1996年のドラフト1位で中日ドラゴンズに入団するも初登板は1999年、2004年オフ新規球団の東北楽天ゴールデンイーグルスに無償で移籍、現在に至る右腕投手です。公称180cm、90kgとなっていますが、見た目体重はもっとありそうな感じです。メジャーリーグによく見られる巨漢タイプの投手に似ていますが、やはり体格的には一回りから2回り位小さくした感があり、ついでに球速、球威もその体格に合わせて控えめになっている様に思えてしまいます。この投手を見ていると、どうしても昔、昭和30年代の大洋ホエールズの投手陣が思い浮かんで来て仕方ありません。完全試合投手島田源太郎、同じく佐々木吉郎、20勝経験投手高橋重行、峰国安等の投手です。皆投球フォームにシャープさが欠け、投じられる球は決して速くはなく、伸びにも欠け、所謂ドロンとした感じの球が多いものでした。但し島田源太郎と高橋重行はこの特徴を上手く利用はしていたのですが、かっての藤川球児とは対極にあるタイプの球質でした。小山伸一郎の方が球は速く、威力は感じるのですが、何故か同じ臭いを感じてしまうものです。