があるようです。

突き当たりが男性用内湯の入り口で、洞窟風呂へは内湯から行きます。

飲泉場。

内湯横にある湯上りお休み処。

熱いそば茶や冷水が用意されています。

いつも炭がいこり、心温まる場所です。

 

洞窟風呂が以前より随分変わりました。

↑の写真は、女性用内湯から入った所ですが、すぐそばにあった
加熱浴槽が洒落たものに変わり、洞窟全体の湯量も随分多くなりました。

見にくいですが、加熱浴槽です。

ぬるい源泉が川のように流れます。

途中、せきとめたダムのような感じで、これも浴槽の一つ。
このあたりでまったりしている人もいます。

最奥の湯口を覗き込んでいます。

混浴ですから男女共に湯浴み着着用。

滝のように源泉が流れ込みます。

大好きだった四角い小さな浴槽は撤去されました。

左手にあった洞窟は以前より深くなっています。

この洞窟風呂、閉所恐怖症の人には少々辛いかもしれません。

この内湯、4月には湯船右手の築山部分が露天風呂に変わるようです。

数年前に全部の浴槽が源泉掛け流しに変わりました。

こちらは、大人気の貸切風呂。

この内湯と露天風呂、シャワー室にトイレまで完備。

泊まった日は、いつ行っても空いてなかった。

チェックイン後、すぐに入れたのはラッキーでしたが・・・。

↑の貸切風呂の露天です。

 

こちらは一番最初に作られた貸切風呂。

やはり露天風呂が付いています。

源泉温度はぬるいので、ほとんどの浴槽に注がれる湯は加温されていますが、
どの浴槽も掛け流しです。

どの浴室にも、タオル、バスタオルが山ほど積まれ、風呂へは
まったくの手ぶらで行けます。

館内、書斎風の小部屋やテラスがあちこちにあり、そこで過ごし
ちょっと寒くなったなぁ・・・と、思えば風呂へ。

仙仁温泉の一番の魅力はその点にあると思う私。

他に家族風呂があり、私はこの家族風呂が一番お気に入り。
今回撮った写真は暗くて使い物にならず、アップできません。

次回行く時にでも、しっかり撮ってきたいです。


仙仁温泉「岩の湯」の朝食

2011年02月24日 | 宿-甲信越



早朝、まだ薄暗いうちに貸切風呂へ行こうと・・・。

凄いつららです。

しかし、あいにく3箇所ある貸切風呂は、全部つまっていました。

横にあるお休み処で待とうかな・・・とも、思いましたが、部屋に戻りました。

 

月見台にも石筍のようなつららが出来ています。

少し前、零下10度まで下がったらしいです。

朝食は、8:00~好きな時間に「深仙庵」で頂きます。

この日は、朝食も個室でした。
個室でない時の方が多いのですが、やはり個室の方が落ち着きます。

窓の外のつらら。

 

手前、左端はとろろ。

今までトマトジュースや牛乳など選べたのですが、今回は野菜ジュース。

いったい何をブレンドしてあるのだろうか?凄く飲みやすい。

鮭ではなく、信州サーモン。

豆乳仕立てで野菜たっぷりですが、お腹がふくれて・・・。

大根おろしやネギ、七味などの薬味をかけていただきます。

 

名物の蕎麦粥ですが、だしに味がついているので蕎麦雑炊ですね。

これ、おいしくて好きです。

雑穀米も白米もパンもあります。

コーヒーはポットで。

昨夜のコーヒーの方が私は好きです。

はぁ、たっぷり頂きました。

 


仙仁温泉「岩の湯」の夕食

2011年02月23日 | 宿-甲信越

夕食は、喫茶室の櫓(やぐら)で。

この喫茶室のみ、宿泊者以外でも利用可のようですが、
立ち寄り入浴も出来ないのに、喫茶室だけでは・・・。

個室になっていて、外はライトが灯る雪の庭。

食前酒はにごり酒。

かっぽ、かっぽ・・・とは言いませんが。

「雪見のおもてなし」と、銘打った前菜。

手前のカラスミのようなものは、信州サーモンのお寿司。
適当に脂がのり、コクもあっておいしかった。

黄瀬戸でしょうか、好きだなぁ。

先附の胡桃豆腐。

こちらも先附で、蕎麦が忍ばせてある「松代蒸し」。

やまめの塩焼き。

手前は豆腐の田楽、右の白っぽいものは、生のヤーコン。

ヤーコン、あまり好きではないが、生は甘くておいしかった。

「山里のお造り」は、岩魚の姿造り、鯉の洗い、桜肉。

ちょっと苦手な川魚の刺身だが、岩魚も小ぶりのものだし、桜肉も少量。
これで丁度良い。

桜肉のたたき。
え~っと、上にのせたものは何だったっけなぁ・・・?

吸い物は、鯉のすまし仕立て。

時間をかけて煮た鯉をからっと揚げてすましの具に。
焼いたネギと相性抜群。

でも、何年か前に、ここで食べた「鯉こく」の味には程遠い。
あれが、もう一度食べたい。

石焼ステーキ、杉の香焼き、せいろ蒸し・・・この3品からチョイスするのだが、
いつでも、石焼ステーキを選んでいる。

フィレステーキを塩・ライム・わさび・・・で頂く。

お口直しはイチゴの淡甘煮。

そして、かぶら蒸しへと続くが、もう満腹で、これは要らないなぁ。

ご飯は、何だったっけ?

焼いた岩魚ではなかったような・・・。

やっとデザートに行き着きました。

以前はなかった夕食後のコーヒー。

朝のコーヒーとは違い、こくのあるエスプレッソで、実においしいコーヒーでした。

夜、眠れなくて・・・と、このコーヒーを飲めない人もいるでしょうが、
私はあまりのおいしさに、もう一杯お替りが欲しかったです。

夕食の献立は変わっていません。
お腹をすかしておいたせいもあるかもしれませんが、
今回は、おいしくいただき、文句はありません。

ただ、料理の間が開き過ぎて困りました。
それでも、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく供されたのは、さすがです。

この日、グループ客が多くて、貸切風呂もなかなか空きません。
きっと厨房もてんてこまいだったのでしょうか。

そして部屋に届けられる夜食。

以前は、一口寿司のようなご飯ものがあったのですが、
今回は、デザート系に変わっていました。

 


仙仁温泉

2011年02月17日 | 宿-甲信越

話があちこちに飛び、申し訳ありませんが・・・。

信州です。

仙仁温泉「岩の湯」に、チェックイン可能時刻14:00過ぎに到着しましたが、
駐車場にはすでに車が停まり、先にチェックインしている方がおられる様子。

結構な積雪です。

数日前、零下10度になった日もあるとか・・・。

今回の泊まりは、一人が「日本秘湯を守る会」のご招待。
もう一人は実費で・・・。

 

ロビーでチェックイン。

自家製のお饅頭。
回りの餡には細かく切ったリンゴがしのばせてあります。

なかなか渋いお茶碗。

今日のお部屋は、一番リーズナブルな仙寿亭の「飯綱」。

10畳間と洋間。

洋間の床は、床暖房で快適です。

どの部屋にもベランダが付いていますが、この時期、寒くて・・・。

ミニキッチン、洗面所、トイレはもちろん完備。

ドリップコーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶が用意され、冷蔵庫は飲み物が詰まったものと
空で自由に使える冷蔵庫の2台あり、空の方に「柿茶」が冷えていた。

食事は朝・夕共に食事処で頂く。
その間、部屋にふとんが敷かれるのだが、ただふとんを敷いて終わりではない。

ゴミ箱を空にし、使っていた湯呑みやコーヒーカップ類は新しいものが補充され、
冷蔵庫の柿茶はつぎ足され・・・全て、チェックインした時の状態にされている。

こういうサービス、私は仙仁温泉でしか受けた事がない。

部屋に用意されているセロリの粕漬け。

さぁ、浴衣に着替えて、競争激しい貸切露天風呂へ向かおう。


仙仁温泉の食事

2009年12月30日 | 宿-甲信越

夕食は、「櫓(やぐら)」の1室で。

「櫓」、昼は宿泊客でなくても利用出来る喫茶室。
立ち寄り入浴も不可な「岩の湯」に、お茶だけ飲みに来る人はいるのだろうか?

あぁ、食事前にもう出来上がっていますか。

前菜の一皿。
奥の赤いのは、「鯉の南蛮漬け」で、何か分からなかったが
共に漬けられた野菜もおいしく、もう少し食べたいぐらいだった。

柿なます、酢ごぼう・・・野菜中心。
最近は、野菜も作っておられるらしい。

胡桃豆腐、添えられた舞茸、青菜のお浸しもおいしかった。

「山里のお造り」は、サーモンの昆布〆と「信濃雪マス」。

川魚、苦手なんだけど、信濃雪マスは極薄切りにしてあるので食べやすいし、
魚の昆布〆は好きなので、これは、結構いけました。

この後、「ふろふき大根」や「姫マスの塩焼き」、「岩魚の土瓶蒸し」
が登場し、そろそろ、お腹がいっぱいに・・・。

通常、メイン料理は2種類から選んでいたが、今回、3種類の中から選べるようになっていた。
聞くと、リピーターだからと、趣向を変えていただいたらしい。

で、私は↑の写真「和牛フィレ肉のロースト」をチョイス。
ダンナは、いつもの「石焼ステーキ」。

もう、これ以上食べられない私は、この後の料理を断り、デザートだけ頂いた。

以前は、無理しても完食していたが、もう無理。

満腹のお腹を抱えて部屋に戻ってくると夜食が届いていた。

いつもと内容が違い、メインは「お焼き」。
それにフルーツ、お漬物、干し柿にスライスしたレモンを挟んだものが添えられていた。

「お焼き」あまり好きではないので、いつもの「おにぎり」の方がいいかな。
でも、これもリピーターだからという気遣いからだろうが・・・。

夕食でお腹いっぱいだったハズだが、温泉に何度も入っていると、
お腹もすいてきて、これらをおいしくいただいた。

朝食は、食事処「深仙庵」の川沿いのテーブルで。
まだ、目が覚めていないようですねぇ。

以前は、和・洋、どちらか前夜に選んだものだが、今はそれはない。
和洋折衷の朝食だ。

木の小鉢に盛られたおかずが並ぶ。

そして、温泉で炊いた名物の「蕎麦かゆ」。
「かゆ」というよりは「雑炊」。
丁度良いだしに塩味がついていて大変おいしい。

五穀米も白米のご飯もある。

「信濃雪マス」やソーセージに焼いた野菜が添えられる。
日本旅館の朝食の定番「卵焼き」や「鮭」はない。

そして、野菜サラダ。

もう、お腹いっぱいなのだが、パンもありますというお誘いにのって、パンも頂く。

さつま芋が入り、ゴマたっぷりのパンとブルーベリー(だったかな?)の入ったパンで
どちらもおいしいが、パンに味が付いているのでバターはない。

個人的には、バターをたっぷりのせて食べたかった。

デザートとコーヒーを頂いて、豪華な朝食は終了。

11月23日に泊まった時は、発熱で夕食も楽しめず、
朝食にいたっては、食事処にも出向かなかった。

その反動か、今回は、食事もじっくり味わい、今まで不満が残る料理だったが、
地元産にこだわった山里料理に「これでいいのだ。」と感じた。

ただ、やたらと焼いた野菜が添え物に使われ、これで結構お腹がいっぱいになる。
でも、宿の料理で、これだけ野菜が食べられる所が他にあっただろうか?


 


仙仁温泉「岩の湯」

2009年12月23日 | 宿-甲信越

又、仙仁温泉「岩の湯」の話で恐縮ですが・・・。

11月23日に「岩の湯」に泊まり、秘湯を守る会のスタンプ10個ゲット。
で、10個のスタンプの内、3個スタンプがある「岩の湯」でご招待してもらう事に。

でも、この予約が結構、難しいのです。
他の旅館なら、希望宿泊日を書いて「朝日旅行会」へ送り、そこで予約してもらうのですが、
「岩の湯」の場合は、直接、先に予約をしておき、予約済みという事でスタンプ帳を
朝日旅行会へ送ります。

なんせ、普通でも予約のとりにくい「岩の湯」ですから、ご招待なんて
空いている日に無理やり予約を入れてもらう感じです。

それでもって、予約できたのが12月15日。
1ヶ月もたたないうちに「岩の湯」へ2泊する事になってしまいました。

 

通された部屋は、「妙高」という一番お安い部屋でした。
8畳間に4.5畳ほどの洋間がついています。

ウォシュレットのトイレはもちろん、冷蔵庫も2つ完備。
ミニキッチンもあり、ドリップコーヒー、紅茶も置かれています。

洋間も和室も床暖房。

凄いソファーが置かれています。
いつもそうなのですが、滞在中和室に座る事は、ほとんどありません。
床暖房の効いた、この洋間で過ごしました。

ベランダも、どの部屋にもついています。

前日降った雪で軽く雪化粧した庭が眺められます。

さすが、ベランダに出ると寒いです。
さぁ、貸切風呂へ行く事にしましょう。

泊まった「妙高」という部屋は仙郷亭の2階にあり、階段を上ると3つの貸切風呂。
又、階段を下りるとすぐ左手に洞窟風呂、と、いう風呂には一番近い部屋でした。

3つの貸切風呂の一番高い所にある「夢想の湯」へ行ってみました。
ここは、貸切風呂の中でも一番人気のようで、空いている事が少ないのですが、
ラッキ~、空いていました。

ジャグジーになる切石の内湯に加温された源泉がおしげもなく注がれます。
身を沈めると、ざぁ~っと湯があふれます。
あぁ、天国、てんごく・・・。

露天風呂もついています。
右手の大きな湯船から左手の小さい湯船に湯が流れ込み、
小さい湯船は、かなりぬるいめの湯。

内湯で温まり、2つの露天風呂を出たり入ったり・・・。

浴室の中には、トイレ、シャワー室完備。

11月23日に行った時、長い時間、この「夢想の湯」が使用中で空きません。
1時間以上占領されていたようです。

野暮な「○○時間以内で・・・。」と、いうような貼紙はありません。
客の常識あるマナーに任せておられるのでしょう。

さぁ、私達も出る事にしましょう。


 


仙仁温泉「岩の湯」

2009年12月09日 | 宿-甲信越

松代で昼食を済まし、今宵の宿、仙仁温泉「岩の湯」へ。

居心地の良さに満足し、帰りたくない、もう、1泊したいなぁ・・・と、思わせる「岩の湯」。
チェックアウトする時に次回の予約をして帰る人も多いとか。
う~ん、私達もそうかもしれません。
1月に続き、今年2度目の宿泊です。

部屋は、一番お高い「仙楽の間」。

ここでなくてもいいのですが、高い部屋しか空いていませんでした。

10畳の和室が主室ですが、ここに座る事はなかった。
夜、ここにフトンが敷かれます。

少し落ち着かない調度品ですが、ソファや椅子が並ぶ部屋で、
ほとんど、この部屋に居ました。

片隅にこういうコーナーもありましたが、ここにも座らなかったなぁ。

机の上には、2冊の書籍。
いずれも、「岩の湯」が紹介されている雑誌です。

今まで、マスコミにも書籍にも、あまり登場してないように思うのですが、
方針転換なのでしょうか?

部屋には風呂もあり、注がれる湯は源泉です。

浴室は、乾燥、温めがタイマーで出来るようになっています。
湯船はジャグジーに。

体調の悪かった私は、何度か自分の適温にして、この部屋風呂に入りました。

ミニキッチンです。
ドリップコーヒー、紅茶なども置かれています。

冷蔵庫は、空のモノと飲み物が詰まったモノ、計2つ有り、空の方には
柿茶とセロリのワサビ漬けが入っています。

ベランダも付いていますが、眺めは全然良くありません。

3人で泊まるには広くて贅沢な部屋でした。
もっと、小さな部屋でもいいなぁ。


満山荘-3

2008年09月12日 | 宿-甲信越

 

 

 

 

 

 

 

 

 


さて、満山荘の風呂ですが、男女別に内湯+露天で、21:00頃に男女の風呂が入れ替わります。

上の写真は夕方、女性用だった内湯です。

うっすら青く見える湯ですが、入ると底に沈んでいる湯ノ花が舞い上がり白濁しているように見えます。


手前には、ぬるめの湯、奥の小さい方は、熱い湯船。

湯口には、湯ノ花がびっしり付着していますが、湯そのものは、濃くありません。

あっさり系の湯です。

 

こちらは、内湯に続く露天風呂で、奥に長い造りです。
はぁ、この写真1枚撮るのに苦労しました。

いつ、行っても同じ人が、一番奥に座っているのです。

もちろん、湯に浸かったり出て、涼んだりしているのですが、それが長くて。

4時間居られたらしいです。



その人がおられるから入れないという訳ではないし入る人のじゃまもしておられません。

しかし、写真を写そうとしている私は、もう、いいでしょう・・・と、じりじりしましたが、
とうとう、私の方が諦めて出て行きました。

夕食前の一瞬を狙って露天風呂へ行き、撮った写真です。

 

すすきが穂を出し、そろそろ秋の気配がします。

こちらは、夕方は男性用だった露天風呂で、早朝、まだ誰もおられないだろうと行ったところ、なんと内湯に昨日の女性が・・・。
露天風呂に出てこられたら、きっと、又、長くなるぞう。
大急ぎで露天風呂へ行き、写真を撮りました。

はぁ、湯船の写真を撮るのには苦労します。

上と同じ露天風呂ですが、空の青さが写り込んできれいな色の写真が撮れました。

残念ながら風呂&湯に関しては、あまりおもしろくないです。
露天風呂で立ち上がると、外から丸見えですから気をつけないといけません。

満山荘では、今、もう1箇所の風呂を製作中とか。

満山荘、料理もおいしく、部屋も遜色ないしいい宿なんですが、湯がもの足りません。
酸っぱいのかなぁ?と思いながら口に含んだのですが、味もほとんどないのです。

同じようにもの足りない湯の「岩の湯」ですが、ケガへの効能は、はっきり確認できたし、
至れり尽くせりの貸切風呂は、泉質など、どうでもよくなってしまうほどの素晴らしさがあります。

「岩の湯」と、比べてはいけないでしょう。
宿泊料金も、うんと違うのですから。


満山荘-2

2008年09月11日 | 宿-甲信越

 

 

 

 

 

 

 

 

食事は、朝・夕共に食事処Food(風土)で頂きます。

隣とは、ついたてで区切られているだけなので、隣のグループの話し声、笑い声、それに赤ちゃんの鳴き声までが
混じって賑やかを通り越しうるさかったです。

夕食は、席が決められていますが、朝食はバイキングで、好きなテーブルに座ります。

席に着くなり、年季の入ったような色絵の皿や織部の器に目がいきました。

なかなかおしゃれなテーブルセッティングに料理への期待が高まります。

九谷だろうか?伊万里or有田・・・?
この大きな皿は、その後もとり皿として使います。

生湯葉に添えられた柚子胡椒。
珍しい取り合わせで、ちょっと驚きました。

牛乳豆腐ですが、上のトッピングは何だったかなぁ・・・?

銀の皿に高台の器が、よくマッチしています。

素麺のように見えるのは、長いも。

長いもを突いて水にさらし、ぬめりをとったもので、下に忍ばせたダシと合わせて食べるのですが、
このダシもおいしく、長いもの食感もよくて大変おいしくいただきました。

家に帰ってから作ってみましたが、長いもが素麺のようにはならず、ブツブツ切れてしまいました。難しいです。



馬刺しは苦手なので、前もって電話で断っておいたのですが並びました。

すりおろしたにんにくで食べるようですが、これは、残しました。

織部の器に、アボガド添え。
アボガド添えなんて初めてです。
それに彩りも鮮やかで、女将さん、なかなかやりますねぇ。

料理は、この宿のお嬢さんである女将がされるようです。
手の込んだ料理で、品数も使われている素材も豊富。

4人分盛られた大皿には、野菜がいっぱい。

チーズの茶碗蒸し。

牛フィレ肉のお吸い物。

黒胡椒がぴりっと利いたおいしいスープで薄いながらも、お肉もおいしかったです。

大きな鉢に盛られた岩魚の塩焼き。

かなり使い込まれた鉢ですが、紅い色と木目が美しい見事なものでした。

他にも揚げたての天麩羅が女将の手でテーブルに配られます。

この後、野沢菜茶漬けとデザートが出ました。

草津のケーキで胸焼け気味、せっかくの料理、充分味わう事が出来ません。

途中で料理をストップしてもらおうか・・・とも思ったほどで、お茶漬けは、とても食べられません。

旅館の食事は、完食を目指す私ですが、食欲不振の同行者につられてしまったようです。

 こちらは、バイキングの朝食です。

ずらり並んだ惣菜の数々。
揃った大きな鉢もステキです。

 いつも、バイキングではパンなのですが、並んだおかずを見ると、ご飯が食べたくなりました。

しかし、どれも結構醤油辛いのです。

大旦那さんいわく。
「娘のは塩っぱくて、俺の料理の方がおいしい。」

それを聞いていたので、余計にそう感じたのかもしれませんが・・・。

女将さんの手作りで、ここまで料理が並ぶのは素晴らしいです。
料理自慢の宿と言っても過言ではないような気がします。

今度は、充分、お腹をすかし、万全の体制で泊まってみたいと思いました。 


満山荘-1

2008年09月10日 | 宿-甲信越

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵の宿、奥山田温泉「満山荘」に到着です。

山田牧場の敷地内にあり、ここへ来るまでには、山田温泉、五色温泉、七味温泉などを通過して来るのですが、
今日は、志賀高原の熊の湯あたりから林道経由で下りてきました。

この林道、以前はデコボコの砂利道でしたが、今は、きれいに舗装がされ道幅は狭いものの走りやすい道になってました。

なんだか、いい雰囲気です。

「日本秘湯を守る会」の宿で、昨日の仙仁温泉と合わせて、一挙にスタンプ2個獲得。

広いロビーですが、ちょっと雑然としています。

多勢の人がここに集い、大旦那から、あれこれ話を聞き、望遠鏡を覗いたりと、くつろぐ場所なのでしょうが、
モーモー柄の椅子はいただけないなぁ。

このロビー、もう少しお洒落に変身すれば、宿の格も上がるのになぁ・・・と、思いました。

ロビーには、写真も趣味という大旦那さんの北アルプスのパノラマ写真が飾ってあります。

早春に見られる「雪型」の説明も添えられ思わず、見入ってしまいました。

大旦那さんの話では、今年の春以降、こんなにきれいに北アルプスが見えた事はないようです。

温暖化の影響で、雲がかかる事が多いからとの事でした。

部屋の窓から北アルプスが望める・・・そんな宿のキャッチフレーズは、過去のものになりつつあります。

通された部屋からの眺めも、天気が悪かったせいもあり↑のようなものでした。

夜、キラキラ輝く長野市が見えましたが、その背後に展開する北アルプスを目にする事は、よほどラッキーでないと無理かもしれません。

通された部屋は、「鹿島槍」の間でした。

冷房の設備はありません。

部屋に入った時は暑いと感じたのですが、しばらくすると、冷房がなくても平気に過ごせました。
標高1500メートルですもんね。

一段、高くなった所にフトンが敷かれています。
和室でも、到着時には、すでにフトンが敷かれているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


窓に向かって長椅子とゆりかご。
ふとんの脇にも座るスペース。

部屋は、ウォシュレットのトイレ・洗面所付き。

電気ポット、簡易冷蔵庫があり、これは、冷温切り替えられます。

館内、スリッパは無し。

浴衣ではなく、フリーサイズの作務衣で男女の区別はない。

食事は、朝晩共、食事処で。

部屋に案内してもらったらもう、誰も入って来ないので気楽に過ごせます。


仙仁温泉「岩の湯」-終わり

2008年09月08日 | 宿-甲信越

岩の湯の食事が一番後になってしまいました。

理由その1.
料理は、デジイチではきれいに撮れないので
コンデジで撮るのですが、食事処が照明を抑えた
暗い所だったので、写真がイマイチ。

理由その2.
料理、もう少しなんとかならないものだろうか?
料理以外は、全て大満足なのに・・・。

まずは夕食から



前菜ですが、野菜ばかり。
グラスに入った、白和えだけが印象に残っています。
手前の赤いのは、トマトを焼いただけ。
これなら、私でも出来るなぁ。

普通は、この前菜で目と舌を楽しませてくれ
次に出てくる料理が楽しみなのですが、
なんだか、期待してはいけないような前菜でした。

通常、岩の湯の刺身は、川魚。
川魚の刺身が苦手な私は、↑に変えてもらいました。

湯葉、アロエベラ、こんにゃく・・・。
材料費は、かかってないなぁ。

この後、岩魚の奉書焼きやステーキが続きますが
料理の間が空き過ぎます。
ステーキも運ばれてきた時には、もう冷めていました。

〆は、焼いた岩魚をほぐし、ご飯に混ぜたもの。
これは、おいしかった。

デザートは、3種盛。

夕食を終え、部屋に帰ると夜食が用意されています。

初めて泊まった時は、凄い!と感激したものですが、
何度も来ていると、「あぁ、これね・・・。」で、終わって
しまうから、可愛くない客です。

朝食は、夕食とは別の会場で頂きます。



野菜がたっぷりのおかずですが、ここでも文句言います。

味噌汁の具が、ヤーコンばっかり。
ヤーコンしか入っていません。

ヤーコンは隣の高山村の特産らしい。
クセがなく、どんな料理にも合うかもしれませんが
冬瓜と同じような感じのヤーコン。

夕食にも、いろんな料理にヤーコンが使われていました。

地元産にこだわるのもいいけど、ここまで多用されたら
嫌いになってしまったヤーコン。
他にも旬の野菜はあるでしょうに・・・。

そして、ヤーコンと並んで多く使われていたナス。
大阪では、漬物にしかしない「水ナス」のように
固いナスで、おいしくありません。

名物、温泉で炊いた「蕎麦かゆ」は、おいしくてお替りもしました。

最後は、コーヒーとデザートの小豆を煮たものです。

食事には、多いに不満が残りました。

リピーターなので、宿側も気を遣われ、岩魚の焼き物は、
「奉書焼き」に変わっていましたが、横に添えられた
固いナスにはうんざり。

「この料理、いかがでしたか?」と、感想を求められても
同行者、誰も言葉が出ません。

非日常をたっぷり味わえる、このすてきな宿。
普通、宿の食事は一番の楽しみのはずなのに・・・。

宿泊料金も安くはありません。
もう少し、食材にお金を使って欲しいなぁ・・・。