山作務

　昨夕、ソウルがやってきて一晩泊まっていった。相変わらず１人で
元気よく喋って、さわやかに帰った。
　天気予報では雨降りだったんだ。けれどかろうじて
持ちこたえているふうである。それで山に入った。
３０年ほど手つかずということは、ほとんどブッシュ状態
なのである。ともあれ田んぼをするのに邪魔をしている木や水路
にかかっているものなどから切ることに、切るのはわりあい簡単
なのだ。切ったものをトラックまで運ぶのがきつい。

　山で１人チェンソーや鉈などを相棒にして動いているのは好き
なんだろうとおもう。でも夜部屋に落ち着くと机の周りには本が
積んどくされており、主の到来を待っているふうである。されど
そこに応えることは出来ないで、頭の中はむたむたとしている。