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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

仙仁温泉 岩の湯の風呂

2016年02月15日 | 宿-甲信越

仙仁温泉 岩の湯の一番の魅力は風呂だと思う。

男女別の大浴場、それに続く露天風呂、大浴場の中から出て行く洞窟風呂

それに貸切風呂が4ケ所あり、いずれも空いていれば自由に使える。

どの風呂もタオルやバスタオルが置かれ、全くの手ぶらで風呂へ。 

いつも泊まる部屋がある、岩の湯の中でも一番お安い仙寿亭の上階に貸切風呂が3ケ所。 

上から無想の湯野守の湯風姿の湯

上の写真は夢想の湯。

いずれも内湯と露天風呂付きで、トイレやシャワールーム完備。

       

 古くからある家族風呂は、仙郷亭(中間クラスの料金)の客室前に。

私はこの風呂が一番好きだが、相方はなんとなく息苦しく感じて好きではないらしい。

以前は丸い浴槽だけだったが、出窓部分にぬる湯の寝湯が作られた。 

両方の湯はかなりの温度差があり、温冷交互入浴とまではいかないが、交互に入って楽しめる。 

この風呂の前の客室は、お歳を召した方や体の不自由な方を優先的に泊められるようで、この風呂はそういう方々が人目を気にせず入れるように作られているのかもしれない。 

しかし、いつでも案外空いていて、私は滞在中、ここで楽しむ事が多い。

 

大浴場へと通じる所にある湯上り処。 

冷水と熱いそば茶が用意されているが、今回初めて梅こぶ茶も置かれていた。 

囲炉裏にかかる鉄瓶から柄杓で湯呑に湯を注ぐ。

なんとも趣があり、2~3度頂いた。

そろそろ暮れてきました。 

あちらこちらに置かれている照明が灯ります。

こちらは3ケ所の貸切湯の一つ野守の湯 

貧乏性なのか、大きなバスタオルを一度だけ使って使用済みBoxへ投入するのは、Ecoの観点からも出来ない。

浴用タオル2枚で充分。 

 

 

3ケ所の貸切湯近くにある湯上り処。

ここにも冷水とそば茶が置かれている。

敷地内のあちらこちらに灯りが灯ります。 

雪の季節は特にこの灯りが映えます。

 今夜も冷えるでしょうが、岩の湯の風呂は一晩中入浴可能。

湯温が低く全て加温しなくちゃいけないのに、これは立派、嬉しいです。

洞窟風呂さえも一晩中入浴可能。 

湯あみ着をつけなくちゃいけないので、ちょっと面倒で、最近では滞在中一度しか入らない。

 

 今回競争が激しく、なかなか入れなかった風姿の湯。

3つの貸切湯の中では、一番人気がなかった(多分)と思っていたのですが、寝湯が出来たせいか、今じゃ一番人気・・・か?

 この寝湯の枕の高さがいい。

美容院でシャンプーの後、首の後ろに熱いタオルを置いた、あの気持ちの良い状態とそっくり。

熱い湯が首の後ろを温めてくれます。

そして、胸は湯から出るように、実に計算された寝湯だと思う。

いつ行っても入浴中だったのもうなづける。

 特徴に乏しい仙仁の湯ですが、加温しての源泉掛け流し。

部屋や充実したパブリックスペースで時を過ごし、体が冷えたなぁ・・・と、思ったら、どこかの風呂へ。

滞在中は温泉三昧。

 


仙仁温泉 岩の湯

2016年02月12日 | 宿-甲信越

日本秘湯を守る会のご招待(一人)で仙仁温泉 岩の湯へ。

ご招待で岩の湯に泊まるのは、閑散期の6月、2月が多い。 

 今年は比較的雪は少ないらしいが、ここ数日はよく冷えていると聞いた。

6月に苔が美しかった庭は、厚く雪に覆われていた。

珍しく荷物を自分で持ってチェックイン。

それでいいのですが・・・。

 

 

 翌朝、チェックアウトの時、フロントガラスにシートがかぶせられていた。

このシート1枚でバリバリから解放され、すぐに発進出来た。 

 普通、ご招待は一番料金の安い部屋なので、又、あの部屋かな・・・?と、思っていたら、今日は少し広い10畳間の妙高という部屋に通された。

入り口方面を見て。 

 床暖房の洋間。

うたた寝するのに丁度良いソファー。

 

ライティングデスクもあるが、この部分の床は温かくない。 

喫煙者には厳しい~。 

入り口を入って右手にミニキッチン。

左手に洗面所とトイレ。

 

冷蔵庫は有料飲料が入ったのと自由に使える冷蔵庫の2つ。 

冷蔵庫に入っている冷たい柿茶とお漬物。

お漬物、今まで粕漬が多かったが、これは甘酢漬けの大根かな? 

洗面所とトイレには照明のスイッチがない。

近づくと自動的に点灯。 

各サイズの浴衣と作務衣があり、どちらも使用してよいが、作務衣にした。

ところが、女性用の作務衣のズボンのゴムがゆるくて・・・。

男性用にはヒモが付いているのに、女性用にはない。

太めの私でも、ずってずって困った。

そして足袋のお粗末なのには驚いた。

完全な使い捨て。

孫九郎のしっかりした足袋とは大違い。

上質なもてなしで人気のある宿なのに、これはいったい・・・?

作務衣のズボン、足袋、快適に過ごせたとは言い難い。


酒井屋の食事

2015年12月10日 | 宿-甲信越

酒井屋の夕食は18:30から、1階の個室で頂いた。

足が下せる掘りごたつ形式で、足元にはホットカーペット。

あぁ ~、レンズに水滴が付いていたんだ。

 お酒に選択肢はないが、まろやかでおいしい。

宿から一番近い蔵元の酒。

目にも鮮やかな先附2種。

左 あん肝、上に乗った緑色のは大根おろし、ポン酢で頂く。

右はクルミ豆腐かな?

お品書きはないし、女将さんも聞けば答えてくれるが、いちいち説明はない。

あん肝、これは何?って聞いて、相方からバカにされる。        

     

 う~ん、この酢の物はビックリ箱
〆鯖、もずく、もってのほか、カニ身だけかと思っていたら、カニの下から大きな鮭の氷頭が現れた。おいしぃぃ~。

            

 昆布巻きの中は子持ち鮎、青菜のおしたし。    グラタンの中身は何だったっけ?確か湯葉も入ってたような・・・。

 いろんなキノコたっぷりのお吸い物には、エビも。

 サツマイモとカボチャで作った生地の中にキノコをしのばせた甘い一品。

刺身はマグロ、鯛、甘エビ、それに馬刺しはフィレ

馬刺し苦手な私にはもったいない。

たっぷりなお漬物においしいご飯、はぁ、満足まんぞく。

 吟味された材料、手間をかけた調理、評判通りのおいしい夕食でした。


 

8:00~昨夜と同じ場所での朝食。 

  

 右手前の豆腐は、今年京都で行われた品評会で一位に輝いた、松本の富成伍郎商店の豆腐。

女将さんに勧められ醤油をかけずに味わってみた。

大豆の甘味もさることながら、何か香ばしい香りもして大変おいしい。

全部、醤油をかけないで頂いた。

おかずがたくさんあり、ご飯もおいしいのでお替りをしたが、それでもおかずは余ってしまい、この鮭は手つかずで残した。

  

食後のコーヒーは出ない。

部屋や館内、風呂もきれいにしてあるし、食事もおいしい。

欲を言うなら、コーヒーがいつでも飲めるようにポットは電気ポット
にして欲しいし、風呂は一晩中入れたらいいのになぁ。

しかし、これで税込@13000円とコスパは凄く良い。

又、季節を変えて泊まってみたい宿になりました。


美ヶ原温泉 酒井屋

2015年12月09日 | 宿-甲信越

ふるさと割クーポンを利用して美ヶ原温泉の酒井屋旅館に投宿。

以前、金宇館に二度、そして隣の御宿石川に続き 美ヶ原温泉では3軒目の宿。

 

隣のナマコ壁は御宿石川 

 

玄関を入るとピカピカの床が目に入った。

   左手に帳場があり、そこにはめ込まれたすりガラスの
   デザインが可愛い。

  階段を3段上がった右手に男女別の浴室。

    反対側の階段を上がり2階の部屋に通される。

 

  

    2階には5部屋あるが、最近、宿泊客は2組程度と決めておられるらしい。

   私達が一番乗りで、後、なかなか客が来ないなぁ・・・と、思っていたら常連さんらしき
   ご夫婦がチェックインされ、この日は2組計4名の客だった。

     以前は全室に客が入っていたが、最近はそれがしんどくて・・・と、私と同年配と思われる
     女将さんが朗らかに話された。

   そうですよねぇ、この歳になると目いっぱいの働きは体に悪いです。 

部屋は10畳間で、ウォシュレットのトイレ、洗面所、それに通りに面した広縁があり、広げたらいいように布団が置かれていた。 

勝手に布団を敷くのかと思っていたが、夕食の間に敷きに来られた。

 

すぎもと石川などの旅館が並ぶ温泉街だが、広縁に座っていても時折車が通る程度で、浴衣姿でそぞろ歩くという風情はない。

もっとも、雨降りだったが・・・。

 

紙コップと歯ブラシが置かれた洗面所だが、きれいにされているので、清々しい気分になる。

               洗面所の後ろに空の冷蔵庫。
その上の広い棚はいろんな物が置けて便利だった。

               

金庫がなく、懐かしい貴重品入れの茶封筒が置いてあった。

 ポットは電気ポットではなかったのが唯一の難点。

 2階の奥にあるパブリックスペース。

床はどこも同じような木が使われ、玄関同様きれいに磨きあげられている。

何の木だろうか?聞きもらしたが、今様のフローリングでは出せない重厚感にあふれている。

 松本を紹介するのパンフレットが各種置かれていた。

 15:00過ぎにチェックインし、夕食は18:30~、しかも外は雨。

これでは風呂に入るしかない。

風呂はこの小ぶりな内湯だけ。

源泉掛け流しだが、源泉温度が42.8度なので、今の時期浴槽内の湯はぬるめ。

女性2人だけの客なので、風呂はいつ行っても貸切。

入れば湯船から豪快に湯があふれ出て、気持ち良いがなんだかもったいない気分にもなる。

我が家にもこんな温泉の風呂が欲しい。

残念ながら一晩中入れる訳ではなく、夜は22:00まで朝は6:00~


2度目の金宇館の食事

2015年10月29日 | 宿-甲信越

9月に再訪した金宇館の食事です。

味は変わらずおいしいし、器も和・洋洒落たものでしたが、食材が前回より料金的に安いものに変わっているような気がしました。

食事は朝・夕共に本館1階の部屋が食事処となる。

テーブル席なので楽です。

セッティングを見ただけでも、これはおいしいものが食べれるぞぉ~と、期待が高まります。

先附は、しめじや舞茸などのキノコと春菊のクルミ和え。

上にのったクルミがアクセントになっている。

イカの塩辛、サンマの肝醤油焼き、栗の渋煮、ぶどうの白和え、手前のは何だったっけ?

松茸入り茶わん蒸し。

大和イモの団子を飾るナスのすり流し。

刺身はしなの雪マスと馬肉の2種盛り。

サワラの柚あん焼き。

ここで若女将が松茸を持って登場。

今、入ったばかりの地元の松茸ですが、別料理でいかが?と。

私は心の中で要らないと叫ぶが、ええかっこしぃの相方は、一番大きいものを注文。

焼松茸、半分2500円也。

穴子と舞茸の蓮根蒸し。

信州牛は柔らかくておいしかった。

イチジクの天ぷらとホタテ真薯入り椎茸の利休揚げ。

以前、この椎茸は一つ分あったが、今回は半分になっている。

 

デザートは、ほうじ茶のムース。 

朝食も同じ部屋で、8:00~。

以前は7:00~出来たのだが・・・。

夕食も18:30~と言われたが、これも以前は18:00 or 19:00 と選べた。

宿泊料金は変わらないが、前回泊まった時よりも質は低下しているように感じた。

 

ご飯がピカピカ。

2人しておひつを空にしてしまった。

 

 

 

モーニングコーヒーもあった。

宿のコーヒーは、なんといっても七釜温泉あかね荘のが私の中では一番。


金宇館-1

2015年10月03日 | 宿-甲信越

明日から鳥海山・月山へトレッキングしに行って来ます。 

しばらく更新できないので、金宇館の写真だけ貼り付けておきます。

 

 

 

 

 

廊下、ぴかぴか。

廊下だけでなく、どこもきれいに掃除されている。

こんな消火器も。

      

 

 

      

 

食事処前。

右の個室がグレープ毎の食事処ですが、襖の仕切りなので、隣の声は丸聞こえ。

垂れ壁はお山のデザイン。

泊まった部屋は6畳間の兎川。

冷えない冷蔵庫とティバック1つ入った急須。

ポットは電気ポットではない。

夜、急須やポットの湯は交換され、冷水も置かれていた。

足袋は裏に滑り止めが付いたもの。

館内は古いものが残され、それを大事に使っておられる。

昭和初期の旅館で過ごしているのかな?と、タイムスリップしたような気分になる。

 

 


仙仁温泉 岩の湯-5(食事)

2015年09月28日 | 宿-甲信越

夕食は18:00~、喫茶室の奥にある小部屋で。 

冬、窓の外の雪の上にキャンドルが灯り、ロマンチックな雰囲気になるが、今は真っ暗。

いつもあったお品書きは今回なかった。

料理を持ってきてくれるスタッフが丁寧に説明してくれるが、書き留めなかったのでスルー。 

先附は、う~ん、野菜ばっかり。

紅い皿は野菜の白和え。

柔らかく湯がいたゴボーやしめじ、松の実、こんにゃくなどがおいしく和えられている。

胡麻豆腐のようなものは、村山ゴボーのクルミ味噌豆腐。

はぁ、どうやら今回は村山ゴボーのオンパレード・・・か。

刺身は鯉の洗いと鮎。

生姜、昆布醤油、酢味噌などで頂く。

サプライズは鮎の塩焼き。

いつもは横たわっている鮎、今日は昇り鮎になっていた。

ぶどうや田楽が串にささり、お口直しに頂く。

今までの横たわる鮎。

 

 

村山ゴボーのポタージュ。

〇〇ばっかり、づくし・・・今回は地元の村山ゴボーづくしだった。

岩の湯の社長さん、地元の名士で地元の産物をアピールするのに熱心だが、私は有難くない。

一時、ヤーコンづくしが何回か続き、すっかりヤーコンが嫌いになってしまった。

何だったっけ?

野菜の煮物だわ。

牛フィレ肉の杉の香焼。

焼けた石の上でお好みの焼き加減にして頂く。 

お口直しは、青梅のゼリー。

〆のご飯にお漬物。

何か忘れていないだろうか?と、思ってしまうが、これだけでしょう。

貧乏な客向けの料理かな?

最高値@42000の部屋の客なら、内容は違うかもしれないが、私達は@26000。

おまけに一人分はタダなんだから、文句は言えない。

スグリと小布施牛乳を使ったアイスクリームなどデザートは色々。

コーヒーが出て、夕食はお開き。

案外、食材にお金がかかってないヘルシーな献立。

夜食が部屋に届いたが、フルーツだけ。

以前は、ひと口大のお寿司が付いていたのに・・・。

 朝食は本館内の食事処深仙庵で頂く。

この深仙庵へのアプローチが変わっていたが、以前の方が落ち着いて良かった。

 野菜の小鉢が並ぶ。

小松菜、ルッコラ、ヨーグルト入りのジュース。 

 サラダには杏のドレッシングをかけて。

名物蕎麦粥

粥ではなく雑炊で、薄い味付けがされていて、私は大好き。

もちろんご飯もあるし、お替りもできる。 

 

 

モーニングコーヒーとデザート。 

フレッシュの代わりに小布施牛乳。

食事は期待していない。

パターンは分かっているし、山里料理という事で川魚や野菜中心。

若い人なら物足りないかもしれない。

文句言いながらも2月に一人ご招待のいつものパターンで予約してしまった。

やはり、ホスピタリティの良さは、私が知ってる宿の中では一番。

これで仙仁温泉岩の湯は終り。

 

 


仙仁温泉 岩の湯-4(部屋)

2015年09月27日 | 宿-甲信越

泊まった部屋は、仙寿亭にある飯綱

ご招待では、この仙寿亭の一番コンパクトな部屋があてがわれる。 

8畳間の和室にリビングとバルコニー。

リビングから部屋の入り口方向を見ると・・・。

リビングには自分で温度を調節できる床暖房が設置されている。

雪の季節にこれは有難い。

ソファーも豪華なもので、風呂上がりなど長椅子で寝そべる事が多かった。

バルコニーは喫煙場でもある。

部屋の入り口すぐにミニキッチンがあり、ドリップコーヒー、紅茶、緑茶にほうじ茶・・・全て揃っている。

緑茶、最初の一煎は私好みの渋さでおいしいお茶だと思ったが、二煎めになると粉っぽくなり、飲む気が失せた。

これが深蒸し茶なんだろうか?

       

ミニキッチンの下に冷蔵庫が2つ。

一方は柿茶とお茶受けの漬物、もう一方は有料飲料。

夕食中に布団を敷きに来られた時、ゴミは捨てられ、使った湯呑やカップは新しいものと取り替えられる。

以前、この時に冷蔵庫内の柿茶が減っていたら満杯にしてもらったような記憶があるが、今回は減ったままだった。

まぁ、こちらは自由に使える冷蔵庫なんだから、開けるのは控えておられるのかな?

冷蔵庫内のお漬物は、キュウリの粕漬だった。

お菓子は黄粉で作ったスハマのようなもので、これは売店で土産物として売っている。

中にレーズンなど3種類のものが入っていて、なかなかおいしい。

土産物は1000円程で売られ、上品、ここ以外では買えないものだからお土産としてはいいでしょう。

洗面所には化粧落としもあり、化粧水類はヘチマから作ったもので、館内全てこれが置いてある。

浴衣は3サイズ用意されている。

そして、巾着袋は手提げの袋に変わっていた。

館内の全ての風呂場にタオル類は完備されているので、防水の袋など必要はないんだ。

食事処へ行く時に、この袋は重宝した。

以前の袋も渋い色合いの上品な布製だったが、泊まる度に持ち帰ったからいくつかたまっている。

同じ袋だったらもう要らないが、この新しい袋は頂いて帰った。

 

 

 


仙仁温泉 岩の湯-3(風呂)

2015年09月26日 | 宿-甲信越

岩の湯の大きな魅力の一つは風呂。

館内に内湯、露天風呂、洞窟風呂、それに空いていれば自由に使える貸切風呂が4ケ所あり、そのいずれも一晩中入浴可能。

しかも湯温は低いので加温だが、全て源泉掛け流し、立派なものです。

まずは貸切風呂から・・・。

こちらは一番古くからあった風姿の湯

ボタン一つでジャグジーになる小判型の内湯と露天風呂。

露天風呂が変わっていた。

右側にもう一つ寝湯が出来ていた。

左側の湯船よりやや湯温は低く、頭を乗せられるように石が配置されている。 

以前はこんな感じで、右側の雪だまり部分に寝湯が作られた。

こちらは野守の湯。 

 やはりボタンを押せばジャグジーになる内湯。

脱衣所から階段を数段下りた所から見ると・・・。

 

脱衣所にはタオル、バスタオルが置かれ、全くの手ぶらで風呂へ行けるのは有難い。

もちろんトイレもあり、シャワーブースも完備。 

こちらは夢想の湯で、貸切風呂の中でも一番人気があるのではないかと思う。

露天風呂の奥から脱衣所方面を見ると・・・。 

 

 温度差のある露天の湯船が2つ。

以上3ケ所の貸切風呂は泊まった部屋がある仙寿亭の上にあり、空いているかどうか見に行くにも近くて便利。

貸切風呂は予約も不要で、空いていれば中から施錠して、一晩中入れる。

アメニティやタオル類も揃っていて、これほどホスピタリーの良い宿は他には知らない。

 こちらは古くからある家族風呂

 岩の湯に泊まり始めた頃には、貸切湯はここ1ケ所だけだった。

 

 それも、当初はこの湯船はなく、丸い湯船が一つあるだけだった。

この湯船の横に窓があったが、それが取り払われてもう一つ湯船が作られた。

寝湯に丁度良い深さで湯温も低め。

私はこの家族風呂が一番お気に入り。 

洗い場も完備。 

そして洗面所のシンクも外国製だろうか?洒落たデザインで思わず見入ってしまう。

大浴場の脱衣場。

以前、この一画にマッサージ機が2台置かれていて、風呂上りそれで楽しんだものだが、今はない。

毎年進化を遂げる岩の湯だが、これだけは元に戻してほしい。

もちろん、タオル類は山積み。

洗い場は5ケ所と少なく感じるが、貸切風呂でも洗えるので問題はない。

洗顔せっけんを使った後の泡切れが凄く良い。

カランの湯も温泉ではないかと思った。

内湯で数年前までは循環だったが、今は源泉掛け流し。

ここも変わっていた。

湯船が腰の高さぐらいに深くなり、底には石を敷き詰めてある。

大きくとられた内湯の窓から外をのぞくと、庭の向うに露天風呂。

 

そして名物の洞窟風呂。 

内湯から湯湯あみ着に着替えて左の扉から洞窟へ。 

 入ると勢いよく温泉が足元を流れる。

まずは加温された湯船でよく温まる。

以前はふっと硫黄臭を感じたのだが、今、それは感じなかった。

こちらは男性用の加温湯船。

左手奥に男性用内湯から続く扉があり、ここから先は混浴。

洞窟風呂も変わっていた。

大きな背の高い岩が3本程立っている。

以前はなかったのだが。

源泉が凄い勢いで奥から流れ出る。

湯温は低いのでいつまでも入ってられる。 

洞窟風呂という風呂は案外アチコチにあるが、ここは中途半端な洞窟ではない。

奥行は30mもあるんだから。

この凄い湯量の湯をかき分け最奥まで行くのは、まさに探検気分。

さすがに今はもうしないが・・・。

仙仁温泉は信玄の隠し湯とも言われ、刀傷などに効能があったらしいが、かつてそれを自分の指先の傷で立証出来た。

大手術の後はここで静養したいという気持ちは、そこから発している。

 

 


仙仁温泉 岩の湯-2

2015年09月22日 | 宿-甲信越

一夜過ごせば帰りたくない、もう1泊したい。

又、泊まりに来たい・・・そんな気にさせてくれる岩の湯

これだけ泊まっていれば、もういいかなぁ、ご招待は違う宿でお願いしようかな・・・と、思うのだけど、泊まった後は熱病にかかったみたいに又泊まりたくなる。

何がそんなにいいんだろう?

風呂もいい、食事もワンパターンながらおいしい、部屋もいい、そして何よりなのはパブリックスペースの充実だろうか。

以下、そんな館内の一部を・・・。 

ロビーにあるこの照明、好きだなぁ。 

 喫茶室の2階。

大浴場の横にあるので、湯上りに休憩するのにもってこいの場所。

大浴場への通路にある湯上り処。

ここで、冷水と熱い蕎麦茶が自由に飲める。

冬には炭火が焚かれ、前面はガラス戸が入るが・・・。

グリーンシーズンは前面解放。

ミニトマトが冷やされていた。

これは今回初めてお目にかかるサービス。

館内は広いので、ここからも1階のロビーへ行ける。

同じ場所、雪の季節。

右へ行けば喫茶室櫓、左はロビーへ。

最高級クラスの客室がある仙山亭への通路。

仙山亭前の休み処。 

張り出した小部屋の右半分。 

こちらは反対の左半分。

 

岩の湯には4000冊にも及ぶ蔵書があり、それらはこの書斎で読んだり、部屋にも持って行ける。

こういう談話室や書斎が何か所もあるが、ここに座る人をあまり見かけない。

みんな館内のお風呂めぐりに忙しく、その結果湯疲れてしまい、ステキな部屋でゆっくりしているのだろうか?

一部屋に4~5名泊まると一人当たりの単価は安くなるので、女性4~5名のグループ客を何組か見かけた。

部屋でおしゃべりかな?

連泊でもしないと、ここで本の頁をめくるのは無理だろう。

大きな手術をした後は、ここで何泊か湯治をしたいと思っているが、果たして部屋が空いているかどうか?

調度品もヨーロッパ調の豪華なものばかりで、本当に非日常を味わえる。

フリードリンクコーナーが書斎の近くにあり、ここで紅茶やコーヒーが自由に飲める。

う~ん、置かれているドリップコーヒーは、私の好みじゃないのだけど、まぁいいか。


紹介したのは館内のごく一部。

次回(予約済み)は、もう少しアチコチをカメラに収めよう。

 


仙仁温泉 岩の湯-1

2015年09月20日 | 宿-甲信越

これで何度目の宿泊だろうか?

ここ数回は、日本秘湯を守る会のご招待を利用し、一人は招待で無料、もう一人は実費・・・と、いうプラン(勝手に作ったプラン)で泊まっている。 

須坂から車で15分程、菅平へ通じる国道406号線沿いに広い敷地の岩の湯はある。

 前回訪れた時から1年半の間に駐車場の辺りが大きく変わっていて、ちょっと戸惑ってしまった。

駐車場だけでなく、館内、風呂も少しづつ変わっていた。

車を停めてから屋敷門までの距離が以前より長くなっていた。

両側に植えられたスギ苔が水を得てキラキラ光る。

屋敷門の上のかぶさるモミジの紅葉は、まだ見た事がない。

ご招待はどちらかといえばシーズンオフの頃が多く、2月、6月、9月に来る事はよくあるのだが、桜、紅葉のシーズンは無縁。

屋敷門の内側には囲炉裏が切られ、この雰囲気は少し前に泊まった神明温泉すぎ嶋とよく似ている。

仙仁川にかかる橋を渡り・・・。 

2014年2月の時はこんな状態でした。

下を流れる仙仁川。

玄関へのアプローチ。

振り返って見ると。

 こちらも玄関側から見て。

フロントです。

ロビーでチェックイン。

左手のカウンターで抹茶が用意され・・・。

いつもこのテーブルで。

お抹茶と板さん手作りの和菓子をいただく。

ここにもモミジ。 

奥は喫茶室

立ち寄り入浴不可のこの宿、宿泊しなくてもこの喫茶室だけは利用できる。

夕食はこの喫茶室櫓だった。

館内のアチコチに子供向けの洒落た遊具が置いてあり、これも子供が座る椅子だが、猫のデザインがおもしろく、つい目がいってしまう。

 

建物の裏側にある散策路は知っていたが、こちらは駐車場の裏にある散策路を歩いてみた。

こんなの以前からあったかなぁ?

掃けばよいのに・・・と、思うような光景も、なんだかここでは絵になるようで、カメラを向けてしまう。

何の実だろう?

これも何か分からない。

 これは山ぼうしの実。

夕食時の皿にこれが添えてあり、何かと尋ねて知ったのだが。

 

 

 

 


清里 清泉寮の風呂&食事

2015年01月19日 | 宿-甲信越

 食事については、文句をたらたらと書かなければいけない。

まず、チェックインしたのは16:00とそんなに遅い時間ではないのに、18:00~の夕食枠は満員で19:30~になるという。

えぇ~、昼食食べてないのに、そんな殺生な。

不忘閣での朝食をいっぱい食べたのでお腹が空かなかったのと、しっかり昼食を食べると宿の夕食が食べられない事が多いので
旅行中の昼食はいつも控え気味にしている。

だから宿での夕食は楽しみなのに、19:30まで待たなければいけないなんて・・・。 

朝のレストラン

19:20頃席が整ったから・・・と、部屋に電話があり、いそいそレストランへ出かけて行く。

広いレストラン、テーブルクロスのかかっていない明らかに使われていないテーブルがいくつもあった。

19:30~の客は4組程。

このテーブルを全部使えば、全員18:00~食事ができたのではないかと宿の対応に不信感。

もっとも、バイキング形式なので、混雑を考えての処置かもしれないが、空腹を抱えて待たされた怒りがこみ上げる。

前菜類、スープとデザートはバイキング。

並んだ前菜を皿に取ったが、「美味しい!」と、思うものはあったかな?

シェフからのサービスと言って出てきた小鉢の中は、サンマのスモークだったが、臭みが強くて・・・。 

メイン料理を4種類の中から選ぶが、文字で書かれた料理をすぐに選べというのは無理な話で結局↑の料理を選んだが、いったい何を食べているやら?

ロールキャベツの上に鶏が乗っていたなぁ・・・。

お箸がなくナイフ&フォーク。

お箸下さいと頼んだらすぐに出てきた。

最初からお箸も用意しておけばいいのに。

4種のメインの中には和食もあったので、これを選べばよかったと後で後悔するも遅し。

主食はパン、ご飯が選べる。

パン派の私はパンを・・・と、頼んだが、バターではなくオリーブオイルで食べると聞きご飯に変更。

料理は以上で後はデザートのバイキング。

色々選んだがバターケーキ類にしっとり感はなくおいしくない。

唯一左上の牛乳プリンがおいしいと思った。

 



こちらはバイキングの朝食。

生野菜類が並ぶが、寒いこの時期、そう食べられるものではないし、スティック状の野菜が多く年寄りには嬉しくない。

パン類も多種並ぶがバターは見あたらない。

さすがにジャージー牛乳はおいしかったが、焼き過ぎてカリカリのベーコンは残念。

パンも期待したがパサパサでおいしくないなぁ。

焼きたて?

 


源泉掛け流しの風呂は23:00までと朝は6:00~9:00。

風呂場に近い部屋で・・・と、お願いしておいたので、大浴場には一番近い部屋だった。

しかし、洋服を着て行かなければいけない。

スリッパは許されているが、たくさん着込んだ今の時期、脱ぎ着も面倒。

洗い場は隣とのしきりがあり、シャンプー類はカネボウ製。

浴用タオルは脱衣所に完備されているが、バスタオルは部屋から持参。

湯は掛け流しでいい。

源泉名:KEEP温泉 温度:46.2度 湧出量:200.2L/M PH=7.7 
成分総計:5417mg/Kg の Na・Mg-HCO3泉。

Na=620.5  K=61.6  Mg=227.8  Ca=621.3

Cl=33.4  HCO3=3515.8   CO2=621.3

濃い源泉だ。

大きな湯船と小さい湯船、それに露天風呂の3つの湯船があり、それぞれ温度差がつけられている。

 

朝、小さい方の湯船は入る人がいなかったんだろうか?フレーク状の湯の花がたっぷり。

露天風呂の湯温が一番低くて長湯が出来るようにしてある。

展望はどうなんだろう?あいにく天気が悪くて何も見えなかった。

晴天の夜なら星がきれいかもしれない。

真ん中に置かれた石に頭を預けて入るのがベストポジション。

入浴目線の露天風呂。

風呂は良かったが、洋服で・・・となると行く気も失せる。

朝起きて、ねぼけまなこで服を着て風呂へ行く気にはならず、朝一の風呂は部屋の風呂を使った。

温泉は立ち寄り入浴不可の宿泊者専用なので、湯に興味がありこの宿を選んだが、この食事でオンシーズン20000円近いとは

本館のツインの部屋なら10000円ちょい、どうしても泊まりたければ本館で十分だと思う。

たらたら文句ばかり書いたが、要は自分の好みの宿ではなかったというだけ。

あまり泊まる事のないリゾートホテルはこんなものだろう。

源泉掛け流しで立ち寄り入浴不可・・・という事に目が眩んでしまった自分の選択ミス。


清里 清泉寮

2015年01月18日 | 宿-甲信越

青根温泉から遠刈田温泉経由、東北道~北関東道~上信越道と乗り継いで佐久インターへ。

見え隠れしていた浅間山の特徴的な台形の山容が青い空に映える。

久しぶりにみる青空。 

 

八が岳を背に。

 前は富士山、右手に南アルプスが望める地に清泉寮は建っている。

新館はこちら。

こちらの本館とは渡り廊下でつながっている。

ポール・ラッシュ氏がにらみをきかせているロビー。

広いロビーにはチャイルドコーナーもある。

コーヒー飲み放題。

案外おいしいコーヒーで、部屋に持ち帰り何杯か頂いた。

本館への入り口にランドリーコーナーもあった。

部屋は新館の和室。

シーズン中なら結構高い料金だが、シーズンオフの今、案外安く泊まれる。

10畳間の和室と。

広いリビングスペース。

暖房はよく効いているが、夏、クーラーはない。

標高1400mに立地するので必要がないらしい。

布団は頼めば敷いてくれるようだが、原則はセルフで。

オートロックだが鍵は1本しかない。

いつも相方と同一行動をする訳ではないので、鍵が1本だけというのは困った話だ。

鍵が1本なら、貴重品は金庫に入れ、部屋には施錠しない場合が多いがオートロックならそういう訳にはいかない。

快適な部屋だが、部屋着やスリッパで館内を歩けない。

館内着はワッフル織りの気持ち良いものだったが、あくまでも室内でのみ着用。 

入り口を入ると右側にウォシュレットのトイレ、冷蔵庫、洗面所、風呂が一直線に配置されている。 

 

風呂は広くて使いやすい。

館内には温泉の大浴場があり、普通、温泉宿にに泊まった時、部屋の風呂を利用する事はないが、ここでは使用した。

そのワケは後で。

大きな冷蔵庫は空っぽ。

保温不可の電気ケトル、煎茶、紅茶が用意されていたが、旅館のようなお着き菓子はない。

部屋はバルコニー付き。

林が広がり眺めはイマイチ。

富士山は・・・と、探したが、木々の間から見えたのは富士山の頭かな?

 


御宿 石川 ごはん

2014年12月30日 | 宿-甲信越

夕食は18:00~、部屋でいただく。 

大女将、若女将の手作り料理が並んだ。

お品書きはなく、運んで来られる若女将が説明。

前菜は松本名産一本ネギのきんぴら風。

何かミンチ肉のようなものと一緒に甘辛く味付けされていて実においしい。

このミンチ肉のようなモノは何?

干しエビでした。いい出しが出るから・・・と。

う~ん、こんな使い方もあるんだ。

真ん中の器には蜂の子の佃煮。

言われなくては蜂の子とは思えないフツーの佃煮で、何の抵抗もなく頂く。

右の器にはマイタケのクルミ和え、りんごトッピング。

甘さが丁度良く、胡麻和えとは違う濃厚な味でおいしい。

一本ネギが盛られた器が凄い!

はぁ、ポケットにしまってしまいそうになる。

先附は薄くスライスした梨をタコで挟んだ酢の物風。

ぶどうの産地山辺も近いので、ぶどうも添えられている。

自家製岩魚の甘露煮は甘過ぎず、頭から尻尾まで完食。

長芋と蓮根の蒸し物で、食べ進むと中から白身の魚が現れた。

米ナスの味噌田楽。真ん中に卵黄。

この宿の名物料理らしいが、ナスって夏の野菜。

年中出しておられるのだろうか?

揚げ物はこれも近郊が産地の長芋がベースになったもので、豚肉に辛子明太子を忍ばせ長芋を巻いて揚げてある。

一方は梅肉が中に。

これもおいしく、そして家庭でも出来そう。

家に帰ってからトライしてみたが、どうも明太子に熱が入り過ぎてタラコのようになってしまい、明太子の風味が消えてしまう。

この宿で食べた味は再現出来ない。

牛ステーキは梨のソース掛け。

添えられたセロリがみずみずしくておいしく、セロリ苦手な相方の分まで頂く。

ご飯は生姜の炊き込みご飯。

 デザートは杏の焼酎シロップ漬け。

果物王国の信州らしく、果物をいろいろ取り入れた料理は、私には珍しかった。


 

朝食も部屋でいただく。

体に良さそうな料理が並ぶ。

ほうれんそうとエノキのおしたしにはワサビが効いている。

ちょっと太いめのゴボーのきんぴらもしっかり味がしみ込んでいた。

食後は各種飲み物がリクエストできる。

私はコーヒー、相方は冷たい牛乳。

う~ん、コーヒーは私好みのものではなかった。

先日の「小林荘」の板前料理と違い、私でも出来そうな料理の数々。

マンネリ化した私のレパートリーに新たな料理が加わりそう、多いに参考になる。

しかし、作り慣れた、こなされた調理、どれも味付け良く、又食べに来たいなぁ・・・と、思わせる宿でした。

 復路、塩尻から寄り道し道の駅「今井 恵みの里」へ寄ってみた。

日曜日とあって広い駐車場でも停める場所を探すのに苦労するような人出。

農産物直売コーナーは人気のほどがうかがえる品揃え。

牛肉以外は全て揃っているように感じた。

リンゴが広いスペースをとっているが、新鮮な地元産の野菜も多く、あれもこれも・・・と、買いたくなる。

松本方面へ出かけた時は、是非寄って帰りたい道の駅。

 


美ヶ原温泉 御宿石川

2014年12月28日 | 宿-甲信越

今年納めの温泉場に選んだのは松本近郊の美ヶ原温泉。

渋い造りのこじんまりした宿が何軒かある美ヶ原温泉。

宿泊は、ご当主が16代石川数正の子孫が営まれる「御宿 石川」。

温泉街にはなまこ壁の建物が多く残る。

この御宿石川もなまこ壁が美しい。

部屋は車が停まっている所の新館の1階に一部屋、2階に一部屋、そして本館の2階に一部屋。

合計3部屋あるが、新館の2部屋を使い、1日2組限定の宿。

通されたのは1階の二間続きの部屋。

一方にはすでに布団が敷かれていた。

数年前から部屋にスペースがあるなら布団は先に敷いておいて欲しいと思うようになったので、これは大歓迎。

2枚重ねの敷布団は寝心地が良かったし、足元にはアンカが温まっていた。

テレビは小さくて見にくかったが、ネットは有線でも無線でもサクサク繋がった。

襖を開けた廊下に冷水代わりの麦茶だけが入った冷蔵庫。

ポットは電気ポットではなかった。

トイレと洗面所は部屋の戸を開けて外へ出るが、これも部屋の一部で共用ではない。

洗面所の反対側にあるトイレはウォシュレット。

風呂は2ケ所あり、貸切対応。

2組なのでたいがいどちらかは空いている。

一方の風呂にはマッサージ機が置かれ・・・。

 冬至も近いので柚子も用意されていた。

こちらは館内にある、庭が望める明るい浴室。

源泉温度が42.8度なので今の時期湯はややぬるく感じるが、その分長く入ってられる。

源泉掛け流しでカランやシャワーも温泉。

不思議だったのは、ドライヤーをかけると髪がサラサラ。

コシがなくなる感じの柔らかさ。

若女将に聞くと、共同浴場へ来る地元民でリンスやコンディショナーを持って来ない人もいるらしい・・・と。

どうやら私が感じたのは錯覚ではないようだ。

PH=8.6  成分総計=448mg/Kg  の アルカリ単純泉だが、数字だけでは説明できない不思議な力を持つ湯だ。

もう一方の浴室は館内を一歩出た所にある。

昭和30年代に作られた、細かいタイルの浴室は趣があっていい。

残念ながら湯気に邪魔され写真はない。

こちらの浴槽の湯の方が熱く感じた。

残念なのは一晩中入れる訳ではなく、夜は22:00頃まで、朝は5:00~。

寒い夜に目覚める事も多くなった老人、夜中、風呂に入りたい時もあるのになぁ。