モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

Triumph.T120 エンジン不調修理 その3

2018年04月07日 | メンティナンス
T120のシリンダーボーリング加工が出来てきた。

スリーブは入っていないので、次回もしもシリンダーにトラブルがあったらバレル交換になる。

バレル削ってスリーブ入れるなんてやらないだろうし^^;






クロスハッチの角度は内燃機屋さんにお任せ。

今回は1mmオーバーサイズなのだが、スタッド穴まで余裕が無い感じ。






ピストンはL.F.Harris 

拙い記憶だがトライアンフをライセンス生産した事がある会社で、パーツ類は純正相当になるんじゃないかな。

間違ってたら御指摘下さいませ^^;

形状は今までのピストンより、少しハイコンプになる。






シリンダーバレルが重いので、ピストンは慎重に組み付ける。

うっかりリングなど折ってしまったら、もう泣いてしまうかも知れない。







燃焼室&バルブはカーボンを落しキレイにしておく。

街乗りだし、バフ研磨まではしない。







よく聞かれるのが「ロッカーシャフトのOリングを交換しても、挿入時に切れてしまう。」と言うもの。

シャフトから少しはみ出す部分が切れてしまうのだけど、工房ではこんなパイプを使って挿入している。

矢印部分にテーパーを少し付けたパイプ。

もちろんロッカーシャフト径に合わせてある。







ロッカーシャフトを少しはみ出した状態でOリングを交換、シリコングリスを塗ってパイプ内にOリングを納める。

あとはパイプ内からアルミ棒を入れ、シャフト頭を軽く一撃。





工房ではこれで切れた事が無いのでOKとしてる。

それでも漏れるヤツはいるんだよねぇ。



その後は順調に組み付け。

エンジンも絵になるねぇ。






続く








コメント (1)
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