もしも近所に「おから」の山が出来たら・・・豆腐の産業廃棄物！？

今日の時事ネタは、豆腐を作るときに出来る「おから」が違法に空き地に廃棄された問題で、不法に捨てていた業者が逮捕されましたそんなニュースがワイドショーなどで取り上げられていましたが、コメンテーターの方たちのあまり理解していないコメントにちょっと苛立ってしまったので、管理人のほうで裏事情を説明させていただきたいと思います

豆腐を作るにあたってどうしても出来てしまうのが「おから」なのですが、実際このおからは、豆腐より大量に出来てしまうのです。その出来てしまったおからは、どうなるのかと言うと・・・
○食用として店に出回る（ごくわずか）
○酪農用の肥料として出回る
○家畜の飼料として出回る
○産業廃棄物として業者へ買い取ってもらう（大部分）
今回、おそらく産業廃棄物として預かった業者がきちんと処分せずにおからの山を作ってしまったことで事件に発展してしまいました当然、生ものですから放置すれば腐って異臭が発生する事になってしまいます
豆腐の業者にとっておからをいかに処分するかが長年の課題です。おからを作ってお菓子にしたりという試みも行われていますが、大量に発生するおからをすべて使うには至らず・・・プラスティックにするとか燃料にするとかの技術ができれば相当業界には衝撃が走るでしょうが・・・なかなか難しい問題です。ましては、豆腐なんて各スーパーで安売りの代表選手のようなもので値崩れしてしまっているのが現状今回のおからの山の直接的な原因ではないにせよ、背景にはこんなこともあるということをおわかりいただければと思います