滋賀の友人から預かっている犬がいる。ゴロウ君である。中型犬、洋が入った雑種だろうか。このゴロウ君すこぶるにアタマがいい。飼い主を捜して今にも歩き出しそうな雰囲気である。それゆえ、リードで玄関でつないでいる。我が迷犬ハナは彼のことが気に入ったのか、昼間はたいがい彼のそばにごろんといる。じゃれあってもいてたのしそうである。
薪にする材料は製材屋さんの木っ端である。一束1メートルぐらい、2束積んでくる。製材屋さんに行くのに、このゴロウ君を連れて行く。以前はハナも行っていたのだが、最近はもう無理なのである。で、このゴロウ君まるで車に乗っているの、サーフィンにでも乗っているような気分で、トラックの助手席でバランスをとりながら上手にのっている。
などと彼らも辛いことはあれどそれなりに堪えているんだ。へんなのはやっぱりおいらたち人間だよなぁ。イスラエル、パレスチナといい、アフガニスタンといい、昨日の高校生といい、ほんとどうにかしているよ。いやそれぞれがそれぞれのなかで理由や言い訳はあるんだろうよ。けれど、ゴロウ君たちのけなげさに比べたら、人間というのはほんと病んでいるよ。
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