医療のこと

2014-07-13 18:35:33 | 日記

 ここでも何回か、書いたことがあるマリオのこと。そのマリオが9日から2日ほど泊まって行った。彼は、ブラジル3世。ブラジルが軍政であった時、学生運動で激しい活動をしていたらしい。警察にもつかまり、それから逃亡しながらゲリラ活動をしていたらしい。そこでブラジル各地を転戦しながらの時、浄土真宗のお寺が日系人たちの拠点になっていたらしく、そこにとどまり暮らしていたときから、この龍昌寺のことをきいていたとか、それはコンミューン運動にある理想を思い描いていたからで、そんなコミューンが日本にあるのかなどと聞いていたらしい。たまたまここにも来ていた真宗のお坊さんと知り合い、それで現在につながっている。20数年前の話である。その真宗のお寺にいるときに、ある食養生の先生と出会ったのが、今のマリオのパン屋(無添加玄米パン)につながっている。パン屋の傍ら彼は、その玄米食養生をことあるごとに出会う人たちに実践している。それが最近、富山の医師と出会い、色んな交流を深めていておもしろくも、頼もしい若者と出会ったとかねてより、喧伝していたのだ。その若者が夫婦して昨日来られた。いやあ、久しぶりにじっくりと喋ったという感じ。36歳と言う彼じつにたのしかった。

 なにより人の話をじっくりと聞いて、その上で自らの思いを語る。それはごくふつうのことなれど、これが自分のことも含めてなかなかできない。昨夜も夜遅くまで今朝も、ゆっくりと喋る時間、なにかある種の至福の時でこれは生きていることの醍醐味のひとつである。

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