前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

福教組合 第88回定期大会

2011年06月04日 | Weblog
 福岡県教職員組合第88回定期大会に来賓として出席して、挨拶を行ないました。菅内閣不信任決議を巡る国会でのドタバタに対して厳しい主催者、来賓等に挨拶も聞かれました。東日本震災からの一刻も早い復旧、復興を望んでいる国民感情からすれば当然のことでしょう。しかし今通常国会では、35人学級法案も成立し、小学一年生の35学級が実現します。また民主党が熱心に取組んでいたい学校施設の耐震化、高校授業料実質無償化など、子供の教育及び教育現場に対して目を向けていることを私の挨拶の中で強調しました。
 

内閣不信任案否決

2011年06月02日 | Weblog
 衆議院本会議で内閣不信任案が反対多数で否決されました。不信任動議が提出されると、衆議院、参議院のすべての委員会が止まりますので、参議院は衆議院の動きを静かに見守ることしかできませんでした。
 衆議院本会議に先立つ午前11時に、参議院民主党会派の議員総会が開催され、党執行部への意見の集約がなされました。この日に出された意見のほとんどは、党を割ることを何とか回避すべき、政権与党として震災復興を万全に行うためには公債特例法、二次補正予算を成立できる環境を作るべき、野党から提出された不信任案には反対すべきだが必要があれば菅総理自ら辞任を決意すべき、といったものでした。
 その後に行われた民主党代議士会をテレビ中継で見て、参議院会派の総意に近いところで代議士会の議論が終結したので一安心でした。この後の流れは、報道等で伝えられているので省略します。ただ不信任案否決後、総理の辞任時期で党内論争が起こっているのは少し残念です。
 今回の一連の騒動がほぼ満足できる形で終えることができたと私は考えますが、何も変っていない事実があります。参議院において、与党にとり最重要課題である予算を執行するために不可欠な公債特例法と税法を可決できる環境がまだ整っていないということです。税法のつなぎ法案は、6月末に失効し、さらに赤字国債が発行できない状況では政府の資金繰りが秋口以降には持たなくなるということです。参議院財政金融委員会の筆頭理事としてこのことが何時も脳裏から離れません。今回泰山雷同して鼠一匹という報道がありましたが、鼠の知恵を借りてでも両法案を成立させたいという心境です。