海部川のモクズガニです
モクズガニは、上海蟹の仲間で
秋に卵を持って、産卵のために海へ下っていきます
このころになると、川にたくさんの蟹籠が入る
隣の那賀町の相生や高知県からもたくさんの蟹籠を入れに来る
蟹汁
モクズガニは、半分に切り
長葱の葉やセロリの葉、玉葱などの香味野菜類と、中華鍋で炒めます
炒まってくると、殻が赤く脆くなってくるので、宮島などで潰しながらさらに炒める
完全に潰れたら、酒と水をかぶるくらいに加え
沸騰したら灰汁をひき、少し火を弱めて、浮いてきたみそや卵を掬いとっておく
残りを煮汁が半分くらいになるまで煮詰めます
水嚢で漉して、味噌を溶き入れる
崩した豆腐などを加え、卵や味噌を戻し、生姜を搾る
モクズガニのスープはひじょうに美味しい
きっと上海蟹も、みそや卵をちまちま食べずに
出汁にした方が美味しいのではないかと思えてなりません