年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

長雨・低温で在庫の偏り

2017年08月17日 | 築地市場にて

40年ぶりとかの8月の長雨と低温で盆休みの在庫が盆前より増えている。熱中症対策の梅干が売れゆき不調。ただ梅干業界はあわてていない。今年が三年連続の不作と中国の梅産地の物価上昇、環境対策で安価に日本に輸出する余力がないようだ。さらに中国国内で自家消費から購入または外食へ消費が移動しているようだ。後数年すれば単純名目人件費で日本の東京と北京との差は無くなる。既に不動産価格ではほぼ同等となっているが1戸の広さを考えると日本のほうが安い。既に梅干業界は来年の猛暑に期待をかけている。8月が暑かったら来年は在庫不足で中元商戦が見送りとなる懸念があった。今年の7月の通販梅干は扱いが押さえ気味と感じた。

 原産地表示がこれから全加工食品に表示義務が生じる。先行している業界では他の加工食品業界の苦労するだろう。やれば早くやったほうが良いと思うだろう。

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