ある日ある時、とある友人から電話があった。
その内容はというと、
来月、そいつが行く予定だった外タレグループの公演の観戦メンバーに、突如、キャンセルが出たので、
「良かったら、行きまへんか~?」
というお誘いだった。
場所は、文京区のとあるドーム球場
出演は、(いったい何歳まで稼ぐつもりなのか?)超ベテランで超大物のとある外タレロックバンド
そいつは、既にS席のチケットを確保済みなのだという。
アリーナ席と1塁側内野席、どちらか好きな方を選べと言う。
ワタクシは、野球場のような巨大会場での公演は苦手である。
音楽を聴くのに、どんなにキャパが多くても3,000人規模のコンサートホール以上のハコは必要無い
と、常々思っているのだ。
20年くらい前、一時的に京浜急行北久里浜駅近辺に住んでいた頃、仲間達とジェームス・ブラウンの日本武道館公演に出かけた事がある。
インターネット先行チケット販売など、全く無い時代だった。
何のコネも無いワタクシ達だった。
休日にプレイガイドへ出かけて、直接チケットを買うしか方法を思いつかなかった。
当然、アリーナ席など買えるはずが無い。
ようやく買ったチケット、あれは、いったい何階の席だったのだろうか?
何度考えてもワカラナイ、、、、、
ステージからメチャクチャに遠くて、その上、音響は最悪。
いったい、ジェームス・ブラウンとどういう関連性があったのだろうか?YMOを解散した細野晴臣のバンドが前座に出てきた。
ステージで演奏されている音楽など、ほとんど聴こえてこなかった。
それどころか、ステージに近いアリーナ席の観客達が、さかんに細野晴臣をヤジり倒している声の方が大きく聴こえてきた。
ジェームス・ブラウンのメイン・ステージが始まっても、状況は全く変わらなかった。
モゴモゴモゴモゴとふやけた小さい音で、ドラムが鳴ってるらしいのは何となくわかった。
だが、肝心のジェームス・ブラウンの歌声なんぞ、とんと聴こえてこなかった。
ワタクシ達の席からは、メチャクチャに縮小されたジェームス・ブラウンが踊りまわっているらしいのが、肉眼で確認できるのがやっとこさ、、、、、
という状態だった。
現代の巨大会場でのライヴのように、四方八方に設置されたバカでかいスクリーンに映像が映し出されるような仕掛けがなかった時代ではあったが、日本武道館を見てきたという以上の成果は全く無かった。
日本武道館まで、いったい何をしに行ったのだろうか?
何度考えてもワカラナイ、、、、
と言う訳で、来月のドーム公演は、例え会場が大阪であったとしても、ワタクシ自身が率先してチケットを買おうとは思わないシロモノなのだ。
だが、この誘いをあっさりと断ってしまうのも考え物なのだ。
こういう巨大会場でのライヴなど、誰かに誘われない限り、今後決して行く機会は無いだろう。
その上、現地に行けば、きっとブログのネタの金脈にぶち当たるという予感さえ漂ってくるのだ。
この際、行ってみようかな?
と、検討を開始した。
だが、やはり一番のネックはチケット代金。
そいつが確保しているS席のチケットというのが¥17,500という、これまた超大物価格。
さらに、現地へは、空路で往復するという、、、、、
「いまだに飛行機に乗ったことが無い」などとは、口には出せない、、、、
いつ、口に出そうか、、、、、?
という余計な心配まで始まってしまった、、、、、、
もっとネックになるのが、ワタクシの来月の業務スケジュール。
気持ちはだが、行けるかどうかという見通しは、全くの霧の中。
とりあえず、月末までは返答を保留させてもらった
だが、この機会を逃してしまうと、きっとワタクシの心は
I can't get no satisfactionとシャウトし続けることだろう
実は、ワタクシが行くかどうかに関わらず、そいつの手元には、他にもチケットがダブってるんですよ。
ネット買いする時に、うっかり2度クリックしてしまったそうです。( ̄ρ ̄)..
いかが~?
ぎゃーーはははは!