Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

ジャズ・フルート

2008-10-26 23:54:01 | Arts
20歳代にジャズにはまって、旭川市内唯一のジャズ喫茶「ビレッジゲート」という店で、夜を明かして巨大なスピーカーから響くジャズを聞いたことがありました。勿論レコード盤鑑賞なんですよ。

ジャズに魅了された一つにジャズ・フルートのハービーマン(Herbie Mann)
の演奏も印象強く心に残っていました。

その30数年後にニューコークの「Blue Note」や「Village Vanguard」で、体をスイングさせながら生のジャズに感動したことも思い出しますが、フルートの演奏ではなかったのです。

今夕、旭川市公会堂でSwing Messengers Orchestraによる第7回チャリティーコンサートで、ジャズ・フルートを聴きました。

第2部でゲスト出演の田尻淳子さんは、クラシック・フルート奏者なのですが、ビッグバンドとの競演も見事なのには驚かされました。

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ジャズ・フルートを聴くのは初めてでしたが、惜しいかなマイクは音を十分に拾っていなかったように感じましたよ。
だから、田尻淳子さんの巧みな技での表現が聴き取れなくて物足りない気もしました。別の機会にもっと聴きたいなー。

それにしても、ジャンルの異なるリズムとのコラボレーションを難なくこなした技量はたいしたものです。 よかったよ!!

ご苦労様でした。

Swing Messengers Orchestraの演奏に合わせ、辺り構わずにスイングしながら楽しみました。

レコードからCDへ、そして今はナマですからねー。隔世の感がひとしおといったところ。

3500人に1人が裁判員

2008-10-25 23:50:00 | インポート
NHK-TVで「ジャッジ」というドラマを観ました。

民事事件を扱った裁判官の苦悩がストーリーでしたが、劇中に少しだけ「裁判員制度」を茶化したようなシーンがあったのです。「裁判員制度」という言葉が、多くの一般国民に認知されているのいるのかなー。

日本の司法・裁判制度の大改革が、来年5月21日に施行されるのに、周知徹底はずいぶん遅れているよねっ。

裁判員になったら、裁判官と共に民事事件ではなく、重大な刑事事件の審理に参加するんだよ。

死刑とか無期懲役や禁固刑の判決に、民間人が関わるのだから穏やかな問題ではありません。

裁判員の候補者として呼び出されることはないと思っていても選挙人名簿に載っていれば、自分が該当者になるのはゼロではないのです。
ゼロどころか裁判員は、3500人に一人(平成17年の統計値を基にした場合)の確率なんだって。候補者で呼び出される確率はもっと高いことになるので、他人事ではないと心構えがないと、呼び出しが来てから右往左往するのは間違いないねー。

どうやって裁判員を選定すくかっていうと、知らない所でくじで決まるんだよ。くじだよ。

平成16年に法が成立しているのだから、施行の来年になってから大騒動になるのは明白だと思うよ。

裁判員制度」に関心が無ければ、耳からも目にも留まらないのだから、もっと啓蒙普及に気合いを入れた真剣さがほしいよ。

11月4日と12月2日に、旭川地方裁判所で「模擬審理体験/レッツ・トライ裁判員」があるので、参加者を募集しているという新聞記事を読みました。

今頃記事にするくらいだから、関心が薄くて参加者が少ないのかなー。

http://ja.wikipedia.org/wiki/裁判員制度

赤い落ち葉と蔦の家紋

2008-10-24 22:02:57 | インポート
強い風の日が2~3日続き、昨日からの風でどっさり落ち葉が家の周りに散らかってしまいました。

道路にまで散らかった栗の枯葉をかき集めても、次々と散らかります。

昨日から、最も多いのが蔦の落ち葉で 13~18cmもある大きな葉が散らかると始末に苦労します。
   
それでも、赤のバリエーションが美しいので、かき集る前にゆっくり鑑賞したくなります。      ?

色だけでなく蔦の美しい葉姿を見逃さなかった昔の日本人の感性には敬服します。藤原時代ころから蔦をデザインした家紋ができています。

女性に人気家紋ベストスリーは、蔦・方喰(カタバミ)・蝶なのだそうです。
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八代将軍吉宗が出た紀州徳川家では、葵紋とは別に替え紋として用いられたのですって。 たしかに、優れたデザインですよね。
   
江戸時代の多くの武将が、別デザインの蔦の家紋を愛用したとか。
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もっと簡素にされたこの家紋もいいですねー。
   
蔦の花も家紋になっています。
         

これも、すばらしいデザインですよね。これらは多くの蔦の家紋の一部です。

蔦をデザインした日本の紋http://www.otomiya.com/kamon/plant/tsuta.htm

伝わっている蔦の紋にまつわる諸説も面白く興味があります。

蔦の落ち葉を片付けながら、江戸時代にまで思いをはせています。

ちなみに、我が家の家紋は、美しくデザイン化されたカタバミです。

花を愛でる-80 アピオスの花

2008-10-23 21:51:33 | 自然の恵み
食用に購入したアピオス(塊根の/ホドイモ)の残りを畑で越冬してみると、つるが伸びて1.8mくらいの高さになりました。

初めての栽培なので、どんな花が咲くのか楽しみでしたが、珍しい花が咲きました。

              
      ? 9月5日撮影

美しいアピオスの花は、蝶が沢山集まったように見えますが、豆科らしい花の集合体のようにも見えます。

花の後にさや豆ができるのではなく、根の部分に栄養が集中して芋に生るんですね。

アピオスは花を観賞するというより、地中で根がつるのようにネックレスとか数珠みたいに1m以上に伸びて、3~5cmの塊根の芋(ホドイモ)が生ります。

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アピオス(ホドイモ)は、ラグビーボール状の小さなイモです。

茹でて食べてみると、 味のない栗?、クリカボチャ?、堅いほくほくしたジャカイモ?、でもないし説明のしようがない初めての食感と味です。

栄養成分の含有をジャガイモと比較すれば、 カルシウム30倍、鉄分4倍、タンパク質3倍、繊維5倍、エネルギー2.6倍などと 驚異的な成分です。

アメリカホドイモと言われ、インディアンのスタミナ源で戦闘食でもあったとか。

こんな夢のような野菜がなぜ普及しないのかなー。

高栄養価のある野菜としてアピオス(塊根の芋/ホドイモ)を食用に栽培されていますが、青森県八戸市辺りでは、アピオスの栽培が盛んなのだそうです。

綺麗な花からは想像できない、健康食品だと初めて知りました。

花よりイモの方にすっかり関心が移ってしまいましたが、来年はもっとアピオスの花を観察しようと思っています。

近間の展覧会めぐり

2008-10-22 21:04:08 | Arts
食欲の秋・スポーツの秋と並んで、なぜ美術の秋と言って、秋に限定しているのかわかりませんが、秋でなくても普段と変わらず、気軽に展覧会を巡ってみました。

火曜日の新聞には「アート」という欄で、旭川市と近郊の展覧会開催情報が得られるので、気の向くまま出かけることにしています。

既にアートとして評価の高い作家の発表を見ることで、美意識を高揚することに有効だと思うのですが、一般の新聞読者はアマチュアを好むのでしょうかねー。

展覧会の一つを記事に取り上げて「アート」欄で紹介していますが、 どちらかというとアマチュアの紹介が殆どです。
アートを記事にするための記者の視点・観点はナゾだー。

北田恵美子&押野美智子作品展

自宅から一番近くのギャラリーは、旭川トヨタタムザ神居のショールームの2階にある「gallery多夢座」で「北田恵美子&押野美智子作品展」が27日まで開催中です。

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押野さんの陶芸や水彩画5点・油絵13点はしっかりと勉強中の姿勢がうかがえますねー。北田さんは刻字、パンフラワーなどとろいろと独自の創作を楽んで挑戦してます。 どちらもアマチュアですが、趣味の域を出るために、これからの努力に期待しましょう。

五人展浅田美代子・岩谷アイ子・澤田弘子・菅野さゆり・丹靖子

旭川市内の「ピカソ画廊」で31日まで開催中の「五人展」も、アマチュアですが、地方の団体展などに入選して上質な油絵の大作を発表している本格的に美を追究する女性5人が小品を発表しています。

団体展に応募するため大作中心で描くことが多いと、小さな画面にイメージをまとめなければならない小品を仕上げるのに苦労しますね。課題があって苦労する方が勉強になるって言いますよね。

妙なことに、雰囲気を変え展覧会の調和はいかが?と思われる男性のコラージュ作品が友情出品として、散在した展示がありましたが、ナンデー?。

尾澤和子展

こちらはモダンアート展会友・全道美術協会展会友など、本格的に作家活動をしている尾澤和子さんの個展が31日まで開催中です。

       

さすがに実績と高い評価があるだけに、独自な表現に普遍性があって訴えるものを感じます。

最近は工芸的なエンボスが弱まり、暗い画面から変わって明るい色が画面に現れ出したのは、何か心境の変化か?飛躍の表れか?。いずれにしてもいい傾向だと思います。
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会場の「ギャラリーMizu」は、アマチュア画家が趣味で建てたという小さいながら瀟洒なミニ画廊です。(旭川空港と旭川市街地の中間地点の丘陵地にあって、360度畑の中に一戸だけ建っています。)
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交通には少し不便ですが、是非訪ねてみてください。

ちなみに、来年7月に私の個展が計画されています。