モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

KSR80

2019年06月10日 | モーターサイクルの話
2016年に製作したKSR80改125エンジンが、始動不能で搬入されてきた。

この車輌は自作したCDIが搭載されており、前に一度壊れた事があるのでまたCDIかと脳裏をよぎった。


CDI製作記事はここ



搬入されて最初にキックした時の違和感。

コンプレッションが無い。

異音が(金属音)する。   を感じた。


そこでシリンダーヘッドを外すと。。。

ピストントップに細かな金属片が刺さっている。





これはリングが折れて、ポートに引っかかりこのようになったのか?

もしくはサークリップが外れたか?


しかしシリンダーを抜いてピストンをチェックしても、リング折れ クリップ外れは無い。

またピストン焼き付きでリング噛み込、圧縮抜けでも無さそう。


クランクの大端部をチェツクしていくと、ガタガタな状態だ。

最初の違和感 金属音はどうやらコレ。





大端のニードルローラーやケージの一部が無くなっている。

走行時に大端部にガタが出始め、次第に限界を迎える。

崩壊したニードル等がクランク室に落ち、一次圧縮で飛ばされポートから進入、シリンダーやピストンヘッドを傷付けた感じかなぁ。

何にしてもクランク、シリンダー、ピストンは使用不能。

カワサキさんクランクは廃盤との事。

さて どうしましょうか。

オーナーさんと相談ですね。

コメント (3)
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