前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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地元行事、GPIFへの質問準備

2011年06月19日 | Weblog
 大島九州男参議院議員の政治資金パーティが北九州市小倉で開催されました。来賓控え室や会場で、北橋北九州市長や福岡県議、北九州市議と北九州の行政、政治等に関することを意見交換すことができました。特に環境未来都市特区に対する地元の期待が高まっています。地元国会議員として政府に働きかけて行きたいと思います。
 パーティ終了後、小倉駅から新幹線で東京駅まで移動しました。5時間弱の移動時間でしたが、パソコンと決算委員会で質問する勉強用資料を持ち込んでいたので、誰にも邪魔されることなく集中して質問準備をすることが出来ました。GPIFを徹底的に調べていますが、世界一の資産運用規模の公的年金ですが、運用のやり方やガバナンスには相当問題有りということが浮き彫りになってきたと思います。GPIFは、fund of fundsと自称しておりますが、年間平均で3%以下しか資産を動かさず、ほとんどの資産を長期間、特定の運用機関にまかせっきりという状態です。このことは、fund of funds という値しないだけでなく、政府機関の公正な公共調達という点でも問題があるのではないでしょうか。調べて行くにつれて、3年ほど前社会問題となった国土交通省の公用車運行官製談合と似たような特定の業者への長期間委託が見えてきました。運用機関の選定に当たり、新規参入が困難な条件を課し、また一度参入した業者を解任することはほとんどない状況です。資料請求をしても、入札の際の詳細な基準、選定条件、応募者の成績表、更には選任された運用会社の毎年のパフォーマンス、委託手数料など、現在のところ提出を拒絶されたままです。この点では、これまで国会で不適切な公共調達を追及した国土交通省、防衛省など他の役所に比べても、群を抜いて閉鎖的です。国民の財産である年金資金を預かっているからには、国民に対して確りと資産管理、運用のあり方を開示し、適切に行っていることの説明をする義務があると思います。
 次の決算委員会での質問の日取りは、国会延長の関係でまだ固まっておりませんが、委員会の開催日の日取りが少し伸びる可能性があります。その場合、GPIFの決算に対する問題点を更に深く究明することが可能になります。GPIFをより優秀で透明性の高い年金運用機関にするために、国会のチェック機能を存分に活用したいと思います。