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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ことしの花見も戦没者霊園で  梅干主義の旧日本軍

2025年03月22日 | 宅老のグチ
いよいよソメイヨシノの花見が始まる。日程と言うのか標本木がある靖国神社の能舞台前の古木に天気のカメラマンが待機していて、気象の役人の判定を待っている。今日明日の気温と天気は晴れ。
 自分は一応特攻遺族だけれど、遺書遺品の不明捜索で、まだ心は昇殿参拝の気分にはなれないので、いつも入り口を見て通り過ぎる。今のところは令和の天皇陛下が参拝したら、自分もという気持ちがある。ただ陛下の参拝以前に参拝はまだ条件が整っていない。
 それでも桜の開花時期には千鳥ヶ淵の戦没者霊園に参拝はしている。ここは桜の名所から道一つ離れたところにあって、時々慰霊の団体が祈っている場を見ている。

 こんなことを考えつつ、本の広告で梅干主義という日本軍の食の本質本があった。

・日本軍兵士―帝国陸海軍の現実
吉田裕 著

先の大戦で230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士の生活・衣食住の無視があった。

 広く知られているのが明治の対外戦争の戦死者で多くは脚気という、ビタミンB1欠乏症で多くの戦病死者を出した。特に日清戦争ではほとんどの死者が病気だった。
 自分の親族でも中国に出陣した叔父はあっという間に戦病死した。医薬・食料不足で行軍し、倒れた。虚しい。
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