自然とデザイン

自然と人との関係なくして生命なく、人と人との関係なくして幸福もない。この自然と人為の関係をデザインとして考えたい。

認知革命 一神教

2019-10-04 22:41:23 | 歴史

 イスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ教授は著作『サピエンス全史』で、「人類の台頭はいかにして起こったか?」(動画:日本語TED)を問い、七万年前から三万年前にかけて、人類に言語から物語の想像力が生まれ、フィクションを信じる「認知革命(新しい思考と意思疎通の方法)」が登場したという。
 「認知革命」の物的証拠は一点では明示しにくいが、洞窟壁画は祈りのために画いたものと考えれば、ある意味では想像力の誕生を説明できるだろう。いずれにしても、寒冷化にもかかわらず、「われわれ現生人類(ホモ・サピエンス)はアフリカに起源し、本格的に他の大陸への拡散を開始したのは約5万年前」であったのは、「認知革命」によって起きた移動と考えられよう。以上が人類進化に関する私の理解だが、詳しくは次のNHK番組を紹介しておきたい。

 衝撃の書が語る人類の未来~サピエンス全史 ホモ・デウス 
 参考:12分で解説【サピエンス全史】人類はウソに生かされていた
     【20分解説】サピエンス全史(上)(下)|ユヴァル・ノア・ハラリ【全人類必読の書】
     「サピエンス全史」一駅で名著を解説
     9分で解説】ホモデウス【衝撃の未来】神になる人類と家畜になる人類

     認知革命を振り返る / 書評『サピエンス全史』
     人類の誕生とその進化:人間と動物の境界をめぐって
     アジアにおけるヒトの拡散―近年の研究成果と動向― p.76-89
     総説 現代人の起源―研究の現状と将来の展望― 海部陽介
     ブログ「雑記帳」:海部陽介「現代人の起源―研究の現状と将来の展望―」


イスラエル ユダヤ教入門【前編】【後編】
ユダヤ人が長い間迫害されてきた理由
最初の一神教は古代エジプト王国で生まれた。
古代エジプト3人の女王のミステリー
  クレオパトラ・ネフェルティテイ・ハトシェプスト
アクエンアテン
 ツタンカーメンの父でもあるこの王は、アメンホテプ4世として即位してから5年後、二つの重大な決定を下す。「アテンに仕える者」を意味するアクエンアテンに改名し、現在のアマルナに遷都することにしたのだ。新首都は太陽円盤の地平を意味するアケトアテンと名づけられた。何もない砂漠が推定3万人の都市となり、大規模な宮殿や神殿が大急ぎで建設された。さらにこの王は、宗教や美術、政治を一新しようと試みたものの、その死後は数多くの非難を浴びることとなる。息子のツタンカーメンまで、「神々に見捨てられ、災厄の国となった」と父の時代を批判する勅令を発布している。後の王朝は、アクエンアテンを「犯罪者」や「反逆者」とみなし、彼の彫像や絵を破壊して歴史から消し去ろうとした。
アメンホテプ4世 別名アクエンアテン (紀元前1353年? - 紀元前1336年頃?)
ネフェルティティ
エジプト新王国

我々は物語を生きている~経済と貨幣の歴史①


初稿 2019.10.4

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