ライブドア問題 国会で質問

　本日の参議院財政金融委員会でライブドアに関連した日本の資本市場行政を議論しました。昨年２月に堀江貴文前社長は、企業情報開示「宣誓書」を東証に提出しています。今回の事件は、その宣誓違反に抵触し、上場廃止にあたるのではないかと思われます。一方上場廃止がなされた場合の２２万人に上る個人投資家の利益を著しく損なうことが予想されます。このことに関して、東証の考え方をただすとともに、このような宣誓制度は証取法の中で規定し、直接宣誓違反者に刑事罰を加える方が合理的ではないかと金融庁に主張しました。与謝野大臣もこの考えに前向きな答弁を引き出しました。
　最近東証のシステムが、２度全面停止しました。証券取引所は、日本経済の心臓です。２度も心臓が停止したら人間は生きられません。このような重大な問題が発生した理由を明らかにし、対処策を提案しました。民主党の中でも東証改革チームを立ち上げて行く予定です。
　民主党は、本日日本版ＳＥＣ法案を国会に提出しました。このプロジェクトの中心メンバーの一人ですが、現在の証券取引等監視委員会の独立性や権限に問題があり、アメリカ型の証券取引委員会（ＳＥＣ）を作るべきではないかと議論しました。今後国会の内外で議論を深めたいと思います。