ジャガイモってやつは、気温が２５度になると生育が止まる。昨日は境内の草刈り、畑の方も刈っておいたからジャガイモ収穫にはちょうどいいと。娘にも手伝ってもらいながら、やりはじめたが。気温はぐんぐん上がりここでも軽く３０度は超えたのではないか。娘云くさっさと動きたいにもかかわらず、身体が緩慢になっている。これはやばい状態なのというほど、暑かった。頭から水をかぶりながら水を呑む。これがまたうまい。呑んでもすぐ汗になってしまうほど。さぞや都会では暑いことだろうとおもったよ。
今朝蜩の声で目が覚めた。しばらく寝床でぼんやり、するとだんだんと合唱するふうである。それからそのままどれくらいまどろんでいたか。カメラだ、録音だと思って飛び起きた。網戸を開けて、カメラを出した途端に蚊がぷーんと入って来た。あっヤバいと思いつつ、我慢してとったのだ。まだ聞いていないのだが。うまく入っているようなら、うれしいね。
ともあれ、夜明け前の薄暗いときから、ほぼ明るくなるわずかな時間の間なんだ。（４時半頃）最高の時は、起きれるか解らないものね。
動画を入れようと思ったけれど、うまくいかなかった。すみません、またこんどやります。
すっかりブログがお留守になってしまったようだ。来客が来ており、毎晩よる遅くまで騒いでいたんだ。そんな夜にまた蛍を見に行こうということになり、行ったんだ。さすがに蛍はもう終わったのではないかと思ったのだが。田んぼに着くとまだ蛍はいた。けれどそれよりもお月さんが出てないせいで、星座がとてもきれい。天の川もくっきりと見えて、ほんとは冬の星座の方がうんときれいなんだけどな、などと自慢しながら、天の川のきらきらを久しぶりに、眺めたよ。
義母さんが先日９２歳になった。わずか半年前は散歩をしていたり、そのさらに１年前は繕い物や、新聞読みが大切な日課であった。けれどそれも今となってはかなわず、週２回のディサービスで風呂に入ったり、皆してかんたんな遊びなどをして一日を過ごしてくる。夕方に帰ってくると、部屋に入ってすぐ寝たり、ソファに座ってもすぐさま寝てしまう。疲れているということなれど、家にいてもほとんど寝てることが多くなったのだ。これはこの年配だけにかかわらず、仕事や用事がなくなるというのは、よほど何か心にかけるものでもない限り、寝てしまうしかないのである。だれでも平等にこの一日は授けられてはいる。この一日この一夜を生きることしかできないが、このわたしもそうやってこの地で３４年も暮らして来たことを思うと、なんとも時の経つことの早さと、なんともぼぉーとやっていることの、迂闊なことだけは身にしみるのだ。
アランの幸福論を読んでいる。新聞の広告でもこのアランのことが取り上げられているのを、最近目にすることが多い。それで、どうしてかと聞いたところ、NHKのTVで１００分で解る名著なる番組があるらしくそこでとりあげられたから、人気なのだと言う。そうか、やっぱりテレビかと思った次第だが。今日読んだ下りでこんなことが書いてあった。
「よい結婚はあるが、すばらしい結婚などは存在しない」と言ったのは、たしかラ・プリュイエールだと思う。幸福を、一個のくだもののように味わったり語っているあのにせモラリストたちの泥沼から、人間精神を引き出さねばならない。くだものであっても、世話することによってうまいものとなるのだ。結婚や人と人とのいろいろなかかわりについてはなおさらのことだ。これらのものは味わわれ、経験されるだけのものではなくて、つくり出して行かねばならないのだ。社会というのは、天気や風向きだけで心地よかったり悪かったりする木陰のようなものではない。それは反対に、魔法使いが雨を降らしたり、よい天気にしたりする奇跡の起こる場所である。
だれでもみんな、商売のため、職業のためだったら、大いに努力をする。ところが、ふつう自分の家に帰って幸せであるためには何もしないものだ。 （私生活について）
