稲刈りがようやく終わった。10月に台風は来るし、雨にも大部降られたし、それにイノシシの被害が日が経つにつれてひどくなって、来年からのことを思うと先が思いやられる稲刈りでした。でもともあれ無事に終わってやれやれなのでした。
新聞記者の書いた記事で面白いと思うものにほとんど出会わない。が今日のコラム欄面白かった。50歳前の記者、美人でもセクシーでもないものがきゅうにモテだしたというお話。それは髪型をアフロに変えただけで、あちこちで声をかけられ親近感を示されたとのこと。最後の締めの文で「アフロにしたというただそれだけで、笑顔につつまれ、友達が増え、モテている今、心からそう思う。これはもう一つの奇跡だ。奇跡は誰にも訪れるのである。」と、これを読んで思ったことは景気が悪い、社会に閉塞感が漂うだの、希望がないだのと。そうかもしれない。しかしながら、そんなことを連呼しあって確認しているような社会である。そうではなくそんな社会なればこそ、自分で、自分たちで開放感あふれる場所を造ろうよ。希望のある暮らしをやりましょうよ。そうちょっとしたことで、自分なんて変わるんだ。いや、もっといえば自分たちが暮らしている現状は、だれでもほんのうすっぺらい皮の上に乗っかっているだけで、万全のとか盤石な基盤なんていうのは幻しなんだ。ということは閉塞感などというものも、じつは幻しでいつもいま出会うところがすべてなんだ。